ねこまど~猫と人がつなぐ、奇跡のカフェ~

naomikoryo

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56)クラウドファンディング、公開!

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1
「……よし、ついに完成したわ!」

 峰子(みねこ)は、ノートパソコンの画面を見つめながら 深呼吸をした。

 目の前には、ねこまど存続のためのクラウドファンディングのページ。

◆ 目標金額:800万円
◆ 資金の使い道:「ねこまど」の維持費+オーナーの負担軽減+猫たちのケア
◆ リターン内容:肉球スタンプ付き感謝状、オリジナルカレンダー、貸し切りプラン、そして「ねこ執事カフェ」

「……本当に、この企画で大丈夫かな」

 不安が頭をよぎる。

 でも――

「悩んでても仕方ないですよ」

 昭人(あきと)が 肩をポンッと叩いた。

「まずは動いてみないと!」

「……そうね」

 峰子は マウスを握りしめ――

 公開ボタンをクリックした。

2
「公開しました!!!」

「にゃ!(ついに!?)」

「にゃん!(やったー!)」

「にゃぁ~!(おめでとう!)」

「よし、あとは……待つだけ?」

「いやいや、待ってるだけじゃダメでしょ!」

「ちゃんと宣伝しないと!」

 ここからが本番。

 すぐに、峰子たちは SNSや公式サイトでクラウドファンディングの告知を始めた。

◆ 「ねこまど存続プロジェクト、始動!」
◆ 「猫たちの家を守るため、ご協力をお願いします!」

「よーし、これで拡散されるはず……!」

3
 1時間後。

「……まだ、5,000円」

「……」

 2時間後。

「……10,000円」

「……」

 3時間後。

「……15,000円」

「……あ、あれ?」

「おかしくない?」

「想像より、全然集まらないんだけど!?」

「にゃ!?(なんで!?)」

「にゃん!(おかしい!)」

「にゃぁ~!(誰か助けて!)」

 猫たちも ワタワタし始める。

4
「……ちょっと待って、冷静になろう!」

 琴葉(ことは)が、メモを見ながら言った。

「まず、クラウドファンディングって、最初からドーンと集まるものじゃないんだよ!」

「え、そうなの?」

「そう! ちゃんと支援してくれる人に届かないと意味がない!」

「じゃあ、もっと宣伝しないと……」

「にゃ!(俺たちの出番!?)」

「にゃん!(看板猫として活躍する!?)」

「にゃぁ~!(バズるしかない!)」

「よし! 猫たちの魅力を最大限活かした宣伝を考えよう!」

5
「じゃあ、動画作る?」

「いいね! うちの猫たち、可愛いし!」

「短い動画を作って、SNSにアップしよう!」

 すぐに、峰子たちは 猫たちの映像を撮影し始めた。

◆「ねこまど」日常風景(ゴロゴロ編)
◆「ねこまど」執事カフェ準備中(昭人編)
◆「ねこまど」特別インタビュー(猫の声を昭人が通訳)

「これで拡散すれば……!」

6
 そして、1日後――。

「……集まり始めた!!!」

「にゃ!(やった!)」

「にゃん!(拡散パワー!)」

「にゃぁ~!(いけるかも!?)」

 SNSの影響もあり、ついに支援金が少しずつ増え始める。

「よし……まだまだ頑張るわよ!!!」

 ねこまど存続のための戦いは、続く――。
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