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第一章冒険編
第五十話隊長の悩み
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第五十話隊長の悩み
「ようやく帰れるねメロちゃん」
「そうだねゼルバ……帰って焼肉だぁぁぁ!!」
「ダメだよメロちゃん帰ってから焼肉だと明日になっちゃうよ」
「だったらゼルバ……ここにちょうどいいのがいるじゃん。こいつを食べるってのはどう?」
「ダメだよ、人を食べるなんて!! ギャッハハハハメロアはいつもいい事言うじゃねぇか、その提案乗るぜ!! そんでどこから食べる?」
「おっお前ら……狂ってる!!」
「「うるさい」」
「いや、やめて……やめてください!! ギャァァァ」
ぐちゅり
「なあメロアこいつの目玉美味そうじゃねえか?」
「そうだね、でも私は脚から食べたいかな」
「…………キャァァァ何この状況!? なんで私目玉握ってるの!?」
「あちゃ~戻っちゃった。起きたらこの状況だったら驚いちゃうよね」
「本当そうなんだよメロちゃん私の一族は半休睡眠が出来るからそこは嬉しいだけど……眠ってる間人格が変わっちゃうのが難点なんだよ~(しかも私の一族が半休睡眠出来るのってご先祖様が会社から『これから君たちには二十四時間働いてもらう為に改造手術を受けてもらうちなみに私たちはすでに終えている』って絶対ブラックだよそれ!! 結局弊害出ちゃってるし何が黒戦士(ブラックファイター)だよ!! というか社長含めて全員受けるってどゆこと!? わけわかんないよ、ブラック企業の社長なんだったら働かせるんじゃないの?『自分も一緒だから安心してくれ』って何も安心出来ないよ……というか一族が大事に保管してた物がこの記録って……なんで!? 他にあるでしょ大事に保管する物ってさ)」
「私はどっちのゼルバも好きだから二度美味しいって感じかな」
「もう茶化さないでよ。あの子が助けてくれてるのは変わらないから感謝しなきゃいけないのは事実……なんだけど、起きたらびっくりってのが多くて困っちゃうんだよね」
「まあ任務も終わったことだし帰ろっかゼルバ!!」
「そうだねメロちゃん!!」
そして場面は四天王の一人であり、ティサとゾーマが所属しているエデンの園の襲撃部隊"侵略の幽霊(インバシオンスペクター)"の隊長であるリアメルへと変わる。
メロアとゼルバが帰ってきた時のためにメモを書き、二人のために元気が出そうな物を買ってから向かおっと。
カキカキ
よし、これでメモはオッケーっと。
さて買い物に向かおっと……二人が喜びそうな物といえばやっぱり食べ物だよね。
三分後
「らっしゃ~せ~」
「あっ、店員さんこのレッドチキン二つとぼんじり二つとポテト二つください」
「繰り返しやす、レッドチキン二つ、ぼんじり二つ、ポテト二つっすね」
「はい、それでお願いします」
「わっかりやした。合計……おっすごいっすよおきゃっさん、ピッタリ千メニーっすよ」
店員さんはそういいながら拍手し始めた。
私は少し苦笑いを浮かべながら千メニーを出した。
「ありがとうございやした~、良い時間を過ごしてくだせ~」
そして私は本部に戻った。
さてあとは買った物に保存魔法をかけてメモと一緒に置いてっと。
…………これで準備オッケーだね。
さてっと、出発しますか……あの三人にバレないようにしないと……特にサナハには。
あの子結構ボスのこと好きだから、ボスの敵と判断すれば確実に粛清に移る。
隊長である私がサナハに敵と判断されれば私含め"侵略の幽霊(インバシオンスペクター)"のメンバーを全て粛清しようと行動するだろう。
私は粛清されようが構わないが、私以外が粛清されるのは絶対に嫌だ。
だからまずはバレないように……ルミエルに会うのはダメだけどシノンになら会ってもいいのだけど、どうやってシノンを呼ぶか……だよね
私がそう考えていると『そういうことなら俺に任せてくれ』と知らない声が頭の中に響いてきた。
私は誰ですかと聞く前に直球に「あなたが私の味方なら『レッドチキンを食べたい』敵なら『レッドチキンは苦手だな』と答えていただけますか?」
「それでいいのか? 分かった。俺はレッドチキンを食べたい」
カタン……カタン
うん、この音は嘘や隠し事を言ってない音だ。
私の能力の一部を説明すると相手が嘘をついていたり、何か隠し事をしてるかどうかが分かる。
しかし自分から何か質問をしないと発動しない
だから私は任務が終わった人に毎回質問をしていた。
嘘をついていたり隠し事の内容によっては私が解決出来ることもあるかもしれない……部下が何か困ったり、嫌な思いをするようなことは私は嫌だ。
部下たちには幸せになってほしい
まあ仲間を売るようなやつがいれば、私が"矯正"するだけなんだけど。
「君……結構部下想いなんだな」
私はこの声の主の言い方からして、私の心の声が聞こえているのは理解した。
「そう言ってくれてありがとう。それであなたにシノンのことで任せてもいいですか? もう知ってるかもしれませんが自己紹介をします。私はリアメル・ヴェルスフロスです。シノンの件でどうにか出来るということはルミエルの知り合いか仲間ということですよね? でしたらティサとゾーマのことは知ってますか?」
「あぁ知ってるぞ。それと俺の名前はミドラだ、これを言えば君なら分かるだろ」
ミドラといえば龍族の族長……そしてティサとゾーマに龍國峠を襲わせたのは私……ってことは私のせいでティサとゾーマの命が危ないってことか。
部下の幸せを願っておいて……私が部下を追い詰めてたって……悪いの全部私じゃん。
でもまだ
「ミドラさん、シノンに会わせてもらえませんか! 私なら組織の現状を話せます。あんなことをしておいて無礼を承知でお願いします、部下のことを守ってもらえませんか!! 望まれるなら私のことは好きにしていただいて構いません。たとえ慰め者に…………」
「守るから、そんなこと言うな、部下のためにも自分を大事にしろ!! シノンには話をつけておくだからリアメルは龍國峠に来てくれ」
「ありがとうございます。分かりました龍國峠ですね。今から向かいます」
そして私は龍國峠に向かうことにした。
「へぇ、あのリアメルがねぇ……おいテメェら粛清の準備を進めろ!! ボスを裏切ったゴミに裏切ったことを後悔させてやれ分かったな!!」
一同「うおぉぉぉぉ!!」
「ようやく帰れるねメロちゃん」
「そうだねゼルバ……帰って焼肉だぁぁぁ!!」
「ダメだよメロちゃん帰ってから焼肉だと明日になっちゃうよ」
「だったらゼルバ……ここにちょうどいいのがいるじゃん。こいつを食べるってのはどう?」
「ダメだよ、人を食べるなんて!! ギャッハハハハメロアはいつもいい事言うじゃねぇか、その提案乗るぜ!! そんでどこから食べる?」
「おっお前ら……狂ってる!!」
「「うるさい」」
「いや、やめて……やめてください!! ギャァァァ」
ぐちゅり
「なあメロアこいつの目玉美味そうじゃねえか?」
「そうだね、でも私は脚から食べたいかな」
「…………キャァァァ何この状況!? なんで私目玉握ってるの!?」
「あちゃ~戻っちゃった。起きたらこの状況だったら驚いちゃうよね」
「本当そうなんだよメロちゃん私の一族は半休睡眠が出来るからそこは嬉しいだけど……眠ってる間人格が変わっちゃうのが難点なんだよ~(しかも私の一族が半休睡眠出来るのってご先祖様が会社から『これから君たちには二十四時間働いてもらう為に改造手術を受けてもらうちなみに私たちはすでに終えている』って絶対ブラックだよそれ!! 結局弊害出ちゃってるし何が黒戦士(ブラックファイター)だよ!! というか社長含めて全員受けるってどゆこと!? わけわかんないよ、ブラック企業の社長なんだったら働かせるんじゃないの?『自分も一緒だから安心してくれ』って何も安心出来ないよ……というか一族が大事に保管してた物がこの記録って……なんで!? 他にあるでしょ大事に保管する物ってさ)」
「私はどっちのゼルバも好きだから二度美味しいって感じかな」
「もう茶化さないでよ。あの子が助けてくれてるのは変わらないから感謝しなきゃいけないのは事実……なんだけど、起きたらびっくりってのが多くて困っちゃうんだよね」
「まあ任務も終わったことだし帰ろっかゼルバ!!」
「そうだねメロちゃん!!」
そして場面は四天王の一人であり、ティサとゾーマが所属しているエデンの園の襲撃部隊"侵略の幽霊(インバシオンスペクター)"の隊長であるリアメルへと変わる。
メロアとゼルバが帰ってきた時のためにメモを書き、二人のために元気が出そうな物を買ってから向かおっと。
カキカキ
よし、これでメモはオッケーっと。
さて買い物に向かおっと……二人が喜びそうな物といえばやっぱり食べ物だよね。
三分後
「らっしゃ~せ~」
「あっ、店員さんこのレッドチキン二つとぼんじり二つとポテト二つください」
「繰り返しやす、レッドチキン二つ、ぼんじり二つ、ポテト二つっすね」
「はい、それでお願いします」
「わっかりやした。合計……おっすごいっすよおきゃっさん、ピッタリ千メニーっすよ」
店員さんはそういいながら拍手し始めた。
私は少し苦笑いを浮かべながら千メニーを出した。
「ありがとうございやした~、良い時間を過ごしてくだせ~」
そして私は本部に戻った。
さてあとは買った物に保存魔法をかけてメモと一緒に置いてっと。
…………これで準備オッケーだね。
さてっと、出発しますか……あの三人にバレないようにしないと……特にサナハには。
あの子結構ボスのこと好きだから、ボスの敵と判断すれば確実に粛清に移る。
隊長である私がサナハに敵と判断されれば私含め"侵略の幽霊(インバシオンスペクター)"のメンバーを全て粛清しようと行動するだろう。
私は粛清されようが構わないが、私以外が粛清されるのは絶対に嫌だ。
だからまずはバレないように……ルミエルに会うのはダメだけどシノンになら会ってもいいのだけど、どうやってシノンを呼ぶか……だよね
私がそう考えていると『そういうことなら俺に任せてくれ』と知らない声が頭の中に響いてきた。
私は誰ですかと聞く前に直球に「あなたが私の味方なら『レッドチキンを食べたい』敵なら『レッドチキンは苦手だな』と答えていただけますか?」
「それでいいのか? 分かった。俺はレッドチキンを食べたい」
カタン……カタン
うん、この音は嘘や隠し事を言ってない音だ。
私の能力の一部を説明すると相手が嘘をついていたり、何か隠し事をしてるかどうかが分かる。
しかし自分から何か質問をしないと発動しない
だから私は任務が終わった人に毎回質問をしていた。
嘘をついていたり隠し事の内容によっては私が解決出来ることもあるかもしれない……部下が何か困ったり、嫌な思いをするようなことは私は嫌だ。
部下たちには幸せになってほしい
まあ仲間を売るようなやつがいれば、私が"矯正"するだけなんだけど。
「君……結構部下想いなんだな」
私はこの声の主の言い方からして、私の心の声が聞こえているのは理解した。
「そう言ってくれてありがとう。それであなたにシノンのことで任せてもいいですか? もう知ってるかもしれませんが自己紹介をします。私はリアメル・ヴェルスフロスです。シノンの件でどうにか出来るということはルミエルの知り合いか仲間ということですよね? でしたらティサとゾーマのことは知ってますか?」
「あぁ知ってるぞ。それと俺の名前はミドラだ、これを言えば君なら分かるだろ」
ミドラといえば龍族の族長……そしてティサとゾーマに龍國峠を襲わせたのは私……ってことは私のせいでティサとゾーマの命が危ないってことか。
部下の幸せを願っておいて……私が部下を追い詰めてたって……悪いの全部私じゃん。
でもまだ
「ミドラさん、シノンに会わせてもらえませんか! 私なら組織の現状を話せます。あんなことをしておいて無礼を承知でお願いします、部下のことを守ってもらえませんか!! 望まれるなら私のことは好きにしていただいて構いません。たとえ慰め者に…………」
「守るから、そんなこと言うな、部下のためにも自分を大事にしろ!! シノンには話をつけておくだからリアメルは龍國峠に来てくれ」
「ありがとうございます。分かりました龍國峠ですね。今から向かいます」
そして私は龍國峠に向かうことにした。
「へぇ、あのリアメルがねぇ……おいテメェら粛清の準備を進めろ!! ボスを裏切ったゴミに裏切ったことを後悔させてやれ分かったな!!」
一同「うおぉぉぉぉ!!」
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