生まれ変わったのはいいのだけれど、フェアリーゴットマザーの娘ってなんですか?!

らら

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ありがとう部長!

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 また、眩しさによって目を開けた。さっきまで部長といたはずなのに、眩しい中に人の顔が見えてきた。1人はシルバーブロンドの妖艶な美女で、もう1人は赤毛のたくましく勇ましい顔つきの男だった。
「あなた、もう目を開けたわよ」
美女が驚いたように男を見た。男は表情が崩れニコニコと笑っている。
「セインとフィルを呼んでこよう。まだ生まれて半日もたっていないのにもう目を開けてしまうなんて。さすが我が娘だ」
 男は颯爽と扉を開けて部屋をあとにした。私は美女の腕の中で目を動かしながら部屋を確認した。まるでそこはヨーロッパにあるお城のようだった。
 きっと私の親であろう2人も日本人ではないだろう。私のいる部屋を一言で表すなら、豪華絢爛が一番だろう。キラキラしてて、はっきり言ってしまえば目が痛い。美女はニコニコしながら私の頬を指で撫でている。
「可愛いわね。早くあなたとお喋りしたいわ」
なぜか言葉がわかる。日本語でも英語でもないのに、何を言ってるのかすぐにわかった。その時扉が開き2人の赤毛の男の子が入ってきた。
「お母様~!妹は、妹はどちらに?」
「待ちきれなかったのです。うるさくしてすみません」
2人はベットの脇にきて私の顔を覗いた。2人は目を輝かせてため息をついた。
「お母様にそっくりだ!」
2人が声を揃えてそう言った。
 私はじっと見つめてくる2人に微笑みかけた。3人は固まったが次の瞬間には「可愛い」と呟いた。部屋に赤毛の男が戻ってくると、2人の男の子は私が微笑んだと伝えた。男は見られなかったことを悔しがったが、ニコニコとしている。
「ほらおまえたち、自己紹介しなさい」
男は2人の男の子にそう言った。少し背の高い、赤毛のきれいな男の子が私に顔を近づけた。
「僕は、セインお兄様だよ。君と家族になれてとても嬉しいよ」
私はまたニコニコと微笑んだ。続いて隣のこれまた赤毛の背の少し低いきれいな男の子が顔を近づけた。
「僕は、フィルお兄様だよ。早く君に剣術を教えてあげたいよ」
 2人は可愛い笑顔を向けて私の頬にキスをした。私は少し恥ずかしかったが、きっとヨーロッパとかだと普通なのだろうと思い受けいれた。
「ロックラウンズ家へようこそ。私は君の父親のラルフだ」
セインとフィルの後ろに立ってそう言った。最後に美女が挨拶を始めた。
「私はあなたの母親のスカラよ。あなたの母親になれてとても嬉しい」
私はニコニコした。これでようやく幸せになれると確信したのだ。
「お母様、妹の名前は誰がつけるのですか?」
フィルがそう言うと、スカラはふふっと笑った。
「もう決めてあるのわ。この子はリタ。リタ・リプリー・エルナ・ロックラウンズよ」
セインとフィルは「素敵だね」と言って微笑みながら私の新しい名前を呼んだ。
 リタ、気に入った。そう思うと眠気が襲ってきて目を閉じると眠ってしまった。
 こんな素敵な家族のもとに派遣してくれてありがとう部長!そう心から思ったのだった。
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