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21.後日談
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あれから一ヶ月。
久しぶりのお茶会です。
王妃様、ライア・フローレン公爵婦人、エルファ・サフィール侯爵婦人、エリミア・リンディスター伯爵婦人、セレ、リリアがいます。
相変わらずセレは騎士服姿です。
セレは2日前に里帰りをしてきました。
学園の繰り上げ卒業の為らしいです。
わたくしもアロン殿下の婚約者に収まってしまいました。毎日甘々な言葉責めをしてきます。
甘すぎて耐えれない・・・。
最終回を迎えた『君バラ』は、あれからもヒットしています。
今では、中高年まで浸透しているとか・・・。なんでも男性に希望するところを読んでもらって実践してもらう・・・のが流行っているとか・・・。
それも四夫人の影響らしいです。
恐ろしいです。
二人で机に突っ伏し、動きません。
「もう、二人とも~」
エルファ様の明るい声。
「どうだった?セレ?」
「良かった?」
なぜ、こうも明け透けなんですか?慎みはどこですか?
捨てたのですか?
拾ってきてください。
すぐに。
直ちに拾いに行ってきてください。
「自分が怖いです。小説書けません。書こうとすると、思い出して・・・、やぁぁっ、恥ずかしいっ」
ゴン、と机に頭が。
思いの外、壊れていました。
「まだまだね」
「わたくしたちが出してみる?熟女向けと、若者向けに?」
「いいかもね」
盛り上がりますね。
ふと、思い出します。
顔をあげ、セレに聞いてみます。
「そういえば、連れ去られる前に、アロン様に何言われてたの?」
四夫人もピタリと口を閉じてこちらをみました。
セレはゆっくり顔をあげます。
「一つは、フィオナさまのウェディングドレスのデザイン。二つ目はアロン兄様好みのフィオナ様の閨ようランジェリーの制作、最後に男性用の下着製作を頼まれました」
「・・・・・・・・・」
聞かなきゃよかった・・・。
だかそれに食いついたのは四夫人。
「男性用下着?」
「セレちゃん今すぐ考えて~」
「色っぽいの、エロいの欲しい」
「スポンサーになるわ」
飢えた野獣さまが現れました。
「伸縮性のあるピッタリタイプがいいわ」
「赤、黒が欲しいわ」
「際どい感じで責めて~」
「後ろはTバッグのビキニ」
「ブーメラン」
「ボクサーもいいじゃない」
「この際、男性用拘束具も~!!」
もう、やめてください。
ほら、リリアも引いてます。
あっ、セレが生き返った。
メモを取り始めました。各々の希望を事細かに聞いて書き出しています。
何かを作っているのが好きなのね。
それにしてもこの四夫人。
絶対に外部に見せたらダメだと思います。
このヤバい方々の手綱をとるのは誰でしょうか?
それも落ち着いた頃、アロン殿下とロバートさまがいらっしゃいました。
あの後聞きましたが、ロバート様は公爵家の一員にして、ご自身伯爵位をもつ帝国でも有名な商会の取締役様をしながらの皇太子付きの近衛兵だとか。
ロバート様はセレに近づきます。
手を取りキスを落とす。
甘いですね。
騎士服イケメンに精悍なイケメン。
イケメン二人は眼福です。
妄想が・・・。
「うふっ」
?
リリア?
リリアを見るとにやけてる顔があります。
こちらにきづきました。
・・・考えている事は、同じ?
頷きあいました。
お茶会が終わったのち、アロン様と庭園探索です。
「綺麗ですね」
「君には負けるよ」
甘っ。
「セレ疲れてましたね」
「ロバートがな。半ば囲ってるみたいだな」
そうなんだ・・・。
セレ頑張って。
わたくしも頑張るから。
「アロン様、どんなわたくしでも好きでいてくれますか?」
風が駆け抜けていきました。
花びらが風に舞います。
「もちろん。どんな君でも愛してる」
「わたくしが腐っても許してくださいますっ?」
「へっ?」
「わたくし、セレとロバート様を見て、制作意欲が沸きましたの。リリアと共同制作しますわ」
「フィオナ?」
「ダメ、ですか?」
上目遣いでおねだり。
「うっ、ほどほど、なら?」
よっしゃぁ!!
「ありがとうございます」
とどめに頬にキス。
「フィオナ・・・」
~~~~~~~~~
数ヶ月後
腐り本(BL)が女性の間で爆発的人気になった。
もちろん作者は・・・、うふふっ。
ご贔屓先はあの四夫人だったのは、これももちろん、内緒である。
内緒に、
・・・ならないわね・・・。
おわり
◇◇◇◇◇
次が最終話になります。
アロン殿下視点。セレナからみ、話題はもちろんフィオナさまです。
最後まで楽しんでいただければ、幸いです。
久しぶりのお茶会です。
王妃様、ライア・フローレン公爵婦人、エルファ・サフィール侯爵婦人、エリミア・リンディスター伯爵婦人、セレ、リリアがいます。
相変わらずセレは騎士服姿です。
セレは2日前に里帰りをしてきました。
学園の繰り上げ卒業の為らしいです。
わたくしもアロン殿下の婚約者に収まってしまいました。毎日甘々な言葉責めをしてきます。
甘すぎて耐えれない・・・。
最終回を迎えた『君バラ』は、あれからもヒットしています。
今では、中高年まで浸透しているとか・・・。なんでも男性に希望するところを読んでもらって実践してもらう・・・のが流行っているとか・・・。
それも四夫人の影響らしいです。
恐ろしいです。
二人で机に突っ伏し、動きません。
「もう、二人とも~」
エルファ様の明るい声。
「どうだった?セレ?」
「良かった?」
なぜ、こうも明け透けなんですか?慎みはどこですか?
捨てたのですか?
拾ってきてください。
すぐに。
直ちに拾いに行ってきてください。
「自分が怖いです。小説書けません。書こうとすると、思い出して・・・、やぁぁっ、恥ずかしいっ」
ゴン、と机に頭が。
思いの外、壊れていました。
「まだまだね」
「わたくしたちが出してみる?熟女向けと、若者向けに?」
「いいかもね」
盛り上がりますね。
ふと、思い出します。
顔をあげ、セレに聞いてみます。
「そういえば、連れ去られる前に、アロン様に何言われてたの?」
四夫人もピタリと口を閉じてこちらをみました。
セレはゆっくり顔をあげます。
「一つは、フィオナさまのウェディングドレスのデザイン。二つ目はアロン兄様好みのフィオナ様の閨ようランジェリーの制作、最後に男性用の下着製作を頼まれました」
「・・・・・・・・・」
聞かなきゃよかった・・・。
だかそれに食いついたのは四夫人。
「男性用下着?」
「セレちゃん今すぐ考えて~」
「色っぽいの、エロいの欲しい」
「スポンサーになるわ」
飢えた野獣さまが現れました。
「伸縮性のあるピッタリタイプがいいわ」
「赤、黒が欲しいわ」
「際どい感じで責めて~」
「後ろはTバッグのビキニ」
「ブーメラン」
「ボクサーもいいじゃない」
「この際、男性用拘束具も~!!」
もう、やめてください。
ほら、リリアも引いてます。
あっ、セレが生き返った。
メモを取り始めました。各々の希望を事細かに聞いて書き出しています。
何かを作っているのが好きなのね。
それにしてもこの四夫人。
絶対に外部に見せたらダメだと思います。
このヤバい方々の手綱をとるのは誰でしょうか?
それも落ち着いた頃、アロン殿下とロバートさまがいらっしゃいました。
あの後聞きましたが、ロバート様は公爵家の一員にして、ご自身伯爵位をもつ帝国でも有名な商会の取締役様をしながらの皇太子付きの近衛兵だとか。
ロバート様はセレに近づきます。
手を取りキスを落とす。
甘いですね。
騎士服イケメンに精悍なイケメン。
イケメン二人は眼福です。
妄想が・・・。
「うふっ」
?
リリア?
リリアを見るとにやけてる顔があります。
こちらにきづきました。
・・・考えている事は、同じ?
頷きあいました。
お茶会が終わったのち、アロン様と庭園探索です。
「綺麗ですね」
「君には負けるよ」
甘っ。
「セレ疲れてましたね」
「ロバートがな。半ば囲ってるみたいだな」
そうなんだ・・・。
セレ頑張って。
わたくしも頑張るから。
「アロン様、どんなわたくしでも好きでいてくれますか?」
風が駆け抜けていきました。
花びらが風に舞います。
「もちろん。どんな君でも愛してる」
「わたくしが腐っても許してくださいますっ?」
「へっ?」
「わたくし、セレとロバート様を見て、制作意欲が沸きましたの。リリアと共同制作しますわ」
「フィオナ?」
「ダメ、ですか?」
上目遣いでおねだり。
「うっ、ほどほど、なら?」
よっしゃぁ!!
「ありがとうございます」
とどめに頬にキス。
「フィオナ・・・」
~~~~~~~~~
数ヶ月後
腐り本(BL)が女性の間で爆発的人気になった。
もちろん作者は・・・、うふふっ。
ご贔屓先はあの四夫人だったのは、これももちろん、内緒である。
内緒に、
・・・ならないわね・・・。
おわり
◇◇◇◇◇
次が最終話になります。
アロン殿下視点。セレナからみ、話題はもちろんフィオナさまです。
最後まで楽しんでいただければ、幸いです。
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