60 / 69
59)まさかの大荒れ!?
しおりを挟む
1
「よし、新作戦を実行するわよ!!」
クラウドファンディングの新たな戦略、始動。
猫カフェ「ねこまど」のカウンターには、峰子(みねこ)、昭人(あきと)、真緒(まお)、琴葉(ことは)、そして 猫たち が勢揃い。
「まずは、有名猫アカウントとのコラボね!」
「にゃ!(どうやる!?)」
「にゃん!(俺たちの魅力を伝えるんだ!)」
「にゃぁ~!(拡散希望!)」
「よし、早速DM送ってみるわ!」
2
峰子と琴葉は、猫界のインフルエンサーたちに 丁寧なメッセージを送った。
◆ 「はじめまして、猫カフェ“ねこまど”の店長・峰子です!」
◆ 「現在、猫たちの居場所を守るためにクラウドファンディングを実施中です!」
◆ 「もしよろしければ、ご紹介いただけると嬉しいです!」
「送った……!」
「これで、バズれば一気に広まるかも!」
しかし――
◆ 「申し訳ありませんが、ご協力できません」
◆ 「企業案件以外は受け付けておりません」
◆ 「現在、多忙のため対応できません」
「……断られまくってるんだけど」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「にゃ!?(まじか!?)」
「にゃん!(猫業界も厳しい!)」
「にゃぁ~!(世知辛い世の中……)」
コラボ作戦、撃沈。
3
「じゃあ、次! オリジナルグッズ販売!」
「こっちは大丈夫そうだよ!」
「デザインもできたし、あとは注文ページを作るだけ!」
「よし、じゃあクラウドファンディングのページに追加しよう!」
優斗(ゆうと)のデザインした**「ねこまど肉球Tシャツ」** が完成。
「これなら絶対売れる!!」
「にゃ!(俺たちの足跡入り!)」
「にゃん!(オシャレでかわいい!)」
しかし――
◆ 「Tシャツ制作会社:納品まで1ヶ月以上かかります」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「にゃ!?(そんなに!?)」
「にゃん!(遅すぎる!!)」
「にゃぁ~!(クラウドファンディング終わっちゃう!)」
Tシャツ販売、難航。
4
「もう……次! 最後の作戦!!」
「推し猫投票イベント!!」
「にゃ!(これは成功するはず!)」
「にゃん!(負けられない戦い!)」
「にゃぁ~!(絶対1位になる!)」
SNSと店内で 「ねこまど人気投票」 を開始!
< エントリー猫たち >
◆ ボス(茶トラ♂):ねこまどのリーダー。堂々とした風格。
◆ ミルク(白猫♀):甘えん坊のアイドル猫。
◆ もなか(三毛猫♀):気まぐれお嬢様。ツンデレ。
◆ ゴマ(黒猫♂):クールな影の支配者。
◆ コロ(キジトラ♂):おっとり天然ボーイ。
「よし、これで猫たちの魅力を知ってもらって、投票が盛り上がれば……」
しかし――
◆ 「ボス派 vs ミルク派、激突!!」
◆ 「まさかのゴマが急上昇!!」
◆ 「店内で『うちの推しが1位じゃなきゃ嫌!』と喧嘩勃発!?」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「にゃ!?(戦争!?)」
「にゃん!(落ち着け!!)」
「にゃぁ~!(平和にいこう!?)」
まさかの、投票が大荒れ。
5
「……なんか、どれもうまくいってなくない?」
「うん……」
「にゃ……(ぐぬぬ)」
「にゃん……(俺たちの努力が……)」
「にゃぁ~……(報われない……)」
「……」
しかし、ここで諦めるわけにはいかない。
「……いや、まだ終わってないわ」
峰子は パソコンの画面を見つめ、拳を握った。
「次の手を考えましょう」
「にゃ!(そうだ!)」
「にゃん!(まだやれる!)」
「にゃぁ~!(ねこまどは負けない!)」
トラブル続きのクラウドファンディング。
それでも、みんなの気持ちは折れなかった。
「よし、新作戦を実行するわよ!!」
クラウドファンディングの新たな戦略、始動。
猫カフェ「ねこまど」のカウンターには、峰子(みねこ)、昭人(あきと)、真緒(まお)、琴葉(ことは)、そして 猫たち が勢揃い。
「まずは、有名猫アカウントとのコラボね!」
「にゃ!(どうやる!?)」
「にゃん!(俺たちの魅力を伝えるんだ!)」
「にゃぁ~!(拡散希望!)」
「よし、早速DM送ってみるわ!」
2
峰子と琴葉は、猫界のインフルエンサーたちに 丁寧なメッセージを送った。
◆ 「はじめまして、猫カフェ“ねこまど”の店長・峰子です!」
◆ 「現在、猫たちの居場所を守るためにクラウドファンディングを実施中です!」
◆ 「もしよろしければ、ご紹介いただけると嬉しいです!」
「送った……!」
「これで、バズれば一気に広まるかも!」
しかし――
◆ 「申し訳ありませんが、ご協力できません」
◆ 「企業案件以外は受け付けておりません」
◆ 「現在、多忙のため対応できません」
「……断られまくってるんだけど」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「にゃ!?(まじか!?)」
「にゃん!(猫業界も厳しい!)」
「にゃぁ~!(世知辛い世の中……)」
コラボ作戦、撃沈。
3
「じゃあ、次! オリジナルグッズ販売!」
「こっちは大丈夫そうだよ!」
「デザインもできたし、あとは注文ページを作るだけ!」
「よし、じゃあクラウドファンディングのページに追加しよう!」
優斗(ゆうと)のデザインした**「ねこまど肉球Tシャツ」** が完成。
「これなら絶対売れる!!」
「にゃ!(俺たちの足跡入り!)」
「にゃん!(オシャレでかわいい!)」
しかし――
◆ 「Tシャツ制作会社:納品まで1ヶ月以上かかります」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「にゃ!?(そんなに!?)」
「にゃん!(遅すぎる!!)」
「にゃぁ~!(クラウドファンディング終わっちゃう!)」
Tシャツ販売、難航。
4
「もう……次! 最後の作戦!!」
「推し猫投票イベント!!」
「にゃ!(これは成功するはず!)」
「にゃん!(負けられない戦い!)」
「にゃぁ~!(絶対1位になる!)」
SNSと店内で 「ねこまど人気投票」 を開始!
< エントリー猫たち >
◆ ボス(茶トラ♂):ねこまどのリーダー。堂々とした風格。
◆ ミルク(白猫♀):甘えん坊のアイドル猫。
◆ もなか(三毛猫♀):気まぐれお嬢様。ツンデレ。
◆ ゴマ(黒猫♂):クールな影の支配者。
◆ コロ(キジトラ♂):おっとり天然ボーイ。
「よし、これで猫たちの魅力を知ってもらって、投票が盛り上がれば……」
しかし――
◆ 「ボス派 vs ミルク派、激突!!」
◆ 「まさかのゴマが急上昇!!」
◆ 「店内で『うちの推しが1位じゃなきゃ嫌!』と喧嘩勃発!?」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「にゃ!?(戦争!?)」
「にゃん!(落ち着け!!)」
「にゃぁ~!(平和にいこう!?)」
まさかの、投票が大荒れ。
5
「……なんか、どれもうまくいってなくない?」
「うん……」
「にゃ……(ぐぬぬ)」
「にゃん……(俺たちの努力が……)」
「にゃぁ~……(報われない……)」
「……」
しかし、ここで諦めるわけにはいかない。
「……いや、まだ終わってないわ」
峰子は パソコンの画面を見つめ、拳を握った。
「次の手を考えましょう」
「にゃ!(そうだ!)」
「にゃん!(まだやれる!)」
「にゃぁ~!(ねこまどは負けない!)」
トラブル続きのクラウドファンディング。
それでも、みんなの気持ちは折れなかった。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される!?
桜
恋愛
仕事帰りの夜道で交通事故で死亡。転生先で家族に愛されながらも武術を極めながら育って行った。ある日突然の出会いから隣国の王太子に見染められ、溺愛されることに……
異世界の花嫁?お断りします。
momo6
恋愛
三十路を過ぎたOL 椿(つばき)は帰宅後、地震に見舞われる。気付いたら異世界にいた。
そこで出逢った王子に求婚を申し込まれましたけど、
知らない人と結婚なんてお断りです。
貞操の危機を感じ、逃げ出した先に居たのは妖精王ですって?
甘ったるい愛を囁いてもダメです。
異世界に来たなら、この世界を楽しむのが先です!!
恋愛よりも衣食住。これが大事です!
お金が無くては生活出来ません!働いて稼いで、美味しい物を食べるんです(๑>◡<๑)
・・・えっ?全部ある?
働かなくてもいい?
ーーー惑わされません!甘い誘惑には罠が付き物です!
*****
目に止めていただき、ありがとうございます(〃ω〃)
未熟な所もありますが 楽しんで頂けたから幸いです。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
婚約破棄したら食べられました(物理)
かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。
婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。
そんな日々が日常と化していたある日
リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる
グロは無し
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる