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まずい……何を間違ったのか村の人達は警戒し、子供を背にかばい距離を取ろうとする。魔法を使ったのがいけなかったのか? いや、でも神様は魔法を使える人間は昔ほどいないがまだいると言っていたじゃない。それじゃあ【魔女】がタブーだった?
「あ、あの……」
そう話しかけた時威勢のいい声が隣から聞こえた。
「みんな、ばかなこと言ってるんじゃないよ。魔女だなんて大昔にいた一人じゃないか。それにね、あたしは知ってるよ。この子が悪い魔女なんかじゃないって事を。この子はね、世間知らずで、心が優しくて、綺麗な花を育てるのが得意な子さ。実際、村に近づいたワイルドボアを倒してくれただけじゃないか。それを魔女だなんてなんだい? まずは助けて貰った礼を言うべきなんじゃないかい?」
みんなが警戒している中、迷いもせず私を肯定してくれるソニアさん。そんなソニアさんを見たあの女の子たちが後に続く。
「そうよ! 魔女なんてただの昔話でしょ? 私もこのおねぇちゃんが優しい人だって知ってるもん! 私達もこんな綺麗な花を貰ったのよ!」
そうよ、そうよと私があげたブーケを村の人達に見せつけている。
「ソニアの知り合いかい?」
村の人達が騒めきあっている中、一人の男性がソニアさんに穏やかな声をかけた。
「村長」
ソニアさんに【村長】と言われた五十代くらいの男性がこちらへと歩んできた。
「村のみんなが失礼なことをしたね。まずは村を助けてくれた事、礼を言うよ。ありがとう」
そう言葉をかけると、今度は村の人達に向き合った。
「さあ、ここは私に任せてみんなは家に戻ってくれ。ソニアの知り合いらしいから、木漏れ日亭で話を聞くとするよ。それと、お前達も家へお戻り。お前達のおねぇちゃんは私がちゃんと話を聞くからね」
子供たちにも優しい笑顔で諭す村長。
私は村の人達の反応に戸惑い、まだ動けずにいた。
「リリー、あんた魔法使えたんだね。村長も話を聞きたいみたいだからウチで話を聞かせておくれ」
私の背中を優しく擦りながらそう言ってくれた。
それから私とソニアさんと村長さんは木漏れ日亭へ向かい、話を始めた。
「まずはお茶でも飲みましょ」と、ソニアさんはカモミールのお茶を入れてくれた。
「ソニア、このお茶は初めて飲むね。隣町のかい?」
落ち着いた様子で村長さんがソニアさんに話しかける。
「違うよ。このお茶はね、リリーが持ってきてくれたリリー手作りのお茶だよ。美味しいだろ?」
誇らしそうに私のお茶を褒めてくれる。
「リリーさんと言うのか。美味しいお茶だね。心が落ち着くようだ。私はここの村長で、バスケスと言う。さっきは村を助けてくれて本当にありがとう」
お茶を飲みながら優しい顔で話してくれる。
「ありがとうございます。あの、さっきは村を騒がせてしまい申し訳ありませんでした。あんなに村の人が警戒すると思わなくて……」
「すまなかったね。助けてくれたのに嫌な思いをさせてしまって」
眉を下げ困ったように話す。
「リリー、あんたは知らなかったかもしれないが、あんなに強力な魔法、使える人はここにはいないんだよ。そこに、誰が言ったか知らないが【魔女】と言ったろ? 子供たちは昔話って言ってたけど、本当に魔女がいてね。その魔女は【漆黒の魔女】と呼ばれ、強力な魔法を使い、子供たちを攫い、大地を呪う恐怖の存在だったのさ。ま、大昔の話だけどね。その魔女は黒髪だったらしく、あんたと重ねてしまったんだね。まぁ、あたしもあんたがあんな強力な魔法使えるなんて本当にびっくりしたからね。アイテムボックスまで持ってるしね。それなのに常識を知らないだなんて」
「さっきも世間知らずとか言ってたね。詳しく教えてくれるかい?」
村長さんにも説明して納得してもらえば村の人達も私を信じてくれるよね。そう思い、ソニアさんに話したように村長さんにも話をした。
「そうだったのか。御両親は気の毒だったね。もし、一人で寂しいようならこの村に引っ越しておいで。いつでも歓迎するよ」
そんな言葉をかけてくれる。
「いえ、両親の残してくれた土地と家がありますので、離れたくないんです。時々この村にお邪魔させてもらうだけで十分ですのでこれからも時々来ていいですか?」
「そうか、御両親との思い出の家なんだね。それでも、寂しくなったらいつでもおいで。村人達は私が話をしておくからね。それに、ほら」
村長さんが入口の扉を指さすと、扉を僅かに開けこちらを窺う小さな体が五人分。
「まったく、家に戻ってろと言ったのに。リリーさん、あの子達に懐かれたようだね。あの子達は私の孫達でね」
なんと、全員村長さんのお孫さんでした。
席を立ち、扉の方へ向かい腰を落とし、
「みんな、入っておいで」
そう言うと、目に涙を浮かべた女の子たちがそっと中を伺うように入ってきた。
「みんな、心配かけてごめんね。さっきは庇ってくれてありがとう。もう大丈夫だからね」
安心させるように笑顔で声をかけると、みんな抱きついてきて号泣。
「おねぇちゃん、もう大丈夫なのね? おじいちゃん、追い出したりしないよね? ね?」
「もちろんだよ。リリーさんはこれからも時々この村に来てくれるそうだ。楽しみに待ってような」
「本当? おねぇちゃん、また来てくれる?」
心配そうに聞いてくる子供たちに「もちろんよ。だって、みんなと約束したもんね」とウインクする。
「うん! おねぇちゃんと私たちの約束!」
嬉しそうに話す子供達と私を、離れた場所から村長さんとソニアさんが笑みを浮かべながら見ていた。
「それじゃあ、そろそろ帰りますね。子供達との約束もあるので、一週間後くらいにまた来ます」
今度こそ村の入口でみんなに見送られながら帰宅への道を歩いた。
「あ、あの……」
そう話しかけた時威勢のいい声が隣から聞こえた。
「みんな、ばかなこと言ってるんじゃないよ。魔女だなんて大昔にいた一人じゃないか。それにね、あたしは知ってるよ。この子が悪い魔女なんかじゃないって事を。この子はね、世間知らずで、心が優しくて、綺麗な花を育てるのが得意な子さ。実際、村に近づいたワイルドボアを倒してくれただけじゃないか。それを魔女だなんてなんだい? まずは助けて貰った礼を言うべきなんじゃないかい?」
みんなが警戒している中、迷いもせず私を肯定してくれるソニアさん。そんなソニアさんを見たあの女の子たちが後に続く。
「そうよ! 魔女なんてただの昔話でしょ? 私もこのおねぇちゃんが優しい人だって知ってるもん! 私達もこんな綺麗な花を貰ったのよ!」
そうよ、そうよと私があげたブーケを村の人達に見せつけている。
「ソニアの知り合いかい?」
村の人達が騒めきあっている中、一人の男性がソニアさんに穏やかな声をかけた。
「村長」
ソニアさんに【村長】と言われた五十代くらいの男性がこちらへと歩んできた。
「村のみんなが失礼なことをしたね。まずは村を助けてくれた事、礼を言うよ。ありがとう」
そう言葉をかけると、今度は村の人達に向き合った。
「さあ、ここは私に任せてみんなは家に戻ってくれ。ソニアの知り合いらしいから、木漏れ日亭で話を聞くとするよ。それと、お前達も家へお戻り。お前達のおねぇちゃんは私がちゃんと話を聞くからね」
子供たちにも優しい笑顔で諭す村長。
私は村の人達の反応に戸惑い、まだ動けずにいた。
「リリー、あんた魔法使えたんだね。村長も話を聞きたいみたいだからウチで話を聞かせておくれ」
私の背中を優しく擦りながらそう言ってくれた。
それから私とソニアさんと村長さんは木漏れ日亭へ向かい、話を始めた。
「まずはお茶でも飲みましょ」と、ソニアさんはカモミールのお茶を入れてくれた。
「ソニア、このお茶は初めて飲むね。隣町のかい?」
落ち着いた様子で村長さんがソニアさんに話しかける。
「違うよ。このお茶はね、リリーが持ってきてくれたリリー手作りのお茶だよ。美味しいだろ?」
誇らしそうに私のお茶を褒めてくれる。
「リリーさんと言うのか。美味しいお茶だね。心が落ち着くようだ。私はここの村長で、バスケスと言う。さっきは村を助けてくれて本当にありがとう」
お茶を飲みながら優しい顔で話してくれる。
「ありがとうございます。あの、さっきは村を騒がせてしまい申し訳ありませんでした。あんなに村の人が警戒すると思わなくて……」
「すまなかったね。助けてくれたのに嫌な思いをさせてしまって」
眉を下げ困ったように話す。
「リリー、あんたは知らなかったかもしれないが、あんなに強力な魔法、使える人はここにはいないんだよ。そこに、誰が言ったか知らないが【魔女】と言ったろ? 子供たちは昔話って言ってたけど、本当に魔女がいてね。その魔女は【漆黒の魔女】と呼ばれ、強力な魔法を使い、子供たちを攫い、大地を呪う恐怖の存在だったのさ。ま、大昔の話だけどね。その魔女は黒髪だったらしく、あんたと重ねてしまったんだね。まぁ、あたしもあんたがあんな強力な魔法使えるなんて本当にびっくりしたからね。アイテムボックスまで持ってるしね。それなのに常識を知らないだなんて」
「さっきも世間知らずとか言ってたね。詳しく教えてくれるかい?」
村長さんにも説明して納得してもらえば村の人達も私を信じてくれるよね。そう思い、ソニアさんに話したように村長さんにも話をした。
「そうだったのか。御両親は気の毒だったね。もし、一人で寂しいようならこの村に引っ越しておいで。いつでも歓迎するよ」
そんな言葉をかけてくれる。
「いえ、両親の残してくれた土地と家がありますので、離れたくないんです。時々この村にお邪魔させてもらうだけで十分ですのでこれからも時々来ていいですか?」
「そうか、御両親との思い出の家なんだね。それでも、寂しくなったらいつでもおいで。村人達は私が話をしておくからね。それに、ほら」
村長さんが入口の扉を指さすと、扉を僅かに開けこちらを窺う小さな体が五人分。
「まったく、家に戻ってろと言ったのに。リリーさん、あの子達に懐かれたようだね。あの子達は私の孫達でね」
なんと、全員村長さんのお孫さんでした。
席を立ち、扉の方へ向かい腰を落とし、
「みんな、入っておいで」
そう言うと、目に涙を浮かべた女の子たちがそっと中を伺うように入ってきた。
「みんな、心配かけてごめんね。さっきは庇ってくれてありがとう。もう大丈夫だからね」
安心させるように笑顔で声をかけると、みんな抱きついてきて号泣。
「おねぇちゃん、もう大丈夫なのね? おじいちゃん、追い出したりしないよね? ね?」
「もちろんだよ。リリーさんはこれからも時々この村に来てくれるそうだ。楽しみに待ってような」
「本当? おねぇちゃん、また来てくれる?」
心配そうに聞いてくる子供たちに「もちろんよ。だって、みんなと約束したもんね」とウインクする。
「うん! おねぇちゃんと私たちの約束!」
嬉しそうに話す子供達と私を、離れた場所から村長さんとソニアさんが笑みを浮かべながら見ていた。
「それじゃあ、そろそろ帰りますね。子供達との約束もあるので、一週間後くらいにまた来ます」
今度こそ村の入口でみんなに見送られながら帰宅への道を歩いた。
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