28 / 80
第一章冒険編
第二十三話スミカとシャルロッテの模擬戦
しおりを挟む
第二十三話スミカとシャルロッテの模擬戦
シャルロッテとヒョウが模擬戦を終わらせ三十分程の休憩を終わらせたあと、シャルロッテとスミカが模擬戦をすることになった。
「シャルロッテさん、あの……さっきの技は使わないでくれたら嬉しいです」
「スミカお前負けるのが嫌なのか?」
「それは違うんですシャルロッテさんが怪我をしたら嫌だから」
「それは余計なお世話だ、スミカは俺にあの技を使わせる程かを今回確かめてやるから全力で来い!」
「はい! がんばります!」
そして二人は戦闘準備を始めた。
「私はいつものシルヴァラを使うよ、シャルロッテさんは?」
「俺はそのままアンブラハイマを使うから」
いつも私はシャルロッテさんに本気を出してもらったことがない……しかし今回はシャルロッテさんに内緒に新しい技を頑張って覚えたからそれを使ってみて本気を出してもらおう!
「来い! スミカ!」
「シャルロッテさん行きます!」
覚えた技は三つある
一つ目が勝利の剣(ジークシュヴェールト)
この技は勝利を願う気持ちが強ければ強い程攻撃とスピードが強化される技。
シャルロッテさんとの特訓中に覚えた技。
二つ目が悪魔の騎士(ディアブルシュバリエ)
この技は自分の心の中にいる悪魔からの誘惑に勝った回数が多いほど攻撃とスピードが強化される技デメリットは少し精神が不安定になる(ちなみにこれはエルに対する誘惑が多いから覚えちゃった技です)
三つ目が平和の精神(フリーデンゼーレ)
平和を願う気持ちが強ければ強い程精神力が強くなる。デメリットは攻撃力が大幅に下がること。
一つ目と二つ目で大幅に上がった攻撃力は三つ目で半分くらいまで下げられる
例:一つ目と二つ目で攻撃力が二百上がった場合三つ目で百下げられ上昇した攻撃力は百となる。
この技を使って今回こそシャルロッテさんに本気を出してもらいたい
そして私はシャルロッテさんの右を狙って走り出した。
「スミカ今のスピードなら俺に攻撃を当てるのは難しいぞ!」
「スミカぁ頑張ってぇ!」
あっ悪魔が誘惑してきた…………我慢だ、我慢だ……よし!
「おおすごいなスミカお前、技隠してたな」
よしっ!攻撃がシャルロッテさんの指を掠った!もっとだもっとスピードを上げる!シャルロッテさんに今度こそ絶対に勝つ、勝つ…………
「スミカすげぇ強くなったな。なんだか面白いなってきたな。フハハハハ」
シャルロッテさんが私との戦いで笑ってくれた!ってことはもう少しで本気を出してくれるかも!
シャルロッテさんの攻撃が私の右腕に当たってしまい、ちぎれてしまった。
このままではまた負けてしまう!
「スミカ今回使わないつもりだったが使ってやるよ技を!」
するとシャルロッテさんが左腕を斬った。
正直今すごく悪い状況だ。
シャルロッテさんの技はヒョウとの戦いをみた限りでは自分の怪我と相手の怪我で攻撃を強くする技だろう。
その予想があっていればシャルロッテさんの左腕の怪我と私の右腕の怪我で攻撃を強くされて負けてしまう。
ただでさえ私の攻撃はシャルロッテさんより軽い……だったら攻撃の数を増やすしかない。
そして私はギリギリでシャルロッテさんの攻撃を避けながら攻撃を当て続け……が最後の渾身の一撃を当てる勢いで全力で攻撃をした時……シャルロッテさんの攻撃が当たってしまった
「グハッ……あぁぁぁぁ」
気づいた時には下半身と上半身が離れてしまった。
ああ、意識……が……遠……のいて……せめて……エ……ルに……気……持ちを
そして私は死んでしまった。
「ああぁぁスミカ!すっすぐに、まっはっはやく蘇生魔法を使わなきゃ……あれっ手が……震えて……」
「ルミエル落ち着いて!落ち着けないのは分かるけど、あなたしか蘇生魔法使えないのよ……でもこの言い方だと余計にルミエルが……なんとかルミエルが落ち着ける方法は……」
「ノラ行くよ」
「分かったノア」
「「これで私がルミエルを眠らせてから操るから」」
バタン
十三分後
「「よしっ!成功っと」」
「ぅうーん、あれ私……そうか一回死んでしまったのか……エルっ大丈夫!」
「はっスミカよがっだぁよ~このまま目が覚めなかったらって……私動揺しちゃって蘇生魔法を上手く使えなかった」
「大丈夫だよエルまた会えたんだから」
「でも私スミカにもう会えないかもって思ったら……
蘇生魔法があるって分かってても焦っちゃって」
エルが私のために泣いてくれた……それを知れて私は喜んでしまった。だめだってことはわかってるのにな……。
「その……スミカ、すまん!蘇生魔法があると思って本気で戦っちまった」
「いえいえ、私はシャルロッテさんに本気を出してもらえたことが嬉しいですよ!」
そして私たちは味方が死んでしまった時の対処法について話し合ったあとに扉を出た。
シャルロッテとヒョウが模擬戦を終わらせ三十分程の休憩を終わらせたあと、シャルロッテとスミカが模擬戦をすることになった。
「シャルロッテさん、あの……さっきの技は使わないでくれたら嬉しいです」
「スミカお前負けるのが嫌なのか?」
「それは違うんですシャルロッテさんが怪我をしたら嫌だから」
「それは余計なお世話だ、スミカは俺にあの技を使わせる程かを今回確かめてやるから全力で来い!」
「はい! がんばります!」
そして二人は戦闘準備を始めた。
「私はいつものシルヴァラを使うよ、シャルロッテさんは?」
「俺はそのままアンブラハイマを使うから」
いつも私はシャルロッテさんに本気を出してもらったことがない……しかし今回はシャルロッテさんに内緒に新しい技を頑張って覚えたからそれを使ってみて本気を出してもらおう!
「来い! スミカ!」
「シャルロッテさん行きます!」
覚えた技は三つある
一つ目が勝利の剣(ジークシュヴェールト)
この技は勝利を願う気持ちが強ければ強い程攻撃とスピードが強化される技。
シャルロッテさんとの特訓中に覚えた技。
二つ目が悪魔の騎士(ディアブルシュバリエ)
この技は自分の心の中にいる悪魔からの誘惑に勝った回数が多いほど攻撃とスピードが強化される技デメリットは少し精神が不安定になる(ちなみにこれはエルに対する誘惑が多いから覚えちゃった技です)
三つ目が平和の精神(フリーデンゼーレ)
平和を願う気持ちが強ければ強い程精神力が強くなる。デメリットは攻撃力が大幅に下がること。
一つ目と二つ目で大幅に上がった攻撃力は三つ目で半分くらいまで下げられる
例:一つ目と二つ目で攻撃力が二百上がった場合三つ目で百下げられ上昇した攻撃力は百となる。
この技を使って今回こそシャルロッテさんに本気を出してもらいたい
そして私はシャルロッテさんの右を狙って走り出した。
「スミカ今のスピードなら俺に攻撃を当てるのは難しいぞ!」
「スミカぁ頑張ってぇ!」
あっ悪魔が誘惑してきた…………我慢だ、我慢だ……よし!
「おおすごいなスミカお前、技隠してたな」
よしっ!攻撃がシャルロッテさんの指を掠った!もっとだもっとスピードを上げる!シャルロッテさんに今度こそ絶対に勝つ、勝つ…………
「スミカすげぇ強くなったな。なんだか面白いなってきたな。フハハハハ」
シャルロッテさんが私との戦いで笑ってくれた!ってことはもう少しで本気を出してくれるかも!
シャルロッテさんの攻撃が私の右腕に当たってしまい、ちぎれてしまった。
このままではまた負けてしまう!
「スミカ今回使わないつもりだったが使ってやるよ技を!」
するとシャルロッテさんが左腕を斬った。
正直今すごく悪い状況だ。
シャルロッテさんの技はヒョウとの戦いをみた限りでは自分の怪我と相手の怪我で攻撃を強くする技だろう。
その予想があっていればシャルロッテさんの左腕の怪我と私の右腕の怪我で攻撃を強くされて負けてしまう。
ただでさえ私の攻撃はシャルロッテさんより軽い……だったら攻撃の数を増やすしかない。
そして私はギリギリでシャルロッテさんの攻撃を避けながら攻撃を当て続け……が最後の渾身の一撃を当てる勢いで全力で攻撃をした時……シャルロッテさんの攻撃が当たってしまった
「グハッ……あぁぁぁぁ」
気づいた時には下半身と上半身が離れてしまった。
ああ、意識……が……遠……のいて……せめて……エ……ルに……気……持ちを
そして私は死んでしまった。
「ああぁぁスミカ!すっすぐに、まっはっはやく蘇生魔法を使わなきゃ……あれっ手が……震えて……」
「ルミエル落ち着いて!落ち着けないのは分かるけど、あなたしか蘇生魔法使えないのよ……でもこの言い方だと余計にルミエルが……なんとかルミエルが落ち着ける方法は……」
「ノラ行くよ」
「分かったノア」
「「これで私がルミエルを眠らせてから操るから」」
バタン
十三分後
「「よしっ!成功っと」」
「ぅうーん、あれ私……そうか一回死んでしまったのか……エルっ大丈夫!」
「はっスミカよがっだぁよ~このまま目が覚めなかったらって……私動揺しちゃって蘇生魔法を上手く使えなかった」
「大丈夫だよエルまた会えたんだから」
「でも私スミカにもう会えないかもって思ったら……
蘇生魔法があるって分かってても焦っちゃって」
エルが私のために泣いてくれた……それを知れて私は喜んでしまった。だめだってことはわかってるのにな……。
「その……スミカ、すまん!蘇生魔法があると思って本気で戦っちまった」
「いえいえ、私はシャルロッテさんに本気を出してもらえたことが嬉しいですよ!」
そして私たちは味方が死んでしまった時の対処法について話し合ったあとに扉を出た。
10
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる