20 / 58
第20話:「不意打ちすぎるボディタッチに心臓が耐えられません」
しおりを挟む
推し(桐生隼人)の ちょっとした嫉妬(?) を目撃してしまった昨日。
私はその事実に テンションが上がりすぎてニヤつきが止まらなかった。
だって、あのクールな桐生隼人が!!!!!
ほんのちょっとだけど!!!
機嫌悪くなったり、私の電話相手を気にしたりしてたんですよ!!!???
これ、もしかして、フラグ立ってるのでは!?!?!?
いやいやいやいや。
推しとフラグなんて立つわけがない。
これは単に 私がオタクフィルターをかけすぎているだけ であって、隼人は私に特別な感情なんてないに決まってる。
冷静になれ、私。
――と思っていたのに。
推しの不意打ちボディタッチに、完全に崩れ去るのであった。
■ ボディタッチの破壊力を甘く見ていた
昼過ぎ。
私はソファに座り、漫画のネームを描いていた。
「うーん……ここの展開、どうしよう……」
「……」
隼人はキッチンでコーヒーを淹れていた。
朝食の片付けを済ませたあと、いつものようにコーヒータイムに突入したらしい。
私は気にせず作業を続ける。
「……おい」
「へ?」
「ちょっと動くな」
「え、動くなって、なんで――」
その瞬間――
スッ――。
隼人の手が、私の頬に触れた。
「――――――――え?」
■ 推しの指が、顔に触れていますが?????
隼人の指が、私の頬を軽くなぞる。
え、えっ、ちょ、ちょっと待ってください。
推しの指が、私の顔に触れていますが???????
「えっ、えっ、ええええええええ!!!!!」
「うるさい、じっとしてろ」
「無理です!!!!!!」
「ほら、ついてた」
「は?????」
隼人は 私の頬についた何かを、指でスッと拭う。
「……ペンついてたぞ」
「えっ」
「インク」
「えっ」
「ほら、もう取れたからいいだろ」
「えっ、えっ、えっ」
情報量が多すぎて、脳が処理できません。
■ 推し × 無意識ボディタッチ × クールな対応 = 死
「お、お、お、お、お、おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「うるさい」
「いやいやいやいや!!!!!」
「そんなに驚くことか?」
「いや、驚きますよ!!!!」
「なんで」
「なんでって、推しに顔触られるなんて、そんなの……!!!」
「?」
「え、待って、これは事故!? それともサービス!? ファンサ!?!?!?」
「お前、マジで頭おかしいよな」
「ひどい!!!!!!」
「お前が机に突っ伏しながら作業するからだろ。インクつける方が悪い」
「そ、そうですけど!!!」
「まぁ、俺は別に気にしねぇけどな」
「えっ、いやいやいやいや!!!!」
「?」
「気にしてください!!!!!」
「なんで」
「いや、だって、推しに触られるなんて、そんなの……」
「……」
「……」
「……?」
「……」
「……なんか、お前、顔赤いな」
「ギャアアアアアア!!!!!」
「いや、なんで叫ぶんだよ」
「だ、だって!!!!!!」
「……マジで意味わかんねぇ」
隼人は 淡々とコーヒーを飲みながら、私の反応を面白そうに見ていた。
■ 無意識ボディタッチの罪深さ
私は 机に突っ伏して悶絶する。
いやいやいやいや!!!!
たしかに、ペンのインクを取ってもらっただけだし、深い意味なんてないのは分かってる!!!
でも、でも!!!!
顔に触れられるのって、普通にやばくないですか!?!?!?
こんなこと、少女漫画とかドラマのワンシーンでしか見たことないんですけど!?!?!?
しかも、本人は まったく気にしていないという無意識っぷり。
いや、無意識が一番ヤバいんですよ!!!!!!!!
「……お前、さっきから机に頭ぶつけてるけど」
「気にしないでください!!!!」
「いや、めっちゃ気になるんだけど」
「私の気持ちを考えてください!!!!!」
「知らねぇよ」
「うわあああああ!!!!!」
こうして、私は 推しの不意打ちボディタッチという最高のファンサ(?)を受け、しばらく布団の中で悶絶する日々を過ごすことになったのだった――。
私はその事実に テンションが上がりすぎてニヤつきが止まらなかった。
だって、あのクールな桐生隼人が!!!!!
ほんのちょっとだけど!!!
機嫌悪くなったり、私の電話相手を気にしたりしてたんですよ!!!???
これ、もしかして、フラグ立ってるのでは!?!?!?
いやいやいやいや。
推しとフラグなんて立つわけがない。
これは単に 私がオタクフィルターをかけすぎているだけ であって、隼人は私に特別な感情なんてないに決まってる。
冷静になれ、私。
――と思っていたのに。
推しの不意打ちボディタッチに、完全に崩れ去るのであった。
■ ボディタッチの破壊力を甘く見ていた
昼過ぎ。
私はソファに座り、漫画のネームを描いていた。
「うーん……ここの展開、どうしよう……」
「……」
隼人はキッチンでコーヒーを淹れていた。
朝食の片付けを済ませたあと、いつものようにコーヒータイムに突入したらしい。
私は気にせず作業を続ける。
「……おい」
「へ?」
「ちょっと動くな」
「え、動くなって、なんで――」
その瞬間――
スッ――。
隼人の手が、私の頬に触れた。
「――――――――え?」
■ 推しの指が、顔に触れていますが?????
隼人の指が、私の頬を軽くなぞる。
え、えっ、ちょ、ちょっと待ってください。
推しの指が、私の顔に触れていますが???????
「えっ、えっ、ええええええええ!!!!!」
「うるさい、じっとしてろ」
「無理です!!!!!!」
「ほら、ついてた」
「は?????」
隼人は 私の頬についた何かを、指でスッと拭う。
「……ペンついてたぞ」
「えっ」
「インク」
「えっ」
「ほら、もう取れたからいいだろ」
「えっ、えっ、えっ」
情報量が多すぎて、脳が処理できません。
■ 推し × 無意識ボディタッチ × クールな対応 = 死
「お、お、お、お、お、おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「うるさい」
「いやいやいやいや!!!!!」
「そんなに驚くことか?」
「いや、驚きますよ!!!!」
「なんで」
「なんでって、推しに顔触られるなんて、そんなの……!!!」
「?」
「え、待って、これは事故!? それともサービス!? ファンサ!?!?!?」
「お前、マジで頭おかしいよな」
「ひどい!!!!!!」
「お前が机に突っ伏しながら作業するからだろ。インクつける方が悪い」
「そ、そうですけど!!!」
「まぁ、俺は別に気にしねぇけどな」
「えっ、いやいやいやいや!!!!」
「?」
「気にしてください!!!!!」
「なんで」
「いや、だって、推しに触られるなんて、そんなの……」
「……」
「……」
「……?」
「……」
「……なんか、お前、顔赤いな」
「ギャアアアアアア!!!!!」
「いや、なんで叫ぶんだよ」
「だ、だって!!!!!!」
「……マジで意味わかんねぇ」
隼人は 淡々とコーヒーを飲みながら、私の反応を面白そうに見ていた。
■ 無意識ボディタッチの罪深さ
私は 机に突っ伏して悶絶する。
いやいやいやいや!!!!
たしかに、ペンのインクを取ってもらっただけだし、深い意味なんてないのは分かってる!!!
でも、でも!!!!
顔に触れられるのって、普通にやばくないですか!?!?!?
こんなこと、少女漫画とかドラマのワンシーンでしか見たことないんですけど!?!?!?
しかも、本人は まったく気にしていないという無意識っぷり。
いや、無意識が一番ヤバいんですよ!!!!!!!!
「……お前、さっきから机に頭ぶつけてるけど」
「気にしないでください!!!!」
「いや、めっちゃ気になるんだけど」
「私の気持ちを考えてください!!!!!」
「知らねぇよ」
「うわあああああ!!!!!」
こうして、私は 推しの不意打ちボディタッチという最高のファンサ(?)を受け、しばらく布団の中で悶絶する日々を過ごすことになったのだった――。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?
3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。
相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。
あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。
それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。
だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。
その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。
その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。
だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
清楚な執事長、常駐位置が“お嬢様の隣”に確定しました
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話・後日談12話⭐︎
清楚で完璧、屋敷の秩序そのもの——そんな執事長ユリウスの“常駐位置”が、なぜか私の隣に確定しました。
膝掛けは標準装備、角砂糖は二つ、そして「隣にいます」が口癖に。
さらに恐ろしいことに、私が小声で“要求”すると、清楚な笑顔で「承知しました」と甘く返事をしてくるのです。
社交は上品に、恋心は必死に隠したい。
なのに執事長は、恋を“業務改善”みたいに制度化して逃がしてくれない——!
むっつり令嬢の乙女心臓が限界を迎える、甘々コメディ恋愛譚。
清楚な顔の執事長が、あなたの心臓まで囲い込みにきます。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる