赤ずきんと狼さん

手遅れマッキー(旧 来栖祐翔)

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「んーお腹いっぱいー。もう食べれない。」
ふーっと息を吐く。もうこれ以上は入らない。
「お前、あれで足りるのかよ。もっと食え。」
カザムさんがそう言う。
「そう言いますけど、これ以上食べたら吐いちゃいます。それに太っちゃいます。」
「太るってお前・・・・・・。そんな太ってねーだろ。」
「いいえ、これ以上体重が増えたら困ります。」
そう言うとカザムさんは歩いてきた。そして私の目の前に立つと、私の両脇に手を入れてヒョイっと持ち上げた。
「めっちゃ軽いぜ。ちゃんと食ってんのか?」
「食べてますっ!!下ろしてください!」
バタバタと暴れる。すると下ろしてくれた。膨れる私をカザムさんは笑って再び椅子に座る。
「明日の予定だが、旅の装備を整えるぞ。流石に今日の服装は、バレやすいからな」
確かにそうだ。白ベースのピンクと赤の花があしらわれたワンピースは人混みの中でも目立つだろう。
「そうですね。どうしような。出来ればこの服は売りたくないんですけど」
「いや、売るなんて一言も言ってないだろ。目立ちにくい服と装備を買うだけだ。別に売る必要なんかねーよ。それに、その服気に入ってんだろ?」
「よく・・・分かりましたね」
何故わかったんだろう?私この服がお気に入りだなんて言ってないよね?
「なんで分かったのかって顔してんな。その服を売りたくねぇって言った時の顔見りゃ誰だってわかるだろ?」
そう言った。そして可笑しそうに笑う。恥ずかしくて、照れ隠しのために話題を変える。
「ほらっ、もう遅いから寝ましょう?」
「そうだな。お前ベッド使えよ俺ソファで寝るから」
そう言ってソファに歩いていくカザムさんを引き止める。
「待ってください!ダメです!!ここの宿代はカザムさんが払ってるんですから!私がソファで寝るのでカザムさんがベッドで寝てください!!!」
するとカザムさんが言った。
「バカかお前は。なんで俺がベッドで寝て女をソファで寝かさなきゃなんねーんだよ。それにお前、俺がベッド使ったら布団ねーだろ。布団は一式しかねーんだからよ。大人しくベッドで寝とけ。」
「嫌です!布団が無いのはカザムさんだって一緒でしょう!?」
「俺は男だから平気なんだよ!!早くベッドで寝ろ!!」
カザムさんが負けじと言い返してくる。だが、私もここでは引き下がれない。私の良心が痛むじゃない!!
「嫌です!!カザムさんがベッドで寝てくれるまで口聞きませんから!!」
するとカザムさんは髪を掻きむしりこちらに向かって歩いて来る。そして私をガッと抱き上げると、ベッドに向かって歩いて行く。
「えっ、何するんですか!?離して下さいっ!!」
そして私をベッドに下ろして自分もベッドに寝転ぶ。そして布団を被る。
「ほら、これでいいだろ!!ったく、強情なやつだな。」
そう言って体を外に向けた。私はというと、顔が真っ赤になっていた。ドキドキする。だが、何故か安心した。




ー後書きー
どうも祐翔です。何か若いですね。2人が若々しすぎて、二人より若いはずの私が胸焼けしそうです。そして、ピーな展開になると思った人騙されましたね?・・・・・・いや、騙すつもりは無かったんですけどね。なんか読み直しててカザムさんのあの行動ちょっとアウトじゃ・・・って思ったので、あの展開になるように頑張りました。
ただ今カザムのイメージ図を描いてます。めっちゃ下描きがぐしゃぐしゃで何を書いてるか分からなくなりました(笑)ちゃんと書けるかなー?
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