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第一章冒険編
第四十九話鬼ごっこと仲直り
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第四十九話鬼ごっこと仲直り
俺とティサは先輩から本部の中を全力で逃げまわっている。
そして
俺はもしもの時のために能力で隠れているアガルタに「アガルタ今すぐ異空間都市(ルパラディシュタット)を使ってティサを逃してくれ!!」と叫んで呼んだ。
するとティサが泣くのを堪えながら怒った
「なんでいつもゾーマは私だけを助けようとするんだよ!! 私はゾーマに生きて……」
ティサがそう言ってきたので俺は素直に伝えた。
「好きだからだよ悪いか!! 俺はお前のいない世界で生きたくねぇんだよ!! アガルタ……ティサを頼んだぞ」
俺は悔いが残らないように伝え終えるとアガルタが現れた。
「分かった……あの人のことだから蘇らせてくれるとは思うけど……死なないでよ、ティサのためにも。行くよティサ」
「嫌だ……離せ!! おいアガルタ離せって言ってんの聞こえてんだろ!! 私はゾーマも一緒じゃなきゃ嫌だ!!」
その言葉が聞けただけで十分だ
「ティサを連れて行ってくれアガルタ、早く!!」
俺はそういいアガルタがティサを連れて行ったのを見届けた。
ティサはずっと俺のことを呼んでくれた
「さっこれでいつでも戦える(死ねる)……蘇生魔法があるからこんな無茶苦茶なことも出来る」
今の俺が先輩の戦闘モード"狂"と戦うことは確実な死を意味する。
「ゾーマみ~け……どうせアガルタにティサを連れて逃げさせたんだろ。まあ今はいいやゾーマだけでも」
先輩はその後俺を十九回痛ぶり殺し蘇らせるを繰り返した。
「ゾーマありがとう楽しかったよ……またお願いね。アガルタ~もうティサ連れて戻ってきても大丈夫だよ~」
先輩は落ち着いた様子で二人に語りかけていた。
そしてアガルタがティサを連れて戻ってきた。
ティサは俺を見た瞬間泣きながら「ゾーマのアホいくら蘇られたからって……こんな無茶すんな!! 私はゾーマの死を何度も見さされたんだぞ……次からはどんな時でも一緒だからな、絶対だからなほんとゾーマ一人で死なせたりしないからな分かったな!!」と叫んだ。
俺はティサに
「ほんとごめんティサ次からは相談するから!!」と謝った。
これだけだと何だか気持ち的にも申し訳ないので「ティサいつか一緒に買い物でも行こう。もちろん俺が買う。お詫びみたいなもんだから好きなのなんでも買ってくれて構わないから……どう?」
と提案したらティサは目を輝かせながら「本当になんでもいいんだな!!」と聞いてきたので俺は「本当になんでもいいぞ!!」と自信満々に答えた。
すると俺とティサの会話を聞いていたアガルタが「はいはい、そういうの後でいいから今は情報を集めますよ」と呆れたように言っていた。
先輩は「まあまあいいじゃんアガルタ二人の仲が良くてさ。雑談代わりに色々個々の部隊の情報やら状況とか聞いといたりしとくからさ。ゾーマたちにはこれから任務を言い渡す!! ここより北東に位置する街"砂羽城街(さわじょうがい)"に向かってもらいたい。あの街は表向きは観光地として振る舞っているが、観光客を拉致しては売り捌いており人身売買街であることが分かった。なので街を攻め落とし被害者を助けて欲しい」
俺たち三人はこの任務を引き受け向かい始めた。
「さてあの三人もいなくなったことだし……消しに行こうかなっと……ねえ君さっきの会話聞いてたんでしょ早く出てきたら」
「……さすがは四天王バレてましたか……だが私は魔王様に真実をお伝えせねばならない!!」
シュン
「あっそ」
グサ
「あの世で伝えといたら……私はかわいいかわいい部下たちの幸せのためなら例え仲のいい同僚(友達)でも容赦なく殺す」
そういえばもうすぐメロアとゼルバが任務から帰ってくることかな?
任務でお疲れだろうから元気が出そうなのを何か買ってこよっかなっと。
ゾーマもティサもアガルタもみんな成長してたな……アガルタが一緒にいたってことはルミエルのとこにはシノンもいるってことか……ちょっと確認しにいくか。ゾーマとティサがどんな扱いを受けているのかを。
俺とティサは先輩から本部の中を全力で逃げまわっている。
そして
俺はもしもの時のために能力で隠れているアガルタに「アガルタ今すぐ異空間都市(ルパラディシュタット)を使ってティサを逃してくれ!!」と叫んで呼んだ。
するとティサが泣くのを堪えながら怒った
「なんでいつもゾーマは私だけを助けようとするんだよ!! 私はゾーマに生きて……」
ティサがそう言ってきたので俺は素直に伝えた。
「好きだからだよ悪いか!! 俺はお前のいない世界で生きたくねぇんだよ!! アガルタ……ティサを頼んだぞ」
俺は悔いが残らないように伝え終えるとアガルタが現れた。
「分かった……あの人のことだから蘇らせてくれるとは思うけど……死なないでよ、ティサのためにも。行くよティサ」
「嫌だ……離せ!! おいアガルタ離せって言ってんの聞こえてんだろ!! 私はゾーマも一緒じゃなきゃ嫌だ!!」
その言葉が聞けただけで十分だ
「ティサを連れて行ってくれアガルタ、早く!!」
俺はそういいアガルタがティサを連れて行ったのを見届けた。
ティサはずっと俺のことを呼んでくれた
「さっこれでいつでも戦える(死ねる)……蘇生魔法があるからこんな無茶苦茶なことも出来る」
今の俺が先輩の戦闘モード"狂"と戦うことは確実な死を意味する。
「ゾーマみ~け……どうせアガルタにティサを連れて逃げさせたんだろ。まあ今はいいやゾーマだけでも」
先輩はその後俺を十九回痛ぶり殺し蘇らせるを繰り返した。
「ゾーマありがとう楽しかったよ……またお願いね。アガルタ~もうティサ連れて戻ってきても大丈夫だよ~」
先輩は落ち着いた様子で二人に語りかけていた。
そしてアガルタがティサを連れて戻ってきた。
ティサは俺を見た瞬間泣きながら「ゾーマのアホいくら蘇られたからって……こんな無茶すんな!! 私はゾーマの死を何度も見さされたんだぞ……次からはどんな時でも一緒だからな、絶対だからなほんとゾーマ一人で死なせたりしないからな分かったな!!」と叫んだ。
俺はティサに
「ほんとごめんティサ次からは相談するから!!」と謝った。
これだけだと何だか気持ち的にも申し訳ないので「ティサいつか一緒に買い物でも行こう。もちろん俺が買う。お詫びみたいなもんだから好きなのなんでも買ってくれて構わないから……どう?」
と提案したらティサは目を輝かせながら「本当になんでもいいんだな!!」と聞いてきたので俺は「本当になんでもいいぞ!!」と自信満々に答えた。
すると俺とティサの会話を聞いていたアガルタが「はいはい、そういうの後でいいから今は情報を集めますよ」と呆れたように言っていた。
先輩は「まあまあいいじゃんアガルタ二人の仲が良くてさ。雑談代わりに色々個々の部隊の情報やら状況とか聞いといたりしとくからさ。ゾーマたちにはこれから任務を言い渡す!! ここより北東に位置する街"砂羽城街(さわじょうがい)"に向かってもらいたい。あの街は表向きは観光地として振る舞っているが、観光客を拉致しては売り捌いており人身売買街であることが分かった。なので街を攻め落とし被害者を助けて欲しい」
俺たち三人はこの任務を引き受け向かい始めた。
「さてあの三人もいなくなったことだし……消しに行こうかなっと……ねえ君さっきの会話聞いてたんでしょ早く出てきたら」
「……さすがは四天王バレてましたか……だが私は魔王様に真実をお伝えせねばならない!!」
シュン
「あっそ」
グサ
「あの世で伝えといたら……私はかわいいかわいい部下たちの幸せのためなら例え仲のいい同僚(友達)でも容赦なく殺す」
そういえばもうすぐメロアとゼルバが任務から帰ってくることかな?
任務でお疲れだろうから元気が出そうなのを何か買ってこよっかなっと。
ゾーマもティサもアガルタもみんな成長してたな……アガルタが一緒にいたってことはルミエルのとこにはシノンもいるってことか……ちょっと確認しにいくか。ゾーマとティサがどんな扱いを受けているのかを。
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