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第1章
第5話‐再開‐
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「私の名前は、霧里 雛」
「君を助けに来た、」
「助けに来た」そういわれたところで俺の意識は途切れた」
気づくとそこは、いつものベンチだった
さっきまでのことが嘘だったかのように空は澄み切っていた。
「夢、だったのか?」
そうつぶやくと、返答があった
「夢じないよ、」
「記憶があいまいなのは仕方ないことだ、改めて自己紹介と行きますか」
そう言って彼女は立ち上がり俺の前に立った
「改めて、私の名前は、霧里 雛」
「ある組織の人間だ。」
「組織?」
本やアニメでしか聞いたことがない単語が出てきて、翔馬は一瞬困惑した
「そういえば、あの世界は何なんですか?」
「まあ後々説明するさ、組織でね。ちなみに、その組織だが、、、翔ちゃんあなたも入ってもらうことになった。」
「はっ?」
(ていうか今俺のことなんて呼んだ?)
「まだ思い出してくれねーんだな。翔ちゃん」
「とりあえずついてきてもらえる?見せたいものがあるんだ」
(この感じどこかで、、あと俺の昔のあだ名をしってるって、、、とりあえず悪い人ではなさそうだからついて行ってみるか)
「入って」
そう言われたのは、あるマンションの一部屋だった
「ここって、、、」
「私の部屋、とにかく早く入って、誤解を生むと面倒だから」
そういわれて我に返った
「お邪魔します」
「普段生活してないから散らかってないと思うけど」
「どこかその辺に座ってて」
「あの、普段生活してないってどういう、」
「普段は組織のほうで生活させてもらってるからね、こっちに返ってくるのも久々なんだよね、、、あれどこだっけな?」
「・・・あったあった、」
そう言いながら彼女はアルバムを取り出した
「これを見れば私のこと思い出してくれるかな」
「っ!」
アルバムを開くとそこには昔住んでいたマンションが移っていた。マンションの前には昔の俺と、もう一人、、、
「きーちゃん、、、」
「思い出してくれた?翔ちゃん」
その後俺は、彼女から今までの話を聞いた。
「・・・というわけで今組織で働いてるんだよ、、翔ちゃんにも入ってもらいたいんだが、どう?」
「一つだけ確認していい?組織に入ることで俺の生活はどうなる?」
その質問に質問で返ってきた
「・・翔ちゃんてさ、いま、学校で親しい友達いる?」
「まぁ、何人かは、いなくはないけど」
「その人たちから自分の記憶が消えても構わない?」
「それって、周りの人の記憶を消すってこと?」
「消すんじゃない、そこは否定しておく。ただ、どうしても消えてしまうの、あの世界に入ると、周りから」
「じゃあ、もう俺を覚えている奴はほぼいないと・・」
「つまり、普段の生活には戻れないってことでいいんだな?」
「そういことになる」
(あの空気から解放されるなら、嬉しいな、ただどうやって生活するか、やっぱ組織とやらに入らなきゃいけないかなぁ)
「分かった、生活面はどうなるんだ?」
「組織の部屋が空いてるからそこに泊まることになると思う、でも入らなくても生活費はサポートしてくれるはずだ。だから無理に入らなくても、、、」
「分かった、入ることにする」
「、、、え?」
「なんだ?入っちゃまずいのか?」
「ううん、まずくはないけど、そんなあっさり決めていいものかと、この状況ってふつう疑うはずなのに、、、そんなあっさり」
「で、入るのはいいけど俺はどうすればいいんだ?」
「と、とりあえずついてきて、組織の本部まで向かうから」
「君を助けに来た、」
「助けに来た」そういわれたところで俺の意識は途切れた」
気づくとそこは、いつものベンチだった
さっきまでのことが嘘だったかのように空は澄み切っていた。
「夢、だったのか?」
そうつぶやくと、返答があった
「夢じないよ、」
「記憶があいまいなのは仕方ないことだ、改めて自己紹介と行きますか」
そう言って彼女は立ち上がり俺の前に立った
「改めて、私の名前は、霧里 雛」
「ある組織の人間だ。」
「組織?」
本やアニメでしか聞いたことがない単語が出てきて、翔馬は一瞬困惑した
「そういえば、あの世界は何なんですか?」
「まあ後々説明するさ、組織でね。ちなみに、その組織だが、、、翔ちゃんあなたも入ってもらうことになった。」
「はっ?」
(ていうか今俺のことなんて呼んだ?)
「まだ思い出してくれねーんだな。翔ちゃん」
「とりあえずついてきてもらえる?見せたいものがあるんだ」
(この感じどこかで、、あと俺の昔のあだ名をしってるって、、、とりあえず悪い人ではなさそうだからついて行ってみるか)
「入って」
そう言われたのは、あるマンションの一部屋だった
「ここって、、、」
「私の部屋、とにかく早く入って、誤解を生むと面倒だから」
そういわれて我に返った
「お邪魔します」
「普段生活してないから散らかってないと思うけど」
「どこかその辺に座ってて」
「あの、普段生活してないってどういう、」
「普段は組織のほうで生活させてもらってるからね、こっちに返ってくるのも久々なんだよね、、、あれどこだっけな?」
「・・・あったあった、」
そう言いながら彼女はアルバムを取り出した
「これを見れば私のこと思い出してくれるかな」
「っ!」
アルバムを開くとそこには昔住んでいたマンションが移っていた。マンションの前には昔の俺と、もう一人、、、
「きーちゃん、、、」
「思い出してくれた?翔ちゃん」
その後俺は、彼女から今までの話を聞いた。
「・・・というわけで今組織で働いてるんだよ、、翔ちゃんにも入ってもらいたいんだが、どう?」
「一つだけ確認していい?組織に入ることで俺の生活はどうなる?」
その質問に質問で返ってきた
「・・翔ちゃんてさ、いま、学校で親しい友達いる?」
「まぁ、何人かは、いなくはないけど」
「その人たちから自分の記憶が消えても構わない?」
「それって、周りの人の記憶を消すってこと?」
「消すんじゃない、そこは否定しておく。ただ、どうしても消えてしまうの、あの世界に入ると、周りから」
「じゃあ、もう俺を覚えている奴はほぼいないと・・」
「つまり、普段の生活には戻れないってことでいいんだな?」
「そういことになる」
(あの空気から解放されるなら、嬉しいな、ただどうやって生活するか、やっぱ組織とやらに入らなきゃいけないかなぁ)
「分かった、生活面はどうなるんだ?」
「組織の部屋が空いてるからそこに泊まることになると思う、でも入らなくても生活費はサポートしてくれるはずだ。だから無理に入らなくても、、、」
「分かった、入ることにする」
「、、、え?」
「なんだ?入っちゃまずいのか?」
「ううん、まずくはないけど、そんなあっさり決めていいものかと、この状況ってふつう疑うはずなのに、、、そんなあっさり」
「で、入るのはいいけど俺はどうすればいいんだ?」
「と、とりあえずついてきて、組織の本部まで向かうから」
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