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今日も大図書館に来ていた。たが、本を読んでいても内容が全く入ってこない。昨日のマルス様の言葉が頭から離れなかったからだ。
こうして好きなジャンルの本を読むのはいけないことなのだろうか。
傷がなければマルス様は私のすることを受け入れてくれたのか?
わからない。
女の子らしくと言われても、私は木登りをするわけではないし、剣を嗜んでいるわけでもない。
それに、おとなしい女性ばかりがいるわけではないことを知っている。現に女性が剣士となっている事例だって存在していた。
でも、マルス様や母が願っているは刺繍など女性らしい趣味を得意とし、家庭を家族を護る姿なのだ。それも私には傷があるからそれを補うためにも重要だと言っている。
女性らしくない?
本を読むことは当てはまらない?この本の種類がダメということ?
私が間違っているのかしら?
「どうした?」
彼が私に尋ねてきた。集中していないのがわかったのだろう。
「いえ・・・、少し考え事を・・・」
彼は本を閉じると身体を伸ばしながら天井を仰ぐ。首をほぐすように左右に顔を動かした。
「そういう時もあるよな~。俺も今は自由にさせてはもらってるけど、いずれ将来のことを真剣に考えないといけねぇし・・・」
「・・・意外ね」
「まぁ、ねぇ~」
それでも詳しく聞くようなことはしなかった。特には気にならないから。
だけど、そんな彼の素直な言葉に悩んでいるのは自分だけでないと知れて、少しだけ気が楽になった。
「・・・一つ聞くけど、学園は行ってないの?」
「おや?はじめて聞いてくるな」
確かに個人的な話は質問したことはない。
「別に興味とかではないわ。二週間後にテストがあるの。学園を休んでるけど流石に受けに行かないといけないようなの。少しわからない所があるから、教えて欲しいと思っただけよ」
毎日のように専門的な話をしていて、それなりの知識を有しているのは知っている。
ならば理解しにくい箇所がわかるかなと思っただけ。
「留学という形でこの国にきただけだし、いいぞ。自国でも僕は優待性だからな」
自慢そうに胸を張る姿は子供っぽい。
彼は笑いながら「どこだ?」と問いかけてくる。
大図書館に来る馬車の中で勉強していたので、持ってきた鞄から急いで教科書をとりだした。
「へぇ~、意外だな。」
「言語や歴史とかは得意なんだけど、数学みたいな数字関連には苦手なのよ」
「わからんでもない。でも年代計算とかできるんだよな」
「そういえば、確かに・・・」
彼は私の出した教科を見て笑う。そして丁寧に教えてくれた。
マルス様のことはひとまず置いておこう。
私は目の前に迫るテスト勉強をすることにした。
ふと見れば、司書のお姉さんはこくりこくりと居眠りをしている。
この人も数字が苦手なのだろうか。
私たちは顔を見合わせて、静かに笑い合った。
こうして好きなジャンルの本を読むのはいけないことなのだろうか。
傷がなければマルス様は私のすることを受け入れてくれたのか?
わからない。
女の子らしくと言われても、私は木登りをするわけではないし、剣を嗜んでいるわけでもない。
それに、おとなしい女性ばかりがいるわけではないことを知っている。現に女性が剣士となっている事例だって存在していた。
でも、マルス様や母が願っているは刺繍など女性らしい趣味を得意とし、家庭を家族を護る姿なのだ。それも私には傷があるからそれを補うためにも重要だと言っている。
女性らしくない?
本を読むことは当てはまらない?この本の種類がダメということ?
私が間違っているのかしら?
「どうした?」
彼が私に尋ねてきた。集中していないのがわかったのだろう。
「いえ・・・、少し考え事を・・・」
彼は本を閉じると身体を伸ばしながら天井を仰ぐ。首をほぐすように左右に顔を動かした。
「そういう時もあるよな~。俺も今は自由にさせてはもらってるけど、いずれ将来のことを真剣に考えないといけねぇし・・・」
「・・・意外ね」
「まぁ、ねぇ~」
それでも詳しく聞くようなことはしなかった。特には気にならないから。
だけど、そんな彼の素直な言葉に悩んでいるのは自分だけでないと知れて、少しだけ気が楽になった。
「・・・一つ聞くけど、学園は行ってないの?」
「おや?はじめて聞いてくるな」
確かに個人的な話は質問したことはない。
「別に興味とかではないわ。二週間後にテストがあるの。学園を休んでるけど流石に受けに行かないといけないようなの。少しわからない所があるから、教えて欲しいと思っただけよ」
毎日のように専門的な話をしていて、それなりの知識を有しているのは知っている。
ならば理解しにくい箇所がわかるかなと思っただけ。
「留学という形でこの国にきただけだし、いいぞ。自国でも僕は優待性だからな」
自慢そうに胸を張る姿は子供っぽい。
彼は笑いながら「どこだ?」と問いかけてくる。
大図書館に来る馬車の中で勉強していたので、持ってきた鞄から急いで教科書をとりだした。
「へぇ~、意外だな。」
「言語や歴史とかは得意なんだけど、数学みたいな数字関連には苦手なのよ」
「わからんでもない。でも年代計算とかできるんだよな」
「そういえば、確かに・・・」
彼は私の出した教科を見て笑う。そして丁寧に教えてくれた。
マルス様のことはひとまず置いておこう。
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ふと見れば、司書のお姉さんはこくりこくりと居眠りをしている。
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私たちは顔を見合わせて、静かに笑い合った。
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