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第9話「ミニスカートの衝撃」
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「蘭子、スカート、ちょっと……短くないかいな?」
その朝、鏡台の前でスカートの裾を直していた蘭子に、母・伊都子の声が飛んだ。
「ええ。わたくしも、これは“攻めの丈”だと思っておりますの。でも、お母様――女は時に、攻めてこそ輝くものですのよ」
「攻めんでもええから、せめて膝下まで下ろしとき」
「でも、昭和ももう十四年。大正時代の“隠す美”から、わたくしは“見せる潔さ”へ進化しようと思いまして」
「ほんまに、どこでそんなことばっかり……」
伊都子は呆れながらも、もう止める気力はなかった。
彼女の娘は、“自分の脚”で人生を歩こうとしていた。
たとえその脚が、制服のスカートの下から少し多めに覗いていても。
中学三年生になった蘭子は、ある意味“完成された少女”だった。
肩まで伸ばした髪は艶やかに揺れ、視線の運び方ひとつで空気を変えることができる。
朗読の時間には自然と耳目が集まり、何気なく教室のドアを開けただけで「また何か始まるのでは?」と期待される。
しかし、蘭子の中には、もう一つの“空席”があった。
晋平である。
晋平は高校三年生になっていた。
旧制中学から上がった“男ばかりの学び舎”は、勉学も生活も厳しく、毎日朝早くから夜まで、目を真っ赤にして勉強していると聞いた。
たまに花村屋に顔を出すこともあるが、それも「お届け物です」とだけ言って、魚の入った風呂敷包みを置いて、すぐに帰ってしまう。
会話もない。視線もない。けれど――
「わたくしには、空気で分かりますの。晋平さまは、“わたくしのことを考えてらっしゃる”って」
「ほんま、どこからその自信来るんやろうなあ……」
と伊都子は言うが、蘭子は意に介さない。
胸の奥では、彼女だけの“通信回線”が晋平とつながっているのだ。
ただし、それは極めて一方通行だ。
その春の終わり、蘭子の通う女子校にちょっとした“革命”が起きた。
「来月の文化月間で、生徒主催の“ファッションショウ”を企画してみないか、という話が来てます」
生徒会の朝礼で、そう告げられた瞬間、蘭子の心は跳ねた。
(きた……これぞ、わたくしの本懐!)
彼女はすぐに立候補した。
運営でも演出でもない
――モデルとして。
しかも、ただのモデルではない。
「わたくし、“未来の昭和婦人”をテーマに、新しいスタイルをご披露いたします」
校内に衝撃が走った。
「“ミライの婦人”? それって、どういう……」
「蘭子さんまた何か仕掛けてるわよ」
「今度はどれくらいスカートが短いのかしら……」
教師の中でも一部は眉をひそめたが、蘭子は毅然とした態度でこう言った。
「これはわたくしの提案ですわ。“女性の自由”を、服装で表すのです。動きやすく、軽やかで、生活感がありながら、華やかで、少しだけ……“反抗的”」
「反抗的、ってアンタ……」
「お母様、これが“文化”というものですのよ」
蘭子は、押入れの中から布の束を引っ張り出し、洋裁用の鋏で布を裁ち始めた。
モデルも、衣装も、自分でやる。
誰かが用意した舞台では、もう満足できなかった。
ショウの前日。
試着した蘭子の衣装は、白の麻混のブラウスに、膝上までのプリーツスカート。
首元には淡いグレーのスカーフ。足元はレースの編み上げ靴。
完成された姿は、まるで映画の中のパリ帰りの娘のようだった。
「……あら、わたくし、まるで“お大正様”の亡霊に、新時代の息吹を吹き込まれたような……!」
鏡の前で何度もポージングを繰り返す。
「これで……晋平さまに見ていただければ……」
言ったきり、沈黙。
彼は来ない。それは分かっていた。
旧制高校の男子が、女子校の文化月間に顔を出すはずがない。
けれど、心のどこかで“もしかして”を捨てきれなかった。
当日。
講堂は多くの生徒と教師、そして近隣の婦人会の観客でにぎわっていた。
蘭子の番はトリだった。
名前が呼ばれ、舞台の袖に立つ。
照明が灯り、静寂が落ちる。
(さあ、蘭子。あなたはここまで来たのよ)
蘭子は深呼吸し、ステージに足を踏み出した。
照明の下を歩くその姿は、明らかに他の誰とも違った。
しなやかで、自信に満ち、物語を背負っている。
彼女の目は、遠く“いないはずの観客”を見ていた。
その目に向かって、蘭子は微笑んだ。
(どうか、あなたの心に届きますように)
最後のポーズを決め、微笑みをたたえて立ち尽くすと、拍手が湧いた。
けれどその拍手は、蘭子の耳には届いていなかった。
舞台袖の薄暗い影の中――
ひとり、制服姿の青年が、帽子を手に持って佇んでいたのだ。
「……来てたのね」
「……たまたま、魚の配達に来たら、なんかやってて……」
「うそおっしゃい。今日の配達、明日のはずでしたわ」
「……バレたか」
そう言って、晋平は目を伏せ、笑った。
その笑顔に、蘭子の胸がじんと締めつけられた。
「見てくださって、ありがとう。……わたくし、ずっと、見てほしかったの」
「……見てたよ」
その一言に、すべてが救われた気がした。
拍手より、賞賛より、ただその一言が
――少女の舞台を、最も美しく輝かせたのだった。
その朝、鏡台の前でスカートの裾を直していた蘭子に、母・伊都子の声が飛んだ。
「ええ。わたくしも、これは“攻めの丈”だと思っておりますの。でも、お母様――女は時に、攻めてこそ輝くものですのよ」
「攻めんでもええから、せめて膝下まで下ろしとき」
「でも、昭和ももう十四年。大正時代の“隠す美”から、わたくしは“見せる潔さ”へ進化しようと思いまして」
「ほんまに、どこでそんなことばっかり……」
伊都子は呆れながらも、もう止める気力はなかった。
彼女の娘は、“自分の脚”で人生を歩こうとしていた。
たとえその脚が、制服のスカートの下から少し多めに覗いていても。
中学三年生になった蘭子は、ある意味“完成された少女”だった。
肩まで伸ばした髪は艶やかに揺れ、視線の運び方ひとつで空気を変えることができる。
朗読の時間には自然と耳目が集まり、何気なく教室のドアを開けただけで「また何か始まるのでは?」と期待される。
しかし、蘭子の中には、もう一つの“空席”があった。
晋平である。
晋平は高校三年生になっていた。
旧制中学から上がった“男ばかりの学び舎”は、勉学も生活も厳しく、毎日朝早くから夜まで、目を真っ赤にして勉強していると聞いた。
たまに花村屋に顔を出すこともあるが、それも「お届け物です」とだけ言って、魚の入った風呂敷包みを置いて、すぐに帰ってしまう。
会話もない。視線もない。けれど――
「わたくしには、空気で分かりますの。晋平さまは、“わたくしのことを考えてらっしゃる”って」
「ほんま、どこからその自信来るんやろうなあ……」
と伊都子は言うが、蘭子は意に介さない。
胸の奥では、彼女だけの“通信回線”が晋平とつながっているのだ。
ただし、それは極めて一方通行だ。
その春の終わり、蘭子の通う女子校にちょっとした“革命”が起きた。
「来月の文化月間で、生徒主催の“ファッションショウ”を企画してみないか、という話が来てます」
生徒会の朝礼で、そう告げられた瞬間、蘭子の心は跳ねた。
(きた……これぞ、わたくしの本懐!)
彼女はすぐに立候補した。
運営でも演出でもない
――モデルとして。
しかも、ただのモデルではない。
「わたくし、“未来の昭和婦人”をテーマに、新しいスタイルをご披露いたします」
校内に衝撃が走った。
「“ミライの婦人”? それって、どういう……」
「蘭子さんまた何か仕掛けてるわよ」
「今度はどれくらいスカートが短いのかしら……」
教師の中でも一部は眉をひそめたが、蘭子は毅然とした態度でこう言った。
「これはわたくしの提案ですわ。“女性の自由”を、服装で表すのです。動きやすく、軽やかで、生活感がありながら、華やかで、少しだけ……“反抗的”」
「反抗的、ってアンタ……」
「お母様、これが“文化”というものですのよ」
蘭子は、押入れの中から布の束を引っ張り出し、洋裁用の鋏で布を裁ち始めた。
モデルも、衣装も、自分でやる。
誰かが用意した舞台では、もう満足できなかった。
ショウの前日。
試着した蘭子の衣装は、白の麻混のブラウスに、膝上までのプリーツスカート。
首元には淡いグレーのスカーフ。足元はレースの編み上げ靴。
完成された姿は、まるで映画の中のパリ帰りの娘のようだった。
「……あら、わたくし、まるで“お大正様”の亡霊に、新時代の息吹を吹き込まれたような……!」
鏡の前で何度もポージングを繰り返す。
「これで……晋平さまに見ていただければ……」
言ったきり、沈黙。
彼は来ない。それは分かっていた。
旧制高校の男子が、女子校の文化月間に顔を出すはずがない。
けれど、心のどこかで“もしかして”を捨てきれなかった。
当日。
講堂は多くの生徒と教師、そして近隣の婦人会の観客でにぎわっていた。
蘭子の番はトリだった。
名前が呼ばれ、舞台の袖に立つ。
照明が灯り、静寂が落ちる。
(さあ、蘭子。あなたはここまで来たのよ)
蘭子は深呼吸し、ステージに足を踏み出した。
照明の下を歩くその姿は、明らかに他の誰とも違った。
しなやかで、自信に満ち、物語を背負っている。
彼女の目は、遠く“いないはずの観客”を見ていた。
その目に向かって、蘭子は微笑んだ。
(どうか、あなたの心に届きますように)
最後のポーズを決め、微笑みをたたえて立ち尽くすと、拍手が湧いた。
けれどその拍手は、蘭子の耳には届いていなかった。
舞台袖の薄暗い影の中――
ひとり、制服姿の青年が、帽子を手に持って佇んでいたのだ。
「……来てたのね」
「……たまたま、魚の配達に来たら、なんかやってて……」
「うそおっしゃい。今日の配達、明日のはずでしたわ」
「……バレたか」
そう言って、晋平は目を伏せ、笑った。
その笑顔に、蘭子の胸がじんと締めつけられた。
「見てくださって、ありがとう。……わたくし、ずっと、見てほしかったの」
「……見てたよ」
その一言に、すべてが救われた気がした。
拍手より、賞賛より、ただその一言が
――少女の舞台を、最も美しく輝かせたのだった。
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