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3.歓迎TRPG世界
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「騙された・・・」
そうつぶやきながら、椅子に座り込み、頭を抱え込んで思い悩む庭山。
大体おかしいと思ったんだよ。入学してから同じクラスで、ずっと一緒にいるのにも
関わらず、ほぼ会話らしい会話なんてした事なかったのに、急に話しかけて来たかと思ったら、いきなり美術室に来てくれなんて言うなんて・・・。
そうしたらどうだ、ドアを開けたらいきなりクラッカーを鳴らされ、まるで自分を祝福してくれるかのような騒ぎに、ポカンとしていたらあれよあれよで部屋に通され、椅子に座らされてのありさまだよ。
それに、さっきから横で偉そうに支持しているこの人は・・・。
こんな教師見たことないぞ・・・。
「ん?どうした?」
「あ、いえ・・・」
庭山の祝福で出たゴミを片付ける部員をと、怪訝な顔をしながら岡安を見つめている姿に、藤田が察したのか声をかけて来た。
「その人は、この元祖美術部のOBである岡安さんて言ってね、いつもこの部屋に住み着いているのよ」
「住み着いているて・・・。何者だよこの人」
「おいおい藤田、住み着いていいるとは失礼な言い方だな。ちゃんと、自宅には帰っているわ」
「はいはい、そうですね」
「ただ、毎日後輩の様子を見に来ているだけだ」
その言葉に苦笑する部員であるが、庭山だけは納得がいかないというよりは、幾らOBとはいえ、部外者を毎日学校に入れていいのかよ思う。
「そういうのを住み着いているて、言うんですよ先輩」
本棚の整理している新井が、岡安の上げ足を取りながら一冊の本を投げ渡す。
「新作のシステムですよ。これ読んでいて下さい」
「おっ!すまんな」
そういいながら、部屋の隅で椅子に腰かけながら本を読み始める。
「ああなったら、暫くは大人しくしているよ」
「はぁ・・・」
「すまなかったね驚かしてしまって」
「い、いえ」
「みんな嬉しかったんだよ。体験とはいえ部員が入ってくれて」
「体験部員?」
その言葉に、聞き流してはいたものの、意味を今一つ理解していない様子。
庭山と新井との会話に、藤田が顔を出して話に加わり、先ほどの挙動と談笑している3人を新井田は小首をかしげる。
「ほらね、うちは色々あって今、美術部が二つあるんだよ。あ、僕はこの元祖美術部の部長している藤田ていうんだ」
「複雑な状況なんだよね。僕は新井だ。よろしく」
「よ、よろしく・・・お願いします」
「こんな時期だったからもう無理かなと思っていいたんだけど・・・」
「その割には、余裕がうかがえたが藤田」
「あ・・・」
「あ、あれは、そうでもしないと、あの生徒会長代理がね・・・」
「何も考えてなかったんか本当に」
「あの・・・」
「「何?」」
上級生二人に見下ろされて威圧感を感じたのか、言いたい事が言い出せずにしどろもどろになり言葉が出ない庭山の姿に、先ほどの違和感を察し仁井田が割って入る。
「ねぇ、もしかして、体験部員になる事聞いてなかったの?」
その言葉に、浮かれていた2人がハッとなり、3人は相馬を見つめる。
見つめられた相馬は、冷や汗を垂らしながら目をそらせ、それを見た3人は庭山を見つめ真意を尋ねた。
「え、え~と、体験とか部員て・・・なんです?」
そうつぶやきながら、椅子に座り込み、頭を抱え込んで思い悩む庭山。
大体おかしいと思ったんだよ。入学してから同じクラスで、ずっと一緒にいるのにも
関わらず、ほぼ会話らしい会話なんてした事なかったのに、急に話しかけて来たかと思ったら、いきなり美術室に来てくれなんて言うなんて・・・。
そうしたらどうだ、ドアを開けたらいきなりクラッカーを鳴らされ、まるで自分を祝福してくれるかのような騒ぎに、ポカンとしていたらあれよあれよで部屋に通され、椅子に座らされてのありさまだよ。
それに、さっきから横で偉そうに支持しているこの人は・・・。
こんな教師見たことないぞ・・・。
「ん?どうした?」
「あ、いえ・・・」
庭山の祝福で出たゴミを片付ける部員をと、怪訝な顔をしながら岡安を見つめている姿に、藤田が察したのか声をかけて来た。
「その人は、この元祖美術部のOBである岡安さんて言ってね、いつもこの部屋に住み着いているのよ」
「住み着いているて・・・。何者だよこの人」
「おいおい藤田、住み着いていいるとは失礼な言い方だな。ちゃんと、自宅には帰っているわ」
「はいはい、そうですね」
「ただ、毎日後輩の様子を見に来ているだけだ」
その言葉に苦笑する部員であるが、庭山だけは納得がいかないというよりは、幾らOBとはいえ、部外者を毎日学校に入れていいのかよ思う。
「そういうのを住み着いているて、言うんですよ先輩」
本棚の整理している新井が、岡安の上げ足を取りながら一冊の本を投げ渡す。
「新作のシステムですよ。これ読んでいて下さい」
「おっ!すまんな」
そういいながら、部屋の隅で椅子に腰かけながら本を読み始める。
「ああなったら、暫くは大人しくしているよ」
「はぁ・・・」
「すまなかったね驚かしてしまって」
「い、いえ」
「みんな嬉しかったんだよ。体験とはいえ部員が入ってくれて」
「体験部員?」
その言葉に、聞き流してはいたものの、意味を今一つ理解していない様子。
庭山と新井との会話に、藤田が顔を出して話に加わり、先ほどの挙動と談笑している3人を新井田は小首をかしげる。
「ほらね、うちは色々あって今、美術部が二つあるんだよ。あ、僕はこの元祖美術部の部長している藤田ていうんだ」
「複雑な状況なんだよね。僕は新井だ。よろしく」
「よ、よろしく・・・お願いします」
「こんな時期だったからもう無理かなと思っていいたんだけど・・・」
「その割には、余裕がうかがえたが藤田」
「あ・・・」
「あ、あれは、そうでもしないと、あの生徒会長代理がね・・・」
「何も考えてなかったんか本当に」
「あの・・・」
「「何?」」
上級生二人に見下ろされて威圧感を感じたのか、言いたい事が言い出せずにしどろもどろになり言葉が出ない庭山の姿に、先ほどの違和感を察し仁井田が割って入る。
「ねぇ、もしかして、体験部員になる事聞いてなかったの?」
その言葉に、浮かれていた2人がハッとなり、3人は相馬を見つめる。
見つめられた相馬は、冷や汗を垂らしながら目をそらせ、それを見た3人は庭山を見つめ真意を尋ねた。
「え、え~と、体験とか部員て・・・なんです?」
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