また、会えたなら・・・

ポチ

文字の大きさ
2 / 30

好き

しおりを挟む

就職したまでは良かった、ソコからは…

うん、頑張った

仕事に慣れるのに必死で時は溶けるように過ぎていった。5月、ゴールデンウィーク。 何それ?な感じでひたすら仕事と勉強会。朝から夜中まで仕事。寮に入れて、食事は食堂が利用出来、とてもありがたかった。
帰ってきて玄関でリュックを背負ったまま
寝ていた事もある。
てか、週の半分以上はそうだった。仕事前の事前勉強、困難です。ハイ。

そんなこんなで大変だったけど、夜勤も入る様になり3年も経つと慣れてくる。

後輩も出来たし少しは教えられる様になってくる。

医師とのやり取りや、他の医療スタッフとも話せるようになっ・・・

そんな時だった、外科の医師と仲良くなって・・気付いたら、付き合って?いた

そして、穏やかな中にも充実した日々を過ごしていた。望んだ通り必要とされるのは
やり甲斐もあり、幸せだった

彼との仲も、お互い、忙しい中でもシフトを合わせて会っていた

僕は、先生の事が大好きになっていた

処置をしている彼も、患者さんと話している彼も。きっと手術中の彼も尊敬出来るいや、大好きなんだ

でも、好き、愛してる、は言われた事無いな。 僕も言ったことはないけど

今度、言ってみようかな・・・イヤ、恥ずかしい

結婚とかは無いから、先の無い付き合いだもんな。言葉にする事を躊躇った

自分に暗示をかけていたのもあったのか、こんなに好きになるはずじゃ無かったのに
いつの間にか、時間があると先生の事考えてる。仕事終わって帰る時なんかは、少しでも、声が聞きたくて…顔が見たくて…つい、探してしまう

でも、ふとした瞬間に高校の時の事が過ぎる時があった隆哉。
医者になった彼に会ってみたいな、まだ、隆哉は学生だけど。
でも、僕が男の人を好きだって…知られるのが怖い・・・
隆哉の事は、僕の金の想い出。キラキラ煌めいてる大切なもの心に大切にしまっておく

今の僕は、先生が好きなんだ。思い出すと切ない。綺麗な想い出に蓋をした

そんなある日、夜勤明けで帰る前に医局に用があって近づいた時。外科の扉が少し開いてて・・・

聞き慣れた声が聞こえた。つい、耳が拾ってしまう。もう1人は、良く先生と連んでる同じ外科の先生だな。何て思ってたら。

「なあ、あの子・・・どうなの?」

「ん?どうって・・うーん、まぁ、可愛いよ?」

誰の事かな・・僕?
だとしたら、可愛いって思ってくれてんのかな。素直に嬉しい

「お前って男が好きだったか?学生の頃は、女子入れ食いだったろ?」

「いや、俺は両方イケるんだよ笑」

「あー、それな・・全く、気をつけろよ?
職場の看護師なんて、お互いが遊んでる相手にしろ」

男なんだよ」

「ん?」

「男はさぁ、後腐れ無いだろう?女は、危険な日があるからな」

「あー、まぁ、な」

「だろ?顔、好みだし 健気なんだよな」

「なら、余計に可哀想だろ」

「あー、まぁ・・下手にあちこち遊べないし抱きたい時抱ける!!最高だろ?

とっても可愛い、便利で都合の良い遊び相手、お互い様だろ?」

「ひっでえな、お前!あの子そんなタイプじゃないだろ?一途そうじゃん、大事にしてやれ!」

「そんなに、心配ならお前に譲るぞ? 笑笑笑」

「全く、お前って奴は!そんな気持ちなら
早く別れてやれよ?可哀想だろ。罰が当たるぞっ!お前。人として最低だ!!」

「まぁ、そのうちな?次の都合の良い相手が見つかったらね!」

「振られてしまえ!!!」

「そりゃ、無いな、
あの子俺の事だーいすきだもん」




。。。。。。。。。。

頭が真っ白になったそっとその場を離れる

先生の中では、僕は、そう言う存在だったんだ。便抱きたい時抱ける。後腐れのない・・存在

そっか、、そうだよね僕なんて・・・
それくらいの存在だよね

ぁ・・ハハハ。帰る時で良かった・・・もう、このまま帰ろ

バカだな僕って、先生が僕なんか、本気で好きになるはずないじゃないか。心の何処かでは分かってたけど本音をこんな形で聞くなんて思わなかった。
連れの先生、良い人だったんだなぁ。何か、諭してた

もっと、心に鎧を纏っておくべきだった
こんな髪装甲じゃ・・・素通りだよ

好きって言わなくて良かった。バカすぎる
お互い様だって言ってたし大した事無いのかな・・・
ま、先生の事だーいすきなのは、バレてたけど・・・
どうしよう、どうすれば良い?もう、顔、見れないよ
フラフラと廊下を歩く

「お疲れ様ー。あら?どうした?大丈夫?
今日夜勤明けだよね?」

「うん、大丈夫。ちょっと、ハードだったから疲れたかな。直ぐ寝るー、お疲れ様でーす」

まだ、心配そうだけど、バタバタしてるみたいで
「気をつけなよ?」っと背中をぽんぽんして先輩は去って行った

シャキッとしよ!!

この前、失恋した時は。いや、先生とまだ別れてないけど。そもそも、付き合って無いのかな?
お互い遊びと思われてるみたいだし

隆哉に失恋した時は、母さんが無理矢理抱きしめて勝手に泣いてくれた。
今日は、独りだな。何で、僕も一緒じゃなかったんだろ…僕も一緒にイキタカッタ
寂しいよ、父さん、母さん、会いたいよ

隆哉にも、会いたいな

そんな事思ってたら

公園から子供が出て来た。可愛い子だなぁ、天使だ!3歳くらいかな。親御さんとこ戻してあげよ。
ソコへ走って来る車、運転手さんは、あ、気づいて無い!!!

親御さんは、あー、もう1人の子供に気を取られてる!
お母さんが気づいて走って来た。でも、間に合わない!!僕の方が、近い

「あぁーーーー!!〇〇ーーー!!
いヤァーーーーー!!」

キキーー!ドンッ

すごい衝撃・・・

子供は、お母さんに投げちゃったよ、ごめんね

「「きゃーーー!!」」  「おい、救急車!!」  「早く!!」

子供、天使は?大丈夫かな?うん、ギャン泣きしてる。大丈夫そうだね・・・
もう1人の子は?また危ない目に遭わないように。どうか天使達を守って下さい!
意識が薄れてきたよ

ピーポー・・・・・あ、救急車、案外早かったね。思っより時間経ってるのかな?
忙しいのにごめんね・・・

あー、運ばれるのはうちの病院だよね。
さっき、来てた救急車か、ごめん

あ、ダメそう・・・

次意識が戻ったら救急外来だった

先生、すごい真剣な顔連れの先生も。先輩も。皆んな必死に助けようとしてくれたすごい頑張ってくれた

ありがとう・・ごめんね



ピーーーーー


あ、先生、連れの先生、先輩達。
泣かないでよ。
僕、幸せだったよ。最後に先生が抱きしめてくれたからさ・・・大好き

皆んな、幸せにね





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

落としたのは化粧じゃなく、みんなの心でした

444
BL
『醜い顔…汚らしい』 幼い頃、実母が病気によって早くに亡くなった数年後に新しい義母からそう言われたシリルは、その言葉が耳に残って16歳となった今も引きずっていた。 だが、義母のその言葉は真っ赤な嘘でシリルはとても美しかった。ただ前妻の息子であるシリルに嫉妬した結果こぼした八つ当たりの言葉であったのをシリルは知らずに、義母のいう醜い顔を隠すために化粧をする。 その結果、彼は化粧によって本当に醜い顔になってしまった。そんな彼が虐げられながらも徐々に周囲を絆す話 暴力表現があるところには※をつけております

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

囚われた元王は逃げ出せない

スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた そうあの日までは 忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに なんで俺にこんな事を 「国王でないならもう俺のものだ」 「僕をあなたの側にずっといさせて」 「君のいない人生は生きられない」 「私の国の王妃にならないか」 いやいや、みんな何いってんの?

二十年以上無視してきた夫が、今さら文通を申し込んできました

小豆缶
恋愛
「お願いです。文通から始めてもらえませんか?」 二十年以上会話もなかった夫――この国の王が、ある日突然そう言ってきた。 第一王妃マリアは、公爵家出身の正妃。だが夫はかつて、寵愛する第三王妃の話のみを信じ、彼女を殴ったことがある。その事件が原因で、マリアは男性恐怖症が悪化して、夫と二人きりでは会話すらできなくなっていた。 それから二十年。 第三王妃はとある事故で亡くなり、夫は反省したらしい。だからといって――今さら夫婦関係をやり直したいと言われても遅すぎる。 なのに王は諦めない。毎日の手紙。花を一輪。夜食の差し入れ。 不器用すぎる求愛に振り回されるうち、マリアの中で止まっていた感情が少しずつ動き始める。 これは、冷えきった政略夫婦が「文通」からやり直す恋の話。 ※本作は「存在されていないことにされていた管理ギフトの少女王宮で真の家族に出会う」のスピンオフですが、単体で読めます。

分厚いメガネ令息の非日常

餅粉
BL
「こいつは俺の女だ。手を出したらどうなるかわかるよな」 「シノ様……素敵!」 おかしい。おかしすぎる!恥ずかしくないのか?高位貴族が平民の女学生に俺の女ってしかもお前は婚約者いるだろうが!! その女学生の周りにはお慕いしているであろう貴族数名が立っていた。 「ジュリーが一番素敵だよ」 「そうだよ!ジュリーが一番可愛いし美人だし素敵だよ!!」 「……うん。ジュリーの方が…素敵」 ほんと何この状況、怖い!怖いすぎるぞ!あと妙にキモい 「先輩、私もおかしいと思います」 「だよな!」 これは真面目に学生生活を送ろうとする俺の日常のお話

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

処理中です...