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26.ミシェル視点
あれから、腰を抜かして動けないでいる彼らを横目に全てのウシガエルを自分で回収すると、颯爽とその場を離れてやった。
勿論、ウシガエルは学園の食堂で調理してもらって、美味しくいただきました。ロディク殿下が横から、礼儀も弁えずに私のカエルちゃんを食べたのは気に入りませんけど。
まぁ、食べた勇気は認めましょう。
今日は、普通にシェリナ様たちと庭のテラスでランチです。
「昨日、本当に食べたの?」
「食べましたけど」
勿論、話題は昨日のこと。
シェリナ様はサラダを口に放り込んだ。
「美味しかったですわよ」
「んぐっ!」
喉に詰まらせたのか咳こんだ。
「ぐっ、ふ。か、感想はいらないわよ!」
「あ、すいません」
「もう、ほんとあなたは」
そんなことを話していると、珍しくレイチェル様が現れたと思いきや、いきなり私の横でこけた。
それも見事なほどあざとらしく。
「痛いわ!卑劣なのね!足を引っ掛けるなんて!さすがカエルを食べる野蛮人だわ!!」
吠えた。
「セイラ!!お前なんて事を!!」
彼女の後ろを歩いていた取まきたちがざわざと騒ぎだす。
シェリナ様に私の悪評でも伝えたいのだろうが、やり方が雑ではなかろうか?
シェリナ様のすっと目が冷めている。嫌、嫌悪感をみせているとでも言う方が正しいか。
でも・・・。
「まぁ!大変だわ」
私は周りの様子をわざと無視して少し大袈裟に声を出した。
「早く足を冷やさなきゃ!ちょうどひんやりしたモノを持ってますのよ!ぜひお貸ししますわ」
「へっ?」
間抜けなレイチェルの声がした。
取巻きたちも私を不思議そうに見てきた。
私はアリスを呼ぶ。
そして彼女が持つバスケットを受け取った。
「なに!なに?なに?またカエル?嫌っ!」
「カエルじゃないですわ」
「いや!いやっ!」
彼女は昨日のこともあり警戒しているようだ。
尻餅をついた体制でジリジリと私から離れようとするので、追い詰めるように一歩近づく。
本日のバスケットの中身は白蛇のミーシャです。私の大事なペットです。
今日はお散歩としてつれていました。昨日から不機嫌なので、ご機嫌伺いも兼ねて。
「あがっ!!」
令嬢とは思えない悲鳴が聞こえた。
聞こえないふりをして彼女を見た。
「ひんやりしますわ!さぁ、どこが痛いですの?」
ひんやりとした鱗が気持ちいい。
手に巻きついたミーシャを彼女の目の前に持ち上げた。
「大丈夫ですわ!痛いところはありませんわ!」
寸前まで腰を抜かしていたのが嘘のようにすくっと立ち上がる。
「でも、もしもがありますわ?私の足でこけたのでしょう?なら、私が甲斐甲斐しくお世話しますわ!」
「いえ!けっこーです!!!」
叫びながら一目散で走り去って行った。
「レイチェル!?」
取りまきたちも急ぐようにして彼女を追いかけて行った。
「・・・ミシェル。狙ってたの?」
嵐のような光景を見ながら呆れたようにシェリナ様が聞いてきた。
「今日はそんなつもりはありませんでしたけど。本当に今日はミーシャのお散歩です。昨日カエルを食べたのに気づかれたようで怒っていたので気分転換させていました」
なんで焼きカエルを食べたのがわかったのか。威嚇してくるのよね。匂うのかしら。
「ミーシャか。可愛いね」
ロディク殿下が手を差し出すと頭をもたげてミーシャは挨拶していた。
「カエルを提供するから協力してくれないかな?」
ロディク殿下のとんでもない発言。蛇に対してなに交渉しているのか・・・。
って、ミーシャもまんざらでない様子はしないでよ。
勿論、ウシガエルは学園の食堂で調理してもらって、美味しくいただきました。ロディク殿下が横から、礼儀も弁えずに私のカエルちゃんを食べたのは気に入りませんけど。
まぁ、食べた勇気は認めましょう。
今日は、普通にシェリナ様たちと庭のテラスでランチです。
「昨日、本当に食べたの?」
「食べましたけど」
勿論、話題は昨日のこと。
シェリナ様はサラダを口に放り込んだ。
「美味しかったですわよ」
「んぐっ!」
喉に詰まらせたのか咳こんだ。
「ぐっ、ふ。か、感想はいらないわよ!」
「あ、すいません」
「もう、ほんとあなたは」
そんなことを話していると、珍しくレイチェル様が現れたと思いきや、いきなり私の横でこけた。
それも見事なほどあざとらしく。
「痛いわ!卑劣なのね!足を引っ掛けるなんて!さすがカエルを食べる野蛮人だわ!!」
吠えた。
「セイラ!!お前なんて事を!!」
彼女の後ろを歩いていた取まきたちがざわざと騒ぎだす。
シェリナ様に私の悪評でも伝えたいのだろうが、やり方が雑ではなかろうか?
シェリナ様のすっと目が冷めている。嫌、嫌悪感をみせているとでも言う方が正しいか。
でも・・・。
「まぁ!大変だわ」
私は周りの様子をわざと無視して少し大袈裟に声を出した。
「早く足を冷やさなきゃ!ちょうどひんやりしたモノを持ってますのよ!ぜひお貸ししますわ」
「へっ?」
間抜けなレイチェルの声がした。
取巻きたちも私を不思議そうに見てきた。
私はアリスを呼ぶ。
そして彼女が持つバスケットを受け取った。
「なに!なに?なに?またカエル?嫌っ!」
「カエルじゃないですわ」
「いや!いやっ!」
彼女は昨日のこともあり警戒しているようだ。
尻餅をついた体制でジリジリと私から離れようとするので、追い詰めるように一歩近づく。
本日のバスケットの中身は白蛇のミーシャです。私の大事なペットです。
今日はお散歩としてつれていました。昨日から不機嫌なので、ご機嫌伺いも兼ねて。
「あがっ!!」
令嬢とは思えない悲鳴が聞こえた。
聞こえないふりをして彼女を見た。
「ひんやりしますわ!さぁ、どこが痛いですの?」
ひんやりとした鱗が気持ちいい。
手に巻きついたミーシャを彼女の目の前に持ち上げた。
「大丈夫ですわ!痛いところはありませんわ!」
寸前まで腰を抜かしていたのが嘘のようにすくっと立ち上がる。
「でも、もしもがありますわ?私の足でこけたのでしょう?なら、私が甲斐甲斐しくお世話しますわ!」
「いえ!けっこーです!!!」
叫びながら一目散で走り去って行った。
「レイチェル!?」
取りまきたちも急ぐようにして彼女を追いかけて行った。
「・・・ミシェル。狙ってたの?」
嵐のような光景を見ながら呆れたようにシェリナ様が聞いてきた。
「今日はそんなつもりはありませんでしたけど。本当に今日はミーシャのお散歩です。昨日カエルを食べたのに気づかれたようで怒っていたので気分転換させていました」
なんで焼きカエルを食べたのがわかったのか。威嚇してくるのよね。匂うのかしら。
「ミーシャか。可愛いね」
ロディク殿下が手を差し出すと頭をもたげてミーシャは挨拶していた。
「カエルを提供するから協力してくれないかな?」
ロディク殿下のとんでもない発言。蛇に対してなに交渉しているのか・・・。
って、ミーシャもまんざらでない様子はしないでよ。
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