モンド家の、香麗なギフトは『ルゥ』でした。~家族一緒にこの異世界で美味しいスローライフを送ります~

みちのあかり

文字の大きさ
4 / 21
二章 新たなる街へ

第4話 冒険者

 翌日。朝ごはんにカレー粥を食べた。リューも一口だけだけどカレー粥を食べたおかげか顔色がいい。リューとしてはおいしいご飯というより、お薬のつもりで頑張って食べているみたいだ。

「パンはこれでお終いね。街に着いたら食材を手に入れないと。でも、調理できる所あるかな? 一軒家なんか借りるお金はないし」

 ルナが「儂のせいでパンが足りなくなったのか」と申し訳なさそうに言っていたが、母さんは「平気ですよ。たくさん召し上がってください」とにこにこしながら返事をしていた。

「母さん、何かいいことがあったの?」

 僕が聞くと、嬉しそうに話し始めた。

「今ここであなたたちといられることが最高の幸せなのよ。あんな家から出ることもできたし、カレーは最高だし、ルナ様もいるんだから。それにね」

「それに?」

「久しぶりに父さんの夢を見たのよ。相変わらず優しくて素敵だったわ。『いつかまた会えるよ』って言ってくれたの」

「え? 僕も父さんの夢を見たよ。母さんとリューを任せた。お前なら大丈夫だって」

「リューも見たよ。病気必ず治るから頑張れって言っていた」

 大好きだった父さんの夢をみんな見ていたの? 

「ふむ。三人が同じ死者の夢を見たのか。儂の魔力の影響か、月の魔力のいたずらか。あるいはルゥのギフトの影響かもしれぬのう」

 どういうこと?

「我々のような聖なるものや場所では、死者の世界と波長が合うことがたまにある」

 それって本当に? 本当に僕たち、父さんと話ができるってことなの⁉

「死者と話すことができるなど稀じゃ。夢でつながることでさえ珍しい現象だ」

 母さんが涙を浮かべながらルナを見つめた。

「では、あの夢はあの人の今の姿だったのですか」

「おそらくそうであろう。マリー殿の夢の中では幸せそうであったか?」

 母さんは何度もうなずいた。

「はい。私が家族と幸せそうでうれしいと言っていました。見守ってくれていたんですね」

「お父さん、ニコニコ笑っていたよ」

 やばい。泣きそう。
 僕はルナに顔を埋めて泣き顔を隠した。「ありがとう」と何度も言葉がでていた。

 母さんも同じみたいだ。ルナの首に抱きついて顔を埋めている。

「リューも、もふもふする~」

僕たちをまねて、リューもルナに抱きついた。ルナは静かに脚を折り曲げて座ると、リューに優しく頬ずりをした。



 いつまでもここにいるわけにもいかない。
 街道を街に向かって歩いていると、遠くから獣の叫び声が聞こえた。

「何だろう、ルナわかる?」

「狼が人と戦っているようだな。三人の人間が武器で戦っている。人間も苦戦しているようだな」

 大変だ。でも僕が行ってもどうにもできない。

「ルナ様、助けることはできませんか?」

 母さんが叫ぶようにたずねた。

「そうよの。儂にとっては大したことのない敵じゃが。獣も人間も儂らにとっては変わりのないもの。どちらも懸命に生きておる。運の良いものが生き残るだけの話じゃ」

 そんなこと言っても、助けられるなら助けたいよ。

「ルナ、僕がお願いしてもダメかな」

「ルー、お前は儂の主じゃ。主の命であれば叶えよう。本当に助けたいのだな。もしかしたら悪人かもしれぬぞ」

 そうかもしれない。でも。

「助けてあげて! 助かってから考えるから」

「あい分かった。しかし儂だけが行けば混乱するだろう。一緒に参るぞ」

 ルナはリューを背中に乗せ、僕と母さんはできるだけ急いで走ったり歩いたりしながら、助けに向かった。



「もう少しだ。レイク離れろ、ランゼ今だ!」
「ファイアーボール!」

 冒険者三人が戦っている。

「今は手出ししない方がよい。あやつらの集中を切らすのは愚策じゃ」

 僕たちは戦いを見守った。

「もう一度出せるか! ランゼ」
「もう無理、MPが無理! 矢も残り一本」

「そうか。レイク、退路を塞げ。矢の射程距離まで誘導する。外すなよランゼ」
「おう!」
「任せて」

 リーダー役が囮になり、狼を誘導した。
 矢が狼の目を突き刺す。

 狼が逃げようとした先に、男がいて盾で狼を殴った。

 狼がふらふらと倒れたところを、リーダーが剣で止めを刺した。

「うお~! 勝ったぞ~!」

 雄たけびをあげリーダーが倒れ込んだ。盾の男も座り込んでいる。

「僕たちは必要なかったようだね」

 ルナに言ったけど、ルナは黙っていた。

 女の人が「回復魔法かけてあげたいけどMPはもうないよ。しばらく休んでな。よくやったよ私たち」と二人を労っていた。

 そこに、「グルルルル」とうなり声をあげながら、もう一匹オオカミが現れた。

「なんてこった。ガキ連れだったか」
「ちくしょうめ、体が動かん」
「剣を貸して、子供なら私でも……」

 子供の狼がゆっくりと間合いを詰めるように寄る。今にも襲い掛かりそう。

「ルナ、助けて」
「おう」

 ルナがものすごいスピードで、狼の喉に噛みついた。
 狼はそのまま息を引き取った。

「今度はなんだよ。さらに大きい狼か」
「あれは無理。もうお終いよ~」

 お姉さんが剣を落として座り込んだ。
 僕は走ってお姉さんたちに叫んだ。

「助けに来ました。ルナは僕の友達です」

 ルナが僕のとなりに来て座った。ルナの頭をなでると、喜んでスリスリしてきた。
 僕とルナを、冒険者の人たちは不思議そうに見ていた。

「助かった……のか?」
「助かったんだよな」
「助かったの? 本当に?」

「「「おおお~!」」」

 叫び声が響いている。

「ルーよ、カレースープを振る舞え。こやつらに今必要であろう」
「そうね、作ってあげなさい」

 お母さんが鍋を取り出した。僕はお湯を張り、最後のカレールゥを溶かした。

「これを飲んでください。体に良いはずです」

 三人のうちで比較的元気なお姉さんがお椀を受け取った。

「なにこれ? 不思議な匂い。でも……泥水?」

 警戒しているのか何度も匂いを嗅いでいる。

「毒見しますか?」
「いいわ。命の恩人がくれたものだから」

 お姉さんは目をギューッと閉じて、少しだけ口に含んだ。

「ゴク」そのまま、二口目「ゴク」

 無言のまま、三口目四口目と飲み、一気に飲み干した。

「体が熱い! なに、この辛さ。後を引くおいしさ。うわ~。なにこれ。ポーション? こんなにおいしいのに? え? は? うわ~!」

 どんどんと意味不明な叫び声をあげている。

「うるさいぞランゼ。少しは休ませろ」

 その声を聞いてお姉さんは僕に頼んだ。

「彼らにもあげて。お金ならいくらでも払うから」

 僕はお椀にスープをいれて手渡した。

「ほら、これ飲んで。すっごいポーションだから」

 男の人たちもお姉さんの様に叫びまくって元気になった。

「凄いな。こんなポーションは聞いたこともねえ。ボウズが持っているのか? どこで手に入れた? まだあるのか?」

「え、あの……これが最後でした」

 持っていたルゥはもうないんです。

「最後? そうか、そんな貴重なものをオレたちのために」
「レイク、暑苦しい。怖がってるじゃない。まずはお礼と自己紹介からよ」

「レイクがすまないことをした。我々はB級冒険者パーティ『銀杯の祝宴』。俺がリーダーのローディ」
「オレはレイク。守護者と呼ばれている」
「わたしはランゼ。後方支援。魔法と弓が専門ね。よろしく」

 僕たちも自己紹介をした。名前を言っただけだけど。

「俺たちはプリモラの街では一番のパーティなんだ。昨晩から街の周りが騒がしくてギルド案件で調査をしていたんだが、普段は森の奥にしかいないロンリーウルフに出会ってしまって今この状況だ。あいつは普段は3パーティ以上が組んで倒しに行く獣だからよく生き残れたよ」

 昨日の晩から獣が近づいた? それってもしかして。
(ああ。儂が追い出した獣であろうな)

「あ、あの。生きてくれて嬉しいです」

 僕たちのせいで怪我しなくてよかった。

「おう。ボウズたちも怪我がなくてよかったな。ここは危険だ。街に戻ろう。ボウズたちは何しているんだ? 今日は外出禁止にして門番が出さないようにしているはずだぞ」

 母さんが腰に手を当て僕たちの前に立った。

「私はこの子たちの母親です」

「え? 兄弟じゃないのか? 母親? どう見ても20歳にも見えないんだが」

 母さん、見た目が若いから。

「私は29歳。この子たちの母親です!」
「え? オレより五つも年上?」

 レイクさんが驚いている。

「込み入った話は歩きながらだ。とにかく戻るぞ。っと、その前に討伐証明」

 ローディさんがオオカミの耳を切り取った。

「あ~あ。せっかくのロンリーウルフなのに。解体できたら大儲けできるのよ。ねえ、少しくらい肉を取っていかない?」
「この状況でヤバい獣がでたらお終いだぞ。獣どころか魔物も出るかもしれない」

 ランゼさんが解体しましょうと言っているけれど、リーダーのローディさんが「民間人もいるんだ。送り届けるのが役目だろう」と僕たちを気遣ってくれていた。

(ルー、小さい方ならくわえて持っていってもいいが)

 ルナが気を遣って提案してくれた。僕たちのために言い合いしているからだね。

「あの、この子供の方ならルナが持っていってくれるかも」

 三人が顔を見合わせて叫んだ。

「「本当か! 助かる」」
「本当に! ありがとう!」

 そこから口々に話し出した。

「子供は肉が柔らかくておいしいのよね、レイク」
「そうだなランゼ。おまけにうまく首から血が抜けているから高く売れるぞ。ぼうず、6:4でどうだ。もちろんお前たちが6だ」
「俺としては報告も早くなってありがたい。実物があると話が早いからな」

 獲物が持ち帰られるなら早くこの場を離れようと決めた。
 僕たちは初めて行く『プリモラ』の街に向けて期待と不安を持ちながら歩いていった。


感想 2

あなたにおすすめの小説

大自然を司る聖女、王宮を見捨て辺境で楽しく生きていく!

向原 行人
ファンタジー
旧題:聖女なのに婚約破棄した上に辺境へ追放? ショックで前世を思い出し、魔法で電化製品を再現出来るようになって快適なので、もう戻りません。 土の聖女と呼ばれる土魔法を極めた私、セシリアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡された上に、王宮を追放されて辺境の地へ飛ばされてしまった。 とりあえず、辺境の地でも何とか生きていくしかないと思った物の、着いた先は家どころか人すら居ない場所だった。 こんな所でどうすれば良いのと、ショックで頭が真っ白になった瞬間、突然前世の――日本の某家電量販店の販売員として働いていた記憶が蘇る。 土魔法で家や畑を作り、具現化魔法で家電製品を再現し……あれ? 王宮暮らしより遥かに快適なんですけど! 一方、王宮での私がしていた仕事を出来る者が居ないらしく、戻って来いと言われるけど、モフモフな動物さんたちと一緒に快適で幸せに暮らして居るので、お断りします。 ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

婚約破棄されたので田舎の一軒家でカフェを開くことにしました。楽しく自由にしていたら居心地が良いとS級冒険者達が毎日通い詰めるようになりました

緋月らむね
ファンタジー
私はオルレアン侯爵令嬢のエルティア。十四歳の頃、家の階段を踏み外して頭を打った衝撃で前世を思い出した。    前世での名前は坂島碧衣(さかしまあおい)。祖父母の引退後、祖父母の経営していた大好きなカフェを継ぐつもりでいたのに就職先がブラック企業で過労の挙句、継ぐ前に死んでしまった。そして、自分が息抜きでやっていた乙女ゲーム「星屑のカンパニー」の悪役令嬢、オルレアン侯爵令嬢エルティアに転生してることに気がついた。  エルティアは18歳の舞踏会で婚約破棄を言い渡される。それだけならまだしも、婚約者から悪役令嬢として断罪され、婚約破棄され、父親から家を追い出され、よからぬ輩に襲われて殺される。  前世だってやりたかったことができずに死んでしまったのに、転生してもそんな悲惨な人生を送るなんて、たまったもんじゃない!!それなら私は前世継ごうと思っていた祖父母のやっていたようなカフェを開いて楽しく自由な人生を送りたい。  森が開けた自然豊かな場所で念願のカフェを侍女のシサとともに開いて楽しく自由にカフェをやっていたら、個性豊かなS級冒険者たちが常連として私のカフェにやってくるようになりました!

聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!

ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません? せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」 不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。 実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。 あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね? なのに周りの反応は正反対! なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。 勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?

追放された聖女は、辺境で狼(もふもふ)とカフェを開く

橘 あやめ
ファンタジー
――もう黙らない。追放された聖女は、もふもふの白狼と温かい居場所を見つける―― 十二年間、大聖堂で祈り続けた。 病人を癒し、呪いを祓い、飢饉のときは畑に恵みの光を降ろす。 その全てを、妹の嘘泣きひとつで奪われた。 献金横領の濡れ衣を着せられ、聖女の座を追われたアーシャ。 荷物は革鞄ひとつ。行く宛てもない。 たどり着いた辺境の町で、アーシャは小さなハーブティーのカフェを開くことに。 看板は小枝の炭で手作り。 焼き菓子は四度目でようやく成功。 常連もできて、少しずつ「自分の居場所」が生まれていく――。 そんなカフェに夜ごと現れるのは、月光のように美しい銀色の狼。 もふもふで、不愛想で、でも何かとアーシャのことを助けてくれる。 やがて、穏やかな日々を壊しに――妹が現れる。 ※追放聖女のカフェ開業もの(もふもふつき)です!ハッピーエンド!

無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた

ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」 勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。 ​移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった! 重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。 ​魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。 一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。 ​これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。

滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!

白夢
ファンタジー
 何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。  そう言われて、異世界に転生することになった。  でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。  どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。  だからわたしは旅に出た。  これは一人の幼女と小さな幻獣の、  世界なんて救わないつもりの放浪記。 〜〜〜  ご訪問ありがとうございます。    可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。    ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。  お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします! 23/01/08 表紙画像を変更しました

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。