ご安心を、2度とその手を求める事はありません

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婚約式、パーティ 会場 3

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あっさりとサインしたワタクシ

「ああ、可哀想なブランシーヌ! とうとう独りになってしまって。でも優しいアイリーンが君が改心するなら離れでしごt「結構ですわ」!!」優しい貴公子スマイルから訝しげにこちらを見ているが最早ウザイです



「ワタクシ、ずっとこうして【自由】になりたかったのです。

カーシス様、ずっとずっと貴方様の事をお慕いしておりました。ですが、貴方は、裏切った・・・ワタクシ存じておりましてよ?
元お義姉様と愛し合っておられた事。カーシス様とワタクシとの約束の日、急用なんかじゃ無く御二人で逢われていた事も。

《初めて元お義姉様__アイリーン様とお会いになった時から》いらっしゃったのでしょう?

でも、カーシス様はワタクシに会っている時はワタクシを少し、愛して・・・でもそれよりもより愛している・・・聞こえてしまいました。 タカシと同じ様に・・・

ワタクシが成人し、商会の権利を手にするまで待っておられたんですよね?」

と公爵達を見る。ギョッとする敵陣にニッコリと微笑み、

「心配なさらいで?【 シラキュース商会 】は差し上げますわ。」強張る敵陣の皆様

「ああ。すこーし、お待ちになってね?」

と、会場の大扉を開けるとずっと案じて傷付きながらも支え続けてくれた執事、副料理長、庭師、馭者、侍女3人とメイド2人が並んでいた。

「お、お前達そんな所にいたのか! 後で、いつもの部屋だ!!!」
冷たく抑えた声で怒鳴ると器用な侯爵。さっき私を脅す為にレオンと一緒に皆んなも苦しめるつもりだったようね

「まあ、そんなに青筋立てて・・・血管が切れますわよ?

 ‘’いつもの部屋‘’ は皆行きませんわよ。今此処でもって皆退職致しますの。明後日まで待てなくて申し訳ございません。皆も同意してくれましたの。後続の使用人も沢山おられますし引き継ぎも終わったみたいですし、問題ありませんわ。今までのお給金はきちんと入金して下さいませね、商業ギルドの規約ですから。」

「何を勝手な!」

「皆様程勝手ではございませんわ。この者達は母の代からワタクシを大事にしてくれました。どんなに酷い事をされても・・・ワタクシが知らない所で。」

男性のスタッフに上半身脱いで貰った。 

「「「ヒィッ!!!」」」と若い女性から・・・おかしいわね傷つけていた義姉妹まで?声にならない悲鳴が上がる

大人は、『ダメな使用人の躾は仕方ないだろう・・』みたいな声もかなり聞こえる・・・クズめ


「肯定する方も多数の様ですが、最低ですわね。あら失礼、心の声が出てしまいました・・・嫁入り前の娘にまで皆さん、何とも思わず‘’‘躾‘’‘されてますけど・・・とっても痛くて痕に残るんですのよ。

此処までして見守ってくれた彼、彼女達こそがワタクシの本当の家族・・・ありがとう」と皆の傷を癒す。

「な、何で!お前のスキルは生活魔法止まりの筈・・・」

「フフフ シラキュース侯爵、ワタクシも最近知りましたの。ある意味、カーシス様と意地悪なアイリーン様のお陰ですわ。2人の愛を知った日開花致しましたのよ、色んな事が出来ますわ!ふふ。」っと笑みを向けると2人茫然としている

「あなた達お願い。」と侍女たちに着替えを頼む。周りには見えないよう幻影の魔法をかけて

そして、母の為に喪に服す事もしなかったシラキュース侯爵達へ当て付けも込めて母とレオンと私の髪色と同じ黒を基調にゴスロリ風に華やかな黒のドレスに着替えた。そして、差し色にレオンのブルーを入れて。いつまでもカーシス様の色を身に纏っているのは正直不愉快だ、とっとと脱ぎ捨てたい


『何ですの?あの黒なのに華やかなドレス 』 『わたくしも欲しいわ。』
等チラホラ聞こえてくる。広告もバッチリね、クフフღ

「では、皆様パーティお楽しみになってね! 私は本当の【 越後屋 】へ参りますわ。」

と渾身のカーテシーをとり、お揃いの華やかな黒の正装姿の、とっても美麗になりすぎたレオンにエスコートされ踵を返した


「待て、待ってくれ。アイリーンは優しいから使用人としてではなくて・・・ブランシーヌ、君が危害を加えなければ第二婦人として僕の側にいてくれて良いと、言ってくれているんだ! 公爵家の敷地に別棟を建てるよ! 

側に居てくれ、愛しているんだ、ブランシーヌ! 」 

必死な中にもカーシス様渾身の最強スマイル。以前の私ならその胸に飛び込んだだろう。どんなに虐げられても・・・


フ、と小さく笑みを溢し


「以前のワタクシならば、そのお手に縋ったでしょう・・・元父や義母、義兄、義姉妹・・からの愛を欲したでしょう。でも今は、本当の ‘’家族 ‘’  が居てくれます。優しい家族・・とレオン 」皆と視線を交わす

「それに、そんなに危害を加えられる心配をなさってまでワタクシを 2 の第二婦人にして下さらなくても大丈夫ですのよ?」

「あ、イヤ、そんなつもりじゃ・・・」 

「カーシス様が無能で危険な貴方にこんなに優しい言葉を下さっているのよ!!!」と金切り声の義姉


しつこい!


「ご安心を、2度とその手を求める事はありません。」



最近諸外国でも【 シラキュース 】商会よりも大きくなった品揃え豊富な商会【 越後屋 】最近アイテムバッグまで売りにしている大商会。 

お母様は商会の乗っ取りまで視えていた。それを踏まえて【 越後屋 】を準備していたのだ。【 シラキュース 】はダミーだった。どこまでも用意周到なお母様に助けられた。商会名を考えたのはお母様・・・きっと転生、もしくは転移者だったんだろうな。前世を思い出した今そんな事も話してみたかったなぁ


大好きなお母様に感謝しながら今の本当の ‘’ 家族 ‘’  とまだギャーギャーと煩いシラキュース侯爵家をあとにした







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