厄災の姫と魔銃使い:リメイク

星華 彩二魔

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第五部 四章 「蛇と鳥」

「対等」

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 ――視線が……痛い。

 ニーズヘッグは約束通りフレズベルグを案内するため先頭を歩く。
 その後ろでは、睨むような、嫌悪したような、警戒しているような……。そんなフレズベルグの視線が背に痛く刺さってくる。
 距離感もあっていまいち信頼していない様子でもいた。
 正直、態度は可愛くない。時折ちゃんと付いてきているか不安になり、後ろを見るなりこちらに気づくと不愛想にそっぽを向く。
 しかし、そんな態度が一周周って可愛く見えてしまうのも妙な話だ。
 
「……なんだ蛇? 一々こっちを見て、ボクに何か用か?」

「いや~。ちゃんと付いてきてるかなって……。だってお前、ぱっと見体力なさそうだし」

 遠まわしに、貧弱と言う。
 力はあるがあまり近接的なものを得意としているようには見えない。
 肌を露出させず、ニーズヘッグから見れば動くづらいものを纏っている。温室育ちな印象が強くあった。 
 
「馬鹿にするなっ。これでもそこらの魔族なんかよりは強さに自信はあるっ」

「……まあ、そうだな。その手やばいもんな」

 実際に見たニーズヘッグには説得力がある。

「あまり馬鹿にすると、今度こそ潰してやるぞっ?」

「怒んなよ」

「べつにお前がいなくたって、ボクは平気なんだからなっ」

 ムスッとして、フレズベルグは仏頂面のまま足を止めたニーズヘッグを追い越してゆく。
 しばらくニーズヘッグはその様子を眺めていると……急いでフレズベルグが戻ってきた。

「なっ、なんで付いてこないんだ!?」

 またしても怒られてしまった。

「……いや、だって。お前俺がいなくてもいいって」

「お前が案内役だろうがぁっ。ボクをからかうなぁ!!」

 どうやら、先ほどの発言はただの強がりだったらしい。
 大きな袖から出た小さな拳がニーズヘッグをポカポカと叩いた。
 恥をかかされたフレズベルグは顔を真っ赤にして、涙目にいつまでもそうやってニーズヘッグを責める。
 若干、痛い。が、これだ世に言う駄々っ子パンチなのかと苦笑して感心してしまうことも。
 恐れていたフレズベルグの手も、これならまったく怖くない。

「馬鹿蛇ぃっ。愚か者ぉっ!」

「い、痛いって……っ。悪かったからやめろって」

「ボクをあまり怒らせるなよっ。その気になれば、お前なんて簡単に吹き飛ばしてやるんだからなっ」

 叩くのをやめ、いったん距離を取るフレズベルグ。
 片手を天にかざすと、その手を中心に風が集まる。
 この時、初めてニーズヘッグは、フレズベルグが風を操れる魔族であるのだと理解した。それがフレズベルグにとっての主な能力なのだろう。
 だが、一つおかしな点がある。
 得意としているはずなのに、フレズベルグは徐々に顔色を悪くさせ、息を切らし始めてきている。 
 風も不安定と揺らぎ、体力尽きた時には弾けて消えてしまった。
 一分も経たず、フレズベルグは両手を地につけて絶えた呼吸を繰り返している。

「……だ、大丈夫か?」

「ほ……っ、ほっとけ……っ」

「お前、ひょっとして……やっぱ貧弱なのか?」

「ストレートに言うな!! そんなんじゃない!! 本調子でないだけだっ」

「……まあ、それはいいんだが。お前、さっきから何がしたいわけ? 水場まで案内してほしいんじゃねーの? 俺いないと困るんだろ? 土地勘なさそうだし」

 フレズベルグは思わず、「うぐっ」と図星を突かれてしまう。
 
「べつにいいんだぜ? そんなに俺といるのが嫌なら。無理すんなって、体によくないぞ?」

「うぅ……、ふぅ……っ」

「迷惑かけたな。そんじゃあ、元気にやれよ」

 ビシッと。別れのサインをニーズヘッグは送る。その頃には、フレズベルグは大粒の涙をため身を震わせていた。
 無駄な強がりが目的を阻んでしまっている事をフレズベルグは強く思い知らされる。
 ニーズヘッグが心置きなく去ろうとすれば、フレズベルグが一気に狼狽し慌てふためく。

「――バッ、バカバカ馬鹿者ぉおおおお!!!!」

 気でも狂った様子でニーズヘッグの脚にしがみつく。
 
「悪かった! 悪かったから、頼むから案内してくれぇ! このまま汚れた翼なのは耐えられんのだっ。これは命と同等に大事で、……だから……だからぁ……っ」

「……」

「つい強がってしまうのだっ。魔界では弱ければ淘汰される。この世界で生きていくには、強くなくてはならんのだっ。お前より下でいい! だから、せめてこの翼だけは何とかさせてくれ!!」

「~っ。わかったわかった。泣くなよ、みっともないなぁ。本気にすんなよ、冗談だって」

「うぅっ、……ほ、本当……か?」

「嘘言わねーっての。つーか、お前って他の奴と違って覚悟きまってんのな。俺お前の事下だねんて思わねーから、もっと胸張れよ。泣いてっと弱く思われるからな。そういう事絶対に言うなよ?」

 フレズベルグは、涙目で「うん。うん」と頷く。
 徐々に落ち着いて、小さな声で「すまん」と謝りもした。
 だが、フレズベルグの言った言葉は今を思い返せば自身も肝を冷やすほどのものでしかない。他より下でいいなど、そんな事を言えばどんな事が待っているか。
 相手がニーズヘッグなのは幸いだったが、不安に顔を蒼白としてしまっている。
 ここはもう一つ安心させてやらないとと、ニーズヘッグはフレズベルグの手に自ら触れる。
 顔を赤らめ、狼狽している間に小指を絡めた。

「なっ、なんなんだ……っ!?」

「とりあえず、約束守るって証に……? どさくさに紛れて潰すなよ?」

「そ、そんな卑怯な事はしないっ」

「うしっ。俺こういうの爺以外とやるの初めてなんだよな~。じゃあいくぞ? ――指切りげんまん」

「嘘ついたら…………潰す」

「おっかねぇな!? はいっ、指切った!」

 最後に腕を強く振り下ろし、お互いの指を離す。

「これでよしっと。約束破ったら潰してくれてもいいぜ? 絶対に破らねーけど」

 唖然と、フレズベルグは未だ繋いだ感覚の抜けない小指を眺める。
 どうもフレズベルグはこういった行為が初めてだったらしく、妙に物珍しそうに眺めていた。
 その後はまたしてもそっけない態度だ。

「ふ、ふんっ。とりあえずは信じてやる……」

「うわぁ。可愛くねー発言」

「…………ところで、それなりに歩いたはずだがまだつかないのか? そろそろ足が疲れてきた」

「まだそんな動いてねーと思うけどな?」

 とは言うが、出会った場所から此処まで来るのに早一時間ほどは経過していた。 
 歩きっぱなしのためフレズベルグは疲れを訴えてくる。
 慣れているニーズヘッグは余裕があるため不思議と首を傾けてしまう。

「飛べばいいんじゃねーの?」

 魔鳥であるフレズベルグなら、当初の様に飛べばよい。
 だが、あれ以来一度もその翼を使ってはいないのだ。

「…………お前なら言ってもいいと思うが、この汚れのせいで疲労がすぐ溜まるんだ」

「……ああ。さっきすぐへばったの、そのせいか」

 一度風を操って見せたが、すぐにフレズベルグは力尽きてしまった。
 扱いに難があるわけではなく、そういった理由なら納得もいく。
 飛ばないのもなるべく負担をなくすためだろう。
 
「それに、暑い……っ。お前を疑うわけじゃないが、ボクは確か水場を探していると言ったはずだが?」

 フレズベルグの疲労は翼の汚れだけではなかった。
 それは大気に充満している熱気である。
 よくよく見れば、フレズベルグは汗をにじませており、その事を今までずっと我慢していた。
 それに対し、ニーズヘッグは苦笑。



「――ああ。そのことなんだが、この辺にそういったとこねーんだよなぁ。あってもドブみてーな沼ばっかだし」




 直後、フレズベルグは開いた口が塞がらず沈黙。
 一時は聞き間違いかとも思えたが、はっきりと聞こえた発言には反論せざるを得ない。

「お、お前……まさか……っ」

 あれほど言い、指切りまでして、結果騙されたのではと怒りがわく。
 が。ニーズヘッグは焦ってその考えを否定する。

「や、約束は守るぞ!? ただ、この辺知らねーならいいとこ教えてやるってだけ。たぶん、水場よりはいい場所だからよ。あと少しだし、頑張れっ」

 なんとか元気づけようとする。
 不審と見る目は変わらないが、フレズベルグは深くため息をついて、なんとか前進。
 騙されたと思って進む気なのだろう。
 なんせ、今進んでいるのは火山の斜面でしかない。
 前に進むということは上を目指し、火山に近づくという事だ。
 結果によっては今日が命日かと、ニーズヘッグは不安に冷や汗が出てしまう。
 





 登り続けて数十分。
 後方で付いてきているフレズベルグの視線に殺意が混じり始めてきた。
 これは近々キレられると背筋がゾッとしてしまう。
 火山だというのに身が凍てつくような寒さを感じているのはおかしなことだ。
 至る所ではマグマが泡を吹き、より熱気が身にへと伝わってくる。
 常人や暑さが苦手な者ならこの場で既に引き返している頃合いだ。
 それを境に、ニーズヘッグは突如警戒した様子で先頭を進む。

「……何をしているんだ?」

 苛立った低い声でフレズベルグは言う。
 ニーズヘッグは険しくある道の岩に隠れつつ、辺りを見渡してた。

「いやっ、クソラミアどもがいないか不安なんだよっ。アイツら俺を見つけたら鬱陶しくいやがるから」

「……確か、蛇の半身をした魔族だな。お前、が嫌いなのか?」

 ラミアとは女性ばかりだ。
 同じ蛇の魔族でもニーズヘッグはそれらを酷く嫌っている様子でいる。

「どうだろうなぁ? ほら、俺ってまだガキだし。爺は鼻の下伸ばしてるが、俺はああいう色気出した奴は嫌いだな。俺って知り合いでフレズベルグみてーなよさげな奴、他に今のとこしらねーんだけど?」

「……よさげ?」

「……うん。俺、お前の事嫌いじゃねーぞ?」

「…………ん?」

「…………え?」

 何故そこで自分が出てきたのかと、フレズベルグは首を傾ける。続けてニーズヘッグも首をくいっと傾ける。
 だが、話題はそれ以上進まず。しばらくは見つからぬ様にと更に進みだす。
 フレズベルグも厄介ごとは面倒だと思い一緒になって警戒。
 稀に岩陰に火蜥蜴かラミアかの尾が見る事もある。
 それらに気を付け、ようやくニーズヘッグたちは目的に無事到着することができた。

「……これは」

 それを目にした途端、フレズベルグの双眸が丸くなり、何度も瞬きさせる。
 
「水場はこの辺じゃ知らねーけど、代わりにこれじゃダメか? 俺は気に入ってるんだが」

 呆気に取られているフレズベルグが眺めているのは、白く濁りのある沸いた湯が湖の様に広がっている光景だ。
 沼でもマグマでもない。気を引く香りに、思わず疲労がわずかに軽減された気にもなる。
 
「これは、世に言うあれか? ――というものか?」

「おお、それ! 俺疲れたらよく此処に来るんだよ。魔素がいい感じに混ざってるから、魔力回復には便利だし、とりあえずめっちゃいい!」

「……」

「ダメか? その羽も洗えるし、いいと思ったんだが……。なんなら、せめて此処で休んでから探そうぜ? 見つかるまで俺付き合うからよぉ」

 無言としてしまうフレズベルグ。
 ニーズヘッグは不安になって顔を覗き込むが、途端に袖でフレズベルグは顔を焦って隠し、なぜか後ずさる。

「だ、ダメではない……っ。むしろ、ありがたい。水場もいいのだが、こういう方が……その…………嬉しい」

「お! そっか? じゃあ約束通りって事で。先に使ってろよ。俺、管理しているサラマンダーの爺に許可とってくるからよ」

「い、いいのか、それ!?」

「この火山は爺の縄張りだからな。俺もそれなりの好があるし、まあ親みてーなもんだよ。俺、此処で生まれ落ちたからな」

「……親……か」

「ああ。お前はいねーの?」

 フレズベルグは、すっと顔を出す。
 何処か寂しそうな眼差しが視界にはいる。

「……いない。生まれた時から……ずっと。そういう存在は」

「わ、悪いって。とりあえず、俺は行くからっ。何かあれば大声で言えよ?」

「な、なんだよ急にっ。……わかったから、お前は早くいけっ」

 急に腫物扱いの様にされ、フレズベルグはニーズヘッグを温泉から遠ざけるとすかさず背を押し出す。
 仕方がなく、ニーズヘッグは駆け足でフレズベルグを置き、火山の上を目指した。





「おーい、爺ぃ! 帰ったぞ~。聞こえてんのか老害爺ぃ~」

 先ほどまでいた場所とは比べ物にならない熱気。
 火山の大穴が一望できる山頂で、ニーズヘッグはサラマンダーを探す。
 それも、かなり悪く言ってだ。
 周辺にはグツグツと音をたてるマグマが幾つもの大地という壺の中で煮えたぎっている。
 その内の一つが、応える様に勢いよく吹き出し、爆発。

「やかましいぞニーズヘッグ!! 誰が老害だ!!?」

 壺から顔を出したのは赤く分厚い鱗を纏うオオトカゲ。竜種の一体である悪魔のサラマンダー。
 ギョロっとした目先には期待していた様子のニーズヘッグが駆け寄ってくる。

「おーいたいたっ。――爺ちゃ~ん♪」

 そして、無垢な顔を晒してくる。それはもう、愛らしい孫の様にだ。
 反則級なその素振りに、サラマンダーは思わず目を伏せ、先ほどまでの怒りが引いてしまう有様。
 苦悩し悶える様子に、ニーズヘッグは首を傾げる。

「どうした爺ちゃん?」

「……っ。いや、なんでこんな風に育っちまったのかな~っと……」

 ガッカリしたのか、嬉しいのか。複雑とサラマンダーは頭を抱える。
 
「というか、なんだ?」

「あっ、そうだ爺ちゃん。下の湯使っていいだろ? 俺疲れたし、連れもいんだけど?」

「ほぉ……、連れなぁ。ま~た火蜥蜴どもか?」

 よくニーズヘッグが戯れている相手と言えば、温厚で可愛らしい見た目の火蜥蜴程度だ。
 その事を言っているのだろうと、特に気にする事もなく、マグマに浸かりながらため息の様に息を吐く。
 
「いや? 俺とおんなじくらいの奴。今先に湯使わせてるから」

「言いに来る前に使わせとんのか……。まあ、それはいいが、頼むから汚すなよぉ? この後ラミアたちから予約入っとるからな……」

「げぇ~、マジか。あんな奴らの何処がいいんだよ?」

「大人になればわかるさ」

 得意気になるサラマンダーに、若干イラついた。
 それを口にすればその後の話が長くなるだろうと、ニーズヘッグはそれ以上なにも言わずにいた。
 用事も済ませたため戻ろうかと思えば、赤い光の玉がサラマンダーに寄り添う。
 今度は火精霊サラマンディーだ。

「なんじゃ? どうした?」

 耳元に寄り、精霊はサラマンダーにへと耳打ちした。
 すると、サラマンダーは目を細め、マグマから飛び出て足先を地につける。
 その時にはあの赤い鱗を宿したオオトカゲではなく、人の身にへと変わっていた。
 生地を緩く纏い、象徴的な赤い角と、袴からは尻尾を表している。
 サラマンダーがこの姿になるのは訪問者や何かしら厄介事がある時だ。
 後者だったのか、妙に不機嫌な面を麓にへと向けていた。

「……面倒な輩が来たもんだな」

「他所もんか爺ちゃん?」

「ああ。それも、面倒なところのな。……爺ちゃんはそいつらと話をつけなならんから、お前はとっとと湯に行ってろ」

 いったい何が来たというのか。気にはなるもニーズヘッグはフレズベルグを置いてきているため、すぐに下にへと駆け出す。
 最後に見たサラマンダーの横顔は、下手をすれば縄張りの主として力を振るう事もいとわない。とすら思えた様子
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