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3章 サバイバル林間学校編
バスでの夢
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ーー信たちは大型バスに乗り、目的地まで移動していた。
「ここから小一時間はバスでの移動になる!休めるのは今ぐらいだ!しっかり休んどけ!」
導教が社内の先頭で生徒に呼びかけている。
そんな中、信の右隣の席に居る鉄は腕組みをして口を開け、爆睡中している。花は信の一個後ろの席でお菓子を黙々と食べている。
窓から強い日差しが入り、信を照らす。
「はぁーー、林間学校で俺は大丈夫なのかよ……」
信はため息をつきながら外を眺める。
信たちが乗っている大型バスは高速道路を抜け、細い山道に入っていた。景色はひたすらに森ばかりだ。
「……俺も少し寝とくか」
砂利道となり、小刻みに上下する車内はまるでゆりかごのようだった。
信はうとうとし始め、目を瞑り、そのまま睡眠に入っていった。
ーー「あれ?ここは……」
信はいつも見る夢の中にいた。
だか、いつもとは少し違っていた。
通っている高校はあったがまだ崩壊しておらず、火柱や煙も上がっていない。
信は校門の前で立っていた。
信は人の気配を感じ、右を向く。
そこには何故かエリスが立っていた。エリスが自分の右肩に触れる。
「何でこの夢にお前が出てくんだよ」
「ふーん、ここがあなたの中に入り込んでいるものなのね」
「何だよ、それ、おいエリス答えろよ」
横で話しているエリスは信の質問には答えず、辺りを見回していた。
「これは……うーん、過去の出来事じゃないからこれから起こること、って感じ、かしら?」
エリスは考え込み、何かをぶつぶつと小言を言っている。
「おいエリス!?聞いてるのか!?」
その声にエリスはようやく答える。
「今、私の能力で貴方の脳内にダイブしてるのよ」
「そんなこともできんのかよ……」
「それよりもあなた、この夢はいつ頃から見ているの?」
エリスが信の目を見つめ、真顔で尋ねる。
「その顔怖いんだよ……うーんと高校に入学するくらいの時からだったかな」
信がそう答え終わると後ろから足音が近づいていることに2人は気がつく。
振り向くといつも瓦礫の上に立っている、あの金髪の少女が居た。
「あなたは、ここには、入っちゃいけないよ」
その少女が瞬く間にエリスの目の前に近づき、エリスに囁いた。
「それより、あなたは一体……」
エリスが少女に話しかけようとすると体が透けていった。
「ちょっと信!その女の子から何としても情報を聞き出しなっ……」
言い終わる前にエリスの姿は見えなくなる。
その少女は信の目の前まで歩く。
「あんまり、無理して力を使わないで」
少女は心配そうに言う。
「俺は今、能力を発動できないから大丈夫なはずだよ」
「あなたは……これから起こることに必ず力が必要になる……だから」
その少女は信の胸に手を当てる。
途端に信は激しい動悸に襲われ、膝を折った。
「これくらいなら返してあげられる、これ以上はダメなの」
その少女はしゃがみ、信の頭を撫でながら囁いた。
信の意識は薄れていき、目の前が真っ白になった。
ーー「おい信!起きろ、そろそろ着くぞ?」
鉄の声が聞こえ、信は目を覚ました。先程の夢のことを考える。
「ったく……さっきの夢はなんだったんだよ」
信は少女に触られた自分の胸に手を当てる。少し動悸がする。
「お前らもう着くぞー、寝てるやつは起きろーー!」
導教が大きな声で生徒に呼びかけた。
大型バスは林間学校横のだだっ広い空き地に入ったのだった。
「ここから小一時間はバスでの移動になる!休めるのは今ぐらいだ!しっかり休んどけ!」
導教が社内の先頭で生徒に呼びかけている。
そんな中、信の右隣の席に居る鉄は腕組みをして口を開け、爆睡中している。花は信の一個後ろの席でお菓子を黙々と食べている。
窓から強い日差しが入り、信を照らす。
「はぁーー、林間学校で俺は大丈夫なのかよ……」
信はため息をつきながら外を眺める。
信たちが乗っている大型バスは高速道路を抜け、細い山道に入っていた。景色はひたすらに森ばかりだ。
「……俺も少し寝とくか」
砂利道となり、小刻みに上下する車内はまるでゆりかごのようだった。
信はうとうとし始め、目を瞑り、そのまま睡眠に入っていった。
ーー「あれ?ここは……」
信はいつも見る夢の中にいた。
だか、いつもとは少し違っていた。
通っている高校はあったがまだ崩壊しておらず、火柱や煙も上がっていない。
信は校門の前で立っていた。
信は人の気配を感じ、右を向く。
そこには何故かエリスが立っていた。エリスが自分の右肩に触れる。
「何でこの夢にお前が出てくんだよ」
「ふーん、ここがあなたの中に入り込んでいるものなのね」
「何だよ、それ、おいエリス答えろよ」
横で話しているエリスは信の質問には答えず、辺りを見回していた。
「これは……うーん、過去の出来事じゃないからこれから起こること、って感じ、かしら?」
エリスは考え込み、何かをぶつぶつと小言を言っている。
「おいエリス!?聞いてるのか!?」
その声にエリスはようやく答える。
「今、私の能力で貴方の脳内にダイブしてるのよ」
「そんなこともできんのかよ……」
「それよりもあなた、この夢はいつ頃から見ているの?」
エリスが信の目を見つめ、真顔で尋ねる。
「その顔怖いんだよ……うーんと高校に入学するくらいの時からだったかな」
信がそう答え終わると後ろから足音が近づいていることに2人は気がつく。
振り向くといつも瓦礫の上に立っている、あの金髪の少女が居た。
「あなたは、ここには、入っちゃいけないよ」
その少女が瞬く間にエリスの目の前に近づき、エリスに囁いた。
「それより、あなたは一体……」
エリスが少女に話しかけようとすると体が透けていった。
「ちょっと信!その女の子から何としても情報を聞き出しなっ……」
言い終わる前にエリスの姿は見えなくなる。
その少女は信の目の前まで歩く。
「あんまり、無理して力を使わないで」
少女は心配そうに言う。
「俺は今、能力を発動できないから大丈夫なはずだよ」
「あなたは……これから起こることに必ず力が必要になる……だから」
その少女は信の胸に手を当てる。
途端に信は激しい動悸に襲われ、膝を折った。
「これくらいなら返してあげられる、これ以上はダメなの」
その少女はしゃがみ、信の頭を撫でながら囁いた。
信の意識は薄れていき、目の前が真っ白になった。
ーー「おい信!起きろ、そろそろ着くぞ?」
鉄の声が聞こえ、信は目を覚ました。先程の夢のことを考える。
「ったく……さっきの夢はなんだったんだよ」
信は少女に触られた自分の胸に手を当てる。少し動悸がする。
「お前らもう着くぞー、寝てるやつは起きろーー!」
導教が大きな声で生徒に呼びかけた。
大型バスは林間学校横のだだっ広い空き地に入ったのだった。
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