悪役令嬢の親友はヤバい令嬢でした(完結)

彩華(あやはな)

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3.馬車の中

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『僕だけの姿を君の目に写して欲しい』
『アンドリュー様』
彼はミッシェルのボタンを外した。スルリと足元にドレスが落ち、彼女は下着一枚になった。
白いレースのランジェリー。繊細な刺繍を施された布は彼女の美しさをより高めている。
ミッシェルは恥ずかしさのあまり身をよじる。アンドリューはあまりの可愛さに理性がとんだ。
『僕だけの女神・・・』
荒々しく彼女の口を貪るように味わった。
ベッドに押し倒して、彼女の下着を剥ぎ取った。
全てが僕のものになる・・・。


            君バラより抜粋


                  ~~~~~~~~~



次の日の放課後、わたくしはセレと馬車に揺られ彼女のお店『ランジェリー・セレ』に向かいながら昨日のことを思い出していました。

昨日、色々なことがありすぎて、茫然と帰ると、お父様の執務室に呼び出されました。

リンディスター伯爵家からさっそくお手紙がきたらしく、そこにはセシル様の事と共に今のわたくしの置かれている状況が書かれていたそうです。わたくしの為にもお店のアドバイザーとして、協力が欲しいということでした。

いち、伯爵家がここまで物申せるのか不思議でしたが、お父様が決めたことに依存はありません。

「何も知らなくてすまない。しばらく距離を置くなのもいいかもしれんな。様子をみて、婚約解消に動こう。公爵家の援助もなくてもやっていけそうだし、大丈夫だよ」

お父様はそう言ってくれたのでほっとして泣いてしまいました。肩の荷が降りた気がしました。

それと同時に、机に置かれた既に開かれたプレゼントの包みが気になりましたが、なぜか知ったら後悔する様な気になったので、お父様に聞けませんでした。




「セレ。どうしてセシル様の事を、お父様に教えたのですの?」

馬車の中で聞いてみました。

紺色の騎士服。今日は銀の髪を緩く三つ編みをしています。
流し目で見られると胸がときめきます。

「フィオナ様が不利にならない為です。勝手に悪役令嬢と言われるのは腹が立ちます。フィオナ様は悪くありませんのに。
婚約者がいる男性に擦り寄る女性を諌めてなにが悪いのですか?
それを虐めだといい、勝手に転んだのを人のせいにするような者が今後も大人しくするわけはないでしょう。
ならば、きちんとご両親にも理解してもらって、どうどうと関わりを持った方が良いと判断しました」

「セシル様は公爵家の方。セレになにかあったら・・・」

「権力でくるなら権力で押し返すだけ。私には強い見方がいるので大丈夫ですよ」

誰がいるのでしょう。聞かないほうがいいかもしれません。

王子さまのようにキラキラしています。
もう一つ、気になっていることが・・・。

「それより、気になるのは、なぜランジェリーのアドバイザーですの?一つ下の妹様がいましたよね。彼女ではダメですの?」

そう、何故ランジェリーなのかと言う事です。ドレスならまだしも、ランジェリー・・・。

「妹とは趣味が違いまして、思っている物と言いますか、年齢や趣味・・・ターゲットが異なり参考になり得ないのです」

深い溜息をつかれます。そこまで違うのですか?

「妹の趣味は可愛いもの。幼な可愛いといった感じです。私がレースのフリフリを身につけるのは流石に似合わないでしょう?」

想像します。
確かに似合わないですわね。
くすくすっ

「そうなります。私のコンセプトは『大人に憧れる少女』『大人への一歩』 を軸に、そこから『大人の魅力』『恋の勇気』『夫婦の時間』『大人だからの魅力』 と繋げていきたいのです」

「テーマが広すぎませんか?」

「はい。でも必要だと思っています。ドレスは社交会での武装と言えます。下着は自分の自信のための武装であって良いのだと思います。美しい下着をつける。背筋が伸びる気になりませんか?」

「そうかしら?」

「そう言うものです。それなりの大人の方は母の知り合いからアドバイスをいただけますが、いかんせん同年齢の令嬢がいませんで・・・」

恥ずかしそうに顔を逸らされました。

年相応の女の子らしい可愛らしい顔できるんですね。












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