愛され末っ子

西条ネア

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記憶がなくなる前の話

32話

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遼サイド


今日は琉架様たちの初登園日。

今日からはしっかりとした護衛の仕事も今までの琉架様のお世話にプラスされる。

理斗様は琉架様が幼稚園に通うことに抵抗があるらしく琉架様と離れた後は不機嫌らしい。

蘭が3歳の割に頭も回るし、力は強くて物に当たりまくって部屋がここ2日で戦場と化したらしい。

私は琉架様とずっと一緒にいるので、琉架様のそばで一緒に遊んでいる理斗様の姿しか知らない。


あ、いや、一回だけあったかもしれない。
とまぁ、こんな調子である。

蘭は琉架様が蘭が増えたことによる急激な変化でストレスを起こさないようにと琉架様に会わないように生活しているため、日中はあまり会えない。

仕事が終われば部屋は隣同士なのでお互いにお互いの部屋を訪ねているが。


そんな中で蘭から得た情報通り、理斗様はよほど琉架様の登園が気になるらしく私が琉架様の部屋に行く時間にはすでにリビングで静矢様、竜葵様と何やら話していらっしゃった。



コンコンッ

そんなこともあったが私が仕えるのは琉架様ただ一人。

いつも通りの時間に琉架様の部屋に入る。

バッと天蓋のカーテンを開けるとそこには掛け布団をキュッと握りしめて丸まって寝ている天使が。

かっかわ、、、////

こほんヽ(´ー`)

失礼いたしました。


琉架様が抱え込んでいる布団が口元に行かないようにそっと退ける。
掛け布団の繊維による咳で喘息を発症してはいけませんからね。


寝かせてあげたいところですが、今日は初登園日なので起こさなくては。


「琉架様、おはようございます。朝ですよ。」

「んみゃ、、、。」

ぷぴーと可愛らしい寝息を立てて再び寝ようとしている琉架様の肩を軽く叩き起こす。

「ん、、、はりゅ、、おはよう(●´ω`●)」

意識が覚醒しかけているところに間髪入れて抱き上げる。

そのまま洗面所に行って顔を洗ってもらい、ダイニングに到着する。

琉架様がお食事をとっておられる間に私は吸入器などの緊急時セットを用意してカバンに詰める。

先に車に乗せておいてダイニングに戻ると大体のお食事が終わっており私は琉架様を連れて部屋に行き、お着替えを手伝わせてもらった。



これからこの癒しが毎朝やってくると思うとついついニヤケてしまう。





ーーーーーーーーーーーー


本日も2話投稿です。

第2部は正午にアップの予定です。
                                                               西条ネア
   
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