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第18話:青葉ヶ丘高校生徒会・事件記録ファイル No.002
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【案件名】放送室の幽霊は、二人いる
記録担当:書記・高峰 蓮
構成補助:副会長・早紀、補佐・綾小路
音声分析・調査写真提供:佐伯
調整・承認:生徒会長・真人(マコト)
■依頼発端
校内で噂になっていた「夜中の放送室から声が聞こえる」件について、
1年生複数名からの匿名報告を受け、調査開始。
■調査概要
| 発生場所 | 放送室(旧型設備の自動再生機能あり) |
| 発生時刻 | 午後11時~午前0時台にかけて断続的 |
| 内容 | 女のすすり泣き声/男の声での語り/音楽付き朗読風演出 |
| 備考 | 同時期に、対応学年で「不自然な遅刻」や「夢見の悪さ」を訴える生徒多数あり |
■調査結果・事実関係
女の声は、元放送部員・沢井 加奈が残した録音テープ
→在学中に自主制作した朗読・声劇・日記的音源などが複数残存
→本人は中退、卒業アルバムに未記載。録音は校内に保管されたまま
男の声は、演劇部音響・間宮 翔太による再生操作によるもの
→「彼女の存在を忘れないでほしい」という思いで、タイマーに録音を追加
→ 放送機材の誤作動と重なり、結果的に“夜中に二人の声が流れる”現象が発生
■生徒会メモ・証言ログ(抜粋)
・マコト(会長)
最初は幽霊だと思ってビビったけど、ちゃんと“理由”があった。
忘れられたくなかった“声”が、俺たちに届いた。それだけで事件は成功だと思ってる。
・早紀(副会長)
間宮くんのやり方は、確かに間違ってたかもしれない。
でも、彼の優しさを誰かが受け取ってくれたことが、なによりの救い。
・美穂(会計)
こんな事件もあるんだな~って。
怖い話かと思ったら、実は“会いたい気持ち”の話だったんだね。
・佐伯(補佐)
夜の放送室にひとりで撮影に入ったとき、本当に“誰かがいた”気がした。
それは幽霊じゃなく、残された想いだったんだと思う。
・蓮(書記)
声というメディアは、“記録”であり“叫び”であり“祈り”でもある。
沢井加奈という名は、確かにこの校舎に残った。
・綾小路(補佐)
舞台装置がなければ、舞台は成り立たない。
けれど、誰かが照明をつけたからこそ、“彼女の舞台”はもう一度、開いた。
・詩織(補佐)
校則も管理台帳も、“心の動き”までは記録してくれない。
でも、私たちがこうやって記録を残す意味は、そこにあると思う。
■結末と対応
間宮翔太による機材操作については、生徒指導部と調整の上、口頭注意に留まる
沢井加奈の録音音源は、一部を学校公式アーカイブとして保管へ
生徒会より「特別放送」にて事実を報告し、校内の混乱を解消
■ファイル保存先
記録棚A-4「音と記憶の事件」カテゴリへ保存
●事件タイトル(綾小路命名)
『幽霊ではなく、声だった ― 放送室に残されたことば』
記録担当:書記・高峰 蓮
構成補助:副会長・早紀、補佐・綾小路
音声分析・調査写真提供:佐伯
調整・承認:生徒会長・真人(マコト)
■依頼発端
校内で噂になっていた「夜中の放送室から声が聞こえる」件について、
1年生複数名からの匿名報告を受け、調査開始。
■調査概要
| 発生場所 | 放送室(旧型設備の自動再生機能あり) |
| 発生時刻 | 午後11時~午前0時台にかけて断続的 |
| 内容 | 女のすすり泣き声/男の声での語り/音楽付き朗読風演出 |
| 備考 | 同時期に、対応学年で「不自然な遅刻」や「夢見の悪さ」を訴える生徒多数あり |
■調査結果・事実関係
女の声は、元放送部員・沢井 加奈が残した録音テープ
→在学中に自主制作した朗読・声劇・日記的音源などが複数残存
→本人は中退、卒業アルバムに未記載。録音は校内に保管されたまま
男の声は、演劇部音響・間宮 翔太による再生操作によるもの
→「彼女の存在を忘れないでほしい」という思いで、タイマーに録音を追加
→ 放送機材の誤作動と重なり、結果的に“夜中に二人の声が流れる”現象が発生
■生徒会メモ・証言ログ(抜粋)
・マコト(会長)
最初は幽霊だと思ってビビったけど、ちゃんと“理由”があった。
忘れられたくなかった“声”が、俺たちに届いた。それだけで事件は成功だと思ってる。
・早紀(副会長)
間宮くんのやり方は、確かに間違ってたかもしれない。
でも、彼の優しさを誰かが受け取ってくれたことが、なによりの救い。
・美穂(会計)
こんな事件もあるんだな~って。
怖い話かと思ったら、実は“会いたい気持ち”の話だったんだね。
・佐伯(補佐)
夜の放送室にひとりで撮影に入ったとき、本当に“誰かがいた”気がした。
それは幽霊じゃなく、残された想いだったんだと思う。
・蓮(書記)
声というメディアは、“記録”であり“叫び”であり“祈り”でもある。
沢井加奈という名は、確かにこの校舎に残った。
・綾小路(補佐)
舞台装置がなければ、舞台は成り立たない。
けれど、誰かが照明をつけたからこそ、“彼女の舞台”はもう一度、開いた。
・詩織(補佐)
校則も管理台帳も、“心の動き”までは記録してくれない。
でも、私たちがこうやって記録を残す意味は、そこにあると思う。
■結末と対応
間宮翔太による機材操作については、生徒指導部と調整の上、口頭注意に留まる
沢井加奈の録音音源は、一部を学校公式アーカイブとして保管へ
生徒会より「特別放送」にて事実を報告し、校内の混乱を解消
■ファイル保存先
記録棚A-4「音と記憶の事件」カテゴリへ保存
●事件タイトル(綾小路命名)
『幽霊ではなく、声だった ― 放送室に残されたことば』
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