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黒い靄ーーーーー
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ジークにキスされたーーーーー。
嬉しいけどーーーーーアンリの姿のアディルなのよーーーーー。
なにが正解なのかわからない!
ジークからのキスーーーーー
嬉しいのにーーーーー
嬉しい筈なのにーーーーー瞳に涙が溢れてくる。
「わっぁ、すっ済まない。アリーの許可なく口づけてしまった。」ジークはそう言いながら耳まで真っ赤になっていたのに、アンリ(アディル)の涙に青くなっていた。
「そんなに嫌だったか?」
アンリ(アディル)はふるふると首を降った。
その様子にジークが安堵の顔を見せた。
「良かった!泣くほどーーーーー嫌がれたかと思った。」ジークはホッとしたよう微笑み、ぎゅっとアンリ(アディル)を抱きしめた。
「ジークフリード様、あのーーーーー。」
そう言いかけた時、アディル(アンリ)の声が聞こえた!
「そこで何をなさっていらっしゃいますの?」
明らかに怒っている声で指摘された!
「ジークフリード様、その男爵令嬢と何をなさっているのです、婚約者の私がいるのに!」
ジークはアンリ(アディル)をアディル(アンリ)から隠す様子に背を向けた。
「アディル、これはーーーーー」
「これはーーーーー?とは。そこの賎しい女と何をしていたのですか?」
アディル(アンリ)はニッコリ笑っているが、怒っているのは一目瞭然だった。
アディル(アンリ)は、アンリに目を合わせた。
「そこの貴女が、ジークフリード様を誘惑したのね」
「そんな、ーーーーーことしていません。」
「アディル、その様な言い方クランネル嬢に失礼だろう!」
いや、ジークフリード様。これは立派な浮気ですよ、アディル(アンリ)が怒るのも分かる!
私だって、大好きなジークが他の令嬢いやアディル(アンリ)とちちくりあってたら激オコまちがいないし。
「では、誰がーーーーー」アディル(アンリ)からの怒りのエネルギーが半端ない!
ギリギリと歯を噛みしめ、顔が歪みーーーーー美しいはずのアディルの美貌が崩れ落ちている。
「殿下、メルフェル様のご様子がおかしいですわ!」
ジークフリードも、アディルの異様な姿に驚きを隠せない!
「貴女が、ジークフリード様を誘惑したんだわ!分かっているのよ。人の目を盗んでーーーーー。」
そう言い放つと、アディルの身体の回りに黒い靄が蠢き、靄はアディルを包み込んだ!
「アディルの様子が異変だ!アリーは逃げろ!」
そう促すが、
『逃がすかーーーーー!』アディルの美しい声はしゃがれ地獄の使者のようだ。
アディルを纏った靄が大きく膨れ上がり、シューシューと赤黒い霧が隙間から吹き出している。
先程まで青空だった景色が、アディルの異様な負のエネルギーで、世界は赤黒い靄で覆われていた。
「ジークフリード様、この異様な有り様はーーーーー」
「アディルの負のエネルギーのせいだろう!」
アディルを覆っている靄が大きくーーーーー今にも破裂しそうだーーーーー
「ジークフリード様、靄が破裂しそうです!」
「逃げろアリー!お前は死なせない!」
『そうはーーーーーさせない!ーーー、許さないーーーあの女ぁぁーーーーー。』
大きな靄から赤黒い光を発し、一気に破壊させたーーーーー。
「危ないアリー!」ジークフリードはアンリ(アディル)を抱きしめーーーーーかばった。
「ジーク、駄目ーーーーー!」光魔法をーーーーー。
ジークが防御魔法を掛けたーーーーー
「させるかぁぁぁーーーーーーーーーー」アディルがさらに負のエネルギーを増加させーーーーー。
大きな破壊音と共に、爆風が起こった。
ジークの防御魔法は完璧だったがーーーーーアディルの魔力の方が遥かに力強く壊された!
ジークはアンリ(アディル)を庇い酷い怪我をおった。
「ジーク様ーーーーー」
アンリ(アディル)は光魔法でジークの身体を癒した。
「その声はーーーーーアディルーーーーー?」
傷が癒えても辛い筈なのに、起き上がろうとするジーク。
「えっ、」
なにを言っているの?
ジークはアンリの頬に触れながら、「アリーの桃色の髪がーーーーーアディルの青銀色にーーーーー瞳が金の色に変わっているーーーーー」顔自体はアンリだったが、所々パーツが変わっていた。
「どういうことだ!」
嬉しいけどーーーーーアンリの姿のアディルなのよーーーーー。
なにが正解なのかわからない!
ジークからのキスーーーーー
嬉しいのにーーーーー
嬉しい筈なのにーーーーー瞳に涙が溢れてくる。
「わっぁ、すっ済まない。アリーの許可なく口づけてしまった。」ジークはそう言いながら耳まで真っ赤になっていたのに、アンリ(アディル)の涙に青くなっていた。
「そんなに嫌だったか?」
アンリ(アディル)はふるふると首を降った。
その様子にジークが安堵の顔を見せた。
「良かった!泣くほどーーーーー嫌がれたかと思った。」ジークはホッとしたよう微笑み、ぎゅっとアンリ(アディル)を抱きしめた。
「ジークフリード様、あのーーーーー。」
そう言いかけた時、アディル(アンリ)の声が聞こえた!
「そこで何をなさっていらっしゃいますの?」
明らかに怒っている声で指摘された!
「ジークフリード様、その男爵令嬢と何をなさっているのです、婚約者の私がいるのに!」
ジークはアンリ(アディル)をアディル(アンリ)から隠す様子に背を向けた。
「アディル、これはーーーーー」
「これはーーーーー?とは。そこの賎しい女と何をしていたのですか?」
アディル(アンリ)はニッコリ笑っているが、怒っているのは一目瞭然だった。
アディル(アンリ)は、アンリに目を合わせた。
「そこの貴女が、ジークフリード様を誘惑したのね」
「そんな、ーーーーーことしていません。」
「アディル、その様な言い方クランネル嬢に失礼だろう!」
いや、ジークフリード様。これは立派な浮気ですよ、アディル(アンリ)が怒るのも分かる!
私だって、大好きなジークが他の令嬢いやアディル(アンリ)とちちくりあってたら激オコまちがいないし。
「では、誰がーーーーー」アディル(アンリ)からの怒りのエネルギーが半端ない!
ギリギリと歯を噛みしめ、顔が歪みーーーーー美しいはずのアディルの美貌が崩れ落ちている。
「殿下、メルフェル様のご様子がおかしいですわ!」
ジークフリードも、アディルの異様な姿に驚きを隠せない!
「貴女が、ジークフリード様を誘惑したんだわ!分かっているのよ。人の目を盗んでーーーーー。」
そう言い放つと、アディルの身体の回りに黒い靄が蠢き、靄はアディルを包み込んだ!
「アディルの様子が異変だ!アリーは逃げろ!」
そう促すが、
『逃がすかーーーーー!』アディルの美しい声はしゃがれ地獄の使者のようだ。
アディルを纏った靄が大きく膨れ上がり、シューシューと赤黒い霧が隙間から吹き出している。
先程まで青空だった景色が、アディルの異様な負のエネルギーで、世界は赤黒い靄で覆われていた。
「ジークフリード様、この異様な有り様はーーーーー」
「アディルの負のエネルギーのせいだろう!」
アディルを覆っている靄が大きくーーーーー今にも破裂しそうだーーーーー
「ジークフリード様、靄が破裂しそうです!」
「逃げろアリー!お前は死なせない!」
『そうはーーーーーさせない!ーーー、許さないーーーあの女ぁぁーーーーー。』
大きな靄から赤黒い光を発し、一気に破壊させたーーーーー。
「危ないアリー!」ジークフリードはアンリ(アディル)を抱きしめーーーーーかばった。
「ジーク、駄目ーーーーー!」光魔法をーーーーー。
ジークが防御魔法を掛けたーーーーー
「させるかぁぁぁーーーーーーーーーー」アディルがさらに負のエネルギーを増加させーーーーー。
大きな破壊音と共に、爆風が起こった。
ジークの防御魔法は完璧だったがーーーーーアディルの魔力の方が遥かに力強く壊された!
ジークはアンリ(アディル)を庇い酷い怪我をおった。
「ジーク様ーーーーー」
アンリ(アディル)は光魔法でジークの身体を癒した。
「その声はーーーーーアディルーーーーー?」
傷が癒えても辛い筈なのに、起き上がろうとするジーク。
「えっ、」
なにを言っているの?
ジークはアンリの頬に触れながら、「アリーの桃色の髪がーーーーーアディルの青銀色にーーーーー瞳が金の色に変わっているーーーーー」顔自体はアンリだったが、所々パーツが変わっていた。
「どういうことだ!」
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