15 / 57
婚約式、パーティ 会場 3
しおりを挟むあっさりとサインしたワタクシ
「ああ、可哀想なブランシーヌ! とうとう独りになってしまって。でも優しいアイリーンが君が改心するなら離れでしごt「結構ですわ」!!」優しい貴公子スマイルから訝しげにこちらを見ているが最早ウザイです
「ワタクシ、ずっとこうして【自由】になりたかったのです。
カーシス様、ずっとずっと貴方様の事をお慕いしておりました。ですが、貴方は、裏切った・・・ワタクシ存じておりましてよ?
元お義姉様と愛し合っておられた事。カーシス様とワタクシとの約束の日、急用なんかじゃ無く御二人で逢われていた事も。
《初めて元お義姉様__アイリーン様とお会いになった時から愛して》いらっしゃったのでしょう?
でも、カーシス様はワタクシに会っている時はワタクシを少し、愛して・・・でもそれよりもアイリーン様をより愛している・・・聞こえてしまいました。 タカシと同じ様に・・・
ワタクシが成人し、商会の権利を手にするまで待っておられたんですよね?」
と公爵達を見る。ギョッとする敵陣にニッコリと微笑み、
「心配なさらいで?【 シラキュース商会 】は差し上げますわ。」強張る敵陣の皆様
「ああ。すこーし、お待ちになってね?」
と、会場の大扉を開けるとずっと案じて傷付きながらも支え続けてくれた執事、副料理長、庭師、馭者、侍女3人とメイド2人が並んでいた。
「お、お前達そんな所にいたのか! 後で、いつもの部屋だ!!!」
冷たく抑えた声で怒鳴ると器用な侯爵。さっき私を脅す為にレオンと一緒に皆んなも苦しめるつもりだったようね
「まあ、そんなに青筋立てて・・・血管が切れますわよ?
‘’いつもの部屋‘’ は皆行きませんわよ。今此処でもって皆退職致しますの。明後日まで待てなくて申し訳ございません。皆も同意してくれましたの。後続の使用人も沢山おられますし引き継ぎも終わったみたいですし、問題ありませんわ。今までのお給金はきちんと入金して下さいませね、商業ギルドの規約ですから。」
「何を勝手な!」
「皆様程勝手ではございませんわ。この者達は母の代からワタクシを大事にしてくれました。どんなに酷い事をされても・・・ワタクシが知らない所で。」
男性のスタッフに上半身脱いで貰った。
「「「ヒィッ!!!」」」と若い女性から・・・おかしいわね傷つけていた義姉妹まで?声にならない悲鳴が上がる
大人は、『ダメな使用人の躾は仕方ないだろう・・』みたいな声もかなり聞こえる・・・クズめ
「肯定する方も多数の様ですが、最低ですわね。あら失礼、心の声が出てしまいました・・・嫁入り前の娘にまで皆さん、何とも思わず‘’‘躾‘’‘されてますけど・・・とっても痛くて痕に残るんですのよ。
此処までして見守ってくれた彼、彼女達こそがワタクシの本当の家族・・・ありがとう」と皆の傷を癒す。
「な、何で!お前のスキルは生活魔法止まりの筈・・・」
「フフフ シラキュース侯爵、ワタクシも最近知りましたの。ある意味、カーシス様と意地悪なアイリーン様のお陰ですわ。2人の愛を知った日開花致しましたのよ、色んな事が出来ますわ!ふふ。」っと笑みを向けると2人茫然としている
「あなた達お願い。」と侍女たちに着替えを頼む。周りには見えないよう幻影の魔法をかけて
そして、母の為に喪に服す事もしなかったシラキュース侯爵達へ当て付けも込めて母とレオンと私の髪色と同じ黒を基調にゴスロリ風に華やかな黒のドレスに着替えた。そして、差し色にレオンのブルーを入れて。いつまでもカーシス様の色を身に纏っているのは正直不愉快だ、とっとと脱ぎ捨てたい
『何ですの?あの黒なのに華やかなドレス 』 『わたくしも欲しいわ。』
等チラホラ聞こえてくる。広告もバッチリね、クフフღ
「では、皆様パーティお楽しみになってね! 私は本当の家族とワタクシ達の【 越後屋 】へ参りますわ。」
と渾身のカーテシーをとり、お揃いの華やかな黒の正装姿の、とっても美麗になりすぎたレオンにエスコートされ踵を返した
「待て、待ってくれ。アイリーンは優しいから使用人としてではなくて・・・ブランシーヌ、君が危害を加えなければ第二婦人として僕の側にいてくれて良いと、言ってくれているんだ! 公爵家の敷地に別棟を建てるよ!
側に居てくれ、愛しているんだ、ブランシーヌ! 」
必死な中にもカーシス様渾身の最強スマイル。以前の私ならその胸に飛び込んだだろう。どんなに虐げられても・・・
フ、と小さく笑みを溢し
「以前のワタクシならば、そのお手に縋ったでしょう・・・元父や義母、義兄、義姉妹・・からの愛を欲したでしょう。でも今は、本当の ‘’家族 ‘’ が居てくれます。優しい家族・・とレオン 」皆と視線を交わす
「それに、そんなに危害を加えられる心配をなさってまでワタクシを 2番目 の第二婦人にして下さらなくても大丈夫ですのよ?」
「あ、イヤ、そんなつもりじゃ・・・」
「カーシス様が無能で危険な貴方にこんなに優しい言葉を下さっているのよ!!!」と金切り声の義姉
しつこい!
「ご安心を、2度とその手を求める事はありません。」
最近諸外国でも【 シラキュース 】商会よりも大きくなった品揃え豊富な商会【 越後屋 】最近アイテムバッグまで売りにしている大商会。
お母様は商会の乗っ取りまで視えていた。それを踏まえて【 越後屋 】を準備していたのだ。【 シラキュース 】はダミーだった。どこまでも用意周到なお母様に助けられた。商会名を考えたのはお母様・・・きっと転生、もしくは転移者だったんだろうな。前世を思い出した今そんな事も話してみたかったなぁ
大好きなお母様に感謝しながら今の本当の ‘’ 家族 ‘’ とまだギャーギャーと煩いシラキュース侯爵家をあとにした
705
あなたにおすすめの小説
私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
【完結】旦那様、その真実の愛とお幸せに
おのまとぺ
恋愛
「真実の愛を見つけてしまった。申し訳ないが、君とは離縁したい」
結婚三年目の祝いの席で、遅れて現れた夫アントンが放った第一声。レミリアは驚きつつも笑顔を作って夫を見上げる。
「承知いたしました、旦那様。その恋全力で応援します」
「え?」
驚愕するアントンをそのままに、レミリアは宣言通りに片想いのサポートのような真似を始める。呆然とする者、訝しむ者に見守られ、迫りつつある別れの日を二人はどういった形で迎えるのか。
◇真実の愛に目覚めた夫を支える妻の話
◇元サヤではありません
◇全56話完結予定
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
好きでした、婚約破棄を受け入れます
たぬきち25番
恋愛
シャルロッテ子爵令嬢には、幼い頃から愛し合っている婚約者がいた。優しくて自分を大切にしてくれる婚約者のハンス。彼と結婚できる幸せな未来を、心待ちにして努力していた。ところがそんな未来に暗雲が立ち込める。永遠の愛を信じて、傷つき、涙するシャルロッテの運命はいかに……?
※十章を改稿しました。エンディングが変わりました。
邪魔者は消えますので、どうぞお幸せに 婚約者は私の死をお望みです
ごろごろみかん。
恋愛
旧題:ゼラニウムの花束をあなたに
リリネリア・ブライシフィックは八歳のあの日に死んだ。死んだこととされたのだ。リリネリアであった彼女はあの絶望を忘れはしない。
じわじわと壊れていったリリネリアはある日、自身の元婚約者だった王太子レジナルド・リームヴと再会した。
レジナルドは少し前に隣国の王女を娶ったと聞く。だけどもうリリネリアには何も関係の無い話だ。何もかもがどうでもいい。リリネリアは何も期待していない。誰にも、何にも。
二人は知らない。
国王夫妻と公爵夫妻が、良かれと思ってしたことがリリネリアを追い詰めたことに。レジナルドを絶望させたことを、彼らは知らない。
彼らが偶然再会したのは運命のいたずらなのか、ただ単純に偶然なのか。だけどリリネリアは何一つ望んでいなかったし、レジナルドは何一つ知らなかった。ただそれだけなのである。
※タイトル変更しました
「きみ」を愛する王太子殿下、婚約者のわたくしは邪魔者として潔く退場しますわ
間瀬
恋愛
わたくしの愛おしい婚約者には、一つだけ欠点があるのです。
どうやら彼、『きみ』が大好きすぎるそうですの。
わたくしとのデートでも、そのことばかり話すのですわ。
美辞麗句を並べ立てて。
もしや、卵の黄身のことでして?
そう存じ上げておりましたけど……どうやら、違うようですわね。
わたくしの愛は、永遠に報われないのですわ。
それならば、いっそ――愛し合うお二人を結びつけて差し上げましょう。
そして、わたくしはどこかでひっそりと暮らそうかと存じますわ。
※この作品はフィクションです。
砕けた愛
篠月珪霞
恋愛
新婚初夜に男に襲われた公爵令嬢エヴリーヌは、不義密通の罪を被せられた。反逆罪に問われた彼女の一族は処刑されるが、気付くと時間が巻き戻っていた。
あなたへの愛? そんなものとうに、砕け散ってしまいました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる