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第2章
6.
しおりを挟むミケが作る料理はおいしい。
ごく一般的な家庭料理だけど手間も時間もかかってるし、昼は外食ばかりでいつも遅い時間に帰る俺の健康を気遣ってくれている。
「……こら、邪魔すんなってば」
愛情いっぱいのシチューを食べ終えると、背後から抱きしめた。
「………」
あたたかい部屋と、あたたかいごはん。
そして今腕のなかにいる、ぬくもり。
「……海斗?」
これ以上の幸せなんていらないと本気で思える。
「なに?」
「………」
知らないことは沢山ある。
だけど過去に何があったとしても、大切なのは今、この瞬間で。
これから先、何があったとしてもずっと守っていきたいと思う。
「………。あんま、無理すんなよ?」
うん、と頷いたミケの肩に顎をのせる。
「………」
「………」
「だから邪魔すんなって、」
「邪魔って」
「あたってっから」
「………」
「………」
「いや無理今はまじで無理」
「まぁまぁ、ちょっとだけ」
「学生ん時の課題とは違うんだってば!」
「えー、でももうこんなになってんじゃん」
「ばっ…触んな!」
振り払らおうとする手を掴み、強引に唇を重ねた。
「……っふ、」
思わず漏れたらしいその声を聞いて、感じてんじゃんと耳元で囁く。
するとミケは頬を染めて顔を逸らした。
「べ…つに、そんなんじゃ…」
「ふーん」
素直じゃないよなぁと思いつつ、耳を舐めると腕のなかの肩が震える。
「……気持ちい?」
弱いとわかってて訊く、俺も俺だけど。
「……よくな、い」
「じゃ、いいって言うまでする」
「バカ…っ」
にやける俺を、ミケは泣きそうな顔で睨んできた。
「……なんかさ、疲れてっとしたくなんね?」
「な…んないっ、んっ…」
かいと、と掠れた声が俺を呼んだ。
「……ん、」
「待っ…あ、だめ、ソコだめっ…」
「なんで?よさそうじゃん」
ナカで指を動かす度に、ローションが卑猥な音をたてる。
「やだイク、イッちゃうっ…」
「ほら、やっぱり」
「うっ…さいっ……あ、ぁっ!」
次の瞬間、ミケはびくりと身体を震わせると俺の背中に爪をたてた。
「……はぁっ…、あっ…」
とろんとした眼差しが、宙をさまよう。
開かれている大腿はまだひくひくと震えていた。
そしてその奥の蕾が物欲しげに収縮しているのを見て、息を飲む。
「……っ、挿れて、い?」
「いっ、いい、いいからっ…」
早くと切羽詰まった声で強請られて、そうなるともう我慢なんて出来るわけなくて。
「あぁ…っ!」
「……っは、」
とろとろに溶けたその場所は、まるで待ち望んでいたかのように俺のモノを受け入れた。
堪らず一気に貫くと、ミケは小さく悲鳴をあげる。
「っ、あッ…!」
「……すげ、熱い…」
達したばかりで敏感になってるのか、ソコは絶妙な加減で絡みついてくる。
ヤバいくらいに気持ちいい。
「……ミケっ、」
その細い腰を掴んで抱き寄せると、繋がりは更に深いものになった。
「あぁん…っ、海斗、かいと…」
ミケの甘い悲鳴を聞きながら、何度もナカを抉るようにして突き上げる。
そして再び達したミケを抱きしめたまま、俺は己の欲のすべてを彼のナカへと注ぎ込んだ。
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