6 / 41
第1章
6.
しおりを挟む最近お互いに忙しくて触れ合う機会が減った。
だけどそのぶん、そういう時間の濃度は濃くなったような気がする。
休みの日は殆ど家に籠もって、セックスばかりしていた。
平日でもすることはあるけど、疲れてるし翌日の事を考えてちゃんと眠らないといけないし。
「……っはぁ、」
久しぶりのそれの思わぬ激しさに、俺はぐったりとしてベットに横たわった。
冷たかった身体は今や暑いくらいに火照っている。
「へーき?」
「……ん、」
俺の髪に触れる海斗の手は、優しい。
「水、持ってこようか?」
小さく首を振ると、その逞しい胸にもたれかかった。
そしてそのまま目を閉じる。
重なる鼓動、混じりあう体温、汗の、そして海斗のにおい。
「………」
「……ん、」
不意に身体を起こされ、背後から抱きしめられる。
そして欲を吐き出し今は萎えている互いのそれが、海斗の手に包まれた。
「待っ…、あ」
「だめ?」
首筋にくちづけながら、海斗が言う。
「まだ全然、足んねーし」
「……っ、ばか」
「ミケもじゃん」
ほら、と促されてどろどろになったそれに触れると、僅かに芯を取り戻しつつあった。
「こうやって、一緒に…」
「……っ、」
足の間で手を動かす度に、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が聞こえてくる。
一度は解放された熱が、また集まってくるのを感じた。
「はあっ、あ…!」
そして再び硬度を取り戻した海斗のモノが、俺のナカに入ってきた。
「海斗っ…、」
「手、止めんなよ」
そう言うと、更に奥へと侵入してくる。
さっきも散々嬲られたナカのしこりを押しつぶされ、俺は小さな悲鳴をあげた。
「あっ、あっ、も、そこだめぇ…っ」
「ミケ…気持ちい?」
「イイっ…ああんっ、あっ、あっ」
それから何度も奥を突かれて、堪らず自分の手のなかで達した。
その余韻でひくひくと痙攣する俺の内側は、まるで強請るようにきゅうっと海斗のモノを締めつける。
「ぁ、んっ…」
「すげぇ…」
海斗はそう呟くと、乱暴に俺を押し倒した。
そして我を忘れたかのように、激しく腰を打ちつけてくる。
そして二人でずるずると、果てのない快楽の海に溺れていった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる