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音楽ランキング Sランク編 水中、それは苦しい

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水中、それは苦しい Sランク

死ぬまでに聴かないと損する度 90 Sランク

【解説】
このバンドに関しては4年ぐらい前から既に知っていて、これはいつか書かないといけないバンドだなとずっと思っていたのだが、ようやく書くことができた。

筆者が初めてこのバンドの音楽を聴いたのは、ユーチューブでのこと。

他のミュージシャンを聴いている時に、オススメ欄に出てきたのである。

そうして半信半疑で『ホタルイカの光』という曲を再生してみると、その美しいメロディーと、それに反比例する(?)かのようなふざけまくった歌詞、しかしふざけた歌詞なのにどこか切ない、浅そうで深い、深そうで浅いという絶妙な線を突いているとしか言いようがない、笑いとどこか哀愁の漂う音楽性にビックリした。

こんな良いバンドいたのか。

これはいつか書かなければいけないなと。

バンドの大きな特徴としては、ボーカルギター、ドラムにヴァイオリンを加えたスリーピースバンドというところで、そのメロディーはとても美しいものとなっている。

歌詞は聴いているこっちが『なんちゅう歌詞やwwww完全に売る気ないやろwwww』と思うぐらいハチャメチャなのだが、これは別に普通の歌詞が書けない訳ではなく、普通の歌詞を書いて何がオモロいねんということで『わざとそうやって味を出している』ということ。(むしろ普通の歌詞を書いた方が一般人にはウケやすいのだが、そこはクリエイターとして譲れない『こだわり』の部分なのだと思う)

なんでも聞くところによるとテレビのあらびき団で、代表曲とされる『安めぐみのテーマ』を披露したらしいが、逆にそのせいで(?)ただのコミックバンドのように思われているのはあまりに勿体ないと思う。

見ているとおそらくブルーハーツが大好きなんだろうなぁということが伝わってくるし、音楽を愛する純粋な心、『音を楽しむ』という音楽にとって一番大切なところを大事にしているのが伝わってきて、とても好感の持てるバンドだなぁと感じた。

心が綺麗でなければ、音楽を心から愛していなければ、こういった楽曲群は作れないと思う。

『カミングアウトの撤回』を聴いて、ハチャメチャな歌詞なのに何故か涙が溢れてくるのは、きっとその裏に隠された、音楽への純粋な想いが伝わってくるからだ。
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