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第五話 お付き合いは順調です①
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ゼルバに告白されてから一カ月が経過した。
お付き合いは順調だ。
順調過ぎて怖いくらい。
今日も私のお仕事が終わったらゼルバが迎えに来てくれる。
私は仕事中もソワソワ時計を確認し、午後が来るのを今か今かと待ち侘びていた。
すると、それを見ていたキノルルがニヤニヤと笑う。
「レノン。今日デートだろ? ウキウキしてるからすぐ分かるな」
え!? そんなにウキウキしていたかしら?
私は照れ隠しに髪を一房耳にかけ、えへへと笑った。
「ごめんなさい。お仕事中に別のこと考えて」
「いいんだよ! 誰だって好きな奴に会えると思うとソワソワしちまうもんだ! 俺もカミさんと付き合いたての頃は四六時中ソワソワしてたからな!」
それからキノルルと奥さんの馴れ初め話を聞かされた。キノルルの表情は見ているこっちまで幸せになるような惚気顔で、奥さんが羨ましいなぁと思ったのだった。
※※※※
お仕事が終わって店を出ると、ドアの横でゼルバが待っていた。
「レノン。仕事お疲れ様」
「ゼルバ!」
ゼルバに会えたのが嬉しくて抱きつきたくなったが、ここは外なので我慢した。その代わりニコリと微笑む。
「ゼルバもお仕事お疲れ様。ゴブリン討伐は上手くいった?」
ゼルバは一昨日からギルドの依頼を受けてゴブリン討伐に出かけていたのだ。
今日の朝に帰ってきて、ぐっすり睡眠を取ってからこちらに来てくれたらしい。
ゼルバは拳をグッと握りしめて、自慢げに微笑んだ。
「バッチリ討伐できたよ。仕事終わったらレノンが恋しくて、寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきた」
「ふふ。私も早くゼルバに会いたかった」
きっと他の人がこの会話を聞いていたら、こいつらバカップルだなと呆れるだろう。自分でもそう思う。
でも仕方がないじゃない。だってゼルバのこと大好きなんだもん。
ゼルバが私に向かって手を差し出す。
手を繋ごうと言う合図だ。私は嬉々としてその手を握った。そのまま背の高いゼルバを見上げながら話しかける。
「ゼルバ。今日はどこに行こうか?」
「演劇のチケットがあるんだ。今流行りの愛憎劇ってやつ。レノンはそういうの好き?」
「好き!」
「良かった。じゃあ行こう」
「うん!」
私たちは手を繋ぎながら、ニコニコと劇場に向かったのだった。
お付き合いは順調だ。
順調過ぎて怖いくらい。
今日も私のお仕事が終わったらゼルバが迎えに来てくれる。
私は仕事中もソワソワ時計を確認し、午後が来るのを今か今かと待ち侘びていた。
すると、それを見ていたキノルルがニヤニヤと笑う。
「レノン。今日デートだろ? ウキウキしてるからすぐ分かるな」
え!? そんなにウキウキしていたかしら?
私は照れ隠しに髪を一房耳にかけ、えへへと笑った。
「ごめんなさい。お仕事中に別のこと考えて」
「いいんだよ! 誰だって好きな奴に会えると思うとソワソワしちまうもんだ! 俺もカミさんと付き合いたての頃は四六時中ソワソワしてたからな!」
それからキノルルと奥さんの馴れ初め話を聞かされた。キノルルの表情は見ているこっちまで幸せになるような惚気顔で、奥さんが羨ましいなぁと思ったのだった。
※※※※
お仕事が終わって店を出ると、ドアの横でゼルバが待っていた。
「レノン。仕事お疲れ様」
「ゼルバ!」
ゼルバに会えたのが嬉しくて抱きつきたくなったが、ここは外なので我慢した。その代わりニコリと微笑む。
「ゼルバもお仕事お疲れ様。ゴブリン討伐は上手くいった?」
ゼルバは一昨日からギルドの依頼を受けてゴブリン討伐に出かけていたのだ。
今日の朝に帰ってきて、ぐっすり睡眠を取ってからこちらに来てくれたらしい。
ゼルバは拳をグッと握りしめて、自慢げに微笑んだ。
「バッチリ討伐できたよ。仕事終わったらレノンが恋しくて、寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきた」
「ふふ。私も早くゼルバに会いたかった」
きっと他の人がこの会話を聞いていたら、こいつらバカップルだなと呆れるだろう。自分でもそう思う。
でも仕方がないじゃない。だってゼルバのこと大好きなんだもん。
ゼルバが私に向かって手を差し出す。
手を繋ごうと言う合図だ。私は嬉々としてその手を握った。そのまま背の高いゼルバを見上げながら話しかける。
「ゼルバ。今日はどこに行こうか?」
「演劇のチケットがあるんだ。今流行りの愛憎劇ってやつ。レノンはそういうの好き?」
「好き!」
「良かった。じゃあ行こう」
「うん!」
私たちは手を繋ぎながら、ニコニコと劇場に向かったのだった。
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