6 / 17
5
しおりを挟む
き、緊張したぁ~。怪しまれないように(別に何も悪い事してないけど)冷静に会話したけど、よく考えて口に出さないとね。
ってか、私住んでる場所何かおかしいみたいね。さっきは「方角間違っちゃっかな~?」なんて誤魔化したけど、多分アレ私の家の場所のことよね。次からは詳しい家の場所は伏せておこう。
神様も言ってたけど、本当に人の住めない土地があるのね。そして、私はその濃すぎる魔素を浄化している。実感無いけど。
あと、道中にモンスターなんて出なかったけどなぁ。それはミントのモンスター避けのおかげかもね。
それに、アイテムボックスってもしかしたらレアなのかもしれない。私のステータスにもスキルじゃなくて特記の所にあったし。でも今更撤回出来ないし、ちょっと情報収集してアイテムボックスの事調べないとね。
あとは、何聞かれてもいいように私の経歴考えておかないとね。まさか、異世界から転移してきて世界の魔素を浄化してる~なんて言えないからね。別に秘密にしろとは言われてないが、そんなこと言ったら余計怪しまれるもんね。
私はこの世界で花に囲まれ楽しく暮らせればいいんだもん。
取り敢えず自分の経歴考えておかないとね。
・私は両親とここから少し離れた場所に住んでいた。
・今までは自給自足の生活をしていたため世界の常識に疎い。
・両親が他界したため一人で自給自足は無理になった。
・家で採れる花や森で採れるものを売って生活したい。
よし、これで行こう。
さっそく宿屋を探して村を歩く。すると、こじんまりとしているがしっかりとした造りの建物を見つけた。
入口のドアを開け中に入ると正面には受付カウンターがあり、向かって右手に机と椅子が10組程並んでいた。
「こんにちは~」
声をかけると奥から
「はいは~い。今行きますね~」と元気の良い声が帰ってきた。
「いらっしゃい。木漏れ日亭へようこそ。外からのお客さんは久しぶりね。今日はお泊まりですか? お食事ですか?」
返事をくれたのはふくよかな体型の柔らかなオレンジ色の髪の女性。
「実は門の所の男性に、こちらで買取をしていただけると聞いたのですが、お願いできますか?」
「買取ね。何を持ってきてくれたんだい?」
「あの。アイテムボックスに入ってるんですけど、このカウンターに出してもいいですか?」
「へぇ! アイテムボックス持ちかい! これは珍しいね~」
女将さんはやはり門番の男性と同じく驚いていた。
「やっぱり珍しいんですね。実は……」
と、先程考えた私の経歴をそれらしく伝えた。
「と、いうわけで常識も知らず、アイテムボックスの事もいまいち知らなくて、ここまで驚かれるものだとも知らなかったんです。」
「そうかいそうかい。それじゃあ今は一人で暮らしているんだね。アイテムボックスなんてレアなもの持っている人はだいたい王都に行っちまうからね。王都にも何人かいるみたいだよ。商人になったり、冒険者になったり。生まれ持った能力の事をギフトって呼んでいて、スキルと違いどんなに努力しても手に入れることが出来ないから珍しいんだよ。こんな田舎にいると、アイテムボックス持ちなんて一生会う機会がないからね」
珍しいけど特別隠すこともないみたいね。それじゃあ、気兼ねなく使えるから安心ね。
「そうなんですね。今まであまり人と関わらなく過ごしてきたので、そういった知識がないんです。ここで教えていただき助かりました!」
「いいんだよ~! 寂しくなったらいつでもおいで。さぁ、それじゃあ持ってきたものを見せてちょうだい。ここじゃなんだから食堂の方にでも行こうかね」
笑顔の女将さんに机と椅子が並んである食堂へ促された。女将さん、いい人そうで良かった。
食堂へ促され、椅子に座ると持ってきたものを説明しながら出していく。
「まずはルビーベリーと、グリーンフルーツのジャムです。森で採れたルビーベリーとグリーンフルーツを甘く煮てみました。それと、味見用にこちらのビンを用意したので食べてみてください」
そう言って、アイテムボックスから瓶を5個ずつ並べ、味見用の小瓶とスプーンを出す。
「綺麗に出来てるね。ルビーベリーの真っ赤な色が綺麗に出てる。ジャムって事は砂糖を使ってるのかい? 高級品じゃないか。それに味見だなんていいのかい?」
「遠慮せずにどうぞ。食べてもらわないと味は分かりませんからね。とても甘く出来てますが、砂糖は一切使ってないんですよ。食べてみて買取金額を検討して下さい」
砂糖は高級品なのね。うん。覚えた。
ジャムと聞いて遠慮していたので、小瓶の蓋を開けスプーンですくうと女将さんに差し出した。
「食べてみてください。きっと気に入ると思いますよ」
女将さんは差し出されたスプーンを受け取ると、ゆっくりと口へ運んだ。
「な、なんだいこの甘さは! これで本当に砂糖を使ってないのかい?! こんな甘いジャムは初めてだよ! それにただ甘いだけじゃなくてルビーベリーの酸味が爽やかだね」
女将さんは興奮気味言った後、スプーンを握りしめたままうっとりと目を閉じジャムの甘さの余韻に浸っていた。
「ふふふっ。こちらのグリーンフルーツのジャムもどうぞ」
女将さんにの姿に笑みが零れ、グリーンフルーツのジャムもスプーンですくい差し出してみる。
「い、いいのかい? 遠慮せずに頂くよ?」
「どうぞっ」
グリーンフルーツのジャムも口へ運ぶと、またうっとりと目を閉じ、
「こんな美味しいジャムを作れるなんて。あんた凄いわね。これで本当に砂糖を使ってないのかい?」
やはり砂糖を使ってない事が信じられないようで、首を傾げていた。
「この甘さはステビアと呼ばれるハーブから抽出したシロップを使っているんです。このステビア、砂糖の300倍の甘さがあるんです」
そう説明する。
「ハーブ? ステビア? 聞いたことがないねぇ。薬草とも違うのかい?」
そうか。ハーブの存在はこの世界にはないのか。
「似たようなものですね。私の家族はハーブと呼んでいましたが、おそらく薬草の一種だと思います。我が家は代々森の中で見つけた薬草などから種を採り、栽培を続けてきたんです」
と、言うことにしておこう。
「あんたの一族たいしたもんだね! これは大発見なんじゃないのかい? 国王様にも献上できる品だよ!」
「いやいやいやいや。大袈裟ですよ~。こんな私の手作りなんて恐れ多くて国王様になんて献上出来ませんよ」
「そんな事はないよ! この村にも商人が立ち寄ることがあるから売ってみたらどうだい? たちまち人気が出て大繁盛間違いなしさ!」
女将さん。興奮し過ぎです。
「それはちょっと困りますね。あまり話を広められても一人で育てているものですから数もそんなに栽培出来ないですし。これを売ったお金で静かに暮らすのが私には合ってるんです。それに、私はこの村の人達に美味しく食べてもらえればそれが一番嬉しいですから」
これ以上話を大きくされても暮らしにくくなるだけなので、遠慮させていただく。
「それもそうか。一人だったもんね。ごめんよ興奮してしまって。あまりにも美味しかったからさ。それにしても嬉しいこといってくれるじゃないか。あんたがそう言うならこの村のみんなで食べさせてもらうよ」
女将さんは私が両親を亡くし一人で暮らしていることを思い出したのだろう、申し訳なさそうに謝ってきた。(あぁぁぁ。私の仮の設定に付き合わせちゃってごめんなさい女将さん。罪悪感が半端ない)
「それでどのくらいで買い取って貰えますか?」
女将さんは「う~ん……」と唸る。
「そうだねぇ、こんなにいい品なら銀貨三枚は出しても惜しくないね」
銀貨? ハッ‼︎ 通貨単位違うに決まってるじゃない。三百円位かな? あぁ、もうちょっと調べて来るんだった!
そう一人で悶々反省してると、急に黙ったせいか女将さんが、
「銀貨三枚じゃ安すぎたかい? いい品だからね」
そんな事を言われたので、考えてても仕方が無いので正直にお金についても聞いてみることにした。
「あ、違うんです。あの。恥ずかしながら、お金の価値? が、いまいち分からなくてですね、何をどのくらいで買えるのかとか、分からないんです……」
ボソボソと伝えると、女将さんは目を点にした後、
「アッハッハッハッハッ! あんた物の相場知らずに売りに来たのかい! まったく、こんな凄い品持ってきてお金を知らないなんて……アハハハハ!」
うぅぅぅ。恥ずかしすぎる。
顔を真っ赤にして笑う女将さんと、顔を真っ赤にして俯く私であった。そう、まるでルビーベリーのジャムのように。
ってか、私住んでる場所何かおかしいみたいね。さっきは「方角間違っちゃっかな~?」なんて誤魔化したけど、多分アレ私の家の場所のことよね。次からは詳しい家の場所は伏せておこう。
神様も言ってたけど、本当に人の住めない土地があるのね。そして、私はその濃すぎる魔素を浄化している。実感無いけど。
あと、道中にモンスターなんて出なかったけどなぁ。それはミントのモンスター避けのおかげかもね。
それに、アイテムボックスってもしかしたらレアなのかもしれない。私のステータスにもスキルじゃなくて特記の所にあったし。でも今更撤回出来ないし、ちょっと情報収集してアイテムボックスの事調べないとね。
あとは、何聞かれてもいいように私の経歴考えておかないとね。まさか、異世界から転移してきて世界の魔素を浄化してる~なんて言えないからね。別に秘密にしろとは言われてないが、そんなこと言ったら余計怪しまれるもんね。
私はこの世界で花に囲まれ楽しく暮らせればいいんだもん。
取り敢えず自分の経歴考えておかないとね。
・私は両親とここから少し離れた場所に住んでいた。
・今までは自給自足の生活をしていたため世界の常識に疎い。
・両親が他界したため一人で自給自足は無理になった。
・家で採れる花や森で採れるものを売って生活したい。
よし、これで行こう。
さっそく宿屋を探して村を歩く。すると、こじんまりとしているがしっかりとした造りの建物を見つけた。
入口のドアを開け中に入ると正面には受付カウンターがあり、向かって右手に机と椅子が10組程並んでいた。
「こんにちは~」
声をかけると奥から
「はいは~い。今行きますね~」と元気の良い声が帰ってきた。
「いらっしゃい。木漏れ日亭へようこそ。外からのお客さんは久しぶりね。今日はお泊まりですか? お食事ですか?」
返事をくれたのはふくよかな体型の柔らかなオレンジ色の髪の女性。
「実は門の所の男性に、こちらで買取をしていただけると聞いたのですが、お願いできますか?」
「買取ね。何を持ってきてくれたんだい?」
「あの。アイテムボックスに入ってるんですけど、このカウンターに出してもいいですか?」
「へぇ! アイテムボックス持ちかい! これは珍しいね~」
女将さんはやはり門番の男性と同じく驚いていた。
「やっぱり珍しいんですね。実は……」
と、先程考えた私の経歴をそれらしく伝えた。
「と、いうわけで常識も知らず、アイテムボックスの事もいまいち知らなくて、ここまで驚かれるものだとも知らなかったんです。」
「そうかいそうかい。それじゃあ今は一人で暮らしているんだね。アイテムボックスなんてレアなもの持っている人はだいたい王都に行っちまうからね。王都にも何人かいるみたいだよ。商人になったり、冒険者になったり。生まれ持った能力の事をギフトって呼んでいて、スキルと違いどんなに努力しても手に入れることが出来ないから珍しいんだよ。こんな田舎にいると、アイテムボックス持ちなんて一生会う機会がないからね」
珍しいけど特別隠すこともないみたいね。それじゃあ、気兼ねなく使えるから安心ね。
「そうなんですね。今まであまり人と関わらなく過ごしてきたので、そういった知識がないんです。ここで教えていただき助かりました!」
「いいんだよ~! 寂しくなったらいつでもおいで。さぁ、それじゃあ持ってきたものを見せてちょうだい。ここじゃなんだから食堂の方にでも行こうかね」
笑顔の女将さんに机と椅子が並んである食堂へ促された。女将さん、いい人そうで良かった。
食堂へ促され、椅子に座ると持ってきたものを説明しながら出していく。
「まずはルビーベリーと、グリーンフルーツのジャムです。森で採れたルビーベリーとグリーンフルーツを甘く煮てみました。それと、味見用にこちらのビンを用意したので食べてみてください」
そう言って、アイテムボックスから瓶を5個ずつ並べ、味見用の小瓶とスプーンを出す。
「綺麗に出来てるね。ルビーベリーの真っ赤な色が綺麗に出てる。ジャムって事は砂糖を使ってるのかい? 高級品じゃないか。それに味見だなんていいのかい?」
「遠慮せずにどうぞ。食べてもらわないと味は分かりませんからね。とても甘く出来てますが、砂糖は一切使ってないんですよ。食べてみて買取金額を検討して下さい」
砂糖は高級品なのね。うん。覚えた。
ジャムと聞いて遠慮していたので、小瓶の蓋を開けスプーンですくうと女将さんに差し出した。
「食べてみてください。きっと気に入ると思いますよ」
女将さんは差し出されたスプーンを受け取ると、ゆっくりと口へ運んだ。
「な、なんだいこの甘さは! これで本当に砂糖を使ってないのかい?! こんな甘いジャムは初めてだよ! それにただ甘いだけじゃなくてルビーベリーの酸味が爽やかだね」
女将さんは興奮気味言った後、スプーンを握りしめたままうっとりと目を閉じジャムの甘さの余韻に浸っていた。
「ふふふっ。こちらのグリーンフルーツのジャムもどうぞ」
女将さんにの姿に笑みが零れ、グリーンフルーツのジャムもスプーンですくい差し出してみる。
「い、いいのかい? 遠慮せずに頂くよ?」
「どうぞっ」
グリーンフルーツのジャムも口へ運ぶと、またうっとりと目を閉じ、
「こんな美味しいジャムを作れるなんて。あんた凄いわね。これで本当に砂糖を使ってないのかい?」
やはり砂糖を使ってない事が信じられないようで、首を傾げていた。
「この甘さはステビアと呼ばれるハーブから抽出したシロップを使っているんです。このステビア、砂糖の300倍の甘さがあるんです」
そう説明する。
「ハーブ? ステビア? 聞いたことがないねぇ。薬草とも違うのかい?」
そうか。ハーブの存在はこの世界にはないのか。
「似たようなものですね。私の家族はハーブと呼んでいましたが、おそらく薬草の一種だと思います。我が家は代々森の中で見つけた薬草などから種を採り、栽培を続けてきたんです」
と、言うことにしておこう。
「あんたの一族たいしたもんだね! これは大発見なんじゃないのかい? 国王様にも献上できる品だよ!」
「いやいやいやいや。大袈裟ですよ~。こんな私の手作りなんて恐れ多くて国王様になんて献上出来ませんよ」
「そんな事はないよ! この村にも商人が立ち寄ることがあるから売ってみたらどうだい? たちまち人気が出て大繁盛間違いなしさ!」
女将さん。興奮し過ぎです。
「それはちょっと困りますね。あまり話を広められても一人で育てているものですから数もそんなに栽培出来ないですし。これを売ったお金で静かに暮らすのが私には合ってるんです。それに、私はこの村の人達に美味しく食べてもらえればそれが一番嬉しいですから」
これ以上話を大きくされても暮らしにくくなるだけなので、遠慮させていただく。
「それもそうか。一人だったもんね。ごめんよ興奮してしまって。あまりにも美味しかったからさ。それにしても嬉しいこといってくれるじゃないか。あんたがそう言うならこの村のみんなで食べさせてもらうよ」
女将さんは私が両親を亡くし一人で暮らしていることを思い出したのだろう、申し訳なさそうに謝ってきた。(あぁぁぁ。私の仮の設定に付き合わせちゃってごめんなさい女将さん。罪悪感が半端ない)
「それでどのくらいで買い取って貰えますか?」
女将さんは「う~ん……」と唸る。
「そうだねぇ、こんなにいい品なら銀貨三枚は出しても惜しくないね」
銀貨? ハッ‼︎ 通貨単位違うに決まってるじゃない。三百円位かな? あぁ、もうちょっと調べて来るんだった!
そう一人で悶々反省してると、急に黙ったせいか女将さんが、
「銀貨三枚じゃ安すぎたかい? いい品だからね」
そんな事を言われたので、考えてても仕方が無いので正直にお金についても聞いてみることにした。
「あ、違うんです。あの。恥ずかしながら、お金の価値? が、いまいち分からなくてですね、何をどのくらいで買えるのかとか、分からないんです……」
ボソボソと伝えると、女将さんは目を点にした後、
「アッハッハッハッハッ! あんた物の相場知らずに売りに来たのかい! まったく、こんな凄い品持ってきてお金を知らないなんて……アハハハハ!」
うぅぅぅ。恥ずかしすぎる。
顔を真っ赤にして笑う女将さんと、顔を真っ赤にして俯く私であった。そう、まるでルビーベリーのジャムのように。
0
あなたにおすすめの小説
山賊な騎士団長は子にゃんこを溺愛する
紅子
恋愛
この世界には魔女がいる。魔女は、この世界の監視者だ。私も魔女のひとり。まだ“見習い”がつくけど。私は見習いから正式な魔女になるための修行を厭い、師匠に子にゃんこに変えれた。放り出された森で出会ったのは山賊の騎士団長。ついていった先には兄弟子がいい笑顔で待っていた。子にゃんこな私と山賊団長の織り成すほっこりできる日常・・・・とは無縁な。どう頑張ってもコメディだ。面倒事しかないじゃない!だから、人は嫌いよ~!!!
完結済み。
毎週金曜日更新予定 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
波間柏
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
異世界に転生したら溺愛されてるけど、私が私を好きでいるために努力はやめません!
具なっしー
恋愛
異世界に転生したら、まさかの超貴重種レッサーパンダ獣人の女の子「リア」になっていた元日本の女子高生・星野陽菜(ほしの ひな)。
女性の数が男性の1/50という極端な男女比のため、この世界では女性は「わがままで横暴、太っている」のが当然とされ、一妻多夫制が敷かれています。しかし、日本の常識を持つリアは「このままじゃダメになる!」と危機感を抱き、溺愛されても流されず、努力することを誓います。
容姿端麗なリアは、転生前の知識を活かし、持ち前の努力家精神でマナー、美術、音楽、座学、裁縫といったあらゆるスキルを磨き上げます。唯一どうにもならないのは、運動神経!!
家族にも、そしてイケメン夫候補たちにも、そのひたむきな努力家な面に心惹かれ、超絶溺愛されるリア。
しかし、彼女の夢は、この魔法と様々な種族が存在する世界で冒険すること!
溺愛と束縛から逃れ、自分の力で夢を叶えたいリアと、彼女を溺愛し、どこまでも守ろうとする最強のイケメン夫候補たちとの、甘くも波乱に満ちた異世界溺愛ファンタジー、開幕!
※画像はAIです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる