推しが同居人になりまして。

naomikoryo

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第49話:「ちょっと待って!? 私、本当にヒロインになるの!?!?」

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推し(桐生隼人)が主演するドラマで、なぜか 私がヒロイン役に大抜擢されそうになっている。

◆ 真壁マネージャーの策略により変身イベント発生!
◆ なぜか隼人とワンシーン読まされる!
◆ スタッフ大絶賛、「柚先生、アリでは?」の流れに!
◆ 隼人本人が「お前でいい」とか言い出す!!???
◆ 真壁マネージャーが「決まりですね」と爆弾発言!!!???

 
 ――いやいやいや!!!!!!!! そんなの聞いてません!!!!!!!!!!!!

■ 限界オタク、拒否するも逃げ場なし
「ちょっと待ってください!!!!!!」

「何?」

「私は!!!!!」

「……」

「原作者ですよ!!!!!」

「うん、知ってる」

「ですよね!!!!!!?」

「だから?」

「だからって、ヒロイン役とかおかしいでしょうが!!!!!!」

「そう?」

「そうです!!!!!!!」

「でも、隼人さんとの相性はすごくいいし……」

「演技も自然だったし……」

「一番ヒロインらしさが出てたんですよね」

「いやいやいや!!!!!!」

「そもそも!!!!!」

「私は演技経験ゼロです!!!!!」

「でも、今の感じ、すごく良かったですよ?」

「いやいやいや!!!!!」

「とりあえずやってみません?」

「いやいやいや!!!!!」

■ 推し、煽る
「……お前、やりたくねぇの?」

「やりたくないです!!!!!!」

「でも、さっきのシーン、めっちゃ楽しそうだったぞ」

「ぶふっ!!!!!!」

「なんでそんなにニヤニヤしてるんですか!!!!!!」

「お前が『ぎゃあああああ』って叫びながら真っ赤になってるの、面白かったからな」

「ひどい!!!!!!!!」

「でも、いいリアクションだったし」

「いや、リアクションとか関係ないでしょう!!!!!!」

「……」

「……」

「……」

「………………まぁ、お前がヒロインなら、俺もやりやすいけどな」

「ぎゃああああああああ!!!!!!!!!!!」

■ スタッフ一同、完全にその気
「これはもう決まりでいいのでは?」

「ですね」

「柚先生、本当にお願いします!」

「いやいやいや!!!!!!!!」

「ちょっと待ってください!!!!」

「私は!!!!!」

「推しの隣に立つ勇気がない!!!!!!!!」

「……」

「……」

「……」

「………………じゃあ、勇気を出せばいいんじゃない?」

「ぎゃああああああああ!!!!!!!!!!!」

■ そして、マネージャーの爆弾発言
「では、契約書の準備を進めますね」

「いやいやいや!!!!!」

「契約!?!?!? もうそんな段階ですか!?!?!?!?」

「はい、もう事務所にも話を通しておきます」

「なんで既に事務所公認なんですか!!!!!」

「まぁ、隼人がOKなら問題ないでしょう」

「桐生さん!!!!!!!!!」

「俺は別にいいけどな」

「いや、よくないです!!!!!!!!」

■ 逃げられない
 
 私は 頭を抱えた。
 

 これ……もう、どう考えても……

◆ スタッフ陣→やる気満々
◆ マネージャー→根回し済み
◆ 隼人→「お前でいい」とか言ってる
◆ 逃げ場、なし!!!!!!!!!!!!!!


――あれ、これもう確定では!?!?!?!?!?!?!?
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