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グスタフ公爵
僕は異世界人?放浪編13
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「なあ、エリアスよ、君は何者なんだ?」
「僕もよくわかりません、向こうの世界の事は秘密でお願いします、話しても誰も信じないでしょうが、、」
「それはわかっているが今でも信じられんよ」
「出来れば忘れてください」
「、、、また来てねって言われたが?、、、」
「、、、そう簡単に行けませんが、いつかまた一緒に行きましょう」
あ~あ、、どうせクロエも行くって聞かないだろうな、、、
「そろそろお別れですね、僕は宿を取りますのでこの辺で失礼します」
「まあ待て、今日はうちに泊まれ、話すこともあるだろう?ないか?」
「わかりましたよ、ちゃんと話します、クロエ、明日から2~3日用事でいないから終わるまで待っててね、終わったらここに来るから」
「わかったわ、出来るだけ早くしてね、しばらく修行してないから早くしたい」
「さあ着いたぞ、エリアスゆっくりしてくれ、おい誰かいないか?お客さんが一緒だ、お世話をして差し上げてくれ」
「かしこまりました、お客様こちらでございます」
「はい」
「エリアス、後で部屋に行くから待っててね」
「俺も行くからな」
「先に風呂に入らせてくださいよ~」
「じゃあその後に飯食ってからお前の部屋に集合だな」
早く寝たいな~、、、
、、、、、
「なあエリアス、向こうの世界ってのはなんなんだ?」
「この間会ったことがあるヤトって覚えてます?」
「ああ、あの鳥人族か?」
「あ!思い出した!、あの時ヤトを見たけど向こうに行った時にはいなったよ?」
「そうだった!忘れてた、あの時何回呼んでも返事しなかった、、」
≪ヤト?、、、≫
≪ヤト!、どうしたの?返事できないの?≫
≪聞こえておる≫
≪やっと見つかった、、どうしたの?何かあったの?≫
≪うむ、、話をしようかの≫
「わわわ!!びっくりした!、、、ヤト!」
「今までどこにいたの?」
「我も最初はあそこにいたんだが、、2人が汚れていたのでな、主が結界を張ってしまったのだ」
「ヤトは眷属なんだからは入れるじゃん?」
「バカを言うな、我ごときが主の結界など破れるものか」
「って事は神様に締め出されたって事?ププッ」
「でも僕はあとから来たのに入れたよ?」
「お前は庇護されるほうだからな」
「じゃあ神様は僕たちが汚いとヤトは入れなくなっちゃうんだ」
「血の汚れや負の穢れにまみれた場合は浄化されるまでいつもと違う結界が張られる、その時は許されたもの以外決して入ることは出来ん」
「そうなんだ」
「その時は主が庇護して下さるから安心ではあるがな」
「そうだったのか」
「ヤト?あの世界ってどこにあるの?」
「言ってもわからん、、が事実としてそこにある、言ってみればほんの少し時間と場所がズレた世界、、かな、、」
「、、、じゃあひょっとしたらそのズレた世界からほんの少しずれた世界もあるの?」
「あるな」
「もしかしたらい~~っぱいそういう世界ってあるの?」
「あるな」
「クロエ?何を話してるんだ?爺ちゃんにもわかるように話してくれ」
「この間の世界みたいのがいっぱいあるんだって」
「どこに?」
「ちょっとづつズレてあるの」
「、、、わからん、、、」
「おじいちゃんやったことない?鏡と鏡を向かい合わせて中をのぞくとズラ~っと見えないとこまで自分が映ってるの」
「あ、あ~、それはあるが、、あのような世界があるって言うのか?」
「わかりやすく言えばそうだよね?ヤト」
「そうだな」
「って事は僕は色んな世界に行けるって事?」
「理屈では、な」
「え?理屈では行けるけど実際は行けないって事?」
「そもそもお前はあの世界をどうやって知った?見た?」
「それは、、夢で見た、ってか夢だと思ってた」
「あれは我が見せたものだ」
「じゃあ他の世界は行けないんだ?」
「大体お前が転異する条件はなんだ?」
「、、、あ、、、そうか、、僕は行けないや」
「どうしてなの」
「僕は一度行ったところしか転移出来ないんだ」
「そうか、、夢で見た世界はヤトが見せた現実世界だったから行けたんだ」
「そういうこと」
「でもでもそれならほかの所もヤトに見せてもらったら行けるじゃん?」
「はっはっはっそれは出来んな、我も行ったことがないし」
「そんなことができるのは主のような方のみだな」
「そりゃそうだよね」
「ねえ、今思ったんだけどもしエリアスみたいに転移ってのが出来るようになったら私でも行けるって事?私も向こうの世界みたから、、」
「あ!、そうなる!、、、と思う」
「ヤト?そうなの?」
「そうなるな」
「エリアス!明日から座学も剣術もいらない!魔法だけ教えて!ってか教えろ!」
「ヤト?いいのかな?」
「お前次第だ、我は関知しない」
「やった!ヤトの許可ももらったし明日から頑張ろ~」
「いや、どう考えても許可されてないと思うが、、、」
「俺はよくわからんがもしクロエが行けるようになったら商売が劇的に増える事はわかる!クロエ頼んだぞ!」
「あのね、、明日からちょっと用事があるって言ったよね?」
「えええ~!!」
「教えるのは帰ってきてから!、それと座学と剣術をやらないんだったら教えないよ」
「わかったから早く用事ってやつを済ませて来て、、今から行ってきてもいいわよ!?ってか行け!!」
「アホですか?そうですか、、」
まあいいか、、、なんやかんやで話は終わったから、、このことは他の人には絶対言っちゃだめだって事はわかったよね?、、
わかったことにしよう、、眠たい、、
~~~~~~~~~~~~~~~~
んっん~~、、よく寝た、、、
ここは?、、、そうかアンドレアさんの家か、、、
「エリアスおはよう」
「おはよう、アンドレアさんはもう出かけたの?」
「うん、今日も天気だ仕事をしようって、行っちゃったよ」
「そっか、僕も出かけるね、クロエは勉強頑張って」
「ちゃんと迎えに来てよね」
「わかったよ、じゃあ行ってくる」
、、、さてどこかでご飯食べよう、ちょっと探検もしよっかな、、、
この街は、、ギルタンだっけ?、、皇都に雰囲気似てるけどちょっと田舎かな、、ここも港町だったよね?
ああ、この匂いフンザを思い出すなあ、、、海が近いよね
やっぱり領主の所先に行こっと、、、
うちとちがって領主の屋敷は街の中央にあるんだな、、、わかりやすくていいや、、
、、、あちゃ、、何にも身分を示すものがないけど、、何とかなるか、、、
衛士に話せばいいんだよね、、、
「失礼します」
「なんだお前は?ここは子供の来るところではないぞ?」
「私はジュグノー・サングリフォン・アダルウォルフ公爵の長男エリアス・アダルウォルフと申します。グスタフ領主であられるラーシャ・サンオーディン・グスタフ公爵にお目通り願いたい」
「、!、!、!!!、、、待て待て!3公の筆頭であらせられるサングリフォン公爵閣下のご嫡男にしてはお召物がいささか貧相ではないか?、、、」
「旅の途中でありますのでこのような身なりで申し訳ありません、無礼は重々承知の上ですがサンオーディン公爵閣下の治めるこの街ギルタンを素通りしたとあっては父上に首を刎ねられても文句は言えません、そうならない為に何卒ご容赦頂き伏してお願い申し上げる」
「、、、お待ちいただきたい、我々ではどうにもならん、上に確認を取るゆえしばしお待ちいただきたい」
「何卒良しなに、、」
大丈夫かな?、、、ちょっと堅苦しかったかな?、、、
「殿下、、こちらです」
殿下?、、、
「よお、、久しぶりだな」
「え?!、、マティアス?、、、何でここに?」
「エリアス!久し振り~」
「!!ルナも!!」
「、、、??どうしてここに居るの?」
「随分とのんびりした旅だな?」
「いやいや、そんな事より、、何でここに居るのさ?」
「私も皇族だからな、色々することがあるんだよ」
「私はただの付き人~兄さまの引っ付き虫~」
「うんうん、ルナはいいよ」
「何その言い方!ひどくない?」
「この人は間違いなくサングリフォン公爵の息子だよ、私が保証する」
「は!、了解しました、エリアス殿大変失礼をいたしました」
「グスタフ殿の所には私が連れて行くよ」
「はは!」
「行こうかエリアス」
「は~い」
「会えるかな~って思ってたら本当に会えちゃった」
「久しぶりだね、頑張ってる?」
「もちろん!もうだいぶエリアスに近づいたわよ?」
「そっか、良かった」
「さ、着いたよ、、入ろうか」
「グスタフ殿、エリアス君をお連れした」
「ご無沙汰いたしております、エリアス・アダルウォルフです、先日のわたくしのお披露目の時は遠いところお越しいただきありがとうございました、、」
「随分と堅苦しい挨拶だな、ジュグノーとはよく酒を飲んでいる、お前も硬くならずに気楽にいつでもここに来たらいい」
「はい、ありがとうございます」
「お前はまだ若いのに一人で旅をしているそうだな?話は我々の所にも来ているぞ?どうだ?旅は?楽しいか?苦しいか?」
「はは、楽しいですが苦しいときもあります」
「そうか、、ま、いい経験になる、、、忘れておった、、こいつはこの間は都合がつかずにつれていけなかったがわしの息子のギスリだ、仲良くしてやってくれ」
「ギスリと申す、お前の事はいろいろ耳に入っている、随分と魔法に長けているらしいな、、いくつになったのだ?」
「8歳です」
「そうか、まだ生まれて10年も経ってないのか、、まあ噂というものは尾ひれがつくもの、精進して頑張ることだな」
「お前もだぞ?怠けているとすぐにエリアスに越されてしまうからな」
「は!、冗談はやめてくれ親父、俺はエリアスの倍ほど年上だ負けるわけがない」
「今はな、すぐに歳の差なんて関係なくなることを忘れるなよ」
「ふん!、まあいい、せいぜい頑張ることだ」
「はい、精進します」
「全くお前は誰にでも突っかかりおって、、すまんな、気にせんでくれこいつの悪い癖だ」
「いえ、勉強になります」
「、、、皮肉を言わんでくれ、すまんかった」
「こちらこそ申し訳ありません」
「所で、、すこし話があってな、、後でわしの部屋に来てくれないか?」
「はい?、、それはかまいませんが」
「うむ、頼む、いつまでも殿下を放っておくわけにもいかんからな」
「私の事は気にせずともよいぞ」
「ははは、ま、話を終わらせるきっかけにしただけです、許してくだされ」
「、、、そう言う事か、、大人の会話は難しいなエリアス」
「はは、、」
「それでは殿下と積もる話もあるでしょうしこれで解散にする」
「後でお伺いいたします」
「うむ」
「フン、、」
「エリアス旅はどう?話聞かせて」
「ルナ、まずは部屋に戻ろうか」
「僕は先にお風呂に入ります」
「カラスの行水でよろしく!」
「ルナは時々古臭い言葉を使うなあ、どこで覚えるんだ?」
「エッヘン!」
「褒めてないから、、」
「あ!、、、ダメだ!忘れてた、、」
「グスタフ殿との話があるのだろう?」
「それそれ、さすがマティアス、よく覚えてる」
「今話してた事だろうに、、」
「ははは、ひょっとしたら今日は無理かも、、、」
「我々は2~3日ここに滞在するから明日でもいいが」
「ええ~またあとまわしなの~?」
「わがまま言うな、エリアスだってどうにもならん」
「すいません、ごめんねルナ、そのかわりちゃんと魔法も教えるから」
「絶対だよ!約束したからね!」
「わかった、約束する」
「ははは、エリアスは損する性格だな」
「、、、」
あ~気持ちいい~
やっぱり僕はお風呂大好き
カラスの行水なんてもったいない、、
公爵は何の話があるんだろう?、、、
、、、、、コンコン、、「入れ、、、おお!エリアス君かわざわざすまんな、殿下とは話できたか?」
「少しだけだったのでまた来るように言われました」
「そうか、、君は殿下のお気に入りのようだな、ルナ王女殿下とも仲がいいようだし、、確か王女殿下とは同い年、、だったかな?」
「はい、残念ながら、、」
「ははは、そのような事を言うものではないぞ、という事は未来の花嫁候補、、か?」
「はは、、ご冗談を、、私には荷が重すぎます、、歳で考えればギスリ殿のほうがピッタリかと、、」
「そう考えることが出来たらわしもどれ程気が楽になるか、、、」
「、、、、、」
「ま、そんな話はどうでもいい、わざわざ来て貰ったのはな、聞きたいことがあるんだ」
「私の話など何の値打ちもありませんが、、」
「いや、その歳で旅をしたいと言い、実際に旅をしている、しかも先ほどの会話など10歳にも満たない子供と話してるとはとても思えなんだ、まるで歴戦の勇者のようだった、、」
「そんな、、あまりにも、、言い過ぎです」
「そんな事は無い、ギスリなど足元にも及ばんのはすぐにわかったよ、、」
「そこまで言われると何かあるのではと勘ぐってしまいます、、」
「そんなことは考えんでよい、わしはあまり世渡りがうまくできんでな、三公の一人に名を連ねておるがそれは先祖が残した功績の上にあぐらをかいておるだけの事、ボンヤリした領主だよ」
「、、、そう言う事にしておきます」
「うむ、、ところでな、、お前はどう思う?」
「何がですか?」
「今のこの世、、、こんな言い方をしたらまるで世間知らずの若造の言い草みたいだが、今の在り方というか、、」
「あまりにも漠然としていてどう言えばいいのか、、正しいのか間違っているのかを聞かれているのか、改善点があるのか、あればどのような事か聞かれているのか、または別の事を聞かれているのか、、、」
「ははは、すまんすまん、だがさすがだな、たった一言聞いただけでそれだけ頭を巡らせることができるのか、、末恐ろしい子供だ、、わしは只今よりお前のことをわしと同格の男として扱う」
「やめて下さい、正直迷惑です」
「まあそう言うな、わしと二人の時だけだ、普段はここの領主と他領の領主の息子だ、反論は認めぬ」
「、、、わかりました、ではくれぐれも人前ではバレないようにしてください、、ボンヤリ領主様」
「はっはっはっ、、久しぶりに大笑いしたわ!、、ところで先ほどの事だがわしの血筋は魔法の力が弱くてな、武力のほうに特化しておる、ギスリもそうだ、だからアイツは魔法を毛嫌いしておる」
「ギスリ殿は剣術が強そうですね」
「わしはな、、バランスが大事だと思っておる」
「はあ、、」
「魔力と武力のバランスが良ければ民の生活は安全で便利な世の中になる」
「わしの治める街はなあギルタンもそのほかの街もみんな武力が強いのだ」
「そうなんですか、、私は来たばかりで知りませんでした」
「お前の街はどうだ?」
「僕の、、私の街は、、、」
「普通に話せばよい、殿下にも僕と言ってたではないか、わしには嫌か?」
「いえ、では、、、僕の街は魔力のほうが強くて羽振りを利かせていますね、、、それに、、」
「それに?、、何だ?」
「それに、言いにくいのですが、貴族の方々が、、その、、、」
「ん?貴族が何かあるのか?」
「こちらではどうかわかりませんが、僕の住んでる街では貴族が一番幅を利かせています」
「?どういうことだ?貴族が幅を利かせてると言う事は、、、身分と魔力の合わせ技か?」
「そうですね、魔力は貴族のほうがはるかに強く身分は言わずもがな、、しかもそのことに全く気が付かず当たり前の事と思っているようで、、」
「ふむ、、わしもそれが当たり前だと思っていたが、、違うと言うのか?」
「オーディン公はこの国では魔力持ちとそうでない者とどちらが多いとお思いですか?、貴族とそうでないものとどちらが多いと?」
「それは、、、」
「どちらも持ってない者が一番多いのです、そして彼らこそがこの国を支える本当の大黒柱なんです」
「、、、、、」
「オーディン公の、、、」
「待ってくれ、その呼び方は公の場だけにしてくれ、今のような話を聞くと恥ずかしくて穴の中にもぐりたくなる、、」
「しかし、、どう呼べばよろしいのか?」
「何でもよい、、そうだな、、巷ではわしの事をおでんと呼んでいるらしいな、、庶民の食べ物らしいがそれでいい、お前もそう呼んでくれ」
「そんなまさか、、、言えるわけありません」
「頼むからそう呼んでくれ」
「、、、では、おでんおじさんでいいですか?」
「なら間を取っておでん爺さんに決まりだ」
どこが間だ!、、、
「、、、、、」
「決定!反論は認めぬ!」
「ったく、、わかりました、ではおでん爺さんでいいですね?、、、良いですか?あなたは自分の立場をもっとよく考えてください!こっちの身にもなってもらいたいです、、首のあたりがヒヤッとして寿命が縮まります」
「なあに、2人の時だけだ」
「わかりましたから話を進めましょう、、、おでん爺さんが言う所のバランスを良くするって言うのはとてもいいと思いますし,是非やるべきだと思いますがそれだけでは足りないと思います」
「ふむ、あとは身分、貴族、、このあたりの事だな?」
「はい、貴族が悪いと言っているわけではありません、ただ、その貴族の考え方が問題なのです」
「ふむ、まったく悪気がないと言う事だがわしもそんなこと考えもしなかった、、そんなことは当たり前だし平民も当たり前に思っていると思ってた、、、でも違うと言うのだな?」
「問題がなければそれでもいいと思います、でも僕は旅をしていますがどこの街でもいろいろ問題が起きているようです」
「ふむ、、わしは色んな街にその手の専門家を送っているがそのような話は入って来んぞ?」
「それはそうでしょう、貴族のあなたに貴族の悪いところを報告すると思いますか?」
「そっか、、そうだな、、考えたこともなかった、、」
「別にあなたが悪いわけではありません、生まれた時からそういう所で生活してきたのですから」
「すまん、あなたと呼ぶのもやめてくれ、、なんか嫌だ、、爺さんでいい」
文句ばっかり、何でもいいじゃん、、、
「めんどくさいなあ、じゃあじいさん間者にするなら平民にしたほうが良いです、そして正直に報告しなければ給金はなしにするとでも言えばちゃんと報告してくれるでしょう」
「間者って、、少しは言葉を選んでくれ誰に聞かれてるかわからん」
「フフッ」
「なんだ?その笑い方は?いやな感じだな、、」
そう言えば忘れてたけどあの二人は聞いてるだろなあ、、、
「いえ、何でもないです」
「そうか、それならいいが、だがその話は時間が掛かると思うぞ人の考えを変えるなんて」
「そうですね、それこそもっと多くの人を巻き込んでじっくり時間をかけないと難しいでしょうね」
「わかった、その話はいったん保留だ、まずはバランスを整えることからだな」
「あともう一つあります」
「なんだ?まだあるのか?」
「信頼の置ける右腕を作るか、探してください」
「お前はダメ、、、だろうな、、」
「当たり前です、ぼくはアダルウォルフ領の領主の息子です」
「わかった、そちらも時間かかるかもしれんが何とかしてみる、時間を取ってしまってすまんな、また呼ぶからな」
「いつでもどうぞ、、と言う訳にはいきませんが、出来るだけの事はします、あ、、一つお願いごとがあるのですが、、」
「?何だ?路銀が足らぬか?」
「、、、お金が無くなったら自分で稼ぎます!、そうではなくて実はこちらの領で商売をするための店を開く許可を頂きたいのです」
「なんと商売がしたいのか!意外だな」
「いえ、私ではなくて私がお世話になった人から新しく店を出すための場所を探してほしいと言われておりまして、それでたまたまこの街のアンドレアさんと知り合う事がありまして、、」
「アンドレアと知り合いなのか!なんとまあ驚かせられることばかりだ、、そうか、商売か、、もちろんかまわんぞ
その商人はお前が信じるに足る者なのだな?」
「はい」
「であればわしは全面的に後押しをしよう」
「ありがとうございます、でもまだ決まったわけではありません、色々と探しているようなので」
「むむむ、、この領地のどこにするつもりだ?」
「ダンキンがいいかと思います」
「うむっ、あそこならわしも太鼓判を押す、あれ以上の場所は恐らくないだろうな、、まあ決まりだろうな、、よし!決まったらアンドレアを訪ねるとよい、話を通しておく」
「ありがとうございます」
「では話はこれで終わりだな、わしは眠くなってきた」
「勝手な人だな、、、」
「?何か言ったか?」
「、、いえ、何も、、それでは失礼します」
「うむ、ゆっくり休めよ」
やっと終わった~マティアスたちは起きてるかな?
≪起きてるからね~早く来てね~待ってるよ~≫
ルナのやつ、、、絶対聞いてたな、、、今夜は寝れないのかな、、、
「僕もよくわかりません、向こうの世界の事は秘密でお願いします、話しても誰も信じないでしょうが、、」
「それはわかっているが今でも信じられんよ」
「出来れば忘れてください」
「、、、また来てねって言われたが?、、、」
「、、、そう簡単に行けませんが、いつかまた一緒に行きましょう」
あ~あ、、どうせクロエも行くって聞かないだろうな、、、
「そろそろお別れですね、僕は宿を取りますのでこの辺で失礼します」
「まあ待て、今日はうちに泊まれ、話すこともあるだろう?ないか?」
「わかりましたよ、ちゃんと話します、クロエ、明日から2~3日用事でいないから終わるまで待っててね、終わったらここに来るから」
「わかったわ、出来るだけ早くしてね、しばらく修行してないから早くしたい」
「さあ着いたぞ、エリアスゆっくりしてくれ、おい誰かいないか?お客さんが一緒だ、お世話をして差し上げてくれ」
「かしこまりました、お客様こちらでございます」
「はい」
「エリアス、後で部屋に行くから待っててね」
「俺も行くからな」
「先に風呂に入らせてくださいよ~」
「じゃあその後に飯食ってからお前の部屋に集合だな」
早く寝たいな~、、、
、、、、、
「なあエリアス、向こうの世界ってのはなんなんだ?」
「この間会ったことがあるヤトって覚えてます?」
「ああ、あの鳥人族か?」
「あ!思い出した!、あの時ヤトを見たけど向こうに行った時にはいなったよ?」
「そうだった!忘れてた、あの時何回呼んでも返事しなかった、、」
≪ヤト?、、、≫
≪ヤト!、どうしたの?返事できないの?≫
≪聞こえておる≫
≪やっと見つかった、、どうしたの?何かあったの?≫
≪うむ、、話をしようかの≫
「わわわ!!びっくりした!、、、ヤト!」
「今までどこにいたの?」
「我も最初はあそこにいたんだが、、2人が汚れていたのでな、主が結界を張ってしまったのだ」
「ヤトは眷属なんだからは入れるじゃん?」
「バカを言うな、我ごときが主の結界など破れるものか」
「って事は神様に締め出されたって事?ププッ」
「でも僕はあとから来たのに入れたよ?」
「お前は庇護されるほうだからな」
「じゃあ神様は僕たちが汚いとヤトは入れなくなっちゃうんだ」
「血の汚れや負の穢れにまみれた場合は浄化されるまでいつもと違う結界が張られる、その時は許されたもの以外決して入ることは出来ん」
「そうなんだ」
「その時は主が庇護して下さるから安心ではあるがな」
「そうだったのか」
「ヤト?あの世界ってどこにあるの?」
「言ってもわからん、、が事実としてそこにある、言ってみればほんの少し時間と場所がズレた世界、、かな、、」
「、、、じゃあひょっとしたらそのズレた世界からほんの少しずれた世界もあるの?」
「あるな」
「もしかしたらい~~っぱいそういう世界ってあるの?」
「あるな」
「クロエ?何を話してるんだ?爺ちゃんにもわかるように話してくれ」
「この間の世界みたいのがいっぱいあるんだって」
「どこに?」
「ちょっとづつズレてあるの」
「、、、わからん、、、」
「おじいちゃんやったことない?鏡と鏡を向かい合わせて中をのぞくとズラ~っと見えないとこまで自分が映ってるの」
「あ、あ~、それはあるが、、あのような世界があるって言うのか?」
「わかりやすく言えばそうだよね?ヤト」
「そうだな」
「って事は僕は色んな世界に行けるって事?」
「理屈では、な」
「え?理屈では行けるけど実際は行けないって事?」
「そもそもお前はあの世界をどうやって知った?見た?」
「それは、、夢で見た、ってか夢だと思ってた」
「あれは我が見せたものだ」
「じゃあ他の世界は行けないんだ?」
「大体お前が転異する条件はなんだ?」
「、、、あ、、、そうか、、僕は行けないや」
「どうしてなの」
「僕は一度行ったところしか転移出来ないんだ」
「そうか、、夢で見た世界はヤトが見せた現実世界だったから行けたんだ」
「そういうこと」
「でもでもそれならほかの所もヤトに見せてもらったら行けるじゃん?」
「はっはっはっそれは出来んな、我も行ったことがないし」
「そんなことができるのは主のような方のみだな」
「そりゃそうだよね」
「ねえ、今思ったんだけどもしエリアスみたいに転移ってのが出来るようになったら私でも行けるって事?私も向こうの世界みたから、、」
「あ!、そうなる!、、、と思う」
「ヤト?そうなの?」
「そうなるな」
「エリアス!明日から座学も剣術もいらない!魔法だけ教えて!ってか教えろ!」
「ヤト?いいのかな?」
「お前次第だ、我は関知しない」
「やった!ヤトの許可ももらったし明日から頑張ろ~」
「いや、どう考えても許可されてないと思うが、、、」
「俺はよくわからんがもしクロエが行けるようになったら商売が劇的に増える事はわかる!クロエ頼んだぞ!」
「あのね、、明日からちょっと用事があるって言ったよね?」
「えええ~!!」
「教えるのは帰ってきてから!、それと座学と剣術をやらないんだったら教えないよ」
「わかったから早く用事ってやつを済ませて来て、、今から行ってきてもいいわよ!?ってか行け!!」
「アホですか?そうですか、、」
まあいいか、、、なんやかんやで話は終わったから、、このことは他の人には絶対言っちゃだめだって事はわかったよね?、、
わかったことにしよう、、眠たい、、
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んっん~~、、よく寝た、、、
ここは?、、、そうかアンドレアさんの家か、、、
「エリアスおはよう」
「おはよう、アンドレアさんはもう出かけたの?」
「うん、今日も天気だ仕事をしようって、行っちゃったよ」
「そっか、僕も出かけるね、クロエは勉強頑張って」
「ちゃんと迎えに来てよね」
「わかったよ、じゃあ行ってくる」
、、、さてどこかでご飯食べよう、ちょっと探検もしよっかな、、、
この街は、、ギルタンだっけ?、、皇都に雰囲気似てるけどちょっと田舎かな、、ここも港町だったよね?
ああ、この匂いフンザを思い出すなあ、、、海が近いよね
やっぱり領主の所先に行こっと、、、
うちとちがって領主の屋敷は街の中央にあるんだな、、、わかりやすくていいや、、
、、、あちゃ、、何にも身分を示すものがないけど、、何とかなるか、、、
衛士に話せばいいんだよね、、、
「失礼します」
「なんだお前は?ここは子供の来るところではないぞ?」
「私はジュグノー・サングリフォン・アダルウォルフ公爵の長男エリアス・アダルウォルフと申します。グスタフ領主であられるラーシャ・サンオーディン・グスタフ公爵にお目通り願いたい」
「、!、!、!!!、、、待て待て!3公の筆頭であらせられるサングリフォン公爵閣下のご嫡男にしてはお召物がいささか貧相ではないか?、、、」
「旅の途中でありますのでこのような身なりで申し訳ありません、無礼は重々承知の上ですがサンオーディン公爵閣下の治めるこの街ギルタンを素通りしたとあっては父上に首を刎ねられても文句は言えません、そうならない為に何卒ご容赦頂き伏してお願い申し上げる」
「、、、お待ちいただきたい、我々ではどうにもならん、上に確認を取るゆえしばしお待ちいただきたい」
「何卒良しなに、、」
大丈夫かな?、、、ちょっと堅苦しかったかな?、、、
「殿下、、こちらです」
殿下?、、、
「よお、、久しぶりだな」
「え?!、、マティアス?、、、何でここに?」
「エリアス!久し振り~」
「!!ルナも!!」
「、、、??どうしてここに居るの?」
「随分とのんびりした旅だな?」
「いやいや、そんな事より、、何でここに居るのさ?」
「私も皇族だからな、色々することがあるんだよ」
「私はただの付き人~兄さまの引っ付き虫~」
「うんうん、ルナはいいよ」
「何その言い方!ひどくない?」
「この人は間違いなくサングリフォン公爵の息子だよ、私が保証する」
「は!、了解しました、エリアス殿大変失礼をいたしました」
「グスタフ殿の所には私が連れて行くよ」
「はは!」
「行こうかエリアス」
「は~い」
「会えるかな~って思ってたら本当に会えちゃった」
「久しぶりだね、頑張ってる?」
「もちろん!もうだいぶエリアスに近づいたわよ?」
「そっか、良かった」
「さ、着いたよ、、入ろうか」
「グスタフ殿、エリアス君をお連れした」
「ご無沙汰いたしております、エリアス・アダルウォルフです、先日のわたくしのお披露目の時は遠いところお越しいただきありがとうございました、、」
「随分と堅苦しい挨拶だな、ジュグノーとはよく酒を飲んでいる、お前も硬くならずに気楽にいつでもここに来たらいい」
「はい、ありがとうございます」
「お前はまだ若いのに一人で旅をしているそうだな?話は我々の所にも来ているぞ?どうだ?旅は?楽しいか?苦しいか?」
「はは、楽しいですが苦しいときもあります」
「そうか、、ま、いい経験になる、、、忘れておった、、こいつはこの間は都合がつかずにつれていけなかったがわしの息子のギスリだ、仲良くしてやってくれ」
「ギスリと申す、お前の事はいろいろ耳に入っている、随分と魔法に長けているらしいな、、いくつになったのだ?」
「8歳です」
「そうか、まだ生まれて10年も経ってないのか、、まあ噂というものは尾ひれがつくもの、精進して頑張ることだな」
「お前もだぞ?怠けているとすぐにエリアスに越されてしまうからな」
「は!、冗談はやめてくれ親父、俺はエリアスの倍ほど年上だ負けるわけがない」
「今はな、すぐに歳の差なんて関係なくなることを忘れるなよ」
「ふん!、まあいい、せいぜい頑張ることだ」
「はい、精進します」
「全くお前は誰にでも突っかかりおって、、すまんな、気にせんでくれこいつの悪い癖だ」
「いえ、勉強になります」
「、、、皮肉を言わんでくれ、すまんかった」
「こちらこそ申し訳ありません」
「所で、、すこし話があってな、、後でわしの部屋に来てくれないか?」
「はい?、、それはかまいませんが」
「うむ、頼む、いつまでも殿下を放っておくわけにもいかんからな」
「私の事は気にせずともよいぞ」
「ははは、ま、話を終わらせるきっかけにしただけです、許してくだされ」
「、、、そう言う事か、、大人の会話は難しいなエリアス」
「はは、、」
「それでは殿下と積もる話もあるでしょうしこれで解散にする」
「後でお伺いいたします」
「うむ」
「フン、、」
「エリアス旅はどう?話聞かせて」
「ルナ、まずは部屋に戻ろうか」
「僕は先にお風呂に入ります」
「カラスの行水でよろしく!」
「ルナは時々古臭い言葉を使うなあ、どこで覚えるんだ?」
「エッヘン!」
「褒めてないから、、」
「あ!、、、ダメだ!忘れてた、、」
「グスタフ殿との話があるのだろう?」
「それそれ、さすがマティアス、よく覚えてる」
「今話してた事だろうに、、」
「ははは、ひょっとしたら今日は無理かも、、、」
「我々は2~3日ここに滞在するから明日でもいいが」
「ええ~またあとまわしなの~?」
「わがまま言うな、エリアスだってどうにもならん」
「すいません、ごめんねルナ、そのかわりちゃんと魔法も教えるから」
「絶対だよ!約束したからね!」
「わかった、約束する」
「ははは、エリアスは損する性格だな」
「、、、」
あ~気持ちいい~
やっぱり僕はお風呂大好き
カラスの行水なんてもったいない、、
公爵は何の話があるんだろう?、、、
、、、、、コンコン、、「入れ、、、おお!エリアス君かわざわざすまんな、殿下とは話できたか?」
「少しだけだったのでまた来るように言われました」
「そうか、、君は殿下のお気に入りのようだな、ルナ王女殿下とも仲がいいようだし、、確か王女殿下とは同い年、、だったかな?」
「はい、残念ながら、、」
「ははは、そのような事を言うものではないぞ、という事は未来の花嫁候補、、か?」
「はは、、ご冗談を、、私には荷が重すぎます、、歳で考えればギスリ殿のほうがピッタリかと、、」
「そう考えることが出来たらわしもどれ程気が楽になるか、、、」
「、、、、、」
「ま、そんな話はどうでもいい、わざわざ来て貰ったのはな、聞きたいことがあるんだ」
「私の話など何の値打ちもありませんが、、」
「いや、その歳で旅をしたいと言い、実際に旅をしている、しかも先ほどの会話など10歳にも満たない子供と話してるとはとても思えなんだ、まるで歴戦の勇者のようだった、、」
「そんな、、あまりにも、、言い過ぎです」
「そんな事は無い、ギスリなど足元にも及ばんのはすぐにわかったよ、、」
「そこまで言われると何かあるのではと勘ぐってしまいます、、」
「そんなことは考えんでよい、わしはあまり世渡りがうまくできんでな、三公の一人に名を連ねておるがそれは先祖が残した功績の上にあぐらをかいておるだけの事、ボンヤリした領主だよ」
「、、、そう言う事にしておきます」
「うむ、、ところでな、、お前はどう思う?」
「何がですか?」
「今のこの世、、、こんな言い方をしたらまるで世間知らずの若造の言い草みたいだが、今の在り方というか、、」
「あまりにも漠然としていてどう言えばいいのか、、正しいのか間違っているのかを聞かれているのか、改善点があるのか、あればどのような事か聞かれているのか、または別の事を聞かれているのか、、、」
「ははは、すまんすまん、だがさすがだな、たった一言聞いただけでそれだけ頭を巡らせることができるのか、、末恐ろしい子供だ、、わしは只今よりお前のことをわしと同格の男として扱う」
「やめて下さい、正直迷惑です」
「まあそう言うな、わしと二人の時だけだ、普段はここの領主と他領の領主の息子だ、反論は認めぬ」
「、、、わかりました、ではくれぐれも人前ではバレないようにしてください、、ボンヤリ領主様」
「はっはっはっ、、久しぶりに大笑いしたわ!、、ところで先ほどの事だがわしの血筋は魔法の力が弱くてな、武力のほうに特化しておる、ギスリもそうだ、だからアイツは魔法を毛嫌いしておる」
「ギスリ殿は剣術が強そうですね」
「わしはな、、バランスが大事だと思っておる」
「はあ、、」
「魔力と武力のバランスが良ければ民の生活は安全で便利な世の中になる」
「わしの治める街はなあギルタンもそのほかの街もみんな武力が強いのだ」
「そうなんですか、、私は来たばかりで知りませんでした」
「お前の街はどうだ?」
「僕の、、私の街は、、、」
「普通に話せばよい、殿下にも僕と言ってたではないか、わしには嫌か?」
「いえ、では、、、僕の街は魔力のほうが強くて羽振りを利かせていますね、、、それに、、」
「それに?、、何だ?」
「それに、言いにくいのですが、貴族の方々が、、その、、、」
「ん?貴族が何かあるのか?」
「こちらではどうかわかりませんが、僕の住んでる街では貴族が一番幅を利かせています」
「?どういうことだ?貴族が幅を利かせてると言う事は、、、身分と魔力の合わせ技か?」
「そうですね、魔力は貴族のほうがはるかに強く身分は言わずもがな、、しかもそのことに全く気が付かず当たり前の事と思っているようで、、」
「ふむ、、わしもそれが当たり前だと思っていたが、、違うと言うのか?」
「オーディン公はこの国では魔力持ちとそうでない者とどちらが多いとお思いですか?、貴族とそうでないものとどちらが多いと?」
「それは、、、」
「どちらも持ってない者が一番多いのです、そして彼らこそがこの国を支える本当の大黒柱なんです」
「、、、、、」
「オーディン公の、、、」
「待ってくれ、その呼び方は公の場だけにしてくれ、今のような話を聞くと恥ずかしくて穴の中にもぐりたくなる、、」
「しかし、、どう呼べばよろしいのか?」
「何でもよい、、そうだな、、巷ではわしの事をおでんと呼んでいるらしいな、、庶民の食べ物らしいがそれでいい、お前もそう呼んでくれ」
「そんなまさか、、、言えるわけありません」
「頼むからそう呼んでくれ」
「、、、では、おでんおじさんでいいですか?」
「なら間を取っておでん爺さんに決まりだ」
どこが間だ!、、、
「、、、、、」
「決定!反論は認めぬ!」
「ったく、、わかりました、ではおでん爺さんでいいですね?、、、良いですか?あなたは自分の立場をもっとよく考えてください!こっちの身にもなってもらいたいです、、首のあたりがヒヤッとして寿命が縮まります」
「なあに、2人の時だけだ」
「わかりましたから話を進めましょう、、、おでん爺さんが言う所のバランスを良くするって言うのはとてもいいと思いますし,是非やるべきだと思いますがそれだけでは足りないと思います」
「ふむ、あとは身分、貴族、、このあたりの事だな?」
「はい、貴族が悪いと言っているわけではありません、ただ、その貴族の考え方が問題なのです」
「ふむ、まったく悪気がないと言う事だがわしもそんなこと考えもしなかった、、そんなことは当たり前だし平民も当たり前に思っていると思ってた、、、でも違うと言うのだな?」
「問題がなければそれでもいいと思います、でも僕は旅をしていますがどこの街でもいろいろ問題が起きているようです」
「ふむ、、わしは色んな街にその手の専門家を送っているがそのような話は入って来んぞ?」
「それはそうでしょう、貴族のあなたに貴族の悪いところを報告すると思いますか?」
「そっか、、そうだな、、考えたこともなかった、、」
「別にあなたが悪いわけではありません、生まれた時からそういう所で生活してきたのですから」
「すまん、あなたと呼ぶのもやめてくれ、、なんか嫌だ、、爺さんでいい」
文句ばっかり、何でもいいじゃん、、、
「めんどくさいなあ、じゃあじいさん間者にするなら平民にしたほうが良いです、そして正直に報告しなければ給金はなしにするとでも言えばちゃんと報告してくれるでしょう」
「間者って、、少しは言葉を選んでくれ誰に聞かれてるかわからん」
「フフッ」
「なんだ?その笑い方は?いやな感じだな、、」
そう言えば忘れてたけどあの二人は聞いてるだろなあ、、、
「いえ、何でもないです」
「そうか、それならいいが、だがその話は時間が掛かると思うぞ人の考えを変えるなんて」
「そうですね、それこそもっと多くの人を巻き込んでじっくり時間をかけないと難しいでしょうね」
「わかった、その話はいったん保留だ、まずはバランスを整えることからだな」
「あともう一つあります」
「なんだ?まだあるのか?」
「信頼の置ける右腕を作るか、探してください」
「お前はダメ、、、だろうな、、」
「当たり前です、ぼくはアダルウォルフ領の領主の息子です」
「わかった、そちらも時間かかるかもしれんが何とかしてみる、時間を取ってしまってすまんな、また呼ぶからな」
「いつでもどうぞ、、と言う訳にはいきませんが、出来るだけの事はします、あ、、一つお願いごとがあるのですが、、」
「?何だ?路銀が足らぬか?」
「、、、お金が無くなったら自分で稼ぎます!、そうではなくて実はこちらの領で商売をするための店を開く許可を頂きたいのです」
「なんと商売がしたいのか!意外だな」
「いえ、私ではなくて私がお世話になった人から新しく店を出すための場所を探してほしいと言われておりまして、それでたまたまこの街のアンドレアさんと知り合う事がありまして、、」
「アンドレアと知り合いなのか!なんとまあ驚かせられることばかりだ、、そうか、商売か、、もちろんかまわんぞ
その商人はお前が信じるに足る者なのだな?」
「はい」
「であればわしは全面的に後押しをしよう」
「ありがとうございます、でもまだ決まったわけではありません、色々と探しているようなので」
「むむむ、、この領地のどこにするつもりだ?」
「ダンキンがいいかと思います」
「うむっ、あそこならわしも太鼓判を押す、あれ以上の場所は恐らくないだろうな、、まあ決まりだろうな、、よし!決まったらアンドレアを訪ねるとよい、話を通しておく」
「ありがとうございます」
「では話はこれで終わりだな、わしは眠くなってきた」
「勝手な人だな、、、」
「?何か言ったか?」
「、、いえ、何も、、それでは失礼します」
「うむ、ゆっくり休めよ」
やっと終わった~マティアスたちは起きてるかな?
≪起きてるからね~早く来てね~待ってるよ~≫
ルナのやつ、、、絶対聞いてたな、、、今夜は寝れないのかな、、、
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