ねこまど~猫と人がつなぐ、奇跡のカフェ~

naomikoryo

文字の大きさ
59 / 69

58)さらなる作戦

しおりを挟む
1
「……ちょっとマズいわね」

 猫カフェ「ねこまど」作戦会議、再び開幕。

 クラウドファンディングを公開して 3日目。

 SNSの拡散効果もあり、支援金は 100万円を突破 した。

「スタートダッシュは成功したけど……」

「にゃ!(けど!?)」

「にゃん!(まさか!?)」

「にゃぁ~!(もう目標達成!?)」

「いや、違うのよ」

 峰子(みねこ)は ため息をつきながら、ノートパソコンの画面をみんなに見せた。

◆ 1日目:50万円
◆ 2日目:30万円
◆ 3日目:20万円……

「……ペース、落ちてません?」

「……あっ」

 みんな、固まった。

2
「つまり、このままの勢いじゃ……」

「800万なんて、夢のまた夢!!」

「にゃ!(やばいのか!?)」

「にゃん!(ペース落ちすぎ!)」

「にゃぁ~!(何かしないと!)」

「これは……新しい戦略が必要ね」

「よし! ねこまど存続プロジェクト作戦会議・第2弾 を始めるわよ!!」

3
「まず、原因を分析しよう!」

 琴葉(ことは)が、ホワイトボードを用意した。

「クラウドファンディングって、最初の勢いが大事 なのよね?」

「そうそう。でも、その勢いが落ちてきてるってことは……」

「単純に、“最初に興味を持ってくれた人たちは支援してくれた”ってこと?」

「そうね。でも、それ以降の新規の支援者が増えてないのよ」

「つまり、もっと広く知ってもらわなきゃダメってことか」

「にゃ!(もっとバズらせる!?)」

「にゃん!(話題性を作る!)」

「にゃぁ~!(猫たちが頑張る!)」

「よし、みんなでアイデアを出していきましょう!!」

4
◆ アイデア①:有名猫インフルエンサーとコラボ!

「最近、SNSで有名な猫アカウントがあるでしょ?」

「うんうん、“もちまる”みたいな猫スターね!」

「そういう子たちに、“ねこまど”のことを紹介してもらえたら……一気に広まるかも!」

「おお、それいいね! でも、どうやって頼むんです?」

「うーん……DM送る?」

「即ブロックされそう」

「……だよね」

「じゃあ、フォロワーの人に協力してもらうとか?」

「なるほど……!」

◆ アイデア②:「ねこまど」オリジナルグッズ販売!

「クラウドファンディングのリターンとして、グッズを追加するのはどう?」

「例えば?」

「肉球スタンプTシャツとか?」

「おぉ、猫たちの足跡デザインか! それ、可愛くない?」

「にゃ!(おしゃれ!)」

「にゃん!(世界に一つだけのTシャツ!?)」

「よし、デザイン担当は優斗さんにお願いしよう!」

「え、俺!?」

「副業でイラスト描いてるんだから、頑張って!」

「ぐぬぬ……まぁ、やるしかないか……」

◆ アイデア③:「推し猫投票」イベント開催!

「ねこまどの猫たちで人気投票をやるのはどう?」

「えっ、それめっちゃ楽しそう!」

「にゃ!(俺が1位だな!?)」

「にゃん!(負けないぞ!)」

「にゃぁ~!(どうやったら票が入る!?)」

「いや、猫たちが競争しないで!?」

「SNSで投票フォームを作って、1位になった子のグッズを作るの!」

「それ、盛り上がりそう!」

「にゃ!(俺が1位になったら何かくれ!)」

「……猫の世界にも報酬制度必要なの?」

5
「これで新しい作戦が決まったわね!」

◆ 有名猫アカウントとコラボを試みる
◆オリジナルグッズを追加(肉球Tシャツ・猫カレンダー)
◆ 推し猫投票イベントを開催

「にゃ!(やるぞー!)」

「にゃん!(絶対に成功させる!)」

「にゃぁ~!(ねこまどを救うんだ!)」

 クラウドファンディングの新たな戦略が始動した!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

通りすがりのエルフに求婚された貧乏男爵令嬢です〜初対面なのに激重感情を向けられています〜

東雲暁
恋愛
時はヴィトリア朝時代後期のイングランド。幻想が消え、文明と科学が世界を塗り替えようとしていた時代。 エヴェリーナ・エイヴェリーはコッツウォルズ地方の小さな領地で慎ましく暮らす、17歳の貧乏男爵令嬢。ある日父親が嘘の投資話に騙されて、払えないほどの借金を背負うはめに。 借金返済と引き換えに舞い込んできたのは、実業家との婚約。彼はただ高貴な血筋が欲しいだけ。 「本当は、お父様とお母様みたいに愛し合って結婚したいのに……」 その婚約式に乱入してきたのはエルフを名乗る貴公子、アルサリオン。 「この婚約は無効です。なぜなら彼女は私のものですから。私……?通りすがりのエルフです」 ......いや、ロンドンのど真ん中にエルフって通り過ぎるものですか!?っていうか貴方誰!? エルフの常識はイングランドの非常識!私は普通に穏やかに領地で暮らしたいだけなのに。 貴方のことなんか、絶対に好きにならないわ! ティーカップの底に沈む、愛と執着と少しの狂気。甘いお菓子と一緒に飲み干して。 これは、貧乏男爵令嬢と通りすがりのエルフの、互いの人生を掛けた365日の物語。

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】

iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。 小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

有能女官の赴任先は辺境伯領

たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!! お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。 皆様、お気に入り登録ありがとうございました。 現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。 辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26) ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。 そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。 そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。   だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。 仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!? そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく…… ※お待たせしました。 ※他サイト様にも掲載中

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

英雄の番が名乗るまで

長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。 大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。 ※小説家になろうにも投稿

エリート警察官の溺愛は甘く切ない

日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。 両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

処理中です...