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第玖章:世捨て人
03:求めたものの違い
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時刻は夜の九時をまわっている。今から約五時間前。朱禅と炉伯が将充の研究部屋を壊滅状態にしていた夕方四時半頃、地下深くで、ひとつの惨劇が進行していた。
地下に収容された人型の獣は、人間だったときの記憶を忘れ、愚叉として隊列を組んでいる。おとなしく整列しているように見えるのは、同じ方角を向いて集まっているせいだろう。
「予定とは違うが、藤蜜奪還のためだ。やむを得ん」
どこからともなく運ばれてくる椅子に固定された人間、ベルトコンベアが自動で右から左へ動くたびに奇怪なうめき声が室内に響き、高確率で人の形を保ったまま角や牙をはやしていく。そして髪を白髪に変え、白刃を片手に、あるいは両手に持って、筋骨隆々の本能をむき出しに進化していく。
「愚叉どもよ。藤蜜を連れ帰れ、他は好きにしてかまわん」
元からいた百五十の群れに加え、新たに投入されたのはニ百体。どこからそんな人材を補充してきたのかと疑いたいところだが、年間の行方不明者数を思えばたかが知れている。しかも今は本物の藤蜜姫の血に一番近い濃度の血を使用している。
一パーセントが、ほぼ百パーセントの確立になるのだから愚叉の誕生も容易い。
一頭、一匹、一人、どの単位が正しいかわからない様子の愚叉は我先にと天を崇め、何かを求めて呻き、吠えて、日本刀に似た刀を持って隊列を成していく。
さらに悪いことに、その部屋の壁の一角が音をたてて口を開けた先には、その倍以上の愚叉がいた。
取巻草で捕獲していたのだろう。眠りについていた異形の群れが、いっせいに幹のなかから這い出し、産声をあげるように叫んでいる。
「あらゆる時代で重宝された愚叉の軍勢を持ってすれば、祖先種とて恐れにもならん。八束王最強の腹心といわれた緋丸童子ですら討ち取ったのだ。忌々しい夜叉どもを殺せ。藤蜜はわしのものだ」
高みの見物という言葉がよく似合う。
地下二階から見下ろす地下五階は、どんどんと投入される愚叉と眠りから覚める愚叉で埋まり、ひしめき合っていく。これ以上悪いことなど起こりようもない。けれど、愚叉たちはまるで新たな王を崇めるみたいに堂胡を見上げ、何かを訴えている。
人間を食いたいのか。こんな姿にした恨みを晴らしたいのか。それとも他に理由があるのか。
「行け。藤蜜をここへ持ってこい」
なぜ、堂胡の言葉に愚叉が従うのかはわからない。おそらく、歴史が語る仙蒜の効果を利用しているのだろう。
哀れな人型の獣たちは、互いに押し合うようにして白いもやの中に消えていく。
「堂胡さま」
誰も来るはずのない聖域に、土足で入ってきたのは見知った顔。ひとりは枯れた古木のようになっているが、長年連れ添った間柄で誰かはわかる。
「昌紀か。してやられたな」
哀れな人が生まれ、送り出され続けること約二時間。夕方六時を目前として、ようやく姿を見せた顔に堂胡の意識が愚叉から離れた。
「双子夜叉を逃がしたか」
別れてから再会するまで十分すぎるほどの時間。殺されていないどころか、無事に顔を見せたのがその証拠だと堂胡は嘲笑の息を吐き出す。
今現在、息子として育てた将充が横にいるのだから古木のような男が誰か、説明はいらないと、堂胡は相対するように保倉親子の前に悠然と立ちはだかった。
「保倉の名をやっても所詮はただの人間だな、昌紀」
ただの広い空間になった地下を見下ろす巨大なガラス窓を背景に、堂胡は来訪者を歓迎する。
何が起こったのか。
それは、流れるほど自然な手招きだった。
「父さん!?」
隣にいたはずの父親が床に倒れたのを視界の端でとらえた将充の足が、なぜか動かない。倒れた昌紀ですら状況が読み込めていないだろう。いや、昌紀の意識はもうほとんどない。
そもそも、ここを案内できただけ上出来な状態では想定外の事象に対応できるはずもない。
「なにを驚く、取巻草に捕まるということは、夜叉である証拠。好奇心と探求心が裏目に出たな。藤蜜が手に入らないからと、双子夜叉の血でも飲んだか?」
「………」
「答えなくてもわかる。現にお前には反応していない」
「………父さんを離してください」
倒れた父を横目に将充は堂胡をにらむ。
それを堂胡は心底不思議そうな目で見つめ返してきた。
「本気で言っているのか?」
口でもそのまま問いかけられて、将充の方が面食らったように黙ってしまったのはいうまでもない。
「将充、お前も知っているように昌紀は実の父ではない。保倉の名が欲しいために、お前の父を殺し、顔を変えた。すべては夜叉に魅入られた男の末路よ。わしとともに歴史を操り、藤蜜の恩恵にあやかった。まあ、今は朱禅にやられ、見るも無惨な姿だがな。自業自得だ」
いつも以上に、よく喋る。
これは機嫌の良いときの兆候だと、少なからず接してきた記憶で将充は判断する。
それでも、注視したい問題は機嫌の良さではない。双子夜叉にやられた長年の相棒が枯れ枝に変わり、孫娘が消えているのに、機嫌の良いほうがおかしい。
なぜ機嫌よくいられるのか。
思考回路を働かせる将充が何も言わないのをいいことに、堂胡は饒舌に語っている。
「昌紀は十分に生きた。実の息子ではないのに、将門之助をよく育てたと褒めてやっていい。あやつの血を絶やしては藤蜜は手に入らんからな」
「ボクは、将門之助ではありません」
そう告げた将充の言葉に、堂胡は笑みで応じただけだった。
それでも、饒舌に語る口を止める気はないらしい。
「夜叉姫の血が反応するのが何よりの証拠。お前の感情や思考がどうという話ではない」
小さなうめき声に視線を向けた将充の足元で、自由に動く太いツルのような木の枝が昌紀を飲み込んでいく。それを助けようと手を伸ばすのがためらわれたのは、昌紀の髪が灰色に染まり、見慣れないツノが生えていくのがわかったからだろう。目と鼻の先で角を生やし、牙を剥き出して苦しそうに呻く存在を父と呼ぶべきか。
「夜叉になど憧れるものではないな」
呆れたように嘆息する堂胡に、将充の視線は再び戻る。
その顔は心底嫌悪する目で愚叉に変化していく昌紀を見つめ、それから臭いものにふたをするような仕草で昌紀のすべてを取巻草の中に封じ込めた。
「将門之助が特別なのだ。将門之助は藤蜜と交わり、人でありながら人外の能力を授かった男。仙蒜などとわけのわからん植物ひとつで、夜叉の時代を終わらせた男。夜叉姫に愛された男を羨んだところで、得られるものなど何もない。ならば、救いの手を差し伸べたほうが得策だと思わんか?」
まるで、自分の考えが正しいといわんばかりの質問に、答えられるはずもない。
夜叉伝説の残る八束市で、夜叉と人とのいさかいは各所に残る。そのなかに将門之助の伝承は、ほぼない。
仙蒜という草についても記されたものはなく、堂胡の話を裏付けるものはどこにもない。それでも夜叉を名乗るイキモノたちが話していた内容と、ほぼ同一であるところが気持ち悪い。彼らは夜叉という伝説の生き物であるのに対し、堂胡は人間のはずで、寿命があるはずなのに、それを感じさせないあたりが恐ろしい。
「自分の才能を知らんとは、ある意味罪だな」
「なんのことです?」
「将門之助もそうだった。だから、愛する夜叉を殺すことに耐えられなかったわけだが」
なにがおかしいのか、堂胡が珍しく笑っている。
堂胡はここじゃないどこか。まるで遠い記憶を見ているような瞳をしている。そのとき、ふと、将充の脳内に朱禅と炉伯の会話が思い起こされる。
『将門之助を愛した御前は、自らの血を将門之助に与え、名声と財を手にさせた。まあ、実際に手にしたのは別の人間だが』
それが誰かわかるような気がした。
『先の愚叉と藤蜜で財を築いたのが、棋綱(きつな)という男だ』
『後に棋風院を名乗る棋綱は、将門之助に保倉の名を与え、夜叉狩りに協力させた』
数時間前に彼らから聞いた話が本当だとすれば、目の前の老人に畏怖の念を向けたくなる。
「……あなたは、まさか……」
実際、怖いもの見たさの感覚で相対する堂胡に対して、将充は無意識に口にしていた。そうであることが自然であるように、「棋綱さま」と。
地下に収容された人型の獣は、人間だったときの記憶を忘れ、愚叉として隊列を組んでいる。おとなしく整列しているように見えるのは、同じ方角を向いて集まっているせいだろう。
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どこからともなく運ばれてくる椅子に固定された人間、ベルトコンベアが自動で右から左へ動くたびに奇怪なうめき声が室内に響き、高確率で人の形を保ったまま角や牙をはやしていく。そして髪を白髪に変え、白刃を片手に、あるいは両手に持って、筋骨隆々の本能をむき出しに進化していく。
「愚叉どもよ。藤蜜を連れ帰れ、他は好きにしてかまわん」
元からいた百五十の群れに加え、新たに投入されたのはニ百体。どこからそんな人材を補充してきたのかと疑いたいところだが、年間の行方不明者数を思えばたかが知れている。しかも今は本物の藤蜜姫の血に一番近い濃度の血を使用している。
一パーセントが、ほぼ百パーセントの確立になるのだから愚叉の誕生も容易い。
一頭、一匹、一人、どの単位が正しいかわからない様子の愚叉は我先にと天を崇め、何かを求めて呻き、吠えて、日本刀に似た刀を持って隊列を成していく。
さらに悪いことに、その部屋の壁の一角が音をたてて口を開けた先には、その倍以上の愚叉がいた。
取巻草で捕獲していたのだろう。眠りについていた異形の群れが、いっせいに幹のなかから這い出し、産声をあげるように叫んでいる。
「あらゆる時代で重宝された愚叉の軍勢を持ってすれば、祖先種とて恐れにもならん。八束王最強の腹心といわれた緋丸童子ですら討ち取ったのだ。忌々しい夜叉どもを殺せ。藤蜜はわしのものだ」
高みの見物という言葉がよく似合う。
地下二階から見下ろす地下五階は、どんどんと投入される愚叉と眠りから覚める愚叉で埋まり、ひしめき合っていく。これ以上悪いことなど起こりようもない。けれど、愚叉たちはまるで新たな王を崇めるみたいに堂胡を見上げ、何かを訴えている。
人間を食いたいのか。こんな姿にした恨みを晴らしたいのか。それとも他に理由があるのか。
「行け。藤蜜をここへ持ってこい」
なぜ、堂胡の言葉に愚叉が従うのかはわからない。おそらく、歴史が語る仙蒜の効果を利用しているのだろう。
哀れな人型の獣たちは、互いに押し合うようにして白いもやの中に消えていく。
「堂胡さま」
誰も来るはずのない聖域に、土足で入ってきたのは見知った顔。ひとりは枯れた古木のようになっているが、長年連れ添った間柄で誰かはわかる。
「昌紀か。してやられたな」
哀れな人が生まれ、送り出され続けること約二時間。夕方六時を目前として、ようやく姿を見せた顔に堂胡の意識が愚叉から離れた。
「双子夜叉を逃がしたか」
別れてから再会するまで十分すぎるほどの時間。殺されていないどころか、無事に顔を見せたのがその証拠だと堂胡は嘲笑の息を吐き出す。
今現在、息子として育てた将充が横にいるのだから古木のような男が誰か、説明はいらないと、堂胡は相対するように保倉親子の前に悠然と立ちはだかった。
「保倉の名をやっても所詮はただの人間だな、昌紀」
ただの広い空間になった地下を見下ろす巨大なガラス窓を背景に、堂胡は来訪者を歓迎する。
何が起こったのか。
それは、流れるほど自然な手招きだった。
「父さん!?」
隣にいたはずの父親が床に倒れたのを視界の端でとらえた将充の足が、なぜか動かない。倒れた昌紀ですら状況が読み込めていないだろう。いや、昌紀の意識はもうほとんどない。
そもそも、ここを案内できただけ上出来な状態では想定外の事象に対応できるはずもない。
「なにを驚く、取巻草に捕まるということは、夜叉である証拠。好奇心と探求心が裏目に出たな。藤蜜が手に入らないからと、双子夜叉の血でも飲んだか?」
「………」
「答えなくてもわかる。現にお前には反応していない」
「………父さんを離してください」
倒れた父を横目に将充は堂胡をにらむ。
それを堂胡は心底不思議そうな目で見つめ返してきた。
「本気で言っているのか?」
口でもそのまま問いかけられて、将充の方が面食らったように黙ってしまったのはいうまでもない。
「将充、お前も知っているように昌紀は実の父ではない。保倉の名が欲しいために、お前の父を殺し、顔を変えた。すべては夜叉に魅入られた男の末路よ。わしとともに歴史を操り、藤蜜の恩恵にあやかった。まあ、今は朱禅にやられ、見るも無惨な姿だがな。自業自得だ」
いつも以上に、よく喋る。
これは機嫌の良いときの兆候だと、少なからず接してきた記憶で将充は判断する。
それでも、注視したい問題は機嫌の良さではない。双子夜叉にやられた長年の相棒が枯れ枝に変わり、孫娘が消えているのに、機嫌の良いほうがおかしい。
なぜ機嫌よくいられるのか。
思考回路を働かせる将充が何も言わないのをいいことに、堂胡は饒舌に語っている。
「昌紀は十分に生きた。実の息子ではないのに、将門之助をよく育てたと褒めてやっていい。あやつの血を絶やしては藤蜜は手に入らんからな」
「ボクは、将門之助ではありません」
そう告げた将充の言葉に、堂胡は笑みで応じただけだった。
それでも、饒舌に語る口を止める気はないらしい。
「夜叉姫の血が反応するのが何よりの証拠。お前の感情や思考がどうという話ではない」
小さなうめき声に視線を向けた将充の足元で、自由に動く太いツルのような木の枝が昌紀を飲み込んでいく。それを助けようと手を伸ばすのがためらわれたのは、昌紀の髪が灰色に染まり、見慣れないツノが生えていくのがわかったからだろう。目と鼻の先で角を生やし、牙を剥き出して苦しそうに呻く存在を父と呼ぶべきか。
「夜叉になど憧れるものではないな」
呆れたように嘆息する堂胡に、将充の視線は再び戻る。
その顔は心底嫌悪する目で愚叉に変化していく昌紀を見つめ、それから臭いものにふたをするような仕草で昌紀のすべてを取巻草の中に封じ込めた。
「将門之助が特別なのだ。将門之助は藤蜜と交わり、人でありながら人外の能力を授かった男。仙蒜などとわけのわからん植物ひとつで、夜叉の時代を終わらせた男。夜叉姫に愛された男を羨んだところで、得られるものなど何もない。ならば、救いの手を差し伸べたほうが得策だと思わんか?」
まるで、自分の考えが正しいといわんばかりの質問に、答えられるはずもない。
夜叉伝説の残る八束市で、夜叉と人とのいさかいは各所に残る。そのなかに将門之助の伝承は、ほぼない。
仙蒜という草についても記されたものはなく、堂胡の話を裏付けるものはどこにもない。それでも夜叉を名乗るイキモノたちが話していた内容と、ほぼ同一であるところが気持ち悪い。彼らは夜叉という伝説の生き物であるのに対し、堂胡は人間のはずで、寿命があるはずなのに、それを感じさせないあたりが恐ろしい。
「自分の才能を知らんとは、ある意味罪だな」
「なんのことです?」
「将門之助もそうだった。だから、愛する夜叉を殺すことに耐えられなかったわけだが」
なにがおかしいのか、堂胡が珍しく笑っている。
堂胡はここじゃないどこか。まるで遠い記憶を見ているような瞳をしている。そのとき、ふと、将充の脳内に朱禅と炉伯の会話が思い起こされる。
『将門之助を愛した御前は、自らの血を将門之助に与え、名声と財を手にさせた。まあ、実際に手にしたのは別の人間だが』
それが誰かわかるような気がした。
『先の愚叉と藤蜜で財を築いたのが、棋綱(きつな)という男だ』
『後に棋風院を名乗る棋綱は、将門之助に保倉の名を与え、夜叉狩りに協力させた』
数時間前に彼らから聞いた話が本当だとすれば、目の前の老人に畏怖の念を向けたくなる。
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実際、怖いもの見たさの感覚で相対する堂胡に対して、将充は無意識に口にしていた。そうであることが自然であるように、「棋綱さま」と。
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