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子供時代
No.5 お話ししたいの
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※未成年飲酒を仄めかす表現がありますが、未成年飲酒を推奨するものではありません。
目を開けると、いつの間にか寝てしまっていたみたいで、もう夜になっていた。
部屋中に甘いような酸っぱいようなそんなにおいが広がっていて、頭がくらくらとしてくる。
ゴッダードさんはどこに居るのだろう?
ベッドから起き上がって、冷たい床の上に足をつける。真っ暗な部屋の中を、壁を触りながら動いてゴッダードさんを探した。
外からサラサラと何かがこすれる音がして、音が聞こえるたびに胸がどくどく鳴って、頭がハッキリとしてくる。
暫く部屋の中をぐるぐると回っていると、ドアを見つけた。冷たい壁と違って少しだけあったかくて、サラサラとしている。その感じがとっても気持ちよくて、僕はそーっとドアに体を押し付けながら座り込んだ。
ドアに耳を押し付けると、中からカチカチと、何かを叩く音がした。ゴッダードさんが中に居るんだろうか。
僕はドアを開けようとドアノブを探す。
ドアノブを見つけて、開けようとして、立ち上がったけれど足がふらついて転んでしまった。
床に叩きつけられて、ドンッと大きな音が鳴った。ドアが開いてゴッダードさんが出てきたけれど僕は何故か起き上がることが出来なくて、
ぼーっとしたまま僕の顔を覗くゴッダードさんの顔を見る。空いたドアから差し込む明かりはゴッダードさんの顔を見せた。何だかとっても焦っているみたいだった。
「ゴッダードさん?どうしたの?」
そう僕がゴッダードさんに言うと少し安心した顔になって、僕のことを起こしてくれた。
「どうしたんだ?こんなとこで寝転がって、風邪がひどくなっているぞ」
「起きてゴッダードさんが居なかったから、歩いて探してここに来たんだけど、転んじゃって起き上がれなかったんだ」
ゴッダードさんは僕を抱えながらドアの向こうの部屋へ連れて行ってくれた。
「ただでさえ体が弱っているのに、無理に動いたからだ」
何の話だろう?僕が悪いことをしちゃったんだろうか。
「何の話をしてるの?」
そう僕が聞いても答えてくれず、僕を布団でくるんで椅子に座らせた後、部屋の暗い所へと消えて行ってしまった。
コツコツと、ゴッダードさんの足音が聞こえる。
僕の目の前で蝋燭がゆらゆらと燃えている。
机と蝋燭しか見えない。何かないか探そうと手を伸ばしても、冷たい壁しか見つからなかった。
蝋燭をじーっと見つめていると、僕の肩に誰かの手が置かれた。ゴッタードさんの手だ。
「寒いだろう?これを飲むと良い」
そう言って、ザラザラとしたコップを僕の目の前に差し出した。
「これ、なんていう名前なの?」
するとゴッダードさんは僕にコップを渡し、奥から椅子を引っ張ってきて僕の目の前に座った。
「ワインだ、気になっていただろ?とても美味しいし、よく眠れるようになる」
僕はコップのな中に入っているワインをじっと見つめる。暗くて良く見えないけど、ちょっとだけドロドロとしてるみたいだ。
「少しずつ飲むといいぞ、段々と眠たくなってくるからな」
僕はコクリと頷いて、ワインに口を付けてみた。
ワインはゴッタードさんと会ったときに貰ったぶどうのジュースに良く似ていて、でもぶどうジュースよりずっと美味しくて、僕は好きになってしまった。
「とっても美味しいよ!これ」
「そうだろ?俺も好きなんだ」
そう言って、ゴッダードさんは僕の持っているコップより一回り大きいコップにワインを入れた。
その様子をじーっと見ていると、頭がハッキリしてきて、なんでもできるような気がして来る。
「元気になったよ、ゴッダードさん!まるでなんでもできるみたい」
「それは良かった。だが、今日はもう寝るんだ。風邪はまだ治っていない」
なんでだろう、なんで起きてちゃいけないんだろう。
僕はもうとっても元気で、まだまだゴッダードさんと話したいのに。
「どうして?風邪って、頭が痛くなって体の調子が良くなくなることなんでしょ?僕は頭も痛くないし体の調子ももう良いよ?」
「それはワインのおかげだ。ワインを飲んだから頭が痛くなくなって体調が良くなっていると思い込んでいるだけで、本当に良くなっているわけじゃない」
僕は驚いた。ワインを飲むとそんなことが起こるだなんて知らなかったし、今のこのわくわくとした気持ちが偽物だなんて信じられない。
「わかったよ、ちゃんと寝るけど、あとちょっとだけお話ししたいな」
良いと言ってくれるか不安だったけど、僕は勇気を出して言ってみた。
「ああ、わかった、少しだけだ。何か話したいことがあるのか?」
「ううん、何か話したいことがあるわけじゃないよ、ちょっとだけ、まだ話したいっていうだけなんだ」
感じたことのない気持ちだった。何にも理由がないのに、まだ話したいって僕は思っていて、どうしてだろう。
「そうか」
そう言った後、ゴッダードさんは何も言わなかった。ただ黙々とワインを飲んで、部屋の暗い所を見つめるだけだった。
僕が何か言わなきゃ、僕はゴッダードさんにわがままを言って起きているんだから。
「ねぇ、ゴッダードさん」
「なんだ?」
ずっと聞けなかった。でも僕がずっと気になっていることだ。
「どうして僕に、サングラスを作ってくれたの?」
「お前の父さんに頼まれたからだ」
「どうして僕はかぶりものを着て、サングラスを着けないといけないの?お父さんもゴッタードさんも、お母さんだって着けていないのに」
ゴッダードさんのワインを飲む手が止まった。
「お前は何も知らないのか?」
どうしよう、怒らせちゃったみたいだ。
「こっちに来るんだ」
僕は言う通りにゴッダードさんの近くまで歩いた。
「俺は何色の肌をしている?」
ゴッダードさんは僕を抱き上げてそう質問をする。
僕はゴッダードさんの顔を見た。蝋燭の微かな光で照らされているゴッダードさんの顔は力強くて、肌は茶色だった。
「……茶色」
「じゃあ次だ」
早く、なんでこんなことを聞くのか知りたかった。でも、僕への質問は止まらない。
「俺の眼の色は何色だ?」
「黒」
「お前の父さん母さんの肌の色、眼の色はなんだ」
「お父さんの肌の色は薄いピンクっぽい色で、お母さんも同じで、眼の色はお母さんは茶色、お父さんは青色だよ」
もう泣きそうだった。
「最後に、自分の肌の色と目の色はなんだ」
「見たことないよ、知らない」
「見せてやる」
そう言ってゴッダードさんは僕を抱きかかえたまま勢いよく立って、部屋の端っこまで移動した。
ゴッダードさんは丸い板を手に取って、僕の目の前にかざした。
「これがお前の顔だ」
そういって丸い板に映ったのは、真っ白な肌と真っ白な髪。そして、ぐちゃぐちゃとした白っぽい赤の眼。
まるでばけものみたいだ。
目を開けると、いつの間にか寝てしまっていたみたいで、もう夜になっていた。
部屋中に甘いような酸っぱいようなそんなにおいが広がっていて、頭がくらくらとしてくる。
ゴッダードさんはどこに居るのだろう?
ベッドから起き上がって、冷たい床の上に足をつける。真っ暗な部屋の中を、壁を触りながら動いてゴッダードさんを探した。
外からサラサラと何かがこすれる音がして、音が聞こえるたびに胸がどくどく鳴って、頭がハッキリとしてくる。
暫く部屋の中をぐるぐると回っていると、ドアを見つけた。冷たい壁と違って少しだけあったかくて、サラサラとしている。その感じがとっても気持ちよくて、僕はそーっとドアに体を押し付けながら座り込んだ。
ドアに耳を押し付けると、中からカチカチと、何かを叩く音がした。ゴッダードさんが中に居るんだろうか。
僕はドアを開けようとドアノブを探す。
ドアノブを見つけて、開けようとして、立ち上がったけれど足がふらついて転んでしまった。
床に叩きつけられて、ドンッと大きな音が鳴った。ドアが開いてゴッダードさんが出てきたけれど僕は何故か起き上がることが出来なくて、
ぼーっとしたまま僕の顔を覗くゴッダードさんの顔を見る。空いたドアから差し込む明かりはゴッダードさんの顔を見せた。何だかとっても焦っているみたいだった。
「ゴッダードさん?どうしたの?」
そう僕がゴッダードさんに言うと少し安心した顔になって、僕のことを起こしてくれた。
「どうしたんだ?こんなとこで寝転がって、風邪がひどくなっているぞ」
「起きてゴッダードさんが居なかったから、歩いて探してここに来たんだけど、転んじゃって起き上がれなかったんだ」
ゴッダードさんは僕を抱えながらドアの向こうの部屋へ連れて行ってくれた。
「ただでさえ体が弱っているのに、無理に動いたからだ」
何の話だろう?僕が悪いことをしちゃったんだろうか。
「何の話をしてるの?」
そう僕が聞いても答えてくれず、僕を布団でくるんで椅子に座らせた後、部屋の暗い所へと消えて行ってしまった。
コツコツと、ゴッダードさんの足音が聞こえる。
僕の目の前で蝋燭がゆらゆらと燃えている。
机と蝋燭しか見えない。何かないか探そうと手を伸ばしても、冷たい壁しか見つからなかった。
蝋燭をじーっと見つめていると、僕の肩に誰かの手が置かれた。ゴッタードさんの手だ。
「寒いだろう?これを飲むと良い」
そう言って、ザラザラとしたコップを僕の目の前に差し出した。
「これ、なんていう名前なの?」
するとゴッダードさんは僕にコップを渡し、奥から椅子を引っ張ってきて僕の目の前に座った。
「ワインだ、気になっていただろ?とても美味しいし、よく眠れるようになる」
僕はコップのな中に入っているワインをじっと見つめる。暗くて良く見えないけど、ちょっとだけドロドロとしてるみたいだ。
「少しずつ飲むといいぞ、段々と眠たくなってくるからな」
僕はコクリと頷いて、ワインに口を付けてみた。
ワインはゴッタードさんと会ったときに貰ったぶどうのジュースに良く似ていて、でもぶどうジュースよりずっと美味しくて、僕は好きになってしまった。
「とっても美味しいよ!これ」
「そうだろ?俺も好きなんだ」
そう言って、ゴッダードさんは僕の持っているコップより一回り大きいコップにワインを入れた。
その様子をじーっと見ていると、頭がハッキリしてきて、なんでもできるような気がして来る。
「元気になったよ、ゴッダードさん!まるでなんでもできるみたい」
「それは良かった。だが、今日はもう寝るんだ。風邪はまだ治っていない」
なんでだろう、なんで起きてちゃいけないんだろう。
僕はもうとっても元気で、まだまだゴッダードさんと話したいのに。
「どうして?風邪って、頭が痛くなって体の調子が良くなくなることなんでしょ?僕は頭も痛くないし体の調子ももう良いよ?」
「それはワインのおかげだ。ワインを飲んだから頭が痛くなくなって体調が良くなっていると思い込んでいるだけで、本当に良くなっているわけじゃない」
僕は驚いた。ワインを飲むとそんなことが起こるだなんて知らなかったし、今のこのわくわくとした気持ちが偽物だなんて信じられない。
「わかったよ、ちゃんと寝るけど、あとちょっとだけお話ししたいな」
良いと言ってくれるか不安だったけど、僕は勇気を出して言ってみた。
「ああ、わかった、少しだけだ。何か話したいことがあるのか?」
「ううん、何か話したいことがあるわけじゃないよ、ちょっとだけ、まだ話したいっていうだけなんだ」
感じたことのない気持ちだった。何にも理由がないのに、まだ話したいって僕は思っていて、どうしてだろう。
「そうか」
そう言った後、ゴッダードさんは何も言わなかった。ただ黙々とワインを飲んで、部屋の暗い所を見つめるだけだった。
僕が何か言わなきゃ、僕はゴッダードさんにわがままを言って起きているんだから。
「ねぇ、ゴッダードさん」
「なんだ?」
ずっと聞けなかった。でも僕がずっと気になっていることだ。
「どうして僕に、サングラスを作ってくれたの?」
「お前の父さんに頼まれたからだ」
「どうして僕はかぶりものを着て、サングラスを着けないといけないの?お父さんもゴッタードさんも、お母さんだって着けていないのに」
ゴッダードさんのワインを飲む手が止まった。
「お前は何も知らないのか?」
どうしよう、怒らせちゃったみたいだ。
「こっちに来るんだ」
僕は言う通りにゴッダードさんの近くまで歩いた。
「俺は何色の肌をしている?」
ゴッダードさんは僕を抱き上げてそう質問をする。
僕はゴッダードさんの顔を見た。蝋燭の微かな光で照らされているゴッダードさんの顔は力強くて、肌は茶色だった。
「……茶色」
「じゃあ次だ」
早く、なんでこんなことを聞くのか知りたかった。でも、僕への質問は止まらない。
「俺の眼の色は何色だ?」
「黒」
「お前の父さん母さんの肌の色、眼の色はなんだ」
「お父さんの肌の色は薄いピンクっぽい色で、お母さんも同じで、眼の色はお母さんは茶色、お父さんは青色だよ」
もう泣きそうだった。
「最後に、自分の肌の色と目の色はなんだ」
「見たことないよ、知らない」
「見せてやる」
そう言ってゴッダードさんは僕を抱きかかえたまま勢いよく立って、部屋の端っこまで移動した。
ゴッダードさんは丸い板を手に取って、僕の目の前にかざした。
「これがお前の顔だ」
そういって丸い板に映ったのは、真っ白な肌と真っ白な髪。そして、ぐちゃぐちゃとした白っぽい赤の眼。
まるでばけものみたいだ。
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