俺はただ怪しい商人でいたかっただけ

みるこ

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第二章

学院生活本格始動

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「こいつら誰」
「こ、こらっ! ごめんねぇ二人とも……悪い奴じゃないんだけど」
「だ、大丈夫だよ。リヒト、君だよね? 僕はハリマ。これからよろしく」
「オレはシャルル、よろしくね」
 完全に忘れてた。
 三人でバタバタ朝の準備して間に合うかなぁ? どうかなぁ? やばい走らなきゃ~なんてきゃっきゃしてたら楽しすぎて忘れてた。こいつの存在を。
「なあリヒト、それはちょっと失礼すぎないか? 二人が挨拶してくれてるのに無視はないだろ無視は」
「……僕、リヒト」
 そう言って取ってつけたようにペコ、と頭を下げたリヒトに思わずため息を吐いてしまう。
 まあ、まあたしかに? 友達ができたことに浮かれてリヒトのこと忘れて教室に来たのは悪かったよ? でもこんなぶすくれるか普通?
 しれーっとリヒトの近くに浮いているリリーをこっそり伺い見れば、だめだこりゃという顔でリヒトを見ていた。
 リヒトを説得して教室まで連れて来てくれたのは彼女らしい。名乗りを交わした者同士だとなんとなくお互いの現在地を探ったり、テレパシーのようなものも使えるらしいので、リリーは俺の動きをリヒトに伝えて誘導してくれたそうだ。……まじごめん。
「とりあえず、先生来る前に座ろうか」
「う、うん。そうだね」
 このまま教室前にたむろしていては邪魔だし目立ってしまう。現に数人の生徒はこちらを何事かとちらちら見ているではないか。俺はリヒトの背中をぐいぐい押しながら二人を手招きした。え、良いの? といった顔で見てくるが、良いから良いからと急かした。とりあえず俺は席につきたいんだよ。それもできれば隅っこの方!

「皆さん、おはようございます! 昨晩はよく眠れましたか?」
 このクラスには真面目な子が多いのだろう。隅の席は先に埋まりそうなものだが案外まだ空いていた。ほっとして席についたすぐあとルーク先生が入ってきた。ギリギリセーフ!
「では点呼をとりますね。アリステラ君」
「はい」
 おぉ、初っ端から昨日聞いた名前だ……てか流石先生だな。普通に一生徒として名前呼びかぁ。
 その後もどんどん点呼は進んでいく。リヒトが呼ばれた時ちょっと不安だったが、意外と普通に返事をしていた。こいつ、まともな時とそうじゃない時の差が凄いな……。
 
 ルーナクラスは全員で三十名。身分とかの問題なのか皆ファミリーネームは呼ばれないからすぐに点呼は終わった。その後は色々係が必要と言うことで、まずはクラスの代表を決めましょうということになった。まあ、俺たちのクラスにはなにしろアリステラ殿下がいる。皆幼いながらに忖度しているのだろう、先生は誰かいませんかと立候補者を募っていたが、あれよと言う間に代表は殿下に決定。代表を補佐する係もご友人に決まり、とにかくクラスの係という係には全てあのキラキラ軍団が収まることになった。当然の結果だろうな。

「では、これから一週間のスケジュールを配ります。時間割というものですね。学院では初等部から選択制の科目もありますが、まず最初の一週間は慣れるために皆さんで同じ授業を受けてもらいます。科目ごとに担当の先生は変わりますが、私も一緒にいますので安心してくださいね」
 そうしてどんどんプリントが列ごとに配られていく。その合間に俺はリリーとこっそり話すことにした。
『リリー、今朝はありがとね』
『全く、ほんと大変だったのよ? リュヌがいないリュヌがいないって騒いでさ』
『それは……ほんとごめん』
『まあ子守りは嫌でも慣れてるし良いけど? あんたはどうだったのよ』
『俺? 俺はまあおかげ様で良い友達ができたよ』
『あぁ、そこの二人ね。……うん、加護は無いけど良いんじゃない? そっちのでかい方は中々良い勘してそうだし、そっちのちっこいのはこれからって感じね。何より地味なのが良いじゃない』
『なんか褒めてんのかけなしてんのかわからないんだけど』
『褒めてる褒めてる。お似合いじゃないあんたに』
『二人を歓迎してくれるのは嬉しいけどなんか複雑だなぁ』
 相変わらずどこか素直じゃない物言いのリリーだが、なんだかんだこちらを気にかけてくれているのはわかるためとりあえず感謝を伝えることにした。助かったのは事実だし、何より、自分の友達を認めてくれるのは自分の事のように嬉しい。
「はい、リュヌ君」
「ありがとう」
 ちょうど会話の切れ目でプリントが回ってきた。前に座っていたシャルル君に礼を言い、時間割に目を通す。
 ほうほう、基本科目と特別科目みたいなのがあるのか。それぞれの担当者と教室の名前は横に一覧として載っており、裏返すと俺たちが使う教室の場所や棟の地図が書いてあった。ルーク先生によりわかりやすいように印や簡単なメモが書いてある。やっぱ優しいなぁ。
「オレ、ついていけるかな……」
「俺も不安になってきた……ハリマ君は?」
「僕は少しやってきたものもあるけど、体力面が特に不安かな……」
「ねえ僕は?」
「あ? や、リヒトはなんでもできるだろ? 何の心配もないじゃん」
「む……まあ良い。リュヌは僕だけ頼れば良いし」
「へぇへぇなんかあったら頼んますぅ」
「リヒト君はすごいなぁ~」
「ほんとに。心強いんだね」
「う……まぁ、君たちもリュヌのついでに見てあげる」
 お、なんだかんだリヒトも絆されてるんじゃん。こそこそ時間割を見ながら話していると、なんだかより仲が深まっていくように感じる。なんか、学校って良いな……。

「では今日の時間割を改めて見てください。ホームルームと書かれている部分が今の時間にあたります。その下に一時限目とありますが、今日はそこも全てホームルームの時間です。要するに、授業ではないけどクラスで色々話したり、決め事をしたり、先生から皆さんへ連絡を伝えるような時間です」
「授業の合間には十分間の休憩時間があります。学院内では時計ではなく鐘の音で皆さん動きますので、授業の始まりと終わり、休憩時間の始まりと終わり、そういった区切りでは三回鐘が鳴ります。最後の鐘が鳴り終わる前に、皆さん用事を済ませましょうね」
 先生はプリントが行き渡ったのを確認し、時間割の説明を始めた。その後もそれぞれの科目や教室、諸注意を話してくれた。授業の内容とか勉強以前に覚えることが多いんだな。こりゃ大変そうだ。
「今伝えたことを一度で全て覚えるのは中々大変だと思います。時間割や鐘のことは昨日お渡しした冊子にも書いてありますので、そちらも確認してみてくださいね。もちろん、何かわからないことがあれば気軽に先生に聞いてください。ただ、私を頼ってくれるのも嬉しいですが、他の先生方や職員の方、先輩方にもぜひ話しかけてみてくださいね?」
 はい、と皆良い返事をしたことに先生は嬉しそうに頷き、次の授業の説明をしてくれた。
「では、二時限目のところを見てください。次は基本科目のひとつである魔法語学基礎、というものになります。詳しい内容は担当の先生から説明がありますが、皆さん教科書は持ってきましたか?」
 これまた元気に皆はーいと返事をしたが、俺は一人焦っていた。
「や、やべ」
「リュヌ、どうしたの?」
「へへ、俺、教科書全部忘れてきちゃった」
「「え?」」
 隣のリヒトにだけ話したつもりが、前にいた二人にもばっちり聞こえていたらしい。この教室がある棟から寮までは結構な距離があるため、休憩時間に取りに戻る時間は無い。あーあ、初日からやらかしたなぁ俺。
「そういえば、朝バタバタしてたもんね」
「もし使うってなったらオレと一緒に見れば良いよ」
「二人ともぉ……まじありがとう」
「ちょっと、僕もいる」
「ごめんごめん、ありがとリヒト」
 バカにするでもなく慰めてくれる友人たちに感激しつつ、視界の端のほうでゲラゲラ笑いながらこっちをバカにしてくる妖精は無視していると、ゴーンと鐘が鳴った。
「ではホームルームはここまで。次の授業は教室を移動しますから、地図をよく確認してくださいね。私は先に行って待機してますので、皆さん迷子にならないように気を付けてください」
 そう言って先生が教室を後にすると、教室の色々なところからわぁっと声が聞こえて来た。昨日に比べて皆緊張が解けたのだろう、授業内容に関して不安がる声や、関係なく盛り上がる声、新しい人間関係を広げようと声をかけまくる明るい声等色々聞こえてくる。うんうん、なんか学校って感じだ。あくまで記憶上のものだが。

「ねえねえ、あそこ声掛けにいこうよ」
「え、えぇ? 恐れ多くない?」
「でも身分はここでは関係ないんでしょ?」
「うーん」
 近くに座っていた女子からそんな声が聞こえて来た。なんとなく視線の先を追えば、そこにはあのキラキラ軍団がいた。そして、その軍団を取り巻く形で多くの生徒が押しかけている。
「殿下! これからよろしくお願いします!」
「殿下、私はトールマン家の者で……」
「レイ様! 父がぜひご挨拶をと……」
 おお、皆ここぞとばかりに攻めてるなぁ。一応殿下呼びだけどあの声のかけ方はきっと社交界? とかじゃ失礼になるだろうに……すごいガッツだ。
「少し、静かにできないもんか」
「学院内では家名は関係ないはずだよね?」
「おいおいここってルーナクラスだよな? なんでこんなバカだらけなんだ? アル」
 お、流石の勢いにキラキラ軍団も物申してるな。結構辛辣なことも言われてるはずなのに女子も男子もキャーキャー言ってら。あれだな、こりゃアイドルってやつだな。
「すごいねぇやっぱり」
「オレ、やっぱ絶対近づけないわあそこ」
「同感。てか皆ガッツすごいな」
「うーん、僕はあんまり得意じゃないけど、やっぱり今からやんごとなき方々と関係性を築くのは良いこと、なんじゃないかな? それに、皆さん婚約者もいないしね……」
「なるほど、だから一部ハンターみたいな目の子がいるわけだ」
「リュヌ君、結構言うんだね……」
 一人またもすやすや眠るリヒトを置いて、俺達はそんな感じでキラキラ軍団とその周りの軍団のやり取りを見物していた。俺みたいな一般市民にはほんと遠い世界っていうか、まあ近づきたくもないって言うか……。
『あんた、自分の家業忘れてない?』
『え? あれ、リリー復活したんだ。呼吸困難になるくらい俺のこと馬鹿にして笑ってたのに』
『そんなアホみたいに笑ってないわよ! とにかく、あんたヘイアン家の商人になりたいんでしょ?』
『そりゃもちろん』
『あそこにいるガキんちょ共、順調に育てばあんたの顧客候補じゃないの? 繋がり作った方が良いんじゃない?』
 ま、人間のことなんて知らないけど、と最後に言い残し、リリーはどこかへ消えてしまった。
「うぇぇそうじゃん人脈づくりって大事じゃん……」
「どうしたのリュヌ君?」
 突然頭を抱えた俺を心配そうに見てくるハリマ君とシャルル君に大丈夫と返しつつ、俺は一人悩んでいた。
 でもな、自分から声かけにいくのは怖いしな……とはいえリリーの言う通りああいった人たちは顧客になりやすいし、実際過去に王族や上位冒険者の人がヘイアン家を贔屓にしてた、てか気に入りすぎて無理やりひとところに留まらせようとした人もいたって聞いたことあるし……
「ま、後で考えよ……良いんだ俺はふらっと現れて気まぐれにウェルカアムとか言って客を翻弄する怪しい商人になりたいだけだし……」
 もうやーめたと、人脈作りに関しては一旦考えることを止めた。まずは学院生活に慣れなければ。うん。

「皆さん、話しかけてくださるのは嬉しいのですが、ここでは身分は関係ありません。どうか、私を呼ぶ際は殿下ではなく、名前で呼んでくださいね? それに、もう同じクラスの仲間ですから、もっと気楽に話しかけてくださると嬉しいです」
「おいアル……まぁ良いか。ほらほら、そろそろ移動しないと時間に間に合わないだろ? 散った散った」
 しびれを切らしたのかわからんが、ついに殿下直々にお声がけ、というかたしなめ? が入った。ま、流石王族というか角が立たないようにやんわり場を収めるのが上手いんだな。
 一番近くで殿下と目が合ったのだろう、女子生徒二人組は小声でキャーキャー言いながら一礼し、自分の席へ戻って行った。他の生徒も同様にさーっと席に戻って移動の準備をしている。
「おぉさすが王族パワー」
 思わずそう呟くと、かなり離れているはずなのにまたあの不思議な色の瞳がこちらに向けられている気がした。
 ……もしかして聞こえたのか? とドキドキしていたが、どうやら杞憂だったらしい。すぐに瞳は逸れ、キラキラ軍団も準備を整えて教室を出ていった。
「リュヌ君、そろそろ行かねぇと」
「う、うん。行こうか」
 シャルル君に促され、俺はリヒトを起こして教室を後にした。
 ま、とにかく今まで通り目立たないように勉強頑張るか。
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