悪役令嬢の親友はヤバい令嬢でした(完結)

彩華(あやはな)

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6.無意識発言は・・・

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セレのお店で一人反省会です。ソファーにうずくまり頭を抱えます。

あの後逃げるようにして、保健室に駆け込みました。全てセレに任してしまいました。

セレに着替えも持ってきてもらって・・・。
穴があったら入りたいです。

他の人に見られるなんてお嫁に行けないかもしれません。

あの後、特になく終わったそうです。わたくしの赤い下着が印象的で話題になっていたとか。ありえませんわ。
それこそお父様がお知りになれば倒れるかもしれません。

「悪いようにはなりませんよ」

優しくセレが言いますが、恥ずかしさは紛らわせれません。

赤い下着。なぜ、今日に限って赤にしようとしたのでしょう。青でも緑でもよかたのに。同じ事が起こるなら、紺色がよかったかも。

「赤と青しかなかったから赤にしたのよね~」

ぽつり。

「他の色欲しいですか?」

「そうね。今日みたいな、ああゆう事が起きるとわかっていたら紺色がよかったわ」

「紺色ですか。他にも何色の下着が欲しいですか?」

「う~んと、オレンジもいいし、ピンクも可愛いかしら。白と黒は定番だけど、絶対欲しいわね。ベージュもいいかしら。シャツに色が写らないもの。後、冒険として紫や緑かしら。毎日違う色を着くてもみたいわね」

「デザイン性は?」

「可愛い形もありよね・・・。レースだけじゃなくて、小さなリボンがついてるの。シックな柄無しも魅力的だわ。セクシーのだと、総レース柄とかシースルもアリだけど、恥ずかしいわよね。あと動くのに便利なスポーティな・・・、なんの会話だったかしら?」

あれ?いつの間にランジェリー話になってる。
セレなんて、紙にメモしてるし・・・。

「セレ?」

「流石、フィオナ様。早速、その意見反映させていただきます」

あの~、セレさん?
話の流れおかしくありません?

「着心地は?」

「えっ、まだ、これだけしか試してないからわからないけど、サラッとしてて、付け心地いいわよ。だけど、汗を吸うと少し冷たいかしら。後、やっぱり紐が細すぎない?引っ張ったら切れそうよ」

頷きながらメモをとるセレ。
明け透けに話していいのかしら?
お母様とは、こんな話した事ないわよ。恥ずかしいはずなのに抵抗がない。
どうかしたのかしら、わたし・・・。

「女性は下着を選ぶとこから武装でいいのではありませんか?見えないからこそ勇気を貰えることもあるはずです」

「見えないからこそ勇気・・・。あっ、じゃあ、こう言うのはどう?」

面白い事を考えた。恋する乙女の応援。
君バラのように、一途な恋。そんな彼女たちのために。

「好きな人の色の下着を着けて告白してみよう。勇気をくれるはず、って」

「面白いですね。好きな人の色。告白の勇気。
ですが、秘密の恋にも繋がりそうですね。
・・・それいい、そのネタいただきましょう」

セレはブツブツ呟いたあと、ふふっと笑った。




               ~~~~~~~~~~

アンドリューとの恋は順調だった。アンドリューはカエラ様と婚約解消し、私と婚約した。
幸せだった。
彼が現れるまでは。
初恋の騎士。10年前、私を助けてくれた少年が騎士として目の前にいる。

『あなたは、あの時の?』

覚えていてくれた。
嬉しい。心が踊った。
でも、なんで今なの?
後、二ヶ月、ううん、一ヶ月早く現れたら、アンドリューと婚約しなかったのに・・・。
これはカエラ様からアンドリューを奪った罪なの?

私は騎士様を思う気持ちを隠した。

でも、思いたい。

ならばと、私は騎士様の瞳の青いと同じ青色の下着を身につけた。
これなら誰も知られる事などない。
私は自分を抱きしめた。
騎士様を抱きしめていると思うようにして・・・。

            君バラより抜粋

                   ~~~~~~~~~

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