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人物紹介 ネタバレ有
しおりを挟む主人公 レイア
何かにつけてもハイスペックな主人公。美人の類ではあるが、別に特徴的な体型をしている訳ではない。
平民出身だが、能力を買われて公爵家の養子になる。国の王子と婚約しているが国王からゴリ押しで無理やりさせられているため、乗り気ではない。王とは王子から何かしらの不手際があった場合に好きにしていいという契約を交わしていた。
10歳の頃から数年ではあったが王子の婚約者として生活していたので、その狭っ苦しい生活に嫌気がさし、その反動で好き放題行動するようになる。あくまでも周りに迷惑が掛からない範囲で。
王子の婚約者と言う立場故、割と閉鎖的な環境で育ったこともあり、異性に対してどのように対応して良いかの判断が雑というか極端。そのため、最初のロイドに対しての反応があれだった。
魔法の技術に関してはおそらく世界で5指に入るほどの腕前で、教えることも可能。また、貴族の通う学校の魔法学の授業は首席である。他はほどほど、というか本来なら全科目で一番上を取れるほどではあるが、一部教師によってそれが阻止されてしまった。レイアはそのことを知っているがあまり気にしていない。レイア的には、別に魔法学以外なら1番だろうが100番だろうが、卒業できればどちらも同じという考えである。
ロイドに関しては完全に一目ぼれである。内面に関しては、なまじ何でもできるため、余程性格が合わなかったり、性格が破綻していなかったりしなければ問題ないという考え。最終的には正確にも惚れている。
傭兵 ロイド・セルファー
侯爵家出身だが魔力が低いと言う理由で家を追い出されている。ただし、完全に縁を切られたという訳ではなく、次期当主である長兄の意向で縁切りを留まらせたと言う感じ。現当主は貴族第一主義ではあるが高齢であり、近々当主の座を降りる予定。兄である次期当主は貴族第一主義と言う訳ではない。多少立場を考えて貴族優先ではあるが、最終的には能力が高い方を選ぶタイプ。
魔力が無い、と言われているが実際は生まれながら魔力の放出が制限されている障害を持っているだけであり、今回レイアが力ずくでその制限を取り払ったのでその症状は改善されている。魔力は他の侯爵家の者たちに比べたら多い方だが、兄である次期当主程多いわけではない。
割と柔軟な考えが出来、その上スペックもかなり高い。まあ、スペック部分に関しては魔法が使えない代わりに他のことを頑張った結果である。性格はかなり穏やかな方であり、昔から命令されることが多かったためやや流されやすい。これは、家庭や周囲の環境によるものが大きい。むしろ、よくグレなかったと言いたい。
家から追い出される前まで騎士をしていた。騎士は基本的に貴族しかなれないため、家との縁が切れていないとはいえ家を追い出されたことが騎士間で広まった結果、退職を余儀なくされた。
問題受付嬢のシーアに気に入られているが本人からしたらギルドにどうにかして欲しい案件である。
基本的に全身を鎧で覆っており、顔も隠している。理由は別にシャイだからという訳ではなく単に、傭兵になる前は騎士をしていてそれでその恰好が癖になっているというだけである。
レイアに魔法を教わり始めたころから、魔法を使う際に邪魔なため鎧は脱いでいる。
〇最初の国関係
ダメ王子 名称未設定
頭の軽い王子 物語序盤で悪役令嬢によって魅了魔法にかけられ主人公に婚約破棄を言い渡す。ただし、王子の独断での申し出のため国王から継承権及び王族としての権利を剥奪される。ついでに王宮からも追放された。
もともと、平民出身ということでレイアとの婚約に反対だったため、洗脳されていなくても遅かれ早かれレイアに対して婚約破棄は言い渡していたと思われる。
母親である第3婦人は既に病気で亡くなっている。※
話の後半でレイアが言っていたように、国王の実子ではない。実際は国王の第3婦人と辺境伯の子であり、そのため厳密に言うと王子ではない。ただ、第3婦人自体が公爵家の出であるため、王家の血筋自体はある。ついでに言わなかっただけで、国王は割と初めの頃からこの事実に気付いてはいた。
悪役令嬢 アイリ
夜会の際に王子を洗脳し、婚約破棄させ王族の権利を得ようとした。その場に現れた国王にも同様に魅了魔法をかけようとするも見破られ即座に御用となった。ざまぁ
公爵家の長子の令嬢。一応レイアの義理の妹に当たる。貴族頂点主義の頭の悪い令嬢。元より公爵家がそう言ったスタンスを取っているので刷り込みとも言えるが、公爵家の中でも権力欲が強いので天然物の可能性が高い。残念ながら物語序盤で国王から国外追放を言い渡された。しかもとばっちりとは言えないが公爵家の方にも阿保の影響が出たため擁護する人物は誰も居ないと言う、完全に人生終了がわかっている人物。唯一擁護してくれそうな王子も同様に王族としての権利を全て剥奪されてしまっているため、どうやっても挽回は出来ない。
本来なら国王による死刑が実行される予定だったが、保有する魔力量がそこそこ多かったのでそれは免れた。まあ、碌に持ち物を持たない状態で国外追放されたため、生き残るのは容易ではないのだけれど。
公爵家の名は、アイゼンリスト公爵家。ただし、レイアが他国に行った時点で、アイゼンリスト伯爵家になっている。
国王 名称未設定
聖眼と言う魔力や邪な気配を読み取る魔眼を所持している国の王。レイアの行動に対し、先回りしているのは聖眼の効果ではなく、ただの勘である。
国益を最優先に考え相手のことはあまり考えない自己中。ただし、国益を優先する場合は相手の要求を呑んだり、気を遣ったりはする。そのため、多少邪な考えを持っている人物だろうと、優秀であれば見逃すこともある。
加減をあまりせず事の状況で0・50・100くらいの加減しかできない。
夜会でのことは本来使ってはいけない魔法を使用し、剰え自身にも魔法を使ってきた令嬢を許すことは無く、王の中では最低でも令嬢は死刑、この令嬢を放置していた家は降爵が決定している。さすがにそれ以上の処罰を提案した場合は周りの者が止めに入ると思われるが、少なくとも令嬢の死は確実である。
また、国益が優先であるが故、我が子であろうと不利益を生じると判断すれば容赦なく切り捨てる人物である。
第3婦人が亡くなっていることについては、公には病死となっているが実際は処刑によるもの。
辺境伯
レイアが国を出て行った時まで国王の補佐をしていた。事務仕事に関してはかなり優秀だったため国王から見逃されていたが、王子を庇うような言動をしたために国王から切り捨てられた。と言うか自分から国王の補佐役を無断で降りた。なので、閑話で来なかったと言う件は、殺されたわけではなく単純に逃げただけである。
そもそも辺境伯が何故国王の補佐をしていたかと言うと、本来辺境伯領に接する他国や危険地帯から来る的に対して防衛を担っているのだが、平和過ぎたためやることがなく、また他の貴族との接触が無いと言う状況に嫌気がさし、領地を使用人に任せて王都へ出て来ていたからである。簡単に言えば、貴族であるにも拘らず貴族ムーブが出来ないのが嫌だった、と言う事。
かなり前から王子を使って自分の地位を上げようと画策していた。しかし、国王により王子が王族としての権利を剥奪したことによりそれが潰え、その恨みで国王に対しての反乱を企て始めた。
あくまで事務処理が上手いと言うだけで、別に頭がいいとか良く頭が回る訳ではないため、直ぐに反乱計画は国王にバレた。そして、レイアによって計画はまた潰えた。
現在はまだ生きているが、近々国家反逆の罪で処刑が行われる予定である。
〇傭兵ギルド関係
受付嬢 シーア 子爵家令嬢
能力の少なさから貴族として生きるのは難しいと家から判断される。とりあえず、無職のままは拙いだろうと当主のコネを使って傭兵ギルドの受付嬢に捻じ込まれた。貴族第一主義者。
ただ、受付の態度が悪いため、さすがに傭兵ギルド関係者から嫌われている。クビ秒読み状態であり、今回レイアに関わったことで完全にギルドから追放された。
そもそも当主のコネはギルド長と知り合いと言う程度の物であり、当主の方がギルド長よりも立場は下。
現在は、一応生きてはいるが、平民落ちしている。おそらく、レイアが国に戻っている時点で、既に無茶をやらかして捕まっている可能性は高い。
ロイドを気に入っていた理由は、侯爵家出身であると言うのが大きいが、鎧、ヘルムの下の顔を知っているからという部分もある。ここだけ見れば、割と男を見る目はあったのかもしれない。
ギルド長 傭兵ギルドの長
基本的に奥で執務をしているがたまに受付まで出て来ることがある。侯爵家出身であり次期当主でもある。このことはあまり知られていないが、知っている人は知っている状態。くだんの受付嬢の態度が悪いことを周りのギルド職員は戦々恐々と眺めていた。単純にとばっちりを受けたくないからではあるのだけど。
実はギルド長の役職は表側の物であり、実際は国の暗部を指揮している。ギルド職員の一部は、ギルド長の家の者であり、諜報部員でもある。
傭兵ギルドに関しては、ロイドが居た国が特殊であり、他国は別に暗部が運営していると言うことは無い。
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