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第73話『先生、恋をする。電車の彼とカフェラテの奇跡』
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朝の職員室。
いつになくテンションの高い――いや、浮かれきっている増渕先生。
増渕先生:「ふふふふふっ……♡」
隣の男性教員:「……先生、なんか……朝から顔が桜色ですが……?」
増渕先生:「ふふふっ……バレましたぁ?えへへ……♡」
男子教員(恐怖):「こっわ!!!!」
そのころ――
マコトと早紀は、廊下から職員室をそっと覗き込みながら話していた。
マコト:「なぁ、あのテンション、ヤバくね?」
早紀:「いつもヤバいけど、**今日は明らかに“ハートが飛んでる”**感じね……」
美穂(どこからともなく登場):「聞いたわよ。
増渕先生、今朝の電車で“運命の人”と出会ったらしいわ。」
マコト&早紀:「出たーッ!!」
◆【放課後:先生、告白する】
その日の放課後、
3人は職員室に入っていく増渕先生を物陰からガン見していた。
増渕先生:「聞いてください~~~♡♡」
女子職員A:「えっ、また何かあったんですか?」
増渕先生:「今朝ね?電車の中で、本読んでたら、
隣に座ってきた人がコーヒーこぼしちゃって、あわてて私のハンカチ渡したの!!」
女子職員B:「えっ、少女漫画!?」
増渕先生:「で、その人、謝りながらハンカチ受け取って――
“ありがとうございます、助かりました”って!声が!低音イケボ!!」
女子職員A:「もう一回会えたらいいですね……」
増渕先生:「そうなのよぉぉおおお!!会いたいのぉぉおお!!」
マコト(小声):「……え、先生、恋してんじゃん」
早紀(無表情):「朝のホームで、ロマンスが爆発してるんじゃん」
美穂(わくわく顔):「ちょっと!これは我々が“調査”すべき案件じゃない!?」
マコト:「えぇぇ!?教師の恋を!??」
◆【美穂の悪ノリで始まる“尾行大作戦”】
美穂:「じゃあ、明日!増渕先生の乗ってる電車に全員乗り込んで尾行!!」
早紀:「待って待って!?私たち中学生よ!?
恋する担任の朝の行動、尾行するってなにそれ事件じゃない!?」
マコト:「いやでも……正直ちょっと面白そう」
早紀:「アンタもノるなああああ!!」
◆【そして翌朝:電車で張り込み】
4人は、やや強引に**“社会見学という体”で早朝集合。
増渕先生のいつもの通勤路の駅**にて待機。
美穂:「よし……作戦名“LOVEトレイン監視作戦”。準備はいい?」
マコト:「変な名前つけんなや!!」
早紀:「あっ、いた!あれ、増渕先生!!」
そこには、ちょっといつもより髪を巻いて、
妙にきらきらしてる増渕先生の姿が。
早紀:「……絶対、狙ってるわ。完全に“運命の再会”待ち」
マコト:「うぉ……先生、こんなに乙女顔できたのか……」
電車が来た――
乗り込む先生、そのあとをそっと追う3人。
そして――
増渕先生:「あっ……っ! いたぁぁぁぁあああ!!!」
先生の視線の先にいたのは、
雑誌を片手に、コーヒー片手に、窓際に立つ――
渋めのスーツ姿の男性。
見た目40代後半、ダンディな雰囲気で、たしかにちょっとかっこいい。
増渕先生:「今日も……コーヒー、持ってる……♡」
マコト:「うっわ、ほんとに恋してるぅぅぅ……」
美穂:「……これは本物だね……先生の恋、始まってる」
そして、この出会いが――
想像以上に**“とんでもない展開”**へとつながるとは、
このとき誰も、思っていなかった。
(つづく)
いつになくテンションの高い――いや、浮かれきっている増渕先生。
増渕先生:「ふふふふふっ……♡」
隣の男性教員:「……先生、なんか……朝から顔が桜色ですが……?」
増渕先生:「ふふふっ……バレましたぁ?えへへ……♡」
男子教員(恐怖):「こっわ!!!!」
そのころ――
マコトと早紀は、廊下から職員室をそっと覗き込みながら話していた。
マコト:「なぁ、あのテンション、ヤバくね?」
早紀:「いつもヤバいけど、**今日は明らかに“ハートが飛んでる”**感じね……」
美穂(どこからともなく登場):「聞いたわよ。
増渕先生、今朝の電車で“運命の人”と出会ったらしいわ。」
マコト&早紀:「出たーッ!!」
◆【放課後:先生、告白する】
その日の放課後、
3人は職員室に入っていく増渕先生を物陰からガン見していた。
増渕先生:「聞いてください~~~♡♡」
女子職員A:「えっ、また何かあったんですか?」
増渕先生:「今朝ね?電車の中で、本読んでたら、
隣に座ってきた人がコーヒーこぼしちゃって、あわてて私のハンカチ渡したの!!」
女子職員B:「えっ、少女漫画!?」
増渕先生:「で、その人、謝りながらハンカチ受け取って――
“ありがとうございます、助かりました”って!声が!低音イケボ!!」
女子職員A:「もう一回会えたらいいですね……」
増渕先生:「そうなのよぉぉおおお!!会いたいのぉぉおお!!」
マコト(小声):「……え、先生、恋してんじゃん」
早紀(無表情):「朝のホームで、ロマンスが爆発してるんじゃん」
美穂(わくわく顔):「ちょっと!これは我々が“調査”すべき案件じゃない!?」
マコト:「えぇぇ!?教師の恋を!??」
◆【美穂の悪ノリで始まる“尾行大作戦”】
美穂:「じゃあ、明日!増渕先生の乗ってる電車に全員乗り込んで尾行!!」
早紀:「待って待って!?私たち中学生よ!?
恋する担任の朝の行動、尾行するってなにそれ事件じゃない!?」
マコト:「いやでも……正直ちょっと面白そう」
早紀:「アンタもノるなああああ!!」
◆【そして翌朝:電車で張り込み】
4人は、やや強引に**“社会見学という体”で早朝集合。
増渕先生のいつもの通勤路の駅**にて待機。
美穂:「よし……作戦名“LOVEトレイン監視作戦”。準備はいい?」
マコト:「変な名前つけんなや!!」
早紀:「あっ、いた!あれ、増渕先生!!」
そこには、ちょっといつもより髪を巻いて、
妙にきらきらしてる増渕先生の姿が。
早紀:「……絶対、狙ってるわ。完全に“運命の再会”待ち」
マコト:「うぉ……先生、こんなに乙女顔できたのか……」
電車が来た――
乗り込む先生、そのあとをそっと追う3人。
そして――
増渕先生:「あっ……っ! いたぁぁぁぁあああ!!!」
先生の視線の先にいたのは、
雑誌を片手に、コーヒー片手に、窓際に立つ――
渋めのスーツ姿の男性。
見た目40代後半、ダンディな雰囲気で、たしかにちょっとかっこいい。
増渕先生:「今日も……コーヒー、持ってる……♡」
マコト:「うっわ、ほんとに恋してるぅぅぅ……」
美穂:「……これは本物だね……先生の恋、始まってる」
そして、この出会いが――
想像以上に**“とんでもない展開”**へとつながるとは、
このとき誰も、思っていなかった。
(つづく)
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