推しが同居人になりまして。

naomikoryo

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第28話:「隠し事がバレそうで生きた心地がしません!!!!」

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推し(桐生隼人)に ガチ恋してしまったせいで、ルームシェア生活が地獄と化している。

 
 これまでは、普通にご飯を食べたり、洗濯をしたり、隼人の料理を美味しくいただいたり……と、穏やかな(?)推しとの共同生活 を楽しんでいた。

 
 しかし。

 

 恋を自覚した瞬間、すべてが変わった。
 

■ 推し、絶対に気づいてる説
 昨日、私は隼人に 「お前、なんか隠してんのバレバレだぞ」 と言われた。

 
 ……えっ、えっ、それってつまり、

 
「私が隼人を好きなことがバレてる可能性がある」 ってことでは?????????

 
「うわあああああ!!!!!!!」

 
 私は 布団の中で悶絶する。
 

 いやいやいやいや!!!!
 

 確かに最近挙動不審だった!!!!!!

 
 推しの顔を見ると心臓が跳ね上がるし、ちょっと距離が近づくだけで悲鳴を上げるし、目もまともに合わせられないし……。
 

 ……これ、普通に考えて怪しすぎない?????????

■ 朝から隼人と顔を合わせるのが怖すぎる
 翌朝。

 私は できるだけ自然に、何も意識していないフリをしながら、リビングへ向かった。

「お、おはようございます!!!!」

「……」
 

 隼人は コーヒーを淹れている最中だった。
 

 普通なら、コーヒーメーカーの音とか、お湯が沸く音とかに意識が向くはずなのに――

  

 推しの寝起き無造作ヘア × 片手でカップを持つ姿 × 低音ボイスの「……おはよう」

 

 無理では???????????????

■ 視線を感じるオタク
「……お前、また挙動不審だな」

「えっ!? そ、そんなことないですよ!!!!」

「いや、絶対にある」

「そんなことないです!!!!!」

「……」

「……」

「……俺のこと避けてね?」

「ぶふっ!!!!!」

 
 私は 思わず飲んでいたお茶を吹きそうになる。
 

「な、なななななななんでそんなこと思うんですか!?!?!?!?」

「いや、明らかに避けてるじゃん」

「そ、そんなことないです!!!!!」

「昨日からずっと妙な動きしてるし」

「そ、そんなことないです!!!!!」

「……お前、嘘つくの下手すぎ」

「ひゃあああああ!!!!!!」

 
 やっぱりバレてる!!!!!!!!

■ ここは一旦、話を逸らすしかない!!!!
 このままでは 「お前、俺のこと好きなの?」 なんて聞かれかねない!!!!!!!
 

 そんなの、絶対に耐えられない!!!!!!!!!

 
「え、えっと、そ、そういえば!!!」

「……」

「え、えーっと、ほら!!! 今日の天気、いいですね!!!!」

「……お前、話逸らすの下手すぎ」

「うわあああああ!!!!」

「……まぁ、いいけど」

「えっ」

「無理に言いたくないなら、言わなくていい」

「えっ」

「でも、バレバレだぞ」

「ぎゃあああああ!!!!!!!!!!!」
 

 私は 自分の部屋に逃げ込んだ。

■ もう普通の生活に戻れる気がしない
 私は ベッドにダイブして枕を抱きしめる。

 
「無理では?????????????」

 
 もう 普通にルームシェアするの、無理では???????????

 
 だって、完全に 隼人に怪しまれてる。

 
 隠し事があるってバレてる。

 
 「話したくないなら話さなくていい」って言われたけど、それが逆にプレッシャー。

 
 そして何より――

 
 自分が隼人を好きすぎてしんどい。

■ じゃあ、どうすればいいの????????????
 
 私は 悶々と考える。

 
 このまま、隼人に怪しまれながらも 「好きじゃないフリ」 を続けるか。
 

 それとも――
 

 この気持ちを、隼人に伝えるか。
 

 いや、無理では???????????????????????????
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