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第三話 灯台に住むロマンスの神様どうもありがとうの話
§4 - 午前十時(その一)
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ああ、天気が良い。波の音と海からの風がリラクゼーション効果抜群……うっかり気を抜くと呆けてしまいそうになる。だがオレにはまだ尋ねなければならないことがあるのだ。
「あ、あのさ、もし言いにくいんなら無理しなくていいんだけど……磯上くんは、なんで手錠で繋がれていたの?」
「えっつ!! そ、それは……」
裏返った声が返ってくる。やっぱ聞いちゃいけない奴だったか。でも、いじめられてたりしたら、一人で悩むのは良くないと思うんだよな。誰かに話すことで楽になることだってあるだろうし、オレでも何か役に立つかもしれない。
「あの……おれ……」
磯上くんの顔が次第に青くなり、表情がどんよりしてきた。ん? いくら気になったとしても、赤の他人が詮索すべきではなかったか?
「あ、もし無理なら、言わなくても大丈夫だよ!」
慌ててそう伝えると、磯上くんは瞳をうるませながら、
「あれは……手錠は、自分でやったんです」
「へ? なんで?」
どういうことだ? でもまあ、いじめられてないなら良かった。ホッとするオレとは反対に、磯上くんはどんどん思いつめた顔つきに変わり、
「おれ、ときどき自分でもわけ分からない行動に出ることあるから、間違って飛び降りたりしないようにって思って……」
大粒の涙が浮かんでいる。これはまずい。いじめではなく自殺未遂だったのか。
どうしよう。オレ対応できるかな。こういう時、理系って言葉が足りなくて誤解されやすいから困る。そもそもオレは、他人の心の機微が理解できない方だし……そ、それでも、磯上くんが抱えている辛さをなんとかしてあげたい。
「ええと、その、オレで良ければ話を聞くけど……」
「おれ…………おれ、前期日程……数学の試験で寝ちゃって……問題ほとんど解けなくて……」
こらえきれなくなったみたいに、磯上くんはオレの目の前でボロボロと涙を流した。前期日程? 大学入試で寝た? そんなことあるのか? ずいぶん肚が座ってる子だな……いやいや、それより大学入試って今頃だったか。うーん。年初から連勤で時間の感覚が狂ってた。それに、大学入試なんて社会人には関係ない話だからなあ……あちゃー。デカい地雷を踏んでしまった。高校三年生って時点で気づくべきだった。でも、たしか今って大学全入時代じゃなかったっけ?
「あ、あのさ、それは凄く大変だったと思うけど……もしかしたら他の教科でリカバリーして、ギリギリ合格できるかもしれないよね?」
「ううっ……それは絶対にありえません……」
磯上くんがぶんぶんと大きく首を振る。すると、けっこう倍率が高いところか? 前期日程ってことは国公立だよな? 地元? 東京?
「どこの大学を受けたの?」
「ひっく……TH大です」
「ぐえっつ?!」
変な声が出てしまい、慌てて手で口を塞いだ。TH大だと?! オレの母校じゃないか! 焦るオレをよそに、磯上くんが堰を切ったように語り出す。
「……お、おれ、伊達政宗に憧れてて、仙台で伊達政宗と同じ空気を吸って歴史を勉強したくて……TH大は城跡にキャンパスがあるって聞いて、すごく行きたくなって。一年の春に担任に進学したいって話したら『ウチの学校からは無理』って言われて。でも諦めきれなくて……そしたら他の先生が面倒見てくれて……。親は国公立で現役合格ならいいよ、って進学するのを許してくれたんですけど、塾は通わせてくれなかったから、高校三年間ずっと朝から晩まで勉強して……。最後の方は家族も気を使ってくれて、先生や友達も応援してくれたのに……よりにもよって入試で寝ちゃうなんて! こんな理由で落ちるとか、本当に、おれ、バカすぎる……うう……TH大に入って仙台に住みたかった……うっ、ううっ…………うわああああーっつ!!」
とうとう大声で泣き出してしまった。ヤバい。仙台出身でTH大卒という経歴のオレでは、磯上くんにどう声をかければ良いか皆目検討もつかない。冷や汗が背中をつたう。TH大は旧帝大なだけあって、大学の講義内容も教授陣もレベル高かったから「大したことない所だし気にするな」系の励ましはできないし。
「ああっと……で、でも、後期日程があるだろ? そっちを頑張れば……」
必死で自分の大学受験時を思い出しつつ慰めようとしたものの、磯上くんは涙を拭いながら静かに首を振った。
「TH大学の後期日程は経済学部と理学部しか無くて……おれは文学部志望だったから……」
「そ、そうなんだ……」
「お世話になった先生からは、『地元のC大も後期日程で受けるといい』って言われて……いちおう願書は出してたんですけど……なんかもう頑張る気になれなくて」
しょんぼりした顔でうつむく磯上くんの背中を撫でさすりながら、オレは密かに胸を撫で下ろしていた。
(はあ……先生グッジョブ。まだ可能性がある……)
そして、急いで自分の大学生活を振り返り、役に立ちそうなことが無いか考えた。いくつか思い当たる節がある。あとは磯上くんの心に響くような言い方を……できればいいけど。
(なんか上手い言い方は…………うーん……オレには……ちょっと無理)
妙案が出なかったので、少し迷ったがストレートな物言いで伝えることに決めた。まあ、オレはエンジニアだし。シンプルで分かりやすい言葉を使わないと仕事を進められない職業ですから。
「あ、あのさ、後期日程はちゃんと受験した方がいいよ」
「どうしてですか?」
「だって、もしかしたら編入できるかもしれないし」
「へんにゅう?」
タオルハンカチで目頭を抑えながら、磯上くんがこっちを向いて首を傾げる。そうだよな。現役合格しか頭に無ければ、編入って何? って反応になるよな……ここは正直に言うか。なぜか犯罪者のような気持ちなのだが。
「実はオレ、TH大のOBなんだ……」
「えっつ!!!」
磯上くんが目をひん剥いて驚く。非常にいたたまれない。しかし、心を無にして話を続ける。
「それで、ええと、オレが三年の時に編入してきた奴がいたんだよね。まあ、オレは工学部だったから、文学部でも編入制度があるかどうかは知らないんだけど」
「……」
たしか、三年生の時にどこかの高専から編入してきた女の子がいた。凄まじく頭脳明晰で、宇宙人じゃないかと思うくらい言語が違っていて、オレとは次元が異なる世界に住む子だった。卒業後は、教授の強い推薦もあって院に進んだんだよな。
(そう、大学院もあるんだよ磯上くん!!)
隣の磯上くんは、目を丸くして捉えどころのない表情をしている。少なくとも、さっきまでの絶望的な雰囲気は感じ取れない。よし、このまま話を続けよう。
「それに、もしC大に合格すれば、卒業後にTH大の大学院へ行けるかもしれないし」
「大学院?」
磯上くんの瞳に生気が戻った。うん。やっぱそうだったか。目の前の大学入試でいっぱいいっぱいになってたんだろうな。少し視野を広く持てば、これでもう終わりってことにはならないよ……そんなことを考えながら、オレは言葉を継いだ。
「研究内容によるけど、院試が通ればTH大の大学院に入れるんじゃないかな? まあ、そう簡単な話ではないと……」
「受験します! 後期日程!!」
磯上くんは両手でガッツポーズを作ってベンチから立ち上がり、大声で宣言した。良かった。
「うん。その方がいいよ。頑張れ!」
「はい! ありがとうございます!」
にっこりと満面の笑顔が眩しい。生命力が溢れている。ああ……若いって素晴らしい。
「あ、あのさ、もし言いにくいんなら無理しなくていいんだけど……磯上くんは、なんで手錠で繋がれていたの?」
「えっつ!! そ、それは……」
裏返った声が返ってくる。やっぱ聞いちゃいけない奴だったか。でも、いじめられてたりしたら、一人で悩むのは良くないと思うんだよな。誰かに話すことで楽になることだってあるだろうし、オレでも何か役に立つかもしれない。
「あの……おれ……」
磯上くんの顔が次第に青くなり、表情がどんよりしてきた。ん? いくら気になったとしても、赤の他人が詮索すべきではなかったか?
「あ、もし無理なら、言わなくても大丈夫だよ!」
慌ててそう伝えると、磯上くんは瞳をうるませながら、
「あれは……手錠は、自分でやったんです」
「へ? なんで?」
どういうことだ? でもまあ、いじめられてないなら良かった。ホッとするオレとは反対に、磯上くんはどんどん思いつめた顔つきに変わり、
「おれ、ときどき自分でもわけ分からない行動に出ることあるから、間違って飛び降りたりしないようにって思って……」
大粒の涙が浮かんでいる。これはまずい。いじめではなく自殺未遂だったのか。
どうしよう。オレ対応できるかな。こういう時、理系って言葉が足りなくて誤解されやすいから困る。そもそもオレは、他人の心の機微が理解できない方だし……そ、それでも、磯上くんが抱えている辛さをなんとかしてあげたい。
「ええと、その、オレで良ければ話を聞くけど……」
「おれ…………おれ、前期日程……数学の試験で寝ちゃって……問題ほとんど解けなくて……」
こらえきれなくなったみたいに、磯上くんはオレの目の前でボロボロと涙を流した。前期日程? 大学入試で寝た? そんなことあるのか? ずいぶん肚が座ってる子だな……いやいや、それより大学入試って今頃だったか。うーん。年初から連勤で時間の感覚が狂ってた。それに、大学入試なんて社会人には関係ない話だからなあ……あちゃー。デカい地雷を踏んでしまった。高校三年生って時点で気づくべきだった。でも、たしか今って大学全入時代じゃなかったっけ?
「あ、あのさ、それは凄く大変だったと思うけど……もしかしたら他の教科でリカバリーして、ギリギリ合格できるかもしれないよね?」
「ううっ……それは絶対にありえません……」
磯上くんがぶんぶんと大きく首を振る。すると、けっこう倍率が高いところか? 前期日程ってことは国公立だよな? 地元? 東京?
「どこの大学を受けたの?」
「ひっく……TH大です」
「ぐえっつ?!」
変な声が出てしまい、慌てて手で口を塞いだ。TH大だと?! オレの母校じゃないか! 焦るオレをよそに、磯上くんが堰を切ったように語り出す。
「……お、おれ、伊達政宗に憧れてて、仙台で伊達政宗と同じ空気を吸って歴史を勉強したくて……TH大は城跡にキャンパスがあるって聞いて、すごく行きたくなって。一年の春に担任に進学したいって話したら『ウチの学校からは無理』って言われて。でも諦めきれなくて……そしたら他の先生が面倒見てくれて……。親は国公立で現役合格ならいいよ、って進学するのを許してくれたんですけど、塾は通わせてくれなかったから、高校三年間ずっと朝から晩まで勉強して……。最後の方は家族も気を使ってくれて、先生や友達も応援してくれたのに……よりにもよって入試で寝ちゃうなんて! こんな理由で落ちるとか、本当に、おれ、バカすぎる……うう……TH大に入って仙台に住みたかった……うっ、ううっ…………うわああああーっつ!!」
とうとう大声で泣き出してしまった。ヤバい。仙台出身でTH大卒という経歴のオレでは、磯上くんにどう声をかければ良いか皆目検討もつかない。冷や汗が背中をつたう。TH大は旧帝大なだけあって、大学の講義内容も教授陣もレベル高かったから「大したことない所だし気にするな」系の励ましはできないし。
「ああっと……で、でも、後期日程があるだろ? そっちを頑張れば……」
必死で自分の大学受験時を思い出しつつ慰めようとしたものの、磯上くんは涙を拭いながら静かに首を振った。
「TH大学の後期日程は経済学部と理学部しか無くて……おれは文学部志望だったから……」
「そ、そうなんだ……」
「お世話になった先生からは、『地元のC大も後期日程で受けるといい』って言われて……いちおう願書は出してたんですけど……なんかもう頑張る気になれなくて」
しょんぼりした顔でうつむく磯上くんの背中を撫でさすりながら、オレは密かに胸を撫で下ろしていた。
(はあ……先生グッジョブ。まだ可能性がある……)
そして、急いで自分の大学生活を振り返り、役に立ちそうなことが無いか考えた。いくつか思い当たる節がある。あとは磯上くんの心に響くような言い方を……できればいいけど。
(なんか上手い言い方は…………うーん……オレには……ちょっと無理)
妙案が出なかったので、少し迷ったがストレートな物言いで伝えることに決めた。まあ、オレはエンジニアだし。シンプルで分かりやすい言葉を使わないと仕事を進められない職業ですから。
「あ、あのさ、後期日程はちゃんと受験した方がいいよ」
「どうしてですか?」
「だって、もしかしたら編入できるかもしれないし」
「へんにゅう?」
タオルハンカチで目頭を抑えながら、磯上くんがこっちを向いて首を傾げる。そうだよな。現役合格しか頭に無ければ、編入って何? って反応になるよな……ここは正直に言うか。なぜか犯罪者のような気持ちなのだが。
「実はオレ、TH大のOBなんだ……」
「えっつ!!!」
磯上くんが目をひん剥いて驚く。非常にいたたまれない。しかし、心を無にして話を続ける。
「それで、ええと、オレが三年の時に編入してきた奴がいたんだよね。まあ、オレは工学部だったから、文学部でも編入制度があるかどうかは知らないんだけど」
「……」
たしか、三年生の時にどこかの高専から編入してきた女の子がいた。凄まじく頭脳明晰で、宇宙人じゃないかと思うくらい言語が違っていて、オレとは次元が異なる世界に住む子だった。卒業後は、教授の強い推薦もあって院に進んだんだよな。
(そう、大学院もあるんだよ磯上くん!!)
隣の磯上くんは、目を丸くして捉えどころのない表情をしている。少なくとも、さっきまでの絶望的な雰囲気は感じ取れない。よし、このまま話を続けよう。
「それに、もしC大に合格すれば、卒業後にTH大の大学院へ行けるかもしれないし」
「大学院?」
磯上くんの瞳に生気が戻った。うん。やっぱそうだったか。目の前の大学入試でいっぱいいっぱいになってたんだろうな。少し視野を広く持てば、これでもう終わりってことにはならないよ……そんなことを考えながら、オレは言葉を継いだ。
「研究内容によるけど、院試が通ればTH大の大学院に入れるんじゃないかな? まあ、そう簡単な話ではないと……」
「受験します! 後期日程!!」
磯上くんは両手でガッツポーズを作ってベンチから立ち上がり、大声で宣言した。良かった。
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