推しが同居人になりまして。

naomikoryo

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第33話:「俺も、お前のこと、少しは気になってるのかもな」

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推し(桐生隼人)に ガチ恋していることを自爆的に告白してしまった私。

 
 そして、隼人のまさかの返答――
 

「俺も、お前のこと、少しは気になってるのかもな」

 
 ……は?????????????????????

■ 限界オタク、脳が処理を拒否する
「えっ、えっ、えっ、えええええええ!!!!!」

「……」

「ちょっと待ってください!!!!!」

「……何を」

「今、なんて言いました!?!?!?」

「……」

「えっ、なんか今、すごい大事なこと言いませんでした!?」

「……言ったな」

「えっ」

「だから、少しは気になってるかもって話」

「……」

「……」

「……」

「……」

「…………ぶふっ!!!!!」

「おい、なんで吹き出すんだよ」

「いやいやいやいや!!!!!!!!」

「……」

「待って、無理、意味が分かんない!!!!!!!!!」

「お前、リアクションでかすぎ」

「そりゃでかくもなりますよ!!!!!!!」

■ 推しに好意を持たれるとか、そんな世界線あった???
 私は 完全にテンパる。

 
 いやいやいやいや!!!!!!

 
 推しが、私を 「少しは気になってる」 って、そんなの……!!!!!!!!!!
 

 オタクの夢、実現しすぎでは!?!?!?!?!?!?
 

「えっ、えっ、えっ」

「……」

「えっ、でも、なんで!?!?」

「……なんでって」

「私、ただのオタクですよ!?!?!?」

「知ってる」

「ただのルームメイトですよ!?!?!?!?」

「それも知ってる」

「えっ、えっ、えっ、じゃあなんで!?」

「だから、なんでお前に説明しなきゃなんねぇんだよ」

「いやいやいや!!!!!!」

「……」

「ていうか、そもそも!!!!!」

「……」

「私、ずっと避けてたのに!!!!」

「だから、それが逆に気になったって言っただろ」

「えええええええええ!!!!!!!!」

■ まさかの「意識して避けてたのが逆効果」説
 私は 混乱しながら必死に考える。


 つまり、隼人は 私が挙動不審になって、避けようとすればするほど、逆に気になってしまったということなのか!?!?!?
 

 いや、それ、完全に少女漫画の展開では!?!?!?!?!?!?

「えっ、じゃあ、桐生さんは……」

「……」

「私のこと、そういう風に見てるってことですか……?」

「……さぁな」

「さぁなって!!!!!」

「俺にも、まだよく分かんねぇし」

「えっ」

「でも、確実に言えるのは――」

「……」

「……お前が避けるたびに、無性に気に食わなかった」

「えええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

■ 「俺は、お前に避けられるのが嫌だった」
 隼人は 少しだけ視線を落としながら、淡々と続ける。

 
「お前が、ただのルームメイトとして普通に接してるうちは、俺も何も考えてなかった」

「……」

「でも、お前が俺を意識し始めた瞬間から――」

「……」

「俺も、お前のことを意識するようになった」

「……」

「で、気づいたら――」

「……」

「避けられるのが、嫌になってた」

「……」
 

 推し、それはもう好きなのでは!?!?!?!?!?!?!?!?

■ 推しの発言が爆弾すぎる
「……えっ、あの、それって」

「……」

「それって、もしかして」

「……」

「私のこと、好きってことでは!?!?!?」

「……」

「……さぁな」

「さぁなじゃない!!!!!!!!!」

「……俺にも、まだ分かんねぇって言ってんだろ」

「えええええええ!!!!!!」

「ただ――」

「……」

「お前が避けんのは、気に食わねぇ」

「……」

「だから、もう逃げんなよ」

「………………は?」
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