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今宵の月も美しい
オリバー様が
私に大きな傷痕を残したと
分かっていた
それを知りながらも
あんなに強く張り飛ばした。。
その事実に
心の傷が大きくなったが
おかげで、オリバー様に対する
気持ちが砕けたのは、、
良かったと思おう
「かしこまりました
愛するあなたふふっ」
微笑み離れる。。
アランがエスコートする手に
力が入る
その後も、しっかりと社交し
また、コールマン公爵様とダンスし
その後は、他の方々とダンスし
時は過ぎていった
前ならばダンスはしなかった
ずっと壁の花に徹していた、、
この違いはオリバー様の目にどう映るのか
あと、少しだけど
それまで彼がそのままで居てくれれば
それだけで良い
アランの元に戻り
飲み物を貰う
アランとセバスチャンは
信じられる。。。
その煌めく瞳を見ていると
安心する
お父様と同じサファイアブルーの瞳
優しくも力強い切長の瞳に
スッと通った鼻筋
柔らかな弧を描く口元
凛々しいその顔立ちは
品がある中に精悍さも併せ持ち
多くのレディの心を鷲掴みにする
その声は
安心させる深みのある声だ
夜風にあたるためヴァルコニーに
エスコートされて出る。。。
今宵は満月
大きく煌めくように輝く
月が、、とても美しい
アランのプラチナブロンドの髪が
月に照らされ輝いている
月の化身のように見えた
「アラン、、もう帰るわ」
「参りましょうアンナ様」
頼もしい腕にエスコートされ
安心して馬車にて帰路へ着く
ウトウトしてしまった
屋敷に着いてから
セバスチャンに夜会で
オリバー様に言われた事を伝える
陛下とコールマン公爵様と
一緒に相談しておいて良かった
取り計いにより隠して頂いたモノ
以外、大きな影響の無いモノを
オリバー様に見せる事とする
準備だけはしておこうと
セバスチャン、アランと決めた
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
やっておいて良かった
夜会の2日後
オリバー様がやって来た。。
会いたくないと思う日が来るとは思わなかった
「どうだ?準備出来たか?
早く出せ!!」
挨拶も無しに横柄な態度で迫る
オリバー様、、、
どんどん落ちていくレベルに
呆れるしかないが、、
「コレで宜しいですか?」
「ふんっ!とりあえずは
コレで良しとしてやる。。。
隠し立てするなよ?
命が惜しければな?」
とニヤリと笑み
平手打ちしてくる、、、
「っ!!!!」
思わず見てしまったら。。
パンっ、パァンッと
更に打たれる。。。
踏みつけてくるオリバー様。。
アランが駆け寄り、、
「おやめ下さい!
明日は陛下にお会いするのです。
その愚行がバレても宜しいのですか?」
「何?!誰にものを言っている
明日陛下にお会いするだと?
それならば、体調不良だと言えば良い
代わりに私が行けば良いのだからな
当主は私なのだから
ハッ!!」
と醜く笑うオリバー様、、、
踵を返すと帰って行った。。
「アンナ様。。。」
「大丈夫よ、、、セバスチャン
それより。撮れていた?」
「はい、、、お守り出来ずに
不甲斐ない限りですが。。。
映像の方はキチンと撮れております」
「それが何よりよ、、」
「帰って行きました。。」
「ありがとうアラン
明日オリバー様は登城したとして
何を話すつもりかしら、、、」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
翌日の夕方
オリバー様はまたやって来た
「お前のせいで
陛下に嫌味を言われたぞっ!!!」
顔を合わせるなり
殴って来たオリバー様、、、
最近は何か、
タガが外れたのでしょうね、、
「お前のせいでっっ!!」
「何と、、言われたのですか?」
「ベリンダとばかり仲が良いようだ
となっ、、
ちゃんとお前がフォローしておけっ!!」
ソレは、自業自得では?
と思ったが、、言えない。。
「かしこまりました」
更に手を上げようとしたところ
帰って来たアランが立ち塞がる。。
「どけっ!!
邪魔だてするな!!!
執事見習い風情が!!!」
とアランにまで手を上げる
打たれるふりをしつつ交わす
「ふんっ!!いつまで
もつかだな、、」
と捨て台詞を残して帰って行った
その夜、また刺客が寄越されたが
結界の魔法を張っていたので
一網打尽として、騎士団に突き出した
そんなことが繰り返されて
私の誕生日まで、後1か月となった時
痺れを切らしたのか
また、オリバー様がやって来た。。
「お前もなかなか頑丈だな。。
そろそろ良いんじゃないか?」
「何が、ソロソロ良いのですか?」
「うるさいっ、黙れっっ!!!」
イライラと怒鳴り
平手では無く拳で殴ってくる。。
女性にその様に拳などと、、、
普通ならば死んでしまうでしょう。。
さっとアランと護衛が間に入る
一応夫婦であるので
最初から庇えないのが困った所
その後も数数の刺客がやって来たが
全て捕らえた、、
諦めの悪い人達だ。。
移動中だろうと結界に不備は無い
毒も、、無効化を取得している
外で毒を盛られた時も、、、
犯人割り出しが出来て逆に助かった
懐に入った虫は邪魔だ
オリバー様が訪ねてくると
居留守を使っている
運悪く会ってしまっても
殴られる前に避けることにした
ここまであからさまに
殺そうとするなんて、、、
沢山の証拠が集まった
刺客達は情報は明かさないが
辿ることの出来る魔法を
キチンと開発したのだ
と言っても、、、
想像出来れば成すことが出来る
私には簡単な仕事になった
こうして、やっと
私の誕生日となった
待ち望んだ日だ。。。
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