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第3話:「契約書:お互いの秘密は絶対守ること」
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――推しとルームシェアが始まりました。
いやいやいやいや!!!????
何その人生のバグ???????
この状況、頭では理解してる。
でも心が追いつかない!!!!!!!
あまりの衝撃に思考がまとまらず、私はしばらく部屋の隅っこで体育座りしていた。
そんな私をチラッと見て、隼人が言う。
「……何してんの」
「精神統一です……」
「別に瞑想する必要なくね?」
あるわ!!!!!
推しと同居なんて、心を無にしなきゃやっていけるわけがない!!!!
■ 推しの部屋に招かれる(冷静でいられるわけがない)
「……ちょっと、話があんだけど、俺の部屋でいい?」
「は、はい…」
私は恐る恐るついていく。
隼人は部屋のソファに座った。
あの……そのソファ、めちゃくちゃ高級そうなんですけど……!?
私はすぐにドアのすぐ前に体育座りをした。
「お前、そこでずっと縮こまってるつもり?」
「は、はい……!」
「いや、座れよ」
「!?!?!?」
推しが……推しが座れって言った……。
そんなの、ファンとしては地べたに正座するしか選択肢なくない!?!?!?
しかし、隼人の視線がめちゃくちゃ冷たい。
このままだと「なんだこいつ」って思われる未来が見える……!!
意を決して、私は恐る恐るソファの端っこに座った。
こ、これが……推しの部屋のソファの座り心地……(ふわふわ)。
「で、お前のこと、もうちょい教えてくれない?」
「……へ?」
「お互いのこと、ある程度知らないと、住むの大変だろ」
えっ、確かにそうだけど、推しに自己紹介とか心臓がもたないんですけど!?
「え、えっと……あの……」
頭が真っ白になりつつも、必死に自己紹介をひねり出す。
「あの、橘 柚(たちばな ゆず)っていいます! 25歳で、漫画家……志望……です……!」
「漫画家?」
隼人が少し興味を持ったようにこちらを見る。
「プロ?」
「い、いえっ! まだ連載は取れてなくて、雑誌の読み切りとか、持ち込みとか……そ、そんな感じです……!!」
「ふーん」
あっ、興味なさそう……!
まぁそりゃそうだよね!!!!!大人気俳優にとって、無名の漫画家なんて蚊ほどの存在価値もないよね!!!!!!
「まぁ、食いっぱぐれない程度に頑張れ」
「う、うう……ありがとうございます……!」
いや、推しから応援されたこと自体はめちゃくちゃ嬉しいんだけど、言い方が雑!!!!(でもそれが推しの良さ!!!!!!)
■ 推しから出された同居のルール
「でさ、ルームシェアするなら、ルール決めといた方がいいだろ」
「ル、ルール……?」
「そう。俺もプライベートで静かに暮らしたくてここにいるわけだから、色々制約がある」
隼人は冷静に言いながら、スッと一枚の紙を取り出した。
――それは、「ルームシェア契約書」 だった。
「え、なにこれ」
「ルームシェアするにあたってのルール」
「えっ、すごいちゃんとしてる……!」
「当たり前だろ。適当だと、後で揉めるのがオチだからな」
なるほど、さすが推し、しっかりしてる……。
「……で、どんなルールが?」
「まず第一に――お互いの秘密を絶対に外に漏らさないこと」
「!!!」
「特に俺のことな。今、芸能活動休止中なのは知ってるだろ?」
私はぶんぶんと首を縦に振る。もちろん知ってる。
推しがドラマやCMに出なくなったとき、ファンの間でどれほど騒がれたか……!
「俺が今ここに住んでることは、公にはなってない。だから、SNSとかで絶対バラすな」
「し、しません!!!!!!!!」
命にかけても!!!!!
「あと、俺に関する質問をされたら、『ルームメイトは一般人です』って答えろ」
「わ、分かりました……!」
いや、推しが「一般人です」って紹介されるの、シュールすぎない!?!?!?!?!?!?!?
「第二に――部屋に勝手に入らないこと」
「え、いや、そりゃ……もちろん……」
「アイドルじゃないけど、一応芸能人だしな。プライベートは守れ」
あっ……「アイドルじゃないけど」って言った……。
確かに隼人は俳優であってアイドルではないけど、ファンからすれば実質アイドル……(尊い)
「第三に――生活リズムを尊重すること」
「?」
「俺は朝が早い日が多いから、夜中にうるさくしないように」
「そ、そんなつもりは……!」
「あと、俺が寝てるときに『推しの寝顔……尊い……』とか言うのもナシな」
「!!!!!!」
ギクッ!!!!!!
え、バレてる!?!?!?いや、まだ何もしてないのに!?!?!?
「なんか……お前、そういうタイプっぽいからな」
「ち、違います!!そんなこと、するわけ……!!」
「ふーん」
疑いの目が痛い……!!!!
「ま、そんな感じで。このルール守れるなら、一緒に住んでもいい」
「……!!」
ごくり、と唾を飲む。
これって、つまり――
この契約を守れば、私は 推しと一つ屋根の下で暮らせる ってこと???
いやいやいや!!!!!それ、すごくない!?!?!?!?!?
「どした?」
「えっ、いえ、な、なんでもないです……!」
心の中で「尊い!!!!!!」と絶叫しながら、私は震える手で契約書にサインをした。
こうして、私と推しの 地獄(?)の同居生活 が、正式にスタートしたのであった――。
いやいやいやいや!!!????
何その人生のバグ???????
この状況、頭では理解してる。
でも心が追いつかない!!!!!!!
あまりの衝撃に思考がまとまらず、私はしばらく部屋の隅っこで体育座りしていた。
そんな私をチラッと見て、隼人が言う。
「……何してんの」
「精神統一です……」
「別に瞑想する必要なくね?」
あるわ!!!!!
推しと同居なんて、心を無にしなきゃやっていけるわけがない!!!!
■ 推しの部屋に招かれる(冷静でいられるわけがない)
「……ちょっと、話があんだけど、俺の部屋でいい?」
「は、はい…」
私は恐る恐るついていく。
隼人は部屋のソファに座った。
あの……そのソファ、めちゃくちゃ高級そうなんですけど……!?
私はすぐにドアのすぐ前に体育座りをした。
「お前、そこでずっと縮こまってるつもり?」
「は、はい……!」
「いや、座れよ」
「!?!?!?」
推しが……推しが座れって言った……。
そんなの、ファンとしては地べたに正座するしか選択肢なくない!?!?!?
しかし、隼人の視線がめちゃくちゃ冷たい。
このままだと「なんだこいつ」って思われる未来が見える……!!
意を決して、私は恐る恐るソファの端っこに座った。
こ、これが……推しの部屋のソファの座り心地……(ふわふわ)。
「で、お前のこと、もうちょい教えてくれない?」
「……へ?」
「お互いのこと、ある程度知らないと、住むの大変だろ」
えっ、確かにそうだけど、推しに自己紹介とか心臓がもたないんですけど!?
「え、えっと……あの……」
頭が真っ白になりつつも、必死に自己紹介をひねり出す。
「あの、橘 柚(たちばな ゆず)っていいます! 25歳で、漫画家……志望……です……!」
「漫画家?」
隼人が少し興味を持ったようにこちらを見る。
「プロ?」
「い、いえっ! まだ連載は取れてなくて、雑誌の読み切りとか、持ち込みとか……そ、そんな感じです……!!」
「ふーん」
あっ、興味なさそう……!
まぁそりゃそうだよね!!!!!大人気俳優にとって、無名の漫画家なんて蚊ほどの存在価値もないよね!!!!!!
「まぁ、食いっぱぐれない程度に頑張れ」
「う、うう……ありがとうございます……!」
いや、推しから応援されたこと自体はめちゃくちゃ嬉しいんだけど、言い方が雑!!!!(でもそれが推しの良さ!!!!!!)
■ 推しから出された同居のルール
「でさ、ルームシェアするなら、ルール決めといた方がいいだろ」
「ル、ルール……?」
「そう。俺もプライベートで静かに暮らしたくてここにいるわけだから、色々制約がある」
隼人は冷静に言いながら、スッと一枚の紙を取り出した。
――それは、「ルームシェア契約書」 だった。
「え、なにこれ」
「ルームシェアするにあたってのルール」
「えっ、すごいちゃんとしてる……!」
「当たり前だろ。適当だと、後で揉めるのがオチだからな」
なるほど、さすが推し、しっかりしてる……。
「……で、どんなルールが?」
「まず第一に――お互いの秘密を絶対に外に漏らさないこと」
「!!!」
「特に俺のことな。今、芸能活動休止中なのは知ってるだろ?」
私はぶんぶんと首を縦に振る。もちろん知ってる。
推しがドラマやCMに出なくなったとき、ファンの間でどれほど騒がれたか……!
「俺が今ここに住んでることは、公にはなってない。だから、SNSとかで絶対バラすな」
「し、しません!!!!!!!!」
命にかけても!!!!!
「あと、俺に関する質問をされたら、『ルームメイトは一般人です』って答えろ」
「わ、分かりました……!」
いや、推しが「一般人です」って紹介されるの、シュールすぎない!?!?!?!?!?!?!?
「第二に――部屋に勝手に入らないこと」
「え、いや、そりゃ……もちろん……」
「アイドルじゃないけど、一応芸能人だしな。プライベートは守れ」
あっ……「アイドルじゃないけど」って言った……。
確かに隼人は俳優であってアイドルではないけど、ファンからすれば実質アイドル……(尊い)
「第三に――生活リズムを尊重すること」
「?」
「俺は朝が早い日が多いから、夜中にうるさくしないように」
「そ、そんなつもりは……!」
「あと、俺が寝てるときに『推しの寝顔……尊い……』とか言うのもナシな」
「!!!!!!」
ギクッ!!!!!!
え、バレてる!?!?!?いや、まだ何もしてないのに!?!?!?
「なんか……お前、そういうタイプっぽいからな」
「ち、違います!!そんなこと、するわけ……!!」
「ふーん」
疑いの目が痛い……!!!!
「ま、そんな感じで。このルール守れるなら、一緒に住んでもいい」
「……!!」
ごくり、と唾を飲む。
これって、つまり――
この契約を守れば、私は 推しと一つ屋根の下で暮らせる ってこと???
いやいやいや!!!!!それ、すごくない!?!?!?!?!?
「どした?」
「えっ、いえ、な、なんでもないです……!」
心の中で「尊い!!!!!!」と絶叫しながら、私は震える手で契約書にサインをした。
こうして、私と推しの 地獄(?)の同居生活 が、正式にスタートしたのであった――。
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