サンタクロースの誕生日

夢ノ命

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夢の中へ

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◇◆◇



「それじゃあ、そろそろ、おやくめをはたすとするか」


暗闇の中をシャシュがずんずんと歩いていって、ベットで寝ているマミちゃんのまくらもとの上にポーンとジャンプしました。


「ゆめの中へいくんだね。まみちゃんの」


フォーフィーがそう言いながら、シャシュの後をおいました。


「そうだ。まみちゃんがほしがっているもののタネをさがしにね」


「アンパンマンのゆうき……」


シャシュとフォーフィーは、おもわずハイタッチをしあいました。


「うぉー。これをやると力がわいてくるな」


「ほえないでよ。おおかみおとこじゃあるまいし。それよりさ、おぼえてる?  子どもの夢の中に入る時のやくそくごと」


「わすれるもんか。

① いちっ、夢の中のおもちゃの部屋にはいかないこと。遊びすぎて、でられなくなる。


② にっ、夢の中のお菓子の部屋には入らないこと。食べすぎてでられなくなる。


③ さんっ、かってに子どもの夢をかきかえないこと。子どもの世界が変わってしまうから。


④ よんっ、子どもの夢の中へは、サンタクロースから任命を受けたつきびとのこびとだけが入ることが許可される。おやくめが終わった後は、すみやかにサンタクロースのもとへ帰り、ほうこくすること。

……こんな感じだろ?」



「シャシュ。わかってるじゃないか。じゃ、用意はいいかい?」


「えっ、なんの?」


「ぼうしをかぶる用意さ、こんな風に」


フォーフィーは、自分のかぶっていたトンガリ帽子を手にとると、マミちゃんの頭にかぶせました。


すると、ちいさかったトンガリ帽子がマミちゃんの頭にちょうどよい大きさに膨らみました。


「さあ、シャシュ。いそいで!」


そういうと、まずフォーフィーが、マミちゃんの頭にかぶせたぼうしの中に入りました。


「そう、せかすなって」


つづいてシャシュが、ぼうしの中にもぐりこみます。


「さあこれから、シャシュとフォーフィーの夢の中への大冒険のはじまりはじまり!」


フォーフィーがそう言うと、二人のこびとは、ぼうしの中で、勢いよく、ちゅうに、ジャンプしました。
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