推しが同居人になりまして。

naomikoryo

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第32話:「やっぱりなってどういう意味ですか!!!!?」

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推し(桐生隼人)に ガチ恋していることがついにバレた。

 
 いや、バレたというか、自爆した。

 
「……私、桐生さんのこと好きです!!!!!」
 

 私は コンビニのど真ん中で告白するという人生最大の失態を犯した。
 

 ――でも、それ以上に衝撃的だったのは、推しの反応だった。
 

「……やっぱりな」

 
 やっぱりな??????????????????????????????????????

■ 限界オタク、さらに混乱する
「えっ、えっ、えっ!?!?」

「……」

「い、今、なんて言いました!!!!??」

「だから、『やっぱりな』」

「ええええええええええええええ!!!!???」

「そんなに驚くことか?」

「いやいやいやいや!!!!」

「正直、バレバレだったし」

「ぶふっ!!!!!!」

 
 私は その場に崩れ落ちそうになる。

■ まさかの「バレバレだった」宣言
「ちょ、ちょっと待ってください!!!!!」

「なんだよ」

「えっ!? えっ!? 私、そんなに分かりやすかったんですか!?!?!?」

「……まぁな」

「ええええええええ!!!!」

「いや、お前、最近ずっと挙動不審だったし」

「……」

「目合わせねぇし」

「……」

「距離取るし」

「……」

「なんか俺がちょっとでも近づくと、変な声出すし」

「ギャアアアアアア!!!!」

 
 ……全部バレてた。

■ つまり、どういうことですか!?
「じゃあ、桐生さんは……」

「……」

「ずっと気づいてたんですか……?」

「まぁ、なんとなくな」

「な、なんとなく!?」

「お前が何も言わねぇから、確証はなかったけど」

「……」

「まぁ、今日で確定したな」

「ギャアアアアアアアアア!!!!!」

 
 私は コンビニのアイスコーナーの前で膝から崩れ落ちる。

 
 死にたい。

■ 推しの反応が分からなさすぎる
 私は 顔を真っ赤にしながら隼人を見上げる。
 

「……じゃあ、桐生さんは……」

「ん?」

「その……私の気持ちを知って……どう思ってるんですか……?」

「……」

 

 隼人の答え次第で、私の今後の人生が決まる。

■ そして、推しの答えは――
 

 隼人は 少し考えるように視線を落としたあと、ゆっくりと口を開く。

 
「……正直、お前のことは『ただのルームメイト』って思ってた」

「……」

「でも……」

「……でも?」
 

「……最近は、よく分かんなくなってきた」

「えっ」

「お前が意識して避けるから、逆に気になるっていうか」

「えっ、えっ、えええええええ!!!!!」

「だから――」

  

「俺も、お前のこと、少しは気になってるのかもな」

「………………は?」
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