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第21話:「突然の『送ってやるよ』に脳が追いつきません」
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推し(桐生隼人)とのルームシェア生活にも慣れてきたと思った矢先、私は 不意打ちボディタッチ事件 によって 完全に理性を破壊された。
推しの手が 私の頬に触れた。
それだけで、私は 数日間、布団の中で悶絶する羽目になった。
いや、あれは事故だったのは分かってる。
ただインクを拭かれただけ。
それ以上の意味なんてない。
そう、ないはずなのに!!!!!!!
なぜ今日、新たな爆弾を投下してくるんですか桐生隼人さん!!!!!!!
■ 突然の『送ってやるよ』
夕方。
私はスーパーへ買い出しに行く予定だった。
「じゃ、ちょっと行ってきます!」
そう言って玄関へ向かおうとすると――
「……待て」
「へ?」
「俺も行く」
「えっ」
「一人で行くんじゃねぇよ」
「えっ、いや、でも別に大丈夫ですよ? スーパーまで歩いて10分くらいですし」
「だから送ってやるって」
「えっ」
「ほら、さっさと行くぞ」
「えっ、えっ、えええええ!!!!?」
今、『送ってやる』って言いましたよね!?!?!?
■ 推し × 送迎 = 破壊力最強
「いや、え、えええええ!!!!!」
「うるさい、早く靴履け」
「えっ、ちょ、ま、待ってください!!」
「なんで」
「いやいやいや、なんで急に送ってくれるんですか!?!?」
「夜だし、お前が一人で歩くの危ねぇだろ」
「えっ、えっ」
「早くしろ」
「えっ、ちょ、待って、これってつまり……」
「彼氏が彼女を車で送迎するシチュエーション」では?????
「いやいやいや、待ってください!!!!」
「お前、いちいちリアクションがでかい」
「そりゃでかくもなりますよ!!!!」
「何がそんなにおかしいんだよ」
「だって、推しが!! 私を!! 送ってくれるんですよ!?!?!?!?」
「お前、ほんとに変なやつだよな」
「それ100回くらい言われてます!!!!!」
■ 推しの運転とか、特等席では???
結局、私は 押し切られる形で隼人の車に乗ることになった。
推しが運転席。
私が助手席。
これ、勝ち確シチュエーションでは???????
「……」
私は 密かに興奮しながら、隼人の運転する姿をガン見する。
片手でハンドルを回しながら、信号待ちのときにさりげなくサイドミラーをチェックする仕草。
ハンドルを握る手の血管。
控えめに言って、ヤバい。
「……お前、なんでニヤついてんだ」
「はっ!!??」
「助手席で変な顔すんな」
「す、すみません!!!!」
「まぁ、スーパーまでだからすぐ着くけどな」
「は、はい!!!!」
スーパーまで10分。
もっと長く乗っていたい。
■ そして、帰り道でさらなる爆弾が落ちる
スーパーでの買い出しを終え、再び隼人の車に乗り込む。
「結構買ったな」
「はい! これでしばらく自炊頑張れます!!」
「……それはいいけど、お前、一人で持てたのか?」
「えっ」
「一人で行ってたら、こんなに持ちきれねぇだろ」
「あっ」
「ほらな」
「……」
「だから送ってやるっつったんだよ」
えっ、なにこの完璧な流れ。
『彼氏が彼女の荷物を持ってあげて、当たり前のように送る』みたいな展開では?????????
「お前、また変な顔してんな」
「い、いや、その」
「なんか考えてんのか?」
「……」
「……?」
「……桐生さんって、優しいですよね」
「は?」
「いや、普通に考えて、こんな優しくしてもらえるのって、すごいなって……」
「……バカか」
「ひどい!!!!!」
「当たり前のことしただけだろ」
「えっ」
「何、そんなことで感動してんだよ」
「えっ、いや、だって……」
「……ほんと、単純だなお前は」
「えっ、いやいやいや!!!」
「……まぁ、それが悪いとは言わねぇけどな」
「えっ!!!!?」
私は 推しの言葉の意味を考えながら、脳内が完全にフリーズした。
■ 推しの優しさに、心臓が持たない
帰り道の車内。
私は ひたすらドキドキしっぱなしだった。
「ほら、着いたぞ」
「は、はい!!!! ありがとうございました!!!!!」
「……そんな大袈裟なことか?」
「お世話になりました!!!!!」
「……」
私は 慌てて車を降りる。
このままでは、心臓が持たない。
でも、車のドアを閉める直前――
「……また買い出し行くなら、言えよ」
「えっ」
「送ってやるから」
「えっっっ!!!!!」
私は 隼人の言葉に完全にノックアウトされるのだった――。
推しの手が 私の頬に触れた。
それだけで、私は 数日間、布団の中で悶絶する羽目になった。
いや、あれは事故だったのは分かってる。
ただインクを拭かれただけ。
それ以上の意味なんてない。
そう、ないはずなのに!!!!!!!
なぜ今日、新たな爆弾を投下してくるんですか桐生隼人さん!!!!!!!
■ 突然の『送ってやるよ』
夕方。
私はスーパーへ買い出しに行く予定だった。
「じゃ、ちょっと行ってきます!」
そう言って玄関へ向かおうとすると――
「……待て」
「へ?」
「俺も行く」
「えっ」
「一人で行くんじゃねぇよ」
「えっ、いや、でも別に大丈夫ですよ? スーパーまで歩いて10分くらいですし」
「だから送ってやるって」
「えっ」
「ほら、さっさと行くぞ」
「えっ、えっ、えええええ!!!!?」
今、『送ってやる』って言いましたよね!?!?!?
■ 推し × 送迎 = 破壊力最強
「いや、え、えええええ!!!!!」
「うるさい、早く靴履け」
「えっ、ちょ、ま、待ってください!!」
「なんで」
「いやいやいや、なんで急に送ってくれるんですか!?!?」
「夜だし、お前が一人で歩くの危ねぇだろ」
「えっ、えっ」
「早くしろ」
「えっ、ちょ、待って、これってつまり……」
「彼氏が彼女を車で送迎するシチュエーション」では?????
「いやいやいや、待ってください!!!!」
「お前、いちいちリアクションがでかい」
「そりゃでかくもなりますよ!!!!」
「何がそんなにおかしいんだよ」
「だって、推しが!! 私を!! 送ってくれるんですよ!?!?!?!?」
「お前、ほんとに変なやつだよな」
「それ100回くらい言われてます!!!!!」
■ 推しの運転とか、特等席では???
結局、私は 押し切られる形で隼人の車に乗ることになった。
推しが運転席。
私が助手席。
これ、勝ち確シチュエーションでは???????
「……」
私は 密かに興奮しながら、隼人の運転する姿をガン見する。
片手でハンドルを回しながら、信号待ちのときにさりげなくサイドミラーをチェックする仕草。
ハンドルを握る手の血管。
控えめに言って、ヤバい。
「……お前、なんでニヤついてんだ」
「はっ!!??」
「助手席で変な顔すんな」
「す、すみません!!!!」
「まぁ、スーパーまでだからすぐ着くけどな」
「は、はい!!!!」
スーパーまで10分。
もっと長く乗っていたい。
■ そして、帰り道でさらなる爆弾が落ちる
スーパーでの買い出しを終え、再び隼人の車に乗り込む。
「結構買ったな」
「はい! これでしばらく自炊頑張れます!!」
「……それはいいけど、お前、一人で持てたのか?」
「えっ」
「一人で行ってたら、こんなに持ちきれねぇだろ」
「あっ」
「ほらな」
「……」
「だから送ってやるっつったんだよ」
えっ、なにこの完璧な流れ。
『彼氏が彼女の荷物を持ってあげて、当たり前のように送る』みたいな展開では?????????
「お前、また変な顔してんな」
「い、いや、その」
「なんか考えてんのか?」
「……」
「……?」
「……桐生さんって、優しいですよね」
「は?」
「いや、普通に考えて、こんな優しくしてもらえるのって、すごいなって……」
「……バカか」
「ひどい!!!!!」
「当たり前のことしただけだろ」
「えっ」
「何、そんなことで感動してんだよ」
「えっ、いや、だって……」
「……ほんと、単純だなお前は」
「えっ、いやいやいや!!!」
「……まぁ、それが悪いとは言わねぇけどな」
「えっ!!!!?」
私は 推しの言葉の意味を考えながら、脳内が完全にフリーズした。
■ 推しの優しさに、心臓が持たない
帰り道の車内。
私は ひたすらドキドキしっぱなしだった。
「ほら、着いたぞ」
「は、はい!!!! ありがとうございました!!!!!」
「……そんな大袈裟なことか?」
「お世話になりました!!!!!」
「……」
私は 慌てて車を降りる。
このままでは、心臓が持たない。
でも、車のドアを閉める直前――
「……また買い出し行くなら、言えよ」
「えっ」
「送ってやるから」
「えっっっ!!!!!」
私は 隼人の言葉に完全にノックアウトされるのだった――。
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