11 / 12
第一章
4-1.リサのお願い
しおりを挟む
数日後。
昼のピークを過ぎた《銀のランタン》は、程よく酒と人熱の混じった温度で満たされていた。
アマネは受付がひと段落し、いつものようにカウンターの奥に引っ込んで、依頼札と帳簿を前にペンを走らせている。
入口の方から、馴染みのある冒険者たちの笑い声が聞こえた。
「──おい、聞いたかよ。騎士団が“黒髪黒目の治癒師”を王命で探してるらしいぜ」
「黒髪黒目って……あの“伝承”の?」
「また物騒な……。どこの騎士団だよ?」
「さあな。けど“王命”なんて言葉が出るってことは近衛騎士団か、竜騎士団か……いずれにせよ、ただ事じゃねえってことだろ? 王都の連中は相当本気らしいぜ」
「あんなん都市伝説かなんかじゃねえのか? 今更何があったっていうんだよ」
特に隠すこともなく世間話の音量で話しながらカウンターの前を通り過ぎられれば、その会話は、意識してなくとも耳に入る。
アマネの手元のペン先が、ぴたりと止まった。
心臓の鼓動だけが、一瞬どくんと耳の奥で浮き上がる。
(……王命、で?)
紙の上で黒のインクがじわりと滲んでいく。
アマネは誤魔化すように軽く咳払いをして、数字の列に修正を入れた。
「アマネ」
背後から、穏やかな声が聞こえた。
振り返ると、トレイを片手にしたルシアンが、いつもの柔らかな笑みを浮かべて立っている。
ただ、その黄金色の瞳の奥が、かすかに鋭く光っていた。
「ちょっと、二階に来てくれる?」
「……うん」
白魚のような手で手招きされて、アマネはペンを置いて帳簿を閉じる。
依頼札の箱を近くにいたスタッフに預け、ルシアンの背中を追ってスタッフ用の裏口から二階のプライベートフロアへと上がった。
二階の一室──ルシアンの書斎には、先にギルバートがいた。
窓際の椅子に腰掛け、片足をテーブルに投げ出した行儀の悪い姿勢のまま、赤い瞳だけをこちらに向ける。
「おつかれさま、アマネ」
ルシアンはそう言ってから、真顔に戻った。
「……さっきの、聞こえてた?」
「……“騎士団が黒髪黒目の治癒師を王命で探してる”ってやつ?」
ルシアンは小さくうなずいた。
アマネの声は、ざわつく心境とは裏腹に、思った以上に平静だった。少なくとも、自分の耳にはそう聞こえた。
けれど、手のひらの内側にはじっとり汗が滲んでいるのを自覚している。
「噂の出どころ、少し当たってみたんだけど」
情報収集はこの町で顔の広いルシアンの得意とするところだ。
ここ数日、町内やカウンター裏でさりげなく客の話を拾い集めていたのだろう。
「複数のルートから、似たような話が出てる。医療団の方から漏れたんじゃないかって、さっき常連の冒険者が話してたよ」
「……やっぱり、こないだの竜のこと?」
「可能性は高いね」
アマネの背筋をひやりと冷たい汗が伝う。
「……騎士団って、その、“竜騎士団”の……?」
この国には三つの騎士団が存在する。
まず、王都に本部を置き、貴族の子弟が多く所属する近衛騎士団。王家を護る“王の盾”として知られるエリート集団だ。
次に、王都の北側——竜の生息地である山脈の手前に本部を構える竜騎士団。竜と契約できる選ばれた騎士だけが名を連ねる、この国最強の戦力。
そして、各地の警備や国境防衛を担う王国騎士団。もっとも規模が大きく、民の生活に一番近い存在だ。
アマネが森で遭遇したのは竜騎士団であり、状況だけ見れば彼らが今回の噂の発端である可能性が最も高い──本来なら、そう考えるのが自然だった。
だが、どうにも腑に落ちない点がある。
アマネたちが暮らすこの城下町は、竜騎士団本部の麓に広がる街だ。
本気で“黒髪黒目の治癒師”を探す気があるなら、わざわざ王命を受けて王都側から動く必要などない。
竜騎士団が本部から街へ降りてきて聞き込みをすれば、それで済む話だ。
──なのに、この数日間、城下にも《銀のランタン》にも、竜騎士団の影は一つも落ちていない。
「それが、よくわからないんだよね」
ルシアンは肩をすくめた。
「君が森で遭遇したのはロアンだから、本来なら竜騎士団が動いているはずなんだけど……。彼らの本部は王都よりよっぽどすぐそこだよ? 本気で探す気があるなら、王命なんて回さなくても、自前で城下を探せばいいと思うんだ。……だとしたら、国家騎士団か、近衛騎士団が勝手に動き始めてる可能性もある」
ルシアンの困ったような顔に、ギルバートは苛立ち混じりに音を立てて足をテーブルの上で組み替えた。
「いずれにせよ、“黒髪黒目の治癒師”なんて言葉が出てくる時点で、心当たりはひとりしかいねえだろ。アマネの顔を見てんのはロアンだけだ」
アマネは唇を結び、膝の上で手を握りしめる。
「……竜の、傷。あれのせいだよね」
「“せい”って言い方は好きじゃないけど、きっかけになったのは、ほぼ間違いないね」
竜の傷をひとりで癒し、毒まで抜き切る治癒師など、本来存在しないことになっている。
高位聖職者たちが複数でかかって、ようやく届く領域だ。
それを、森の中で、名もない青年がやってのけたとしたら──。
「医療班が騒いでいても、おかしくない。『誰がこんな治療を?』『どこの所属だ?』ってね」
ルシアンは淡々と告げる。
この国では、治癒魔法が扱える者──治癒師は、等しく国に登録されるのが基本だが、アマネは「祝福」の力を持つのでルシアンの意向により登録を済ませていない。
その手続きを行わないのは《治癒師登録法違反》に当たる。
また、国家に属すべき治癒能力を私的勢力に属さしめ、その所在を秘匿した者は、反逆予備として《治癒資源隠匿罪》に問われる。
この場にいる誰もがそのことは承知の上で、アマネの存在を6年間ひた隠しにしてきた。
「アマネの『祝福』は、本来なら“国が喉から手が出るほど欲しがる力”だ。……本来ならね」
アマネは黙って俯いた。
(……俺の、せいだ)
そう思った時、指先がそっと包まれた。
「ここ数日は、森にも行かず、よく頑張って受付してくれてるね」
ルシアンの手はあたたかい。
そのまま、アマネの左手首へ視線を落とした。
黒と銀の細身のブレスレットが、ぴたりと皮膚に沿って光っている。
「まず確認。ブレスレット、寝るときも外してない?」
「……うん、外してない」
「ネックレスも、“森の中だけで外す”ルールは一旦やめよう。特に外で一人になる時は、絶対につけておいて」
ルシアンはひとつひとつ、確かめるように言葉を置いていく。
「森も、しばらくは”おあずけ”。ギルの結界があるけれど、まだあの辺りを騎士団がうろついてる可能性があるから」
「わかった」
「外に出る時は、必ず誰かを伴って」
そこで、椅子にもたれているギルバートに視線が流れる。
「ギル。できるだけ、アマネが外出する時は目を付けといて。市場でも、裏通りでも」
「はいはい。お姫様のエスコート役ね」
ギルバートはわざとらしく肩を竦めるが、声の奥に浮かぶ棘は本物だ。
ギルバートの赤い瞳が念を押すように見るので、アマネは反射的にうなずきながら、胸の奥がきゅうと縮む。
あの静かな木陰の匂いと、川の音。
誰にも見られない場所で、変装を解いて深く息を吸う時間は、アマネにとって数少ない“自分だけの空白”だった。
それを手放すことへの寂しさが、胸の中で小さく疼く。
昼のピークを過ぎた《銀のランタン》は、程よく酒と人熱の混じった温度で満たされていた。
アマネは受付がひと段落し、いつものようにカウンターの奥に引っ込んで、依頼札と帳簿を前にペンを走らせている。
入口の方から、馴染みのある冒険者たちの笑い声が聞こえた。
「──おい、聞いたかよ。騎士団が“黒髪黒目の治癒師”を王命で探してるらしいぜ」
「黒髪黒目って……あの“伝承”の?」
「また物騒な……。どこの騎士団だよ?」
「さあな。けど“王命”なんて言葉が出るってことは近衛騎士団か、竜騎士団か……いずれにせよ、ただ事じゃねえってことだろ? 王都の連中は相当本気らしいぜ」
「あんなん都市伝説かなんかじゃねえのか? 今更何があったっていうんだよ」
特に隠すこともなく世間話の音量で話しながらカウンターの前を通り過ぎられれば、その会話は、意識してなくとも耳に入る。
アマネの手元のペン先が、ぴたりと止まった。
心臓の鼓動だけが、一瞬どくんと耳の奥で浮き上がる。
(……王命、で?)
紙の上で黒のインクがじわりと滲んでいく。
アマネは誤魔化すように軽く咳払いをして、数字の列に修正を入れた。
「アマネ」
背後から、穏やかな声が聞こえた。
振り返ると、トレイを片手にしたルシアンが、いつもの柔らかな笑みを浮かべて立っている。
ただ、その黄金色の瞳の奥が、かすかに鋭く光っていた。
「ちょっと、二階に来てくれる?」
「……うん」
白魚のような手で手招きされて、アマネはペンを置いて帳簿を閉じる。
依頼札の箱を近くにいたスタッフに預け、ルシアンの背中を追ってスタッフ用の裏口から二階のプライベートフロアへと上がった。
二階の一室──ルシアンの書斎には、先にギルバートがいた。
窓際の椅子に腰掛け、片足をテーブルに投げ出した行儀の悪い姿勢のまま、赤い瞳だけをこちらに向ける。
「おつかれさま、アマネ」
ルシアンはそう言ってから、真顔に戻った。
「……さっきの、聞こえてた?」
「……“騎士団が黒髪黒目の治癒師を王命で探してる”ってやつ?」
ルシアンは小さくうなずいた。
アマネの声は、ざわつく心境とは裏腹に、思った以上に平静だった。少なくとも、自分の耳にはそう聞こえた。
けれど、手のひらの内側にはじっとり汗が滲んでいるのを自覚している。
「噂の出どころ、少し当たってみたんだけど」
情報収集はこの町で顔の広いルシアンの得意とするところだ。
ここ数日、町内やカウンター裏でさりげなく客の話を拾い集めていたのだろう。
「複数のルートから、似たような話が出てる。医療団の方から漏れたんじゃないかって、さっき常連の冒険者が話してたよ」
「……やっぱり、こないだの竜のこと?」
「可能性は高いね」
アマネの背筋をひやりと冷たい汗が伝う。
「……騎士団って、その、“竜騎士団”の……?」
この国には三つの騎士団が存在する。
まず、王都に本部を置き、貴族の子弟が多く所属する近衛騎士団。王家を護る“王の盾”として知られるエリート集団だ。
次に、王都の北側——竜の生息地である山脈の手前に本部を構える竜騎士団。竜と契約できる選ばれた騎士だけが名を連ねる、この国最強の戦力。
そして、各地の警備や国境防衛を担う王国騎士団。もっとも規模が大きく、民の生活に一番近い存在だ。
アマネが森で遭遇したのは竜騎士団であり、状況だけ見れば彼らが今回の噂の発端である可能性が最も高い──本来なら、そう考えるのが自然だった。
だが、どうにも腑に落ちない点がある。
アマネたちが暮らすこの城下町は、竜騎士団本部の麓に広がる街だ。
本気で“黒髪黒目の治癒師”を探す気があるなら、わざわざ王命を受けて王都側から動く必要などない。
竜騎士団が本部から街へ降りてきて聞き込みをすれば、それで済む話だ。
──なのに、この数日間、城下にも《銀のランタン》にも、竜騎士団の影は一つも落ちていない。
「それが、よくわからないんだよね」
ルシアンは肩をすくめた。
「君が森で遭遇したのはロアンだから、本来なら竜騎士団が動いているはずなんだけど……。彼らの本部は王都よりよっぽどすぐそこだよ? 本気で探す気があるなら、王命なんて回さなくても、自前で城下を探せばいいと思うんだ。……だとしたら、国家騎士団か、近衛騎士団が勝手に動き始めてる可能性もある」
ルシアンの困ったような顔に、ギルバートは苛立ち混じりに音を立てて足をテーブルの上で組み替えた。
「いずれにせよ、“黒髪黒目の治癒師”なんて言葉が出てくる時点で、心当たりはひとりしかいねえだろ。アマネの顔を見てんのはロアンだけだ」
アマネは唇を結び、膝の上で手を握りしめる。
「……竜の、傷。あれのせいだよね」
「“せい”って言い方は好きじゃないけど、きっかけになったのは、ほぼ間違いないね」
竜の傷をひとりで癒し、毒まで抜き切る治癒師など、本来存在しないことになっている。
高位聖職者たちが複数でかかって、ようやく届く領域だ。
それを、森の中で、名もない青年がやってのけたとしたら──。
「医療班が騒いでいても、おかしくない。『誰がこんな治療を?』『どこの所属だ?』ってね」
ルシアンは淡々と告げる。
この国では、治癒魔法が扱える者──治癒師は、等しく国に登録されるのが基本だが、アマネは「祝福」の力を持つのでルシアンの意向により登録を済ませていない。
その手続きを行わないのは《治癒師登録法違反》に当たる。
また、国家に属すべき治癒能力を私的勢力に属さしめ、その所在を秘匿した者は、反逆予備として《治癒資源隠匿罪》に問われる。
この場にいる誰もがそのことは承知の上で、アマネの存在を6年間ひた隠しにしてきた。
「アマネの『祝福』は、本来なら“国が喉から手が出るほど欲しがる力”だ。……本来ならね」
アマネは黙って俯いた。
(……俺の、せいだ)
そう思った時、指先がそっと包まれた。
「ここ数日は、森にも行かず、よく頑張って受付してくれてるね」
ルシアンの手はあたたかい。
そのまま、アマネの左手首へ視線を落とした。
黒と銀の細身のブレスレットが、ぴたりと皮膚に沿って光っている。
「まず確認。ブレスレット、寝るときも外してない?」
「……うん、外してない」
「ネックレスも、“森の中だけで外す”ルールは一旦やめよう。特に外で一人になる時は、絶対につけておいて」
ルシアンはひとつひとつ、確かめるように言葉を置いていく。
「森も、しばらくは”おあずけ”。ギルの結界があるけれど、まだあの辺りを騎士団がうろついてる可能性があるから」
「わかった」
「外に出る時は、必ず誰かを伴って」
そこで、椅子にもたれているギルバートに視線が流れる。
「ギル。できるだけ、アマネが外出する時は目を付けといて。市場でも、裏通りでも」
「はいはい。お姫様のエスコート役ね」
ギルバートはわざとらしく肩を竦めるが、声の奥に浮かぶ棘は本物だ。
ギルバートの赤い瞳が念を押すように見るので、アマネは反射的にうなずきながら、胸の奥がきゅうと縮む。
あの静かな木陰の匂いと、川の音。
誰にも見られない場所で、変装を解いて深く息を吸う時間は、アマネにとって数少ない“自分だけの空白”だった。
それを手放すことへの寂しさが、胸の中で小さく疼く。
10
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
俺にだけ厳しい幼馴染とストーカー事件を調査した結果、結果、とんでもない事実が判明した
あと
BL
「また物が置かれてる!」
最近ポストやバイト先に物が贈られるなどストーカー行為に悩まされている主人公。物理的被害はないため、警察は動かないだろうから、自分にだけ厳しいチャラ男幼馴染を味方につけ、自分たちだけで調査することに。なんとかストーカーを捕まえるが、違和感は残り、物語は意外な方向に…?
⚠️ヤンデレ、ストーカー要素が含まれています。
攻めが重度のヤンデレです。自衛してください。
ちょっと怖い場面が含まれています。
ミステリー要素があります。
一応ハピエンです。
主人公:七瀬明
幼馴染:月城颯
ストーカー:不明
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】
晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
できるかぎり毎日? お話の予告と皆の裏話? のあがるインスタとYouTube
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました
多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。
ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。
ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。
攻め
ユキ(23)
会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。
受け
ケイ(18)
高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。
pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる