36 / 66
記憶がなくなる前の話
32話
しおりを挟む遼サイド
今日は琉架様たちの初登園日。
今日からはしっかりとした護衛の仕事も今までの琉架様のお世話にプラスされる。
理斗様は琉架様が幼稚園に通うことに抵抗があるらしく琉架様と離れた後は不機嫌らしい。
蘭が3歳の割に頭も回るし、力は強くて物に当たりまくって部屋がここ2日で戦場と化したらしい。
私は琉架様とずっと一緒にいるので、琉架様のそばで一緒に遊んでいる理斗様の姿しか知らない。
あ、いや、一回だけあったかもしれない。
とまぁ、こんな調子である。
蘭は琉架様が蘭が増えたことによる急激な変化でストレスを起こさないようにと琉架様に会わないように生活しているため、日中はあまり会えない。
仕事が終われば部屋は隣同士なのでお互いにお互いの部屋を訪ねているが。
そんな中で蘭から得た情報通り、理斗様はよほど琉架様の登園が気になるらしく私が琉架様の部屋に行く時間にはすでにリビングで静矢様、竜葵様と何やら話していらっしゃった。
コンコンッ
そんなこともあったが私が仕えるのは琉架様ただ一人。
いつも通りの時間に琉架様の部屋に入る。
バッと天蓋のカーテンを開けるとそこには掛け布団をキュッと握りしめて丸まって寝ている天使が。
かっかわ、、、////
こほんヽ(´ー`)
失礼いたしました。
琉架様が抱え込んでいる布団が口元に行かないようにそっと退ける。
掛け布団の繊維による咳で喘息を発症してはいけませんからね。
寝かせてあげたいところですが、今日は初登園日なので起こさなくては。
「琉架様、おはようございます。朝ですよ。」
「んみゃ、、、。」
ぷぴーと可愛らしい寝息を立てて再び寝ようとしている琉架様の肩を軽く叩き起こす。
「ん、、、はりゅ、、おはよう(●´ω`●)」
意識が覚醒しかけているところに間髪入れて抱き上げる。
そのまま洗面所に行って顔を洗ってもらい、ダイニングに到着する。
琉架様がお食事をとっておられる間に私は吸入器などの緊急時セットを用意してカバンに詰める。
先に車に乗せておいてダイニングに戻ると大体のお食事が終わっており私は琉架様を連れて部屋に行き、お着替えを手伝わせてもらった。
これからこの癒しが毎朝やってくると思うとついついニヤケてしまう。
ーーーーーーーーーーーー
本日も2話投稿です。
第2部は正午にアップの予定です。
西条ネア
82
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
【完結】我が兄は生徒会長である!
tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。
名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。
そんな彼には「推し」がいる。
それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。
実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。
終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。
本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。
(番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)
ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる