17 / 69
本編
真実
しおりを挟む
「おっ、貴子だ!!」
太一は図書館入り口からすぐ左の窓際のカウンターに座っている貴子を発見した。
前面窓ガラスの1階フロアは中が丸見えで、貴子は念のため一番分かりやすい席に座っていたのだ。
当然、足元もかなり透けて見える事は、もう何度も来ているので了解済みである。
それに昨日の事もあり、長めのニットスカートを履いていた。
「へへっ、本に夢中みたいだな。」
太一はゆっくりと外から貴子に近付いていった。
「よっ!!」
突然、窓ガラスにバンっと手を当てて貴子を驚かせた。
つもりだったが、既に貴子は太一に気付いていたらしく、ジロッと睨みつけて入り口のほうを指差した。
「ありゃりゃ・・・」
と頭を掻きながら、太一は中に入り貴子の横に座った。
「ごめん、遅れて・・・」
「本当!!もう三時よ!!」
「ほんと、ごめん・・・実は、訳があってさ。」
「そう?聞いてあげる。」
貴子は太一の方へ椅子ごと向いた。
「おっ・・・そんな・・・・・え、え~とな・・・・・」
「うん。」
太一は深呼吸した。
こんなに素直に聞いてくれるとも思っていなかったので適当に言っとこうとさっきまで思っていたのだが気が変わった。
「・・・実は、昨日あれから家に帰って・・・・・えっと・・スサノオと話したんだけど・・・」
「うん。」
「あの・・・・ほら・・・・・たかだかうさぎの足を治すだけであんなに体力を消耗してしまうんだから、まずいよなって。」
「まずい?」
「そんなんで、人一人生き返らせるとなったら・・・」
「生き返らせる!?」
(ちょっと太一・・・・・・その話しないんじゃなかったのか?)
貴子は物凄く驚いて太一に詰め寄った。
「やっぱ、話す。・・・・・・・あ・・・・・・貴子には話してなかったけど・・・・・実はさぁ。」
「うんうん。・・・・ちょっと待って!!」
貴子は右手を太一の前に出して次の言葉を止めた。
「?・・・・・・どうした?」
「こんな目立つとこでしていい話なの?」
貴子と太一は周りを見渡した。
日曜ということで、おじさんや私服の学生たちがその辺りをうろうろしている。
特に、ここは入り口のすぐ傍なのだ。
「あっ、そうだな。」
二人はこそこそと奥の方の『育児・生活』コーナーのテーブルへ向かった。
日曜日のこんな午後はそのコーナーはがら空きだった。
取り合えず隣同士に座り、椅子を近づけて話し始めた。
かなり顔も近づけているが、今では別に気にする事はなかった。
勿論、体が触れなければ、の話である。
「それで?」
「ごめん、その前に話しておかなければいけないことがあるんだ。」
「何?あらたまって。」
「うん。・・・・・・そもそも俺がスサノオの仲間を探しているってのがさ・・・・・」
太一は、あの蛍だと思った出会いから正直に話した。
「え~!神様じゃないの~?」
ひどく残念な声を出した。
「ちょっと~!オオワタツミ様~。」
(ごめんなさいね~・・・・・・ウフフ)
「し~!声が大きいよ!」
「それで、もう一人・・・・・っていうか、もう一体探して、あなた達が太一の中で一つになれば美智子のお父さんは生き返らせれるって言う事?」
「そう・・・・・みたいだけど、そこで、ほら、昨日のうさぎで・・・」
「本当にそれが出来るのかって?」
(ちゃんと、出来るよ。・・・・・・・出来るんだけど・・・・・・)
「出来るのは確からしいんだけど・・・・・・その・・・・・・俺の体力が不足してるみたいで。」
「それはダメだわね。・・・・・・・頑張りなさい!」
「うん・・・・・・・・だから、朝からトレーニングしてたんだ・・・・・・・・って、それで納得したの?」
「まぁ・・・・・・美智子の為になるんだったら・・・・・・いいんじゃない?」
「そっか。」
「うん。」
「・・・・・あっ、で、昼飯後にも時間あったから腕立てとかして・・・・・」
「うん。」
「汗かいたから、出てくる前に風呂入ったら・・・・・・ちょっと寝ちゃって・・・・・・」
「・・・・・・じゃあ、しょうがないわね。」
貴子がニコッと笑って言った。
「ごめんな。」
「いいわよ!そんな理由なら・・・・・・・・でも、次は気をつけてね。」
「あ、あぁ、勿論。」
太一はとてもすっきりした顔をした。
遅刻したこともそうだが、これまで嘘をついていたことも気が引けていたのだ。
「良かった・・・・・・・貴子も納得してくれて。」
「あのねぇ、納得したわけじゃないわよ!・・・特に、オ・オ・ワ・タ・ツ・ミ・さ・ま」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
「まぁ、いいわ!それは帰ってからで。」
「お手柔らかにな。」
太一は笑って言った。
「でも・・・・・・・・生き返らせて・・・・・それで上手くいくの?」
「えっ。」
「だって、そもそも死んじゃった人が生き返ったからって、じゃあまた、これまで通りに、っていく?」
「それは・・・・・・・・・・・・」
「ん?」
貴子は太一を見つめた。
「それは?」
「ん~~~~~。」
「知ってるんでしょ!・・・・・・・・・・それは・・・・・・・何?」
「その人に関わる人の記憶が、その人が死ぬ前に戻るから大丈夫だよ。」
太一の目が釣り上がっている。
「あぁ、あなたね。」
「太一が困っているようだから代わったよ。・・・・・・・・・・そして・・・」
「あなた達に関する記憶も私たちから消えるのね?」
「その通り。」
「じゃあ、私と太一の・・・・・・・・・」
貴子は少し泣きそうな顔になったが、
「ま、まぁ、いいわ・・・・・・別に、もともと何でもなかった訳だし・・・・・」
貴子は少しぶっきらぼうな言い方をした。
「あなたには何の得も無いだろうけど・・・・・」
「ううん、いいのよ。・・・・・・・太一の思う通り・・・・・・・美智子のお父さんを生き返らせれるなら・・・・・・・きっと美智子にも太一にも良いことなんだから。」
「貴子・・・」
太一の顔に戻っていた。
「・・・・・・・・俺はきっと貴子のこと・・・・・・・・・」
太一の小さな呟きは貴子には聞こえなかった。
「まぁ、いつそう出来るか分からないけど、それまでは頑張りましょ。」
貴子は思いっきり笑顔を作って言った。
「ごめんね、ちょっとお手洗いに言ってくる。」
そう言って、貴子は急いで立ち上がると、途中で涙をこぼさないように小走りでトイレに向かった。
太一は図書館入り口からすぐ左の窓際のカウンターに座っている貴子を発見した。
前面窓ガラスの1階フロアは中が丸見えで、貴子は念のため一番分かりやすい席に座っていたのだ。
当然、足元もかなり透けて見える事は、もう何度も来ているので了解済みである。
それに昨日の事もあり、長めのニットスカートを履いていた。
「へへっ、本に夢中みたいだな。」
太一はゆっくりと外から貴子に近付いていった。
「よっ!!」
突然、窓ガラスにバンっと手を当てて貴子を驚かせた。
つもりだったが、既に貴子は太一に気付いていたらしく、ジロッと睨みつけて入り口のほうを指差した。
「ありゃりゃ・・・」
と頭を掻きながら、太一は中に入り貴子の横に座った。
「ごめん、遅れて・・・」
「本当!!もう三時よ!!」
「ほんと、ごめん・・・実は、訳があってさ。」
「そう?聞いてあげる。」
貴子は太一の方へ椅子ごと向いた。
「おっ・・・そんな・・・・・え、え~とな・・・・・」
「うん。」
太一は深呼吸した。
こんなに素直に聞いてくれるとも思っていなかったので適当に言っとこうとさっきまで思っていたのだが気が変わった。
「・・・実は、昨日あれから家に帰って・・・・・えっと・・スサノオと話したんだけど・・・」
「うん。」
「あの・・・・ほら・・・・・たかだかうさぎの足を治すだけであんなに体力を消耗してしまうんだから、まずいよなって。」
「まずい?」
「そんなんで、人一人生き返らせるとなったら・・・」
「生き返らせる!?」
(ちょっと太一・・・・・・その話しないんじゃなかったのか?)
貴子は物凄く驚いて太一に詰め寄った。
「やっぱ、話す。・・・・・・・あ・・・・・・貴子には話してなかったけど・・・・・実はさぁ。」
「うんうん。・・・・ちょっと待って!!」
貴子は右手を太一の前に出して次の言葉を止めた。
「?・・・・・・どうした?」
「こんな目立つとこでしていい話なの?」
貴子と太一は周りを見渡した。
日曜ということで、おじさんや私服の学生たちがその辺りをうろうろしている。
特に、ここは入り口のすぐ傍なのだ。
「あっ、そうだな。」
二人はこそこそと奥の方の『育児・生活』コーナーのテーブルへ向かった。
日曜日のこんな午後はそのコーナーはがら空きだった。
取り合えず隣同士に座り、椅子を近づけて話し始めた。
かなり顔も近づけているが、今では別に気にする事はなかった。
勿論、体が触れなければ、の話である。
「それで?」
「ごめん、その前に話しておかなければいけないことがあるんだ。」
「何?あらたまって。」
「うん。・・・・・・そもそも俺がスサノオの仲間を探しているってのがさ・・・・・」
太一は、あの蛍だと思った出会いから正直に話した。
「え~!神様じゃないの~?」
ひどく残念な声を出した。
「ちょっと~!オオワタツミ様~。」
(ごめんなさいね~・・・・・・ウフフ)
「し~!声が大きいよ!」
「それで、もう一人・・・・・っていうか、もう一体探して、あなた達が太一の中で一つになれば美智子のお父さんは生き返らせれるって言う事?」
「そう・・・・・みたいだけど、そこで、ほら、昨日のうさぎで・・・」
「本当にそれが出来るのかって?」
(ちゃんと、出来るよ。・・・・・・・出来るんだけど・・・・・・)
「出来るのは確からしいんだけど・・・・・・その・・・・・・俺の体力が不足してるみたいで。」
「それはダメだわね。・・・・・・・頑張りなさい!」
「うん・・・・・・・・だから、朝からトレーニングしてたんだ・・・・・・・・って、それで納得したの?」
「まぁ・・・・・・美智子の為になるんだったら・・・・・・いいんじゃない?」
「そっか。」
「うん。」
「・・・・・あっ、で、昼飯後にも時間あったから腕立てとかして・・・・・」
「うん。」
「汗かいたから、出てくる前に風呂入ったら・・・・・・ちょっと寝ちゃって・・・・・・」
「・・・・・・じゃあ、しょうがないわね。」
貴子がニコッと笑って言った。
「ごめんな。」
「いいわよ!そんな理由なら・・・・・・・・でも、次は気をつけてね。」
「あ、あぁ、勿論。」
太一はとてもすっきりした顔をした。
遅刻したこともそうだが、これまで嘘をついていたことも気が引けていたのだ。
「良かった・・・・・・・貴子も納得してくれて。」
「あのねぇ、納得したわけじゃないわよ!・・・特に、オ・オ・ワ・タ・ツ・ミ・さ・ま」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
「まぁ、いいわ!それは帰ってからで。」
「お手柔らかにな。」
太一は笑って言った。
「でも・・・・・・・・生き返らせて・・・・・それで上手くいくの?」
「えっ。」
「だって、そもそも死んじゃった人が生き返ったからって、じゃあまた、これまで通りに、っていく?」
「それは・・・・・・・・・・・・」
「ん?」
貴子は太一を見つめた。
「それは?」
「ん~~~~~。」
「知ってるんでしょ!・・・・・・・・・・それは・・・・・・・何?」
「その人に関わる人の記憶が、その人が死ぬ前に戻るから大丈夫だよ。」
太一の目が釣り上がっている。
「あぁ、あなたね。」
「太一が困っているようだから代わったよ。・・・・・・・・・・そして・・・」
「あなた達に関する記憶も私たちから消えるのね?」
「その通り。」
「じゃあ、私と太一の・・・・・・・・・」
貴子は少し泣きそうな顔になったが、
「ま、まぁ、いいわ・・・・・・別に、もともと何でもなかった訳だし・・・・・」
貴子は少しぶっきらぼうな言い方をした。
「あなたには何の得も無いだろうけど・・・・・」
「ううん、いいのよ。・・・・・・・太一の思う通り・・・・・・・美智子のお父さんを生き返らせれるなら・・・・・・・きっと美智子にも太一にも良いことなんだから。」
「貴子・・・」
太一の顔に戻っていた。
「・・・・・・・・俺はきっと貴子のこと・・・・・・・・・」
太一の小さな呟きは貴子には聞こえなかった。
「まぁ、いつそう出来るか分からないけど、それまでは頑張りましょ。」
貴子は思いっきり笑顔を作って言った。
「ごめんね、ちょっとお手洗いに言ってくる。」
そう言って、貴子は急いで立ち上がると、途中で涙をこぼさないように小走りでトイレに向かった。
6
あなたにおすすめの小説
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる