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子供時代
No.4 とってもきれい
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「ん……」
目を開けると自分の家の天井が見えた。外が暗いから、きっとまだ夜なんだろう。
もう一度寝ようとしたけれど、全く眠くない。
__寂しい、一人でいるのは嫌だ。
「お母さん、起きてないかな……」
そうして僕はリビングへ向かうことにした。僕が歩くたびに、床がミシミシ言っている。いつもより大きく言っている。
リビングに着いた。灯りは着いていなくて真っ暗だった。
「お母さん……」
呟いてみたけど返事は返って来なかった。シーンとして、物音さえ鳴っていない。そんな中で、ヒューヒューと外から風が吹き始めた。怖い、家がカタカタと音を鳴らしている。
__バンッ
「……!!」
声は出なかったけれどとても驚いた。思わず下を向き、そーっと前を向いた。
__ドアが開いている。ドアから風がヒューヒューと入ってきて、部屋がとっても寒くなった。
「かぶりもの……」
僕はかぶりものを探した。かぶりものは着るととっても暖かくって、まるで毛布を着ているみたいになる。
かぶりものはドアの横の壁に掛けられていた。僕は背伸びをして取って、時間はかかったけれど着ることができた。
ドアを閉めなきゃ……このままじゃ部屋が凍ってしまう。
__ドアに近づいて閉めようとしたところで僕はあることに気がついた。
外に何かが見える。金色でとっても小さくて光っているものが空に浮かんでいる。
僕はどうしても気になってしまって、靴を履かないまま出ることは悪いと知っているけど、外に出た。あの小さくて光っているものをもっとじーっと見たい。
外は家の中よりずっと寒くて、体が凍りそうだった。でも、浮かんでいたものはとても綺麗だった。とっても綺麗で、思わず興奮して叫びそうになってしまった。
金色、白、青色。色々な小さいものがたくさん空に浮かんで光っている。右側にはとっても明くて大きいまん丸のものがある。全部、名前があるのだろうか。お父さんは知っているのかな?お母さんは?ゴッダードさんは?
今までは夜はただ暗いだけだと思っていたけれどこんな不思議なことがあるなんて……!
僕は開いたままのドアを閉め、ドアにもたれかかり夜の空を眺めた。
……こんな空があったなんて僕、全く知らなかった。なんだか興奮していた気持ちが静かになって、ぼーっと、空を眺めた。
__どれぐらいの時間が経ったんだろう。ずーっと眺めていたら眠くなって来た。……あと少しだけ。
ずーっと見ていたらいつのまにか僕の吐く息が白くなっていた。おんなじリズムで白い息が出ている。いつも感じたことのない気持ちが湧いて来て、なんだか、とても幸せな気分になった。
~~~
いつのまにか寝てしまっていたみたいで、ピーピーと言う鳥の声で起こされた。どれぐらい寝ていたんだろう。僕はゆっくりと頭を動かして周りを見た。
さっきよりほんの少しだけ明るくて、光って浮いている物の数が少ない。鳥のピーピーと言う声が、なんだか喜んでいるみたいだ。
僕は顔を動かして辺りを見渡した。胸がザワザワする。
右から左へ、顔を動かす。そこで、左側から光が出ているのが見えた。初めてだ。僕の知らない事が起ころうとしている。
__胸が焼けているみたいな気持ちになった。これはなんて言う気持ちなんだろう。左側から光が出て来ていて、一気に空を橙色に染めて行っている。綺麗、空に光って浮かぶ物や、昨日見たものや、今まで見た物よりずっと、ずっと綺麗だ__
静かになっていた気持ちが、また興奮した気持ちへと戻っていた。
体が熱くなってきて、胸がドクドクするかと思ったら急に眠くなってくる。
もう、鳥の声は聞こえなかった。
~~~
僕はいつのまにか閉じていた目を開けた。
カランカランと、何かを混ぜている音がする。ここはどこだろう?
僕は今、ベッドの上にいるみたいだ。でも僕の家のベッドじゃあない。
「起きたか?」
ゴッダードさんの声だ。ここはゴッダードさんの家なんだろうか。
「……ここはどこ?」
「俺の家だよ、話したいことは沢山あるが一先ずこれを飲むんだ」
木のコップに入っていたのは温かいミルクだった。それはとても甘くて美味しくて体が温まった。
「さてフランクリン、覚えていることを全部話すんだ」
覚えていること……?寝る前にあったことだろうか。
そうだ、あのとっても綺麗なモノを言わなきゃいけない。
「あのね、左側の空から橙色の光がブワァって広がって行ったんだ!それがとっても綺麗で凄かったんだよ!ねぇゴッダードさん!あれにも名前があるの?」
「ああ、あるよ、後で教えてあげるから、その前のことを教えてくれないか?何かあっただろう」
その前……?
「えっと、確か夜に目が覚めちゃってリビングに出たの、それでドアが開いちゃったから閉めようとして……」
どうしよう、そういえば靴を履かずに出てしまっている。
「……それで、外に出て空に光って浮かんでいるものを見てたの。」
「……それで外で寝たんだな?」
答えようと思っても、声が震える。
ゴッダードさんは凄く怒っているみたいだ、やっぱり靴を履かずに外へ出て、しかも寝るだなんて良くなかったんだろう。
「あのね、靴を履かずに外へ出ることは“悪い事”だって知ってたの、でも、我慢できなくて……」
「フランクリン」
「ごめんなさい」
僕は謝った。速く昨日のような笑顔を僕に見せて欲しかった。
「俺が言いたいのはそこじゃない。なんで冬の夜に外で寝たんだ?お前の母さんが早起きじゃなきゃ、今が雪解けの時期に近くなきゃ、今頃死んでたんだぞ」
「ねぇゴッダードさん、ごめんなさい。僕きっと悪いことをしたんだよね……」
そういうとゴッダードさんはさらに怒った顔になった。僕はその顔が嫌で嫌で仕方がなくて、思わず顔を背けてしまった。
「本当にごめんなさい、もう外に出ないから……」
「外に出るなと言っているんじゃない。死ぬような真似をしてはいけないと言っているんだ」
「ねぇゴッダードさん、僕正直に言うね、僕、なんで“冬の夜の外で寝ること”が悪いことなのかわからないんだ。」
ゴッダードさんの顔は見えない、でもさらに怒ってしまったのがわかる。
「それに……死ぬってなあに?悪いことなの?それが“冬の夜に外で寝ること“が悪いことだって言う『理由』なんだよね……」
僕はそう言ってゴッダードさんの返事を待った。
「そうか、そうだよな……あいつは言ってないんだから」
僕への言葉じゃない。思わずゴッダードさんの顔を見たけれど、僕のことは見ていなくて、どこか僕の知らないところを見ていた。
僕への言葉ではなかったし、怒ってはいないみたいだったけれど、体が冷えていくような感覚がする。
布団を被っているはずなのに。
「フランクリン、ごめんな、怒るつもりはなかったんだ。」
さて、と言って立ち上がるゴッダードさんは昨日と同じような感じに戻っていて、僕は嬉しくなった。
立ち上がって奥へ行き、戻ってきたゴッダードさんは緑色のジュースを持っていた。
「さあフランクリン、今フランクリンは『風邪』と言うのになっているんだ」
「風邪……?」
風邪って、なんだろう。どんな形をしているんだろう。
「風邪って言うのは頭が痛くなって体の調子が良くなくなることだ。これは風邪を治す飲み物で、『薬』っていう」
「美味しいの?」
なんだか変な匂いがする。それにとても苦そうだ。
「さあ、どうだろうな、それを飲んだらもう一度ホットミルクを作ってやる。取り敢えず飲むんだ」
僕はそーっと飲むことにした。量はそんなになかったから一気に。
「すっごく苦い……これ本当に飲み物なの?」
「飲み物だ」
こんな飲み物があるだなんて知らなかった。
まだ口の中が苦くてキシキシする。早く甘い甘いホットミルクが飲みたい……
「ほら、出来た。美味しいホットミルクだ」
そう言って渡された瞬間に僕は口を付けた。速く口の中から苦いものを追い出したかった。
「おい、少し冷ましてから飲んだ方が__」
熱い、危うく吐いてしまうところだった。
「こんなに熱い飲み物を飲んだのは初めて!僕びっくりしちゃった」
「……じゃあ次からは熱そうなものを口に入れるときは冷ましてから入れるんだ」
とっても優しい声だった。
「うん、ちゃんと守るよ」
ゴッダードさんはガシッとした手で僕の頭を撫で回した。
何か言ってくれるのかな、そう思って少し待ってみたけれどゴッダードさんは何も言わなかった。ただ僕の目をじーっと見ているだけだ。
「ねぇゴッダードさん、そういえばお父さんとお母さんはどこにいるの?……謝らなきゃ」
「今日1日はお父さんとお母さんに会ってはいけない」
「どうして?」
「今のお前を見れば2人とも泣いてしまう。それは嫌だろう?」
目を開けると自分の家の天井が見えた。外が暗いから、きっとまだ夜なんだろう。
もう一度寝ようとしたけれど、全く眠くない。
__寂しい、一人でいるのは嫌だ。
「お母さん、起きてないかな……」
そうして僕はリビングへ向かうことにした。僕が歩くたびに、床がミシミシ言っている。いつもより大きく言っている。
リビングに着いた。灯りは着いていなくて真っ暗だった。
「お母さん……」
呟いてみたけど返事は返って来なかった。シーンとして、物音さえ鳴っていない。そんな中で、ヒューヒューと外から風が吹き始めた。怖い、家がカタカタと音を鳴らしている。
__バンッ
「……!!」
声は出なかったけれどとても驚いた。思わず下を向き、そーっと前を向いた。
__ドアが開いている。ドアから風がヒューヒューと入ってきて、部屋がとっても寒くなった。
「かぶりもの……」
僕はかぶりものを探した。かぶりものは着るととっても暖かくって、まるで毛布を着ているみたいになる。
かぶりものはドアの横の壁に掛けられていた。僕は背伸びをして取って、時間はかかったけれど着ることができた。
ドアを閉めなきゃ……このままじゃ部屋が凍ってしまう。
__ドアに近づいて閉めようとしたところで僕はあることに気がついた。
外に何かが見える。金色でとっても小さくて光っているものが空に浮かんでいる。
僕はどうしても気になってしまって、靴を履かないまま出ることは悪いと知っているけど、外に出た。あの小さくて光っているものをもっとじーっと見たい。
外は家の中よりずっと寒くて、体が凍りそうだった。でも、浮かんでいたものはとても綺麗だった。とっても綺麗で、思わず興奮して叫びそうになってしまった。
金色、白、青色。色々な小さいものがたくさん空に浮かんで光っている。右側にはとっても明くて大きいまん丸のものがある。全部、名前があるのだろうか。お父さんは知っているのかな?お母さんは?ゴッダードさんは?
今までは夜はただ暗いだけだと思っていたけれどこんな不思議なことがあるなんて……!
僕は開いたままのドアを閉め、ドアにもたれかかり夜の空を眺めた。
……こんな空があったなんて僕、全く知らなかった。なんだか興奮していた気持ちが静かになって、ぼーっと、空を眺めた。
__どれぐらいの時間が経ったんだろう。ずーっと眺めていたら眠くなって来た。……あと少しだけ。
ずーっと見ていたらいつのまにか僕の吐く息が白くなっていた。おんなじリズムで白い息が出ている。いつも感じたことのない気持ちが湧いて来て、なんだか、とても幸せな気分になった。
~~~
いつのまにか寝てしまっていたみたいで、ピーピーと言う鳥の声で起こされた。どれぐらい寝ていたんだろう。僕はゆっくりと頭を動かして周りを見た。
さっきよりほんの少しだけ明るくて、光って浮いている物の数が少ない。鳥のピーピーと言う声が、なんだか喜んでいるみたいだ。
僕は顔を動かして辺りを見渡した。胸がザワザワする。
右から左へ、顔を動かす。そこで、左側から光が出ているのが見えた。初めてだ。僕の知らない事が起ころうとしている。
__胸が焼けているみたいな気持ちになった。これはなんて言う気持ちなんだろう。左側から光が出て来ていて、一気に空を橙色に染めて行っている。綺麗、空に光って浮かぶ物や、昨日見たものや、今まで見た物よりずっと、ずっと綺麗だ__
静かになっていた気持ちが、また興奮した気持ちへと戻っていた。
体が熱くなってきて、胸がドクドクするかと思ったら急に眠くなってくる。
もう、鳥の声は聞こえなかった。
~~~
僕はいつのまにか閉じていた目を開けた。
カランカランと、何かを混ぜている音がする。ここはどこだろう?
僕は今、ベッドの上にいるみたいだ。でも僕の家のベッドじゃあない。
「起きたか?」
ゴッダードさんの声だ。ここはゴッダードさんの家なんだろうか。
「……ここはどこ?」
「俺の家だよ、話したいことは沢山あるが一先ずこれを飲むんだ」
木のコップに入っていたのは温かいミルクだった。それはとても甘くて美味しくて体が温まった。
「さてフランクリン、覚えていることを全部話すんだ」
覚えていること……?寝る前にあったことだろうか。
そうだ、あのとっても綺麗なモノを言わなきゃいけない。
「あのね、左側の空から橙色の光がブワァって広がって行ったんだ!それがとっても綺麗で凄かったんだよ!ねぇゴッダードさん!あれにも名前があるの?」
「ああ、あるよ、後で教えてあげるから、その前のことを教えてくれないか?何かあっただろう」
その前……?
「えっと、確か夜に目が覚めちゃってリビングに出たの、それでドアが開いちゃったから閉めようとして……」
どうしよう、そういえば靴を履かずに出てしまっている。
「……それで、外に出て空に光って浮かんでいるものを見てたの。」
「……それで外で寝たんだな?」
答えようと思っても、声が震える。
ゴッダードさんは凄く怒っているみたいだ、やっぱり靴を履かずに外へ出て、しかも寝るだなんて良くなかったんだろう。
「あのね、靴を履かずに外へ出ることは“悪い事”だって知ってたの、でも、我慢できなくて……」
「フランクリン」
「ごめんなさい」
僕は謝った。速く昨日のような笑顔を僕に見せて欲しかった。
「俺が言いたいのはそこじゃない。なんで冬の夜に外で寝たんだ?お前の母さんが早起きじゃなきゃ、今が雪解けの時期に近くなきゃ、今頃死んでたんだぞ」
「ねぇゴッダードさん、ごめんなさい。僕きっと悪いことをしたんだよね……」
そういうとゴッダードさんはさらに怒った顔になった。僕はその顔が嫌で嫌で仕方がなくて、思わず顔を背けてしまった。
「本当にごめんなさい、もう外に出ないから……」
「外に出るなと言っているんじゃない。死ぬような真似をしてはいけないと言っているんだ」
「ねぇゴッダードさん、僕正直に言うね、僕、なんで“冬の夜の外で寝ること”が悪いことなのかわからないんだ。」
ゴッダードさんの顔は見えない、でもさらに怒ってしまったのがわかる。
「それに……死ぬってなあに?悪いことなの?それが“冬の夜に外で寝ること“が悪いことだって言う『理由』なんだよね……」
僕はそう言ってゴッダードさんの返事を待った。
「そうか、そうだよな……あいつは言ってないんだから」
僕への言葉じゃない。思わずゴッダードさんの顔を見たけれど、僕のことは見ていなくて、どこか僕の知らないところを見ていた。
僕への言葉ではなかったし、怒ってはいないみたいだったけれど、体が冷えていくような感覚がする。
布団を被っているはずなのに。
「フランクリン、ごめんな、怒るつもりはなかったんだ。」
さて、と言って立ち上がるゴッダードさんは昨日と同じような感じに戻っていて、僕は嬉しくなった。
立ち上がって奥へ行き、戻ってきたゴッダードさんは緑色のジュースを持っていた。
「さあフランクリン、今フランクリンは『風邪』と言うのになっているんだ」
「風邪……?」
風邪って、なんだろう。どんな形をしているんだろう。
「風邪って言うのは頭が痛くなって体の調子が良くなくなることだ。これは風邪を治す飲み物で、『薬』っていう」
「美味しいの?」
なんだか変な匂いがする。それにとても苦そうだ。
「さあ、どうだろうな、それを飲んだらもう一度ホットミルクを作ってやる。取り敢えず飲むんだ」
僕はそーっと飲むことにした。量はそんなになかったから一気に。
「すっごく苦い……これ本当に飲み物なの?」
「飲み物だ」
こんな飲み物があるだなんて知らなかった。
まだ口の中が苦くてキシキシする。早く甘い甘いホットミルクが飲みたい……
「ほら、出来た。美味しいホットミルクだ」
そう言って渡された瞬間に僕は口を付けた。速く口の中から苦いものを追い出したかった。
「おい、少し冷ましてから飲んだ方が__」
熱い、危うく吐いてしまうところだった。
「こんなに熱い飲み物を飲んだのは初めて!僕びっくりしちゃった」
「……じゃあ次からは熱そうなものを口に入れるときは冷ましてから入れるんだ」
とっても優しい声だった。
「うん、ちゃんと守るよ」
ゴッダードさんはガシッとした手で僕の頭を撫で回した。
何か言ってくれるのかな、そう思って少し待ってみたけれどゴッダードさんは何も言わなかった。ただ僕の目をじーっと見ているだけだ。
「ねぇゴッダードさん、そういえばお父さんとお母さんはどこにいるの?……謝らなきゃ」
「今日1日はお父さんとお母さんに会ってはいけない」
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