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9.図書館にて
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図書館に向かう途中、見てはならないものを見た。
セシル様とアミー様。
誰も来ないと踏んだのか、静かな木立の中、二人は抱き合いキスをしている。
誰もいないでしょうとも、わたくし以外は。
いつものカゼボから図書館に行くのに便利な小道ですもの。わたくし以外使いません。
だからといって、なぜ、ここですか?
・・・濃厚ですね。
お幸せですこと。
知らないふりをして、石畳みの道にでます。
ため息をつきます。
「幸せが逃げてしまいますわよ」
後ろから声をかけられて、慌てて振り向きます。
そこには学園指定の制服を着て、銀の髪をおさげにした瓶ぞこ眼鏡の地味な少女がいました?
「えっと?」
誰でしょうか?
「ふふっ。フィオナ様、わたくしです」
そう言って、眼鏡を取って出てきたのは緑色の大きな瞳。
「リリア?」
「はい、リリアです」
「地味・・・いつものは?」
「あの衣装では学園では浮きますもの。姉が姉ですから、抑え気味で。メリハリつけるのがわたくし流ですわ」
笑い方はリリアです。
というか、ちゃんと学園に通われていたのですね?
地味な姿だとわからないのも当然ですわね。
リリアはちらりと奥を見ます。
「婚約者さまの密会現場ですか?もう少し場所と時を考えればよいものの。どう見ても雰囲気丸出しの見てください状態ですわ。『君バラ』読みすぎですわよね」
そうです。実は誰も立ち入らない場所ではありますが、図書館へ行く石畳みからは丸見えなのです。
見せつけてます。
そして、それは『君バラ』に出てくるシールにそっくり。
カエラに見せつけカエラの嫉妬を煽り悪役令嬢に仕立てるところ。
少し思ってたのと違うわね・・・。
「放っておきましょう。
それより、しばらくお姉様がいないので、わたくしとご一緒しませんか?一週間後のテストの勉強を見てほしいのです」
少しだけ、わたくしより背が低いので、首を傾げ見上げてくる様が可愛いですわ。胸がキュンとしてしまいます。
妹が欲しいですわ。
わたくしたちは図書館に向かいました。ここの図書館は、貴重な本も多いのでセキュリティチェックを行って入るようになっています。勉強ですので、受付で個室の申請をしてから行きます。
個室で向かい合い、勉強道具を広げます。
苦手なところを中心に教えていきます。
「セレはどちらに行ってますの?」
先日帰る前に、セレは殿下に手紙を二通貰っていました。一通はお茶会の案内らしく、わたくしも誘われました。
もう一通は・・・、見た瞬間目が輝いていましたね。
「ご婚約者様に会いに行ってます」
「あら、だからあんな顔を?」
「ええっ。姉ながら現金なんですから」
「リリアは婚約者は?」
「いません。実はわたくしの趣味はムキムキ男性なんです」
恥ずかしそうにいいました。
・・・少し意外です。
「それに、わたくしたちの個性を尊重してくれる方でないと、引かれそうで・・・」
そうですわよね。
個性強いですもね。
「お兄様方は?」
「アルト兄様は結婚してます。ルシアナお義姉さまは、わたくしな服のアドバイザーですの。ピンクのヒラヒラ大好きですっごく話が合いますの。リゼル兄様はまだ婚約中・・・同じ騎士をしてますわ。セレお姉様の・・・実用向き活動女性用ランジェリーのアドバイザーをされています」
いったいどれだけやっているのでしょう?
しっかりアドバイザーまでいる。
曲者揃いかもしれませんわね。
・・・セレの婚約者様見てみたいですわ。
リリアの将来の婚約者も・・・。
どの道、普通の方では務まりませんわよね。
セシル様とアミー様。
誰も来ないと踏んだのか、静かな木立の中、二人は抱き合いキスをしている。
誰もいないでしょうとも、わたくし以外は。
いつものカゼボから図書館に行くのに便利な小道ですもの。わたくし以外使いません。
だからといって、なぜ、ここですか?
・・・濃厚ですね。
お幸せですこと。
知らないふりをして、石畳みの道にでます。
ため息をつきます。
「幸せが逃げてしまいますわよ」
後ろから声をかけられて、慌てて振り向きます。
そこには学園指定の制服を着て、銀の髪をおさげにした瓶ぞこ眼鏡の地味な少女がいました?
「えっと?」
誰でしょうか?
「ふふっ。フィオナ様、わたくしです」
そう言って、眼鏡を取って出てきたのは緑色の大きな瞳。
「リリア?」
「はい、リリアです」
「地味・・・いつものは?」
「あの衣装では学園では浮きますもの。姉が姉ですから、抑え気味で。メリハリつけるのがわたくし流ですわ」
笑い方はリリアです。
というか、ちゃんと学園に通われていたのですね?
地味な姿だとわからないのも当然ですわね。
リリアはちらりと奥を見ます。
「婚約者さまの密会現場ですか?もう少し場所と時を考えればよいものの。どう見ても雰囲気丸出しの見てください状態ですわ。『君バラ』読みすぎですわよね」
そうです。実は誰も立ち入らない場所ではありますが、図書館へ行く石畳みからは丸見えなのです。
見せつけてます。
そして、それは『君バラ』に出てくるシールにそっくり。
カエラに見せつけカエラの嫉妬を煽り悪役令嬢に仕立てるところ。
少し思ってたのと違うわね・・・。
「放っておきましょう。
それより、しばらくお姉様がいないので、わたくしとご一緒しませんか?一週間後のテストの勉強を見てほしいのです」
少しだけ、わたくしより背が低いので、首を傾げ見上げてくる様が可愛いですわ。胸がキュンとしてしまいます。
妹が欲しいですわ。
わたくしたちは図書館に向かいました。ここの図書館は、貴重な本も多いのでセキュリティチェックを行って入るようになっています。勉強ですので、受付で個室の申請をしてから行きます。
個室で向かい合い、勉強道具を広げます。
苦手なところを中心に教えていきます。
「セレはどちらに行ってますの?」
先日帰る前に、セレは殿下に手紙を二通貰っていました。一通はお茶会の案内らしく、わたくしも誘われました。
もう一通は・・・、見た瞬間目が輝いていましたね。
「ご婚約者様に会いに行ってます」
「あら、だからあんな顔を?」
「ええっ。姉ながら現金なんですから」
「リリアは婚約者は?」
「いません。実はわたくしの趣味はムキムキ男性なんです」
恥ずかしそうにいいました。
・・・少し意外です。
「それに、わたくしたちの個性を尊重してくれる方でないと、引かれそうで・・・」
そうですわよね。
個性強いですもね。
「お兄様方は?」
「アルト兄様は結婚してます。ルシアナお義姉さまは、わたくしな服のアドバイザーですの。ピンクのヒラヒラ大好きですっごく話が合いますの。リゼル兄様はまだ婚約中・・・同じ騎士をしてますわ。セレお姉様の・・・実用向き活動女性用ランジェリーのアドバイザーをされています」
いったいどれだけやっているのでしょう?
しっかりアドバイザーまでいる。
曲者揃いかもしれませんわね。
・・・セレの婚約者様見てみたいですわ。
リリアの将来の婚約者も・・・。
どの道、普通の方では務まりませんわよね。
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